札の「フケ」は、一定以下の点数で終わった回を引き分け(無勝負)として扱う特殊ルールです。
主に「花合わせ」など、札点(札そのものの点数)を扱う遊び方で説明されます。
参考:任天堂 コトバンク
フケとは何か
フケは
「点が低すぎる人が出た回は、
勝負が成立しなかったものとして扱う
(無勝負にする)」
というルールです。
ポイントは2つです。
- 役(赤短・猪鹿蝶など)の点ではなく、取り札そのものの点数合計で判定する
- 誰か1人が条件を満たしたら、全員が引き分け(無勝負)になる
任天堂の「花合わせ」でのフケ
任天堂の「花合わせ」では、フケは次のように定義されています。
フケ:取り札の合計点数が20点以下の人がいたら、全員引き分けとするルール。
一般に20点以下として説明されがちですが、卓や地域で条件を調整しているケースもあります。
任天堂以外でも確認できる「フケ」の扱い(いろいろ)
辞書(コトバンク/日本国語大辞典)
20点以下の人がいると、その回は無効。加えて「役をつけることもある」として、
無勝負以外の運用があり得ることにも触れています。 参考:コトバンク
一般に20点以下として説明されがちですが、卓や地域で条件を調整しているケースもあります。
『新しい花札入門』(一ノ瀬武志)
フケを「特殊役」として説明し、
①語源(後述)/②無勝負で点のやり取りをしない/③市販本は20点以下が多いが成立しにくい、などをまとめています。
また、競技や流派の例として「フケ役は60点以下」など、条件が一定ではないケースも載っています。
参考:新しい花札入門
いつ判定する?(処理の手順)
花合わせだと、1回戦が終わるたびに得点計算に入ります(札点→役点→得点計算)。
※「フケを採用するかどうか自体が卓の取り決め」なので、導入するならゲーム開始前に宣言しておくのが安全です(任天堂も“ルールにはいろいろなバリエーションがある”として、特殊ルールとして紹介しています)。
フケはなぜ「フケ」?(語源は2説)
まとまっている資料としては「新しい花札入門」が分かりやすく、次の2説を挙げています。
説1:逃げる意味の「ふける」由来
「ふける」には「逃げる。姿を隠す」という意味があります。 参考:コトバンク
フケで勝負が“逃げる(成立しない)”感じと相性がよく、語感も自然です。
説2:「吹き消し」由来
もう1つが「吹き消し」が縮まったという説。
フケになるとその回が無勝負になり、点のやり取り自体が“なかったことになる”ので、こちらもイメージは通ります。参考:新しい花札入門
ちなみに:フケは“もともと”何のルール?
「新しい花札入門」では、フケ役について
「もともと『八八』や『六百間』という競技のルール」
という注記も入っています。
Q&A:フケでよくある疑問
- 「フケる」ってなに?
-
花札の用語としての「フケる」は、フケが成立してその回が無勝負(無効)になることを指して使われます(例:「この回はフケた」)。
また、語源の説の一つとして「逃げる/姿を隠す」という意味の「ふける」から来た、とも説明されています。 - フケは何点以下で成立するの?
-
代表的な説明として、任天堂の花合わせでは「取り札の合計点が20点以下の人がいたら全員引き分け」です。
一方で、資料には「市販本では20点が多いが成立しにくい」や、条件が異なる例(例:60点以下など)もあり、卓や競技で変わることがあります。 - フケは“役の点”が低いと起きるの?
-
任天堂の花合わせの説明では「取り札の合計点数」で判定されます。
(役点で判定するかどうかは、ローカル差として別運用があり得ます。) - 1人がフケ条件を満たしたら、その人だけ負けになる?
-
代表的な形では、全員引き分け(無勝負)になります。
- フケになると、点数や親はどうなる?
-
「その回の勝負が無効」として扱う説明があり、得点を動かさない扱いが基本形として紹介されます。
ただし「役代をつける」など別運用があることも辞書で触れられています。 - こいこいにもフケはあるの?
-
基本は出てきません。
フケをこいこいに入れる場合は、追加ルールとして扱われます(採用・条件は卓次第)。 - フケと「ノーゲーム」は同じ?
-
同じではありません。任天堂のこいこいのノーゲームは「役ができないまま手札が尽きた場合」。
フケは「取り札の合計点が一定以下の人が出た場合に無勝負にする」という別条件です。 - 「フケ」って名前の由来は?
-
『新しい花札入門』では、語源を「逃げる意味の“ふける”」由来説と、「吹き消し」由来説の2つとして紹介しています。
また辞書でも「ふける=逃げる/姿を隠す」の語義と、花札用法が載っています。 - フケはいつ宣言するの?
-
回の終了後、点数計算の段階で成立が分かります。
- 「フケた回」はやり直し?次の回へ進む?
-
基本形は「無勝負(引き分け)」として処理されます。
(次の扱いは卓の進行ルールに従います。)
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