花札の月別ガイド
盃一枚が、月全体の強さまで引っぱっていく月
9月「菊」の札まとめ
菊に盃・菊に青短・かす札を、こいこいの役と強さから読む
9月の札は「菊に盃」「菊に青短」「菊のかす2枚」の4枚です。
こいこいでは、菊に盃がとにかく強い月です。けれど、その強さは一枚で終わらず、青短やかす札の見え方まで変えていきます。
このページで見られること
- 9月の4枚一覧
- こいこいでつながる役
- 菊に盃がなぜ強いのか
- 青短・化け札・雨流れとの関係
9月「菊」の札はこの4枚です
9月は、たね札の「菊に盃」、短冊札の「菊に青短」、そして2枚のかす札でできています。
こいこいでは、花見で一杯・月見で一杯・のみ・青短・たん・かすまで見えてくる、かなり個性の強い月です。
今月の見どころ
役も基本役も拾っていく、菊に盃
花見で一杯、月見で一杯、のみにつながるうえ、化け札ルールではかすにも触れます。
9月の強さを決めている中心の一枚です。
目立ちにくいのに、実戦では効く菊に青短
菊に盃が強すぎるせいで埋もれがちですが、青短にもたんにもつながる優秀な札です。
相手の高得点役を見ながら並走しやすいのが面白さです。
菊を残すか消すかを握る、菊のかす
かす役の土台であるだけでなく、菊に盃や菊に青短を通すかどうかにも関わります。
派手ではないのに、9月の読み合いを支える札です。
たね札
菊に盃
花見で一杯・月見で一杯・のみの中心。化け札なら、かすまで拾う9月の主役です。
短冊札
菊に青短
青短にもたんにもつながる札。目立ちにくいですが、こいこいではかなり扱いやすい一枚です。
かす
菊のかす2枚
かす役だけでなく、場の菊を残すか消すかを調整する札。9月の読みを支えます。
Featured card
菊に盃は、重陽と菊酒を背負った札
9月の主役になる菊に盃は、ただ強い札というだけではありません。
重陽の節句や菊酒のイメージまで含めて、図柄からじっくり読みたい人はこちら。
Rule
盃役が強い理由を見る
花見で一杯、月見で一杯、のみまで含めて、なぜ盃役が強いのかを役の側から整理したい人はこちら。
9月札の強さを読む入口にもなります。
菊に盃|高得点役と基本役を同時に引っぱる9月の中心札
菊に盃は、9月のたね札です。
けれど、こいこいで見るなら、ただのたね札では終わりません。9月という月全体の見え方を変えている中心札です。
こいこいではどう見る?
こいこいでは、菊に盃はとにかく強い札です。
桜に幕と組み合わせれば花見で一杯、芒に月と組み合わせれば月見で一杯になり、さらに3枚そろうと「のみ」になります。
しかも、化け札を採用するルールでは、菊に盃はたね札でありながら、かす札としても数えられます。
高得点役につながるだけでなく、基本役まで拾えるので、どの取り方をしても持ち腐れしにくい札です。
強い札ほど、こいこいでは欲を呼びます。十分に上がれる点が見えていても、「まだいける」と思って続けたくなる。
菊に盃は、ただ強いだけでなく、こいこい特有の欲や油断まで生みやすい札でもあります。
他ルールでは見え方が少し変わる
この強さが特に目立つのは、役がそのまま勝負に直結しやすいこいこいだからです。
花合わせなど別の遊びでは、同じ札でも見え方が少し変わります。
菊に青短|目立ちにくいのに、実戦ではかなり扱いやすい札
菊に青短は、9月の短冊札です。
菊に盃の印象が強すぎるので埋もれがちですが、こいこいの実戦ではかなり大事な札です。
こいこいではどう見る?
菊に青短は、牡丹に青短・菊に青短・紅葉に青短でできる青短につながります。
青短は高得点役ですが、もし完成しなくても、菊に青短そのものがたん役の足しになります。
つまり、青短を見ながら、外れた時にはたんへ戻りやすい札です。
相手が盃役や猪鹿蝶のような高得点役を狙っていそうな時は、こちらが青短を見にいくのも十分あります。
9月は菊に盃が強すぎるせいで、菊に青短が少し目立ちにくい月です。
けれど実戦で見ると、目立たないのにかなり優秀な札です。
菊のかす|場の菊を残すか消すかを調整する二枚
9月には菊のかす札が2枚あります。
かす役の土台になるだけでなく、9月では「場の菊を残すか消すか」という役割がかなり重要になります。
こいこいではどう見る?
菊のかすは、ただのかす札ではありません。
9月には菊に盃と菊に青短という強い札があるため、場の菊を残すか消すかを調整する札になります。
場に菊が残っている時、相手が山札から菊に盃や菊に青短をめくれば、そのまま取られてしまうことがあります。
逆に、自分がその札を持っていても、先に場の菊を取られると生かしにくくなります。
初手では、相手の菊に盃を警戒して、あえて菊のかす同士で場の菊を消す考え方もあります。
ただし、菊に盃を持っている人は素直に初手で取りにいくことが多いので、2手目以降まで菊が場に残っているなら、相手が持っていない可能性も少し見えてきます。
9月の戦い方|菊札はどう使い分ける?
9月の菊札は、菊に盃・菊に青短・菊のかす2枚でできています。
菊に盃で高得点役を見るのか、青短やたんを並走させるのか、かすで場の菊を調整するのかで、同じ月でもかなり見え方が変わります。
ざっくり言うと
菊に盃は高得点役と基本役を同時に引っぱる主役、菊に青短は高得点役とたんを並走できる実務札、菊のかすは場の菊を動かすための調整札です。
9月は派手な一枚が強いだけではなく、その一枚がほかの札の価値まで変えてしまう月です。
