花札こいこい9月「菊」の戦い方|菊に盃・青短・かすの優先順位と勝ち筋

目次

まず何を見る?9月札の優先順位

9月札を見る時に大事なのは、
単純に「強い札を取る」だけではありません。

が、とりあえず「菊に盃」を取ってください。

9月には、ざっくり言うと次の3つの見方があります。

  • 菊に盃を押さえて、花見で一杯・月見で一杯・のみを見る
  • 菊に青短を押さえて、青短やたんへ伸ばす
  • 菊のかすで、場の菊を残すか消すかを調整する

この中でも、やはり最優先になりやすいのは菊に盃です。
ただし、9月は毎回それだけ見れば良い月でもありません。

菊に盃が強すぎるからこそ、
それ以外の2枚をどう使うかが差になりやすい月
です。

これから出てくる図解の説明

菊に盃を優先したい場面

基本は菊に盃は常に優先です。
※青短や他役の兼ね合いで例外あり※

菊に盃は、9月のたね札です。
けれど、こいこいで見るなら、ただのたね札では終わりません。

桜に幕と組み合わせれば花見で一杯、
芒に月と組み合わせれば月見で一杯、
さらにその3枚がそろえばのみになります。

しかも、化け札を採用するルールでは、
菊に盃はたね札でありながら、かす札としても数えられます。

つまり菊に盃は、

高得点役につながる
基本役にも触れる
しかも腐りにくい

という、かなり自由度の高い札です。
かなり分かりやすく強い寄りの月だと言えます。

桜に幕か芒に月が見えている時

これはかなり分かりやすい場面です。

場に桜に幕や芒に月が見えているなら、
菊に盃の価値は一気に上がります。

2枚で5文の花見で一杯、月見で一杯は、
少ない枚数で点がまとまりやすい役です。

しかも、そこからのみまで見えるので、
入口が軽いのに伸びしろが大きいのが強みです。

9月で迷ったら、
まず「盃役の相方が見えているか」を見るだけでも、かなり判断しやすくなります。

化け札ルールで、かすも伸びる時

化け札ありのこいこいでは、
菊に盃はたねとしても、かすとしても働きます。

この時の菊に盃は、
役札なのに持ち腐れしにくい札になります。

高得点役を狙っていても無駄になりにくい。
途中で本命が崩れても、基本役の足しにはなりやすい。

この柔らかさがあるので、
化け札ルールでは菊に盃の圧がさらに強くなります。

十分に点が見えていて、こいこい判断が揺れる時

菊に盃が強い理由は、
役だけではありません。

この札は、持っている側に
「まだいけるかもしれない」
と思わせやすい札でもあります。

もう十分に点が見えているのに、
盃役の伸びしろや、化け札の広さがあるせいで、
もう一段欲張りたくなる。

9月は、ここがかなりこいこいらしい月です。

菊に盃は強い。
でも、強いからこそ欲が出る。

この札を持った時は、
勝ち筋だけでなく、こいこいしすぎないかまで含めて考えると安定します。

菊に青短を優先したい場面

菊に盃の存在感が大きすぎるせいで、
9月では菊に青短が少し埋もれがちです。

けれど、実戦ではかなり優秀です。

菊に青短は、
牡丹に青短・菊に青短・紅葉に青短でできる青短につながります。

しかも、青短が完成しなかったとしても、
菊に青短そのものがたん役の足しになります。

つまり、

高得点役を見ながら
外れた時には基本役へ戻りやすい

という、かなり扱いやすい札です。

青短の入口がすでに見えている時

牡丹に青短や紅葉に青短が見えているなら、
菊に青短の価値はかなり上がります。

青短は3枚役なので、
形が見えた時の伸び方が分かりやすいです。

9月はどうしても盃に目が行きますが、
相方が見えているなら、青短は十分本命になります。

相手の高得点役を止めながら動きたい時

青短の良いところは、
自分の役を作るだけでなく、相手の札も削りやすいところです。

相手が盃役や猪鹿蝶のような高得点役を狙っていそうな時、
こちらが青短を取りに行くと、
