花札の五光とは?成立条件・点数・三光や四光との違いをやさしく解説

花札の役の中でも、五光(ごこう)は特に有名な役のひとつです。

「光札を全部集める役」というイメージを持っている人も多いですが、実際に覚えるときは

  • 五光はどの札で成立するの?
  • 何点?
  • 四光や雨四光との違いは?
  • 実戦では本当に狙えるの?
  • こいこいする価値はある?

といった疑問が出てきやすい役でもあります。

五光は見た目にも華やかで、花札らしい豪華さを感じやすい役です。
一方で、必要な札が多いため、毎回現実的に狙える役ではありません。

この記事では、花札の五光について、

  • 五光とはどんな役か
  • 成立条件
  • 点数
  • 三光・四光・雨四光との違い
  • 実戦での強さ
  • 狙うコツ、止めるコツ

を、やさしく整理していきます。

目次

五光とは

五光は光札5枚すべてで成立する役

五光は、光札5枚すべてを集めて成立する役です。

花札の光札は全部で5枚あります。
その5枚を全部そろえることで、五光になります。

必要になるのは、一般的に次の5枚です。

  • 松に鶴
  • 桜に幕
  • 芒に月
  • 柳に小野道風
  • 桐に鳳凰

つまり五光は、花札にある光札を全部集め切った完成形です。

光役の最上位として覚えたい

花札の光役には、主に次のようなものがあります。

  • 三光
  • 四光
  • 雨四光
  • 五光

この中で五光は、もっとも重く、もっとも豪華な完成形として覚えられることが多い役です。

三光は3枚、四光と雨四光は4枚ですが、五光は5枚すべてが必要です。
そのぶん点数も高く、花札の役の中でも強い印象を持たれやすいです。

「光札を集める」という流れの終着点として、五光はとても分かりやすい役だと言えます。

見た目にも分かりやすい花札の代表役

五光は、花札をあまり知らない人でも名前だけ聞いたことがある場合が多い役です。

理由のひとつは、やはり見た目の分かりやすさです。
光札はどれも印象的で、特別な札として覚えられやすいため、それを全部集める五光は非常に華やかに見えます。

そのため五光は、ルールを深く知らなくても
「強そうな役」
として伝わりやすい花札の代表的な役です。

五光の成立条件

五光になる札の組み合わせ

一般的なこいこいルールで五光になるのは、次の5枚をすべて集めたときです。

  • 松に鶴
  • 桜に幕
  • 芒に月
  • 柳に小野道風
  • 桐に鳳凰

この5枚がそろえば、五光が成立します。

四光や雨四光では「どの光札が入っているか」で役名が変わりますが、五光は全部そろえるため、そこに迷いはありません。
光札を全部集めれば五光です。

柳に小野道風も必要になる

五光で大事なのは、柳に小野道風も必ず必要ということです。

三光では一般的に小野道風は含みません。
四光も、一般的な四光は小野道風を含まない形です。
雨四光では小野道風が入りますが、それでもまだ4枚です。

五光は最終的に光札5枚すべてをそろえるので、
雨の光である小野道風も含めて完成する役
になります。

このため、五光は三光や四光の延長線上にありつつ、最後は雨の札も必要になる役だと考えると分かりやすいです。

四光や雨四光のさらに上にある役

五光は、光役の流れで見ると

  • 三光
  • 四光 / 雨四光
  • 五光

という順番で理解しやすいです。

三光が3枚、四光・雨四光が4枚、そして五光が5枚。
つまり五光は、光役の最終到達点にあたります。

実戦でも、先に三光や四光が見えていて、そこからさらに最後の1枚が取れたときに五光になることが多いです。
そのため五光は、単独で突然現れるよりも、
光役の伸び切った完成形
として覚えるとイメージしやすいです。

五光は何点?

