この記事は、任天堂の遊び方(標準ルール)を基準に、最初の1ゲームが最後まで回せるようにまとめています
この記事で分かること・出来ること
まず1ゲーム回せる
(準備→手番→こいこい→点数)
迷う分岐(同月2枚/場三/こいこい判断)の
“決め方”が分かる
ルール差(役・倍付け・親権など)の
確認ポイントが分かる
まず結論:こいこいの手番は「出す→取る→めくる→取る→役チェック」
毎回、これだけやればOKです。
打つ・めくるについての記事はこちら

こいこいの目的:役を作って点を取る(勝負か、続けるかを選べる)
取った札(取り札)で役を作り、点数(文)を得ます。
役ができた瞬間に、その回を終えるのが「勝負」。
もっと点を伸ばしたい時に続行するのが「こいこい」です。
準備:最初に決めることは3つ(何回戦/親/配る)
任天堂の基準では12回戦ですが、まず遊ぶなら回数は短くしてOKです(ここは好みで)
何回戦にするか
(例:3回戦など)
親(先攻)を決める
(月が早い札の人が親、など)
配る
場札8枚+手札8枚ずつ(残りは山札)
何回勝負にするかのおすすめ/
配り方や置き場の作り方(取り札が混ざらない工夫)は、
準備記事に画像つきでまとめています。

1手番のやり方(ここだけ分かれば回せる)
1)手札から1枚出す/打つ
自分の手札から1枚選んで場に出します。
- 場に同じ月がある → 1枚取って自分の取り札へ(どれを取るかは後述)
- 場に同じ月がない → その札は場に残る(置く)
2)山札を1枚めくる
山札の一番上を1枚めくります
- 場に同じ月がある → 1枚取って自分の取り札へ
- 場に同じ月がない → めくった札は場に残る(置く)

3)役チェック:できていたら「勝負」or「こいこい」
ここまでで役ができたら、選びます。
こいこい:続けて点を伸ばす(ただし相手が先に上がる可能性も上がる)
勝負:その回を終えて点数をもらう
※ここで「役ができたかどうか」を確認します。
ただ、こいこいの出来役(採用する役)や点数は、アプリや卓で少し違うことがあります。
最初に「役一覧(出来役)」だけ一度見ておくと安心です。

超重要:場に同じ月が2枚あるとき、どれを取る?
同じ月が場に2枚あるとき、基本はどちらか1枚だけ取ります(もう1枚は場に残る)
迷ったら、初心者はこの順で事故りにくいです。
- 役に直結しやすい札(例:盃・幕・月・光)
- 短冊(たん)・たね(猪鹿蝶に関係)
- 最後にかす
「どれが強いか/優先順位の考え方」は別記事に整理してあるので、慣れてきたらそちらでOKです
はじめはシンプルに菊に盃が強い!

こいこいで取るべき札が分かる記事

同じ月が3枚あるとき(まとめて取れる?)
ここはローカル差が出やすいので、最初に遊ぶ場所のルールを確認するのが一番安全です。
ただ、多くの遊び方では、場に同月が3枚ある状態(場三)のとき、残りの1枚(彦札)を当てると4枚まとめ取りになる扱いがよく見られます。
場三・彦札の呼び方や、実戦での考え方は別記事にまとめています。
とは?場に同じ月が3枚ある「場三」の意味・取り方・実戦での考え方(こいこい向け)-300x158.webp)
点数計算:役の合計=その回の得点(7点以上は2倍)
1回戦の点数は、できた役の合計点です(同時に複数役ができることもあります)。
そして(任天堂ルールなどの代表例では)、合計7点以上で得点が2倍になります。
ただし「7点2倍」や倍率の採用有無は、アプリや遊ぶ場で違うことがあるので、最初に確認しておくと安心です。
点数計算の手順・7点以上2倍の扱い・
よくあるつまずきまでまとめた記事はこちら。

手札がなくなったらどうなる?
任天堂ルールでは、どちらのプレイヤーも手札がなくなった時点で1回戦終了です。
- その時点で誰も役ができていない → ノーゲーム(親を交代して次へ)
ローカルルール例:親権(おやけん)
一方でローカルルールとして、引き分け(流れ)の時に「親権」として親に得点(5〜6文など)を与える流派もあります。1
大石天狗堂のルール項目から見る!

よくあるミス(ここだけ避ければ快適)
- 「同じ月がある」の見落としで、取れるのに置いてしまう
- 手札→山札の順番が逆になる(必ず“出す→めくる”)
- 取り札が混ざって、誰が何を取ったか分からなくなる(置き場3つを固定)
- 場三/彦札の扱いを決めずに始めて、途中で揉める(最初に確認)
- 倍付け(7点2倍など)をあとで知って驚く(採用ルールを最初に確認)
よくある質問FAQ
- こいこいのルールで手札はどのようにしますか?
-
2人なら、各自に手札8枚を配り、相手から見えないように持ちます。場には場札8枚を表向きに置き、残りは山札にします。
配り方の説明はこちら
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花札の配り方|2人(こいこい)は手札8枚ずつ+場札8枚(最初に何枚配る?) 花札(こいこい)の配り方は、2人なら「手札8枚ずつ+場札8枚」が基本。残りは山札にします。配る順番は色々ありますが、迷ったら「2枚ずつ×4回」がミスが少なくおすす… - 花札のこいこいで手札がなくなったらどうなる?
-
手札がなくなった時点で1回戦が終わります。誰も役ができていなければノーゲームになり、親を交代して次の回に進みます(任天堂ルール)
- 花札の簡単なルールは?
-
「手札から1枚出す→同じ月があれば取る→山札を1枚めくる→同じ月があれば取る→役ができたら勝負かこいこい」を繰り返すだけです。
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-
歴史的には、カルタ類が賭博(賭け事)使われることが多く、江戸時代を通じて取り締まりの対象になった背景があります。
(「花札そのものが常に全面禁止」というより、”賭博としての使用”が問題視され、取り締まりが繰り返された、という理解が安全です)出典・資料一覧
法政大学:カルタ文化史の博士論文
カード(カルタ)が賭博に使われたことで幕府に禁じられた、ただし人気は続き、意匠や遊び方を変えつつ残った、という整理。賭博や遊興と結びつく当時の風俗の中で、札が流通・流行していく背景。
「禁止の理由」そのものだけでなく、”なぜ広まったか(賭博・娯楽の土壌)”もTimothy S. Y. Lam Museum of Anthropology
賭博(博奕)と結びついた札として取り締まり対象になったこと、時代ごとの扱いの説明同志社女子大学(大学教員の解説コラム)
カルタ類は賭博に利用されたため、早くから取り締まり対象になり、役人の目を避ける工夫(変種)が生まれた、という流れ。 - こいこいのルールで2倍になるのは?
-
・合計点が7点以上で勝負したとき、得点が2倍(倍付)
・相手がこいこい宣言中に自分が上がる「こい被り」で2倍、など(採用は場によります)あわせて読みたい
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-
1回戦の合計点が7点以上なら得点が2倍になります。任天堂ルールでも採用されています。
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