花札の4月札は、藤の札です。
3月の桜がとても華やかなぶん、4月札は少し落ち着いて見えるかもしれません。
でも、4月札にもちゃんと役割があります。
4月には
- たね札の藤に不如帰
- 短冊札の藤に短冊
が入っていて、
こいこいではたねやたんの途中として働く月です。
1月や3月のように光札があるわけではなく、
2月のように赤短に絡むわけでもありません。
そのため、4月札は
ぱっと見では強さが分かりにくい月です。
けれど、花札は派手な札だけで進むゲームではありません。
こうした月をどう見るかが分かると、
こいこい全体の見え方もかなり変わってきます。
この記事では、花札の4月札について
- どんな4枚でできているのか
- こいこいでは強いのか
- どの役に絡むのか
- どういうふうに見ると分かりやすいのか
を、やさしく整理していきます。
4月札はどんな札?
4月札は、次の4枚です。
- 藤に不如帰
- 藤に短冊
- 藤のカス
- 藤のカス
4月は、
たね札が1枚、短冊札が1枚、カス札が2枚
という構成です。
形としては2月と似ていますが、
2月が赤短を持っていたのに対して、
4月の短冊は赤短でも青短でもない通常の短冊です。
そのため4月札は、
役へのつながり方が少しおだやかな月だと言えます。
4月の花は藤
4月の植物は、藤です。
藤は、長く垂れる花房が美しい植物で、
花札でもやわらかく上品な印象の月です。
4月の主役札は「藤に不如帰」です。
不如帰は鳥の名前で、
藤と組み合わさることで、
4月札らしい静かな華やかさが出ています。
3月の桜に幕のような強い派手さとは少し違いますが、
見た目としてはかなり印象に残りやすい札です。
4月札の構成をこいこい目線で見ると?
こいこいで4月札を見ると、
爆発力は高くないけれど、基本役にはちゃんと関わる月
と見るのが分かりやすいです。
4月には
- たね札の「藤に不如帰」
- 短冊札の「藤に短冊」
があります。
つまり、
- たね役
- たん役
- かす役
にはしっかり関わります。
ただし、
- 光札はない
- 赤短や青短には絡まない
- 花見で一杯や月見で一杯のような目立つ役にも直接はつながらない
という特徴があります。
そのため4月札は、
基本役を支える月として見るのが自然です。
4月札が絡む役
4月札が主に絡むのは、次のような役です。
たね
「藤に不如帰」は、たね札です。
たね役は5枚で成立する基本役なので、
こうした札を少しずつ集めていくことがそのまま意味になります。
4月札には、
猪鹿蝶や花見で一杯のような
分かりやすい固定役の中核札はありません。
そのぶん「藤に不如帰」は少し地味に見えるかもしれません。
でも、たね役そのものにはちゃんと関わる札なので、
軽く見すぎないことが大事です。
たん
「藤に短冊」は、たん役の1枚です。
4月の短冊は赤短でも青短でもないため、
固定役にはつながりません。
ですが、たん5を作るうえでは、
こうした通常の短冊もしっかり必要です。
花札では、
固定役に目が行きやすいぶん、
普通の短冊が軽く見られがちです。
でも、実戦では
こういう札がたん役を支えています。
4月札は、
そのことをよく教えてくれる月でもあります。
かす
4月にはカス札が2枚あります。
これによって、
かす役の足しとしても働きます。
大きな役にはつながりにくい月でも、
カス2枚があることで
完全に空振りしにくい形になっています。
地味ではありますが、
こうした積み重ねもこいこいでは大事です。
4月札はこいこいで強い?