一般的な点数

花札こいこいの代表的なルールでは、五光は10点として扱われることが多いです。

よく知られている光役の点数イメージは、たとえば次のようなものです。

  • 三光:5点
  • 雨四光:7点
  • 四光:8点
  • 五光:10点

このように、五光は光役の中でも最も高い点数に置かれることが多いです。

光役の中でも高得点になりやすい

五光は必要札が5枚すべてなので、成立難度が高いぶん、高得点役として扱われやすいです。

光札そのものが価値の高い札であり、それを全部そろえるにはかなり条件が必要です。
そのため、花札の中でも「決まると大きい役」として印象に残りやすいです。

特にこいこいでは、役の点数そのものだけでなく、相手に与える圧も大きくなります。

ルールによって違うこともある

ただし、花札はローカルルールが多い遊びです。
そのため、五光の点数も地域や家によって差があることがあります。

たとえば、

  • 五光の点数が違う
  • 光役全体の点数配分が違う
  • こいこい時の倍率や加点が異なる

といった場合があります。

基本としては「五光は高得点役」と覚えておけば十分ですが、実際に遊ぶときはその場のルール確認をしておくと安心です。

五光と三光・四光・雨四光の違い

五光と三光の違い

五光と三光の違いは、まず必要枚数です。

  • 三光:雨なし光札3枚
  • 五光:光札5枚すべて

三光は比較的途中で見えやすい役ですが、五光はさらに2枚多く必要です。
しかも五光では柳に小野道風も必要になるため、成立条件はかなり重くなります。

そのため三光は現実的な光役、五光はそのずっと先にある完成形、と考えると整理しやすいです。


五光と四光の違い

四光は、柳に小野道風を含まない光札4枚で成立する役です。
五光は、そこにさらに小野道風が加わって5枚そろった形です。

つまり、

  • 四光:雨なし4枚
  • 五光:その4枚+小野道風

という関係になります。

四光ができているなら、あと1枚で五光です。
そのため、五光は四光の延長として非常に分かりやすい役でもあります。


五光と雨四光の違い

雨四光は、柳に小野道風を含む光札4枚で成立する役です。
五光は、その状態からさらに最後の1枚の光札も加えた形です。

つまり、

  • 雨四光:雨あり4枚
  • 五光:雨あり5枚全部

という関係です。

雨四光も十分強い役ですが、五光はそこからさらに1枚必要になるぶん、完成形としてより重い役になります。

五光は強い?実戦での価値

とても強いが、かなり重い役

五光は、もちろんとても強い役です。
ただし、実戦ではかなり重い役でもあります。

必要札が5枚すべてなので、毎回狙えるものではありません。
光札は相手も価値を理解しやすく、取り合いになりやすいからです。

そのため五光は、最初から一直線に狙うというより、
流れの中で現実的になったら意識する役
だと考えるほうが実戦向きです。

四光や雨四光からの伸びとして見えることが多い

実戦で五光が見えてくるのは、たいてい

  • すでに四光がある
  • すでに雨四光がある
  • 光札がかなり自分側に寄っている

という場面です。

つまり五光は、単独で狙うというより
四光や雨四光の先に見える役
として現れることが多いです。

この見え方を知っておくと、「五光を狙うべき場面」と「無理に追わないほうがいい場面」を分けやすくなります。

こいこい判断を大きく迷わせる役

五光が見える場面では、こいこい判断が非常に難しくなります。

たとえば、すでに四光や雨四光が完成していれば、その時点でも十分強いです。
でも、あと1枚で五光なら伸ばしたくなります。

一方で、最後の1枚が取れる保証はありません。
その間に相手に上がられることもあります。

つまり五光は、役として強いだけでなく
「ここで止まるか、伸ばすか」を最も迷わせやすい役のひとつ
でもあります。

五光を狙うコツ

光札の偏りを早めに確認する

五光を意識するときは、まず光札がどれだけ自分側に寄っているかを見るのが大切です。

確認したいのは、

  • 自分の手札
  • 場札
  • 相手の取り札

です。

すでに相手に複数の光札を取られているなら、五光はかなり厳しくなります。
逆に、自分の手札と場に光札が集まっているなら、一気に現実味が増します。

