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序列第六十八位 ベリアル
序列68位。
80の軍団とベレトやアスモダイなど72の悪魔達を率いる強大な王。
召喚されると、燃え上がる戦車に乗る美しい天使の姿で現れる。
名は「無価値」を意味し、最初の堕天使とされる説や、元々最高位の天使だったとする説がある(この為「サタン」の正体と考えられてもいた)。
旧約聖書のソドムとゴモラを腐敗させた悪魔。
地位や敵味方からの助力を齎したり、優れた使い魔を与えてくれるとされる。
しかしベリアルは召喚者が生贄を捧げないと要求に対して真実を答えようとしないという。
詳しくは個別項目参照。
顔と性格が反比例している事で
有名な悪魔だね
グランブルーファンタジーで
かなり人気なことは知っている
……見てきたけど
このゲーム、全年齢?
ベリアルは治外法権
ベリアルの姿と声
現れた瞬間、
「自分が天界の優れた賢い者たちの中で
最初に堕天した」
と自慢げに
美しい声で言ってくるよ
それ自慢なのか
本人にとっては
ベリアルの姿
姿としては、
美しい姿の天使で、
炎の戦車に乗って現れる。
美しいが
飽和している説明だな
そう記述されているし、
実際整ってはいるから
ベリアルの権能
彼は贈り物や地位を与えて、
友人や敵の好意を
与える能力を持っている。
他に、有能な召使を
用意してくれる。
ただの優しい悪魔だな
いや、ベリアルに
お願い事をするときは
貢物や供儀、
贈り物を用意する
必要があるよ。
どういうことなんだ…?
「人間のもてなせる
最高をしたら、
最低限は
もてなしてやる喜べ」
ということだよ
上からだな
悔しいことに、
実際、上だからね。
虚偽と詐術の権化でもあるから、
何を言っても
本当らしい嘘で返してくる
本当に厄介。
贈り物をくれる、から
始まったから、
株の大暴落っぷりが激しいな。
神の力で
強制されない限り、
従順には絶対ならないし、
その状態も1時間しか
続かないから、
本当に扱うの面倒。
使役しようという考えが
間違っているレベルだな
どの悪魔も
普通はそうなんだよ
ベリアルが天使だったころの話 『聖バルトロマイの福音書』
そういえば、
天使とかなんとかって
『聖バルトロマイの福音書』で
「天使」として
創造された話があるね
「神が天を創った時、
一握りの炎から
最初にベリアルを創造し、
二番目にミカエル、三番目にガブリエル、四番目にウリエル、
五番目にラファエル、六番目にナタナエル、
続いて六千人の天使たちを
創造した。」
しかも一番なんだな
それも本人、
喜んで話してくるよ
うるさくはない
うるさくはないなら
良いのか
声が良いから
『悪魔の偽王国』でのベリアル
『悪魔の偽王国』で
書かれていた内容も
記載するよ
ある者たちの主張によると、
ベリアルはルキフェルの直後に創造された。
それ故に、ベリアルは恐ろしきものどもの父にして
誘惑者であると考えられている。
もし彼が服従しなければ、
次の契約を読み上げることが
推奨されている。
「霊の鎖が汝に放たれる、
賢者ソロモンが
彼らをその軍勢とともに真鍮の器に押し込めた。
そこに七二の王、
その第一はビレト、
第二はベリアル、
第三はアシュモダイ、
そして千に千を重ねた軍勢を」
ベリアルが同一視される存在(サタナス、ネロ、シモン・マグス)
サタナスとの同一視
ベリアルはかつて
サタナエルと
呼ばれていたけど
神に逆らったことで
地獄の番人サタナスとされた
記述も残っている。
サタン的なのか?
とは違う。
基本はルシフェルがサタン
……と言いたいけど、
サタンとの同一視
新約聖書での
『コリントの信徒への手紙二』だと
「キリストとベリアルの間に何の調和があるか?」—コリントの信徒への手紙二 6章15節
という記載があって、
ここから
ベリアル=サタン説も
あるにはあるよ
ベリアル、大人気だな
「ベリアルの書」でも
魔王説はあったかな。
多すぎて流石に割愛
ベリアルの書とか
スピンオフや
ディレクターズカットだろ…
悪魔のNo.2だからね
ベリアル同一人物説 ネロとシモン・マグス①
あとは、暴君ネロ
彼はベリアルが
人間の姿を
とったものであると
されている。
でも、そうにしては、
ネロの方が
仕事してる気も
するんだよね
ベリアルの評価…
王という立場でも
仕事を誰かに任せる
狡猾さがあるのが
ベリアルだからね
成程な
そう考えると、
ネロに仕えた
魔術師シモン・マグスの方が
ベリアルかな
魔術師がいたのか
おまけ 魔王や暴君について
それと一つ伝えたいのが、
ネロが悪い暴君だと
言われている大きな要因は
「キリスト教を
弾圧したから」?
たまに鋭いな
信長しかり、
魔王は
「有名な宗教を弾圧する」
それは何となく
感じていたから
失楽園のベリアル
失楽園でも
大人気な書かれ方だよ
仕方がないね
「天界から墜落した聖霊の中で、最後にやってきたベリアルほど
婬らで、悪徳のための悪徳それ自体を愛する下劣な者はいなかった」
優雅で洗練された振る舞いの持ち主ベリアルが立ち上がった。
『失楽園』
天から生まれた者で、彼以上に端麗な天使は他にいなかった。
生まれつき威厳にみち、高蔓で、勇敢な行動力を誇る者のように見えていたが、
それはすべて偽りの虚飾にすぎなかった。
下劣とか婬とか
言われてるけど
大人気だね
まあ、悪魔らしい悪魔だから
名前も響きも良いし
ベリアル
旧約聖書偽典のベリアル
旧約聖書偽典
「ベニヤミンの遺訓」の話を
してないから続けるよ
……多くね?
ベリアルの資料が
多すぎるからね
……もういい
聞こえない
続けるよ
有名な話を
後にしてしまったから
回収はする
紀元前7世紀頃の
ユダヤ王だった
マナセに取り憑いて
ユダヤの教えに反することを
させている。
教えに反すること?
偶像崇拝を復活させて、
預言者イザヤを殺したりとか
それと、死海沿岸にあった
ソドムとゴモラという街に
全ての享楽と頽廃
……具体的に言うと
同性での性行為や獣姦を
持ち込んで、酷い有様にした。
Sodomyという男色を
意味する言葉も
ベリアルから来ているよ
終わったか?
終わったよ、聞く気ないね?
長すぎるだろ…
本当に一部だったし、
こんな研究サイトもあるよ
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参考書籍クレジット
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いちばん詳しい「堕天使」がわかる事典 サタン、ルキフェルからソロモン七二柱まで (「いちばん詳しい事典」シリーズ)
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