シナリオ執筆の為、更新停滞気味です

タロットカード説明 大アルカナⅫ「吊るされた男」 ウエイト版とマルセイユ版の比較や、モチーフの紹介について

目次

アルカナⅫ 

吊るされた男について

The gallows from which he is suspended forms a Tau cross, while the figure–from the position of the legs–forms a fylfot cross.

吊り下げられている絞首台はタウの十字架を、足の位置から卍の十字架を形成している。

He who can understand that the story of his higher nature is imbedded in this symbolism will receive intimations concerning a great awakening that is possible, and will know that after the sacred Mystery of Death there is a glorious Mystery of Resurrection.

自分の高次の本性の物語がこの象徴の中に埋め込まれていることを理解できる者は、可能な限りの偉大な目覚めに関する示唆を受け、神聖な死の神秘の後に輝かしい復活の神秘があることを知ることになるであろう。

イラストとしてはこう

銅

見えるイメージとしては

銅

・男が吊るされてる
・両手を後ろに組んでいる
・足を曲げている
(星の形とも、「4」の形とも言われている)

マルセイユ版
・木が二つ並んでいる
・足が紐っぽいのに括られている

ウエイト版
・体が木に括りつけられている。
・後光が射している
があるな。

色々な解釈がある「吊るされた男」

解釈バラバラ選手権、
圧倒的第一位になっている

銅

※個人の感想です

エリファス・レヴィ

 「片足で吊るされた男。両手を背後で縛られ、頭を頂点とする下向きの三角形を形成する。脚が三角形の上で交差する。絞首台はヘブル文字のタウの形をとっており、二本の支柱からはそれぞれ切断された六本の枝が生えている」

— 『高等魔術の教理と儀式』 (1855)

ポール・クリスチャンのタロット解説サイトにて

パピュス 

「絞首台から片足で吊るされた男。絞首台には二本の支柱があり、それぞれ切断された六本の枝が生えている。男の両手は背後で縛られており、曲げられた腕と頭が逆向き三角形を形成する。男の目は大きく見開かれ、髪は風になびいている。右脚が左脚と交差して十字を形成する」

 – 『ボヘミアンのタロット』 (1889)

ポール・クリスチャンのタロット解説サイトにて

ウェストコット 

「第十二番目のタロット・トランプは吊られた男と名付けられており、全タロット中もっとも分厚いヴェイルに覆われている。その真の意味を知る者はきわめて少数である…両手を背後で縛られた男の絵であらわされる。足首のまわりにはロープが巻きついており、ロープの一方の端は横木にくくりつけてある。そのため数字を上にしてカードを持つと男は逆さ吊りにされているように見える」

 – 『サンクタム・レグナム』 (1896)

ポール・クリスチャンのタロット解説サイトにて

ウェイト 

「男が吊るされる絞首台はタウ十字を形成する。男の姿勢は足のポジションゆえに鍵十字を形成する。殉教者とおぼしき男の頭の周囲に光輪がある。」

 – 『タロット図解』 (1911)

ポール・クリスチャンのタロット解説サイトにて

「吊るされた男」ユダ説、オーディン説について

吊るされた男のモデルは
オーディンもしくは、
ユダ説が多い

銅
桐

最高神と裏切者。
なんでそんなに
真逆な存在で揺れてるの

桐

楽しいね

吊るすエピソードがあるのが
その2人だからだとは思う。

銅

オーディン説

オーディン
「オーディンはルーン文字の秘密を得るために、
ユグドラシルの木で首を吊り、グングニルに突き刺されたまま、
9日9夜、自分を創造神オーディンに捧げたが、
このときは縄が切れて命を取り留めている。 」