五光は重い役なので、
見込みがあるかどうかを早めに見切る
ことが大事です。

四光・雨四光が見えたら初めて強く意識する

五光は、序盤から追いすぎると無理が出やすい役です。
そのため、実戦ではまず三光や四光、雨四光の形を見ながら進めることが多くなります。

特に、

  • すでに四光がある
  • すでに雨四光がある
  • 残り1枚がまだ生きている

という状況なら、五光はかなり魅力的な伸びになります。

つまり五光は、
途中役が見えてから本格的に意識する役
として考えると扱いやすいです。

他の役筋を捨てすぎない

五光は魅力的ですが、そこに固執すると手全体が遅くなることがあります。

花札では、光札以外にも

  • 盃役
  • たね
  • たん
  • かす

など、上がりにつながるルートがあります。

五光だけを見て他を全部捨てると、最後の1枚が取れなかったときに苦しくなりやすいです。
そのため、五光を狙うときも
他の上がり筋を残しながら進める
のが実戦的です。

五光を止めるコツ

光札1枚の価値が極端に高くなる

相手が五光を狙っていそうなら、光札1枚の価値が非常に高くなります

五光は5枚全部必要なので、どれか1枚を押さえるだけでも成立そのものを止められる可能性があります。
特に、相手に四光や雨四光が見えているときは、最後の1枚を取る意味がとても大きくなります。

その1枚を守るだけで、大きな失点を防げることもあります。

最後の1枚候補を見極める

相手が五光に近いなら、
何が最後の1枚なのか
を考えることが重要です。

すでに相手の取り札に光札が4枚見えているなら、残り1枚は明確です。
その札を押さえるだけで、五光を崩せます。

一方で、まだ相手の光札が3枚程度なら、本当に五光まで狙っているのか、別役が本命なのかも見極める必要があります。

守りすぎて自分の進行を止めない

ただし、相手の五光が怖いからといって、守り一辺倒になるのも危険です。

自分が短冊やたねで速く上がれそうなら、相手を止めるより自分が先に上がるほうが勝ちやすいこともあります。
こいこいは、相手の大役を止めることも大事ですが、自分の上がり速度も同じくらい重要です。

相手の五光警戒と、自分の進行。
この両方のバランスを見るのが大切です。

五光でよくある疑問

光札5枚なら必ず五光?

一般的なルールでは、光札5枚すべてを集めれば五光です。

三光・四光・雨四光のように雨の有無で分かれる役ではなく、五光は全部集め切った形なので分かりやすいです。

小野道風が入っていても五光になる?

はい。
五光では柳に小野道風も必要です。

三光や四光では小野道風の扱いがやや特殊ですが、五光は光札5枚全部なので、この札も当然含まれます。

四光や雨四光ができたら五光まで狙うべき?

状況次第です。

あと1枚で五光なら非常に魅力的ですが、

  • 相手の手が速い
  • 残り1枚が取りにくい
  • 今上がれば十分に有利
  • 点差や親子の状況が良い

という場合は、無理に追わず止めたほうが良いこともあります。

五光は強いですが、
見えたら毎回追う役ではなく、追える状況かを見る役
と考えると実戦向きです。

まとめ

五光は、花札の光役の完成形とも言える豪華な役です。

一般的には、

  • 光札5枚すべてで成立
  • 点数は10点前後
  • 三光・四光・雨四光のさらに上にある
  • 柳に小野道風も含めて完成する
  • 実戦では四光や雨四光から伸びることが多い

という特徴があります。

見た目にも分かりやすく強い役ですが、必要札が多いため、毎回現実的に狙えるわけではありません。
そのため五光は、
流れの中で見えたら意識する高打点役
として考えるのがおすすめです。

まずは

五光は光札5枚全部
四光や雨四光の先にある完成形

と覚えておくと、光役全体の整理がしやすくなります。

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この記事を書いた人

今はゲームシナリオを書いている者です。最近社内DXアプリ開発も楽しい。
花札がとても好き。アナログゲームを嗜む脚本家、小説家、人狼もマダミスも好き。

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