花札こいこい11月「柳」の戦い方|小野道風・燕・短冊・カスで狙いを隠す

目次

まず何を見る?11月札の優先順位

11月札を見る時に大事なのは、
「どの札が強いか」だけではなく、
今の場で、どの筋ならいちばん通しやすいか
を見ることです。

11月には、ざっくり言うと次の4つの見方があります。

  • 柳に小野道風で、光役の伸びを見る
  • 柳に燕で、たねや基本役の広がりを見る
  • 柳に短冊で、たんへの寄せ方を見る
  • 柳のカスで、かすの速度と保険を見る

ただし、11月は
「とりあえずこの札が絶対に最優先」
で固まりにくい月です。

小野道風があるから光ばかり見るのではなく、
燕や短冊を拾っても狙いが割れにくい。
だから11月は、手札・場札・相手の取り札を見ながら、
柳をどの役割で使うかをその都度決めていく月です。

これから出てくる図解の説明

柳に小野道風を優先したい・注目したい場面

柳に小野道風は、11月の光札です。

でも、この札は
ただの「光札だから最優先」で済む札ではありません。

こいこいでは、柳に小野道風は三光にならない特殊さがあるぶん、
光役を進めないなら、持っているだけでは得になりにくい札
でもあります。

逆に言うと、
三光が見えている場面では一気に価値が跳ねます。

光札が見えている時

すでに光札を持っている時や、
場や相手の取り札から光の流れが見えている時は、
柳に小野道風の優先順位が上がります。

この札は、光が育ってから
雨四光や五光に届く札だからです。

特に雨四光は7文で、倍付の境目に届く役です。
だから、光の筋が見えたあとに残したくない札になります。

相手が早く小野道風を取りたがる時

相手が序盤から柳に小野道風を強く取りにくるなら、
すでに別の光札を持っている可能性があります。

つまりこの札は、
自分の役を作る札であると同時に、
相手の光の気配を読む札
でもあります。

光が見えていない時は重くなる

たね・たん・かすは、持っているだけで基本役へつながります。
でも光札は、そうではありません。

だから、光の流れがまったく見えていない場面では、
柳に小野道風を無理に追うより、
燕や短冊で基本役の形を崩さない方が安定することもあります。

柳に燕を拾う価値が上がる場面

柳に燕は、11月のたね札です。

固定役の中心札ではありません。
でも、11月の戦略を考える時にはかなり便利な札です。

理由は、
取っても本音が見えにくい
からです。

たねを見ながら、ほかの筋も残したい時

柳に燕を取っても、
相手には「たね一直線だ」とは言い切られにくいです。

11月は4枚が全部別の役割なので、
柳に触れたこと自体が役の宣言になりません。

そのため、
たねを伸ばしたい時にも取れるし、
あとでたんやかすへ寄せ直す余地も残しやすい。
この曖昧さが、燕の強さです。

相手に形を読ませたくない時

11月は、
分かりやすい固定役の札を拾う月というより、
相手に答えを見せないまま進める月
です。

燕は、その中でも特に
自然に取れて、自然に隠せる札です。

柳に短冊を拾う価値が上がる場面

「柳に短冊は、11月の短冊札です。

目立つ札ではありません。
でも、11月ではかなり大事です。

たんへ寄せたいけれど、宣言したくない時

普通、短冊を取ると
「たんを見ているのかな」
と読まれやすい場面があります。

でも11月は違います。

柳の札は、光・たね・たん・かすへ全部触れられるので、
短冊を取っただけでは、たん狙いと断定されにくい。
この“普通に見えるのに、ぼかしが効く”感じが、柳に短冊の強さです。

速さを落とさずに筋を残したい時

派手な札ではないぶん、
無理をせず自然に組み込みやすい札でもあります。

大役へ寄せ切れない時でも、
短冊札は基本役の足しになります。

11月では、
こういう静かな札の方が、むしろ読み合いで効きます。

柳のカスを軽く見ない方が良い場面

柳のカスは、こいこいではただのかす札です。

見た目はかなり派手ですが、
実戦では唯一同じ月にカスが1枚しかないので、静かに働く札です。

かすで早上がりを残したい時

11月は、何を狙っているかを読ませにくい月です。
ということは、相手の進行も見誤りやすい月です。

だからこそ、
かすの枚数を地味に積んでいる側が、
先に上がり筋へ届くことがあります。

光やたねばかりを警戒していると、
かすの速さを見落としやすい。
柳のカスは、そういう場面で効いてきます。

11月の強さは「狙いを隠せること」

11月が強いのは、
小野道風という光札があるからだけではありません。

本当の強さは、
柳を取っても、何をしたいかが割れにくいこと
にあります。

他の月なら、
その月の札を取った時点で
ある程度、狙いが見えてしまうことがあります。

でも11月は、

  • 小野道風なら光
  • 燕ならたね
  • 短冊ならたん
  • カスならかす

と分かれつつ、
どれを取っても「柳に触れただけ」に見せやすい。

だから11月は、
途中で勝ち筋を選び直しやすく、
相手にも答えを渡しにくい月です。

11月「柳」の強みをひとことで言うと

柳に小野道風は、光が育ってから高く跳ねる札

柳に燕は、役を見せずに触れられる札

柳に短冊は、静かにたんへ寄せられる札

柳のカスは、速さと保険を支える札

11月は、
強い札が一枚だけ目立つ月ではありません。

何をしたいのか分かりにくいこと自体が強さになる月
として見ると、かなり面白くなります。

まとめ

11月の「柳」は、
小野道風で光を見て、
燕でたねへ触れ、
短冊でたんを残し、
カスで早上がりの保険まで持てる月です。

でも、本当に強いのは、
そのどれにも触れられるのに、
相手へ本音を見せなくて済むところです。

だから11月札を見た時は、
「小野道風がある月」で終わらせず、
柳をどう使えば狙いを隠せるか
まで考えてみてください。

それだけで、11月の見え方はかなり変わります。

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