もう少し詳しい内容だと、
「ハヴァマール」の
「高き者の言葉」の一節

銅

私は知っている、私が
九日九夜にわたって
風吹きすさぶ樹に吊り下がり
槍に傷つき、私自身が
オーディン、つまり私自身に
私をいけにえとして
それがいかなる根から発しているのか
知る人もいない
パンも角杯も 恵まれぬまま
私は下をうかがう
私はルーンを掴みあげた
うめきつつつかみ
それから大地に落ちた そして、私は書き始めた
実りが増えて来て、私の知恵も増えて来た
一つの言葉が言葉を生み
それが行いも呼んだ
そして一つの行いが多くの行いを呼んだ

オーディンとルーンより

ユダ説とユダをモチーフにしている小説や曲など色々諸々

次にユダ説

銅

イスカリオテのユダ
「12番目の使徒」=12番目のタロット
『マタイ福音書』では、ユダは自らの行いを悔いて、祭司長たちから受け取った銀貨を神殿に投げ込み、首を吊って自殺したことになっている

Wikipediaより


ユダとしている
解釈のサイトは此処とか

銅

「駆込み訴え」、「ロウワー」

サブカルチャーだと
「駈込み訴え」とか
「ロウワー」とかも
ユダが元ネタだと言われているな

銅

ユダ視点で、
愛していた者を
どうやって裏切るに至ったかが
繊細に書かれている
太宰治の小説だ。

銅

私はあの人を、美しい人だと思っている。

私から見れば、子供のように慾が無く、
私が日々のパンを得るために、お金をせっせと貯ためたっても、
すぐにそれを一厘残さず、むだな事に使わせてしまって。

けれども私は、それを恨みに思いません。
あの人は美しい人なのだ。
私は、もともと貧しい商人ではありますが、
それでも精神家というものを理解していると思っています。

だから、あの人が、私の辛苦して貯めて置いた粒々の小金を、
どんなに馬鹿らしくむだ使いしても、私は、なんとも思いません。

思いませんけれども、それならば、
たまには私にも、優しい言葉の一つ位は掛けてくれてもよさそうなのに、
あの人は、いつでも私に意地悪くしむけるのです。

一度、あの人が、春の海辺をぶらぶら歩きながら、
ふと、私の名を呼び、

「おまえにも、お世話になるね。
おまえの寂しさは、わかっている。
けれども、そんなにいつも不機嫌な顔をしていては、いけない。
寂しいときに、寂しそうな面容をするのは、
それは偽善者のすることなのだ。
寂しさを人にわかって貰おうとして、
ことさらに顔色を変えて見せているだけなのだ。
まことに神を信じているならば、
おまえは、寂しい時でも素知らぬ振りして顔を綺麗に洗い、
頭に膏を塗り、微笑んでいなさるがよい。
わからないかね。
寂しさを、人にわかって貰わなくても、
どこか眼に見えないところにいるお前の誠の父だけが、
わかっていて下さったなら、それでよいではないか。そうではないかね。
寂しさは、誰にだって在るのだよ」

そうおっしゃってくれて、
私はそれを聞いてなぜだか声出して泣きたくなり、
いいえ、私は天の父にわかって戴かなくても、
また世間の者に知られなくても、

ただ、あなたお一人さえ、おわかりになっていて下さったら、
それでもう、よいのです。

私はあなたを愛しています。

ほかの弟子たちが、
どんなに深くあなたを愛していたって、
それとは較べものにならないほどに

愛しています。

誰よりも愛しています。

で、「ロウワー」は
此処の考察研究
詳しく書いてくれていて、
かなり、究極に最高だった

銅

黄色=ユダの印象の話

あ。話を戻さねーと

銅

そんな感じで、
黄色が少ないと
「ユダ…?」みたいになるのが
超個人的な意見。

銅

イスカリオテのユダ(ジェームズ・ティソ画)

ジョット 「ユダの接吻」

桐

反対に
ユダらしいデザインにしたい
タロット絵師は

黄色を取り入れて
吊るされた男を
描くと良いかもしれない

桐

他の説を否定するのは
性に合わないから

脚の形について「卍説が多い印象」

五芳星は、茶番程度の流れです

桐

脚が逆五芳星形に
なっていることを
伝えておくよ

桐

ほら

それ、
逆ではないな…?