4月札は、やや控えめ寄りの月です。
弱すぎるわけではありません。
たね札も短冊札もあり、
カスも2枚あるので、
基本役にはちゃんと関わります。
ただし、
月単位で「強い」と言われやすい
- 光札を持つ月
- 赤短や青短に絡む月
- 花見で一杯や月見で一杯に絡む月
と比べると、
4月札はどうしてもおだやかな立ち位置になります。
そのため4月は、
役の幅はあるけれど、打点の派手さは出にくい月
として覚えると分かりやすいです。
4月札の強みは「基本役を支えること」
4月札のいちばん大きな特徴は、
派手さより、基本役の支えにあることです。
藤に不如帰は、たね役の1枚。
藤に短冊は、たん役の1枚。
そしてカス2枚は、かす役の足し。
つまり4月札は、
花札の基本になる3つの役
- たね
- たん
- かす
に、きれいに触れている月です。
これは一見地味ですが、
初心者が「役の土台」を覚えるにはかなり向いています。
派手な札ばかり見ていると、
実戦では手が細くなりがちです。
4月札のような月をどう見るかが分かると、
手札全体を落ち着いて見やすくなります。
4月札を見たら何を意識するといい?
初心者向けに言うなら、
4月札を見たらまずはこの2つを意識すると分かりやすいです。
藤に不如帰を「地味なたね」で終わらせない
藤に不如帰は、
大役の中核にはなりません。
そのため、ぱっと見では少し地味に感じるかもしれません。
でも、たね役そのものにはしっかり関わります。
こいこいでは、
派手な固定役だけを見ていると、
基本役の進みが遅れてしまうことがあります。
藤に不如帰のような札を、
「目立たないから後回し」と決めすぎず、
たねの一歩として見ておくことが大事です。
藤に短冊は普通の短冊でもちゃんと意味がある
4月の短冊は、
赤短でも青短でもありません。
そのため、どうしても印象は少し薄くなりやすいです。
でも、たん役は
こうした普通の短冊も含めて作っていく役です。
むしろ、赤短や青短ばかりが都合よく集まるとは限らないので、
通常の短冊をきちんと役の途中札として見られることが大事です。
4月札を見るときは、
「固定役じゃないから弱い」ではなく、
「たんの土台になる札」として見ておくと整理しやすいです。
4月札は相手に持たれると嫌?
強い圧のある月ではありませんが、
それでも相手に持たれると嫌な札はあります。
特に嫌なのは、
- 藤に不如帰
- 藤に短冊
の2枚です。
藤に不如帰は、たね役の足しになります。
藤に短冊は、たん役の足しになります。
どちらも、
一枚だけで試合を決めるタイプの札ではありません。
でも、こういう札を相手に積み上げられると、
気づいたときには基本役の差がついていることがあります。
4月札は、
派手に怖い月ではないけれど、じわじわ効く月
と言えます。
4月札はこんな人に覚えやすい月
4月札は、
- たね役の見方を覚えたい人
- たん役の見方を覚えたい人
- 派手な月と地味な月の違いを知りたい人
に向いています。
特に、
「花札は強い札だけ集めるゲームではない」
という感覚をつかむのに、4月札はちょうどいい月です。
藤に不如帰も、藤に短冊も、
目立ち方はおだやかです。
でも、そのぶん
役の土台を考える練習には向いています。
4月札をひとことで言うと
4月札をひとことで言うなら、
地味に見えるけれど、基本役を支える月
です。
1月や3月のような華やかな強さはありません。
2月のように赤短を持つ分かりやすさもありません。
でも4月には、
- 藤に不如帰でたねに絡める
- 藤に短冊でたんに絡める
- カス2枚でかすにも触れられる
という役割があります。
そのため、
見た目よりもちゃんと意味がある月、
という言い方がよく合います。
まとめ
4月札は、藤の月です。
入っている4枚は
- 藤に不如帰
- 藤に短冊
- 藤のカス
- 藤のカス
で、構成は
たね札1・短冊札1・カス札2
です。
こいこいでは、
- 藤に不如帰でたね役に絡める
- 藤に短冊でたん役に絡める
- カス2枚でかす役の足しにもなる
という形で、基本役を支える月です。
一方で、
- 光札はない
- 赤短や青短には絡まない
- 花見で一杯や月見で一杯にも直接はつながらない
ため、爆発力はやや控えめです。
そのため4月札は、
派手に勝つ月というより、役の土台を支える月
として覚えておくと分かりやすいです。
花札を覚え始めたばかりなら、
まずは
4月は「藤に不如帰」と「藤に短冊」で、たねとたんに触れる月
として覚えると整理しやすいです。








