花見で一杯とは?月見で一杯・のみ(鉄砲)の点数と同時成立(雨流れ/雨流し)

「菊に盃」は 2役(花見/月見)に共通で使えるので、点数が伸びやすい。
ただし、同時成立や「のみ(鉄砲)」扱い、雨流しの有無は ローカル差が大きいので、
最初に確認するのが安全。

目次

この記事の結論(1分まとめ)

「花見で一杯」:
桜に幕+菊に盃(基本 5文扱いが一般的)

「月見で一杯」:
芒に月+菊に盃(基本 5文扱いが一般的)

同時成立「のみ」:
3枚そろえば「花見+月見」を 足し算で10文として扱うことが多い

呼び名の違い(流派・地域差)

花見酒、月見酒
花合わせの場合、
「花見で一杯」、「月見で一杯」は
花見酒、月見酒と呼ばれがちです。

鉄砲
「桜に幕」と「芒に月」と「菊に盃」
※花合わせの場合はそう呼ばれることがあります。

雨流れ/雨流し

雨流れ(雨流し)
ローカルルールの一つ。
柳(特に小野道風=雨)が絡むと、
花見/月見/のみ(鉄砲)が0点扱いになる流派がある

本当に
ざっくり分かりたい人向けだよ

丹鶯 梅雨
丹鶯 梅雨

花見で一杯の説明

冬桐 素直
冬桐 素直

花見で一杯が
知りたい

桜に幕菊に盃
5文

桜に幕と
菊に盃の役だね

丹鶯 梅雨
丹鶯 梅雨

月見で一杯の説明

冬桐 素直
冬桐 素直

月見で一杯が
知りたい

芒に月菊に盃
5文

芒に月と
菊に盃の役だね

丹鶯 梅雨
丹鶯 梅雨

のみ、鉄砲の説明

花見で一杯・月見で一杯は両方同時にできる?

札がそろえば同時に成立する扱いが多いです(=「菊に盃」を共通で使って、花見で一杯+月見で一杯)。
「のみ」という役になり、得点は合算のことが多いです。

冬桐 素直
冬桐 素直

のみが
知りたい

桜に幕芒に月菊に盃
10文

桜に幕と
芒に月と
菊に盃の役だね

丹鶯 梅雨
丹鶯 梅雨

雨流れ(雨流し)

雨流れ(雨流し)
ローカルルールの一つ。
柳(特に小野道風=雨)が絡むと、
花見/月見/のみ(鉄砲)が0点扱いになる流派がある。

普段のこいこいではあまりない。(花あわせではある時が多い)

菊に盃は「菊酒」?桜に幕は「花見酒」?芒に月は「月見酒」?(役名の由来の話)

菊に盃=重陽と「菊酒」のモチーフ

まず「菊に盃」は、重陽の節句(9月9日)に菊酒を飲んで邪気を払い、延寿を願う風習を思わせるモチーフとして語られます。中国では高台に登って飲酒し(登高飲酒)、菊花酒を飲むと長寿が得られると信じられた、という説明もあります。

桜に幕=花を愛でる「花見酒」のモチーフ

「桜に幕」は、桜を愛でながら酒を交わす花の宴(花見)の雰囲気を象徴する札として捉えると分かりやすいです。平安期の記録にも、桜を見物して宴を行ったことが見え、現代の「花見」の原型を連想できます。
参考:白鹿記念酒造博物館

芒に月=秋の月を愛でる「月見酒」のモチーフ

「芒に月」は、秋の月を眺めて一杯…という“月見酒”のイメージとつながりやすく、「芒に月+菊に盃=月見で一杯(月見酒)」と説明されることもあります。
参考資料:京都大石天狗堂

役名として覚えるなら、この2つが軸

この流れで見ると、「桜に幕+菊に盃=花見で一杯(花見酒)」「芒に月+菊に盃=月見で一杯(月見酒)」という役名が覚えやすくなります。
参考資料:京都大石天狗堂

3枚そろい=「のみ(鉄砲)」と呼ぶ資料がある

桜・月・盃の3枚(桜に幕/芒に月/菊に盃)がそろう形は、花見と月見をどちらも“飲む”イメージが重なることから、花合わせなどでは「のみ(鉄砲)」=花見と月見の複合、と説明される資料があります。
呼び名や扱いは地域・流派差があります。
参考資料:Wikipedia

雨の連想=柳(雨)が絡むと消える、という説明も

「雨で月見ができない」という連想に加えて、桜の時期の雨を「桜流し(花散らしの雨)」と呼ぶことがあるように、雨が花の宴を壊すイメージも重なります。こうした連想から、柳(雨)の札が絡むとこの系統の役が消える(無効になる)というローカルルールとして説明されることがあります。
参考資料:京都大石天狗堂 ウェザーニュース「桜流し」

よくある質問

花見で一杯と月見で一杯は同時に成立する?重複する?

3枚(桜に幕・芒に月・菊に盃)がそろえば、両方成立扱いにして合算する流派が多いです。任天堂のこいこいも「同時に複数の役ができる場合がある」と説明しています。
ただし流派によっては、3枚そろった状態を「のみ(鉄砲)」として別役(置き換え)で数えることもあります。

花見で一杯・月見で一杯がそろうと「のみ」「鉄砲」って何?

「のみ(鉄砲)」は、桜に幕・芒に月・菊に盃の3枚がそろった状態を指す呼び名です(ウィペディアの花合わせ側の出来役表でも「のみ(鉄砲)」と載ります)

「鉄砲」って呼ぶのはなぜ?

一例として、火縄銃(鉄砲)は雨に弱い→雨が入ると役が流れるという説明で語られることがあります。Wikipediaの「六百間」でもこの説明が載っていて、知恵袋の回答も同系統の説明をしています。

雨流れ(雨流し)とは?

ローカルルールの一つで、柳(雨)の札が絡むと「花見で一杯/月見で一杯」(流派によっては「のみ/鉄砲」も)が0点扱い(無効)になる、という説明が見られます。扱いは地域・流派差があります。

花見で一杯は「雨」でどうなる?

こいこいでも、設定(流派)によっては 柳の札を取ると花見/月見の点数が0になる(雨流れ)というルールがあります。

「菊に盃」の意味は?

札のモチーフとしては、菊とお酒(菊酒)に結びつけて説明されることが多いです(重陽の節句と菊酒の話など)

「菊に盃」ってどういう意味かをもう少し詳しく

菊と盃は、重陽の節句に飲む「菊酒(邪気払い・長寿祈願)」のイメージと結びつけて説明されることが多いです。中国の重陽では“丘に登って菊酒を飲み邪気を払う”風習があり、日本でも平安期に宮中行事として菊酒の宴が定着したとされます。

「花見で一杯」って花見酒のこと?

近いです。「桜に幕」は桜を愛でる花見のイメージ、「菊に盃」は菊酒(厄払い・長寿祈願)のイメージ。平安期には桜の見物に宴が伴ったことも記録からうかがえ、花札の役名はその雰囲気をまとめたもの、と説明できます。
参考:平安時代の天皇と花見

「菊に盃」の読み方は?

きくにさかずき が一般的です(盃=さかずき)

花札の役紹介記事

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この記事を書いた人

今はゲームシナリオを書いている者です。最近社内DXアプリ開発も楽しい。
花札がとても好き。アナログゲームを嗜む脚本家、小説家、人狼もマダミスも好き。

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