相手の高打点を通しにくくしながら、自分の形も残せます。

9月は菊に盃が派手なので、
つい真正面から盃役だけを見がちです。
でも実戦では、少し横から青短で勝ち筋を作る方が安定する場面もあります。

本命が外れても、たんへ戻りたい時

ここが菊に青短のかなり強いところです。

大役だけを見ていると、
崩れた時に一気に苦しくなることがあります。

けれど、菊に青短は
青短が崩れても、たんへ戻れます。

つまり、
一本道ではなく、逃げ道つきの札です。

9月で盃が遠い時や、
盃だけを見るのが少し怖い時は、
菊に青短から入る方が読みの幅を残しやすいです。

菊のかすを軽く見てはいけない場面

菊のかすは、見た目だけなら普通のかす札です。
でも、9月ではかなり意味が変わります。

理由は単純です。

9月には
菊に盃
菊に青短
という強い札があるからです。

そのため、菊のかすは
かす役の土台になるだけでなく、
場の菊を残すか消すかを調整する札になります。

場の菊を残すと、山札ヒットが怖い時

場に菊が残っていると、
相手が山札から菊に盃や菊に青短をめくった時、
そのまま強い札を取られてしまうことがあります。

逆に、自分がその札を持っていても、
先に場の菊を取られると生かしにくくなります。

だから菊のかすは、
ただの枚数札ではありません。

相手に強いめくりを通すかどうか
まで関わる札です。

初手で、あえて菊のかす同士を消す時

これは少し守備寄りの読みです。

初手では、
相手が菊に盃を持っている可能性を見て、
あえて菊のかす同士で場の菊を消す考え方があります。

相手の強い動きの入口を、
先に閉じるわけです。

ただし、これはいつでも正しいわけではありません。
9月は菊に盃を持っている人が、素直に初手で取りにいくことも多い月です。

なので、この打ち方は
初手だからこそ意味が大きい守り方
として見ると分かりやすいです。

2手目以降まで菊が残っている時の読み

ここは読みの材料になります。

菊に盃を持っている人は、
基本的には早めに菊へ触れやすいです。

そのため、2手目以降まで場に菊が残っているなら、
相手は菊に盃を手札に持っていない可能性も少し見えてきます。

もちろん、温存する人や、
セオリー通りに打たない人もいます。
ただ、それでも

場の菊が残っているかどうかは、
相手の手札を読む小さな材料になる

とは言えます。

9月の勝ち筋は、大きく3つあります

9月の菊札は、ざっくり言うと次の3方向に分かれます。

盃役で押す

いちばん派手で、いちばん9月らしい勝ち筋です。

菊に盃を中心に、
花見で一杯、月見で一杯、のみまで見にいく形です。

9月の主役はやはりここです。
相方が見えている時は、かなり素直に強いです。

青短・たんで並走する

盃役だけを見ると重くなる場面では、
菊に青短から入る方が安定します。

大役を見ながら、外れてもたんへ戻れる。
この柔らかさは、実戦でかなり効きます。

かすを絡めてテンポを取る

9月は派手な札が目立つ月です。
だからこそ、その裏で菊のかすと、菊に盃の化け札としての「かす」が仕事をします。

場の菊を残すか消すか。
相手のめくりを通すか止めるか。
かす役そのものだけでなく、テンポ調整として使えるのが9月の面白さです。

9月は「強い札がある月」ではなく、「強い札に月全体が引っぱられる月」

9月の菊札は、
派手な1枚だけが強い月ではありません。

菊に盃が強すぎるからこそ、
菊に青短が埋もれながらも効く札になり、
菊のかすまで読みの札になります。

9月の菊は
1枚の圧が、月全体の価値を変えてしまう月です。

だから9月を読む時は、
「菊に盃が強い」で止めずに、
そのせいで他の3枚がどう変わるかまで見るのがおすすめです。

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