銅

普通の星型

銅
桐

今から目玉抉るから
見なかったことに
してくれる?

抉られる気はねーけど、
見なかったことには出来る

銅

桐

星型が
魔術的な要素を含んでいる、
特に逆形は悪魔的な意味もある、
みたいなのは。
↓で伝えたかな

足は卍を意味

ウエイト版だと
星ってより、
であることは
伝えておく

銅

The gallows from which he is suspended forms a Tau cross, while the figure–from the position of the legs–forms a fylfot cross.

吊り下げられている絞首台はタウの十字架を、

足の位置から像は卍を形成している

その他 イエス説

文献ないから、
あまり触れないけど
イエス・キリスト説の
占い師もいるから
伝えてはおく

銅

カードの絵柄で注目して欲しい場所(ウエイト版作者いわく)

ウエイトが、
此処に注目してほしいと
書いてあるから
挙げておく。

銅

(1) that the tree of sacrifice is living wood, with leaves thereon;

(1) 生け贄の木は生きている木であり、葉が付いていること。

成長している木であること、
という点で
処刑の為の吊るされ」ではない
という暗喩
になっている

銅
桐

そういえば、
マルセイユ版は
後光がさしているのか
金髪の色なのか分からないけど

桐

ウエイト版では
完全に後光がさしているね

表情も穏やかだしな、

銅

それが
2つ目の注目ポイントだ

銅

(2) that the face expresses deep entrancement, not suffering;

(2) 苦悩ではなく、心の底からの喜びを表現した顔であること。

桐

……穏やか…?

桐

マルセイユ版も
ウエイト版も
わりと真顔じゃない?

桐

ほら、グリコと比べようよ。
明らかに真顔

江崎グリコ株式会社の「走る人」と吊るれる男との比較

グリコ著作権法より使用規約

何故、
グリコと比べた。

銅
桐

比較しやすくて。

けど、
「悲痛」って
顔ではないよな

銅
桐

吊るされて喜んでいるの
端から見ると
複雑ではあるけどね。

感覚的な読み方

「試練」、「静止」、「奉仕」

恋愛に関して

正位置→尽くす恋、時間が必要
逆位置→つらい恋、執着している

正位置

一人で考えてみる、尽くす、時間を掛けて実らす、自分の方が負担が大きい、進展がない

逆位置

片想い、終わりが見えない恋、恋の試練が訪れる、執着している、つらい恋、自己中心的

仕事に関して

正位置→許容範囲を越える、身を削る
逆位置→努力が報われない

正位置

一人で抱え込んでいる、試練の時、身を削って働いている、耐えの時期、ストイック

逆位置

努力が報われない可能性、仕事の方向性の変更、見返りを気にする、権利にこだわる

対人トラブルに関して

正位置→もどかしさ、辛抱
逆位置→投げやり、自己犠牲

正位置

考えを整理する、一人になりたい時期、孤立してしまう、耐える、手も足も出ない

逆位置

自分の中の限界、平気なフリを装う、先が見えない、悪あがき、騒ぎを起こす、自己犠牲

未来、最終結果はどうなる

正位置→克服する、新しい自分
逆位置→もどかしい状態、こらえきれない状況

正位置

克服する、悩みを越える、サポートをする、我慢をしなければならない、自分と向き合う

逆位置

もどかしい状態、苦しみが増す、抵抗する、焦りを覚える、自虐的、受け入れられない

アドバイス、どうすれば良いか?

正位置→じっくり考える、受け入れる
逆位置→焦り過ぎない、不安にならない

正位置

受け入れる、周りの声を一度閉ざしてみる、自分の中でじっくり考える、ひらめきを待つ

逆位置

焦り過ぎない、無力感にとらわれ過ぎない、弱点を受け入れる、足掻くよりも和解を

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この記事を書いた人

今はゲームシナリオを書いている者です。
アナログゲームを嗜む脚本家、小説家、人狼もマダミスも好き。

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