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アルカナⅫ
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吊るされた男について
タロットカード Ideal soulmale tarot アイデアル ソウルメイル
バースデータロットとしての人格について
(簡易的まとめ)
<カードの意味>
◇正位置◇
試練に耐え、悟りの境地に達する。忍耐。状況に新しい見方ができる。価値ある犠牲。苦労が実を結ぶ。逆転のチャンスをつかむ。苦しくてもやりがいがある。見直しの時。
◆逆位置◆
楽をしたい。我慢できない。事態を直視できない。学習能力がない。メリットがない。ジレンマ。孤独。投げやり。自己中心的。秘密が漏れる。望まないことの選択。不本意な仕事。
良い面
・人と違う観点を持つ
・逆境に強い
・当たると大きい
悪い面
・ありのままの自分を知られることに怖れがある
・誤解されているくらいがちょうど良いという思いがあり、自分を演じてしまう
吊るされた男のカードについて
・男が吊るされてる
・両手を後ろに組んでいる
・足を曲げている
(星の形とも、「4」の形とも言われている)
マルセイユ版
・木が二つ並んでいる
・足が紐っぽいのに括られている
ウエイト版
・体が木に括りつけられている。
・後光が射している
があるな。
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色々な解釈がある「吊るされた男」
解釈バラバラ選手権、
圧倒的第一位になっている
※個人の感想です
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「吊るされた男」ユダ説、オーディン説について
吊るされた男のモデルは
オーディンもしくは、
ユダ説が多い
最高神と裏切者。
なんでそんなに
真逆な存在で揺れてるんだろうね
楽しいね
吊るすエピソードがあるのが
その2人だからだとは思う。
オーディン説
もう少し詳しい内容だと、
「ハヴァマール」の
「高き者の言葉」の一節
私は知っている、私が
オーディンとルーンより
九日九夜にわたって
風吹きすさぶ樹に吊り下がり
槍に傷つき、私自身が
オーディン、つまり私自身に
私をいけにえとして
それがいかなる根から発しているのか
知る人もいない
パンも角杯も 恵まれぬまま
私は下をうかがう
私はルーンを掴みあげた
うめきつつつかみ
それから大地に落ちた そして、私は書き始めた
実りが増えて来て、私の知恵も増えて来た
一つの言葉が言葉を生み
それが行いも呼んだ
そして一つの行いが多くの行いを呼んだ
ユダ説とユダをモチーフにしている小説や曲など色々諸々
次にユダ説
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ユダとしている
解釈のサイトは此処とか
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「駆込み訴え」、「ロウワー」
サブカルチャーだと
「駈込み訴え」とか
「ロウワー」とかも
ユダが元ネタだと言われているな
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ユダ視点で、
愛していた者を
どうやって裏切るに至ったかが
繊細に書かれている
太宰治の小説だ。
私はあの人を、美しい人だと思っている。
私から見れば、子供のように慾が無く、
私が日々のパンを得るために、お金をせっせと貯ためたっても、
すぐにそれを一厘残さず、むだな事に使わせてしまって。
けれども私は、それを恨みに思いません。
あの人は美しい人なのだ。
私は、もともと貧しい商人ではありますが、
それでも精神家というものを理解していると思っています。
だから、あの人が、私の辛苦して貯めて置いた粒々の小金を、
どんなに馬鹿らしくむだ使いしても、私は、なんとも思いません。
思いませんけれども、それならば、
たまには私にも、優しい言葉の一つ位は掛けてくれてもよさそうなのに、
あの人は、いつでも私に意地悪くしむけるのです。
一度、あの人が、春の海辺をぶらぶら歩きながら、
ふと、私の名を呼び、
「おまえにも、お世話になるね。
おまえの寂しさは、わかっている。
けれども、そんなにいつも不機嫌な顔をしていては、いけない。
寂しいときに、寂しそうな面容をするのは、
それは偽善者のすることなのだ。
寂しさを人にわかって貰おうとして、
ことさらに顔色を変えて見せているだけなのだ。
まことに神を信じているならば、
おまえは、寂しい時でも素知らぬ振りして顔を綺麗に洗い、
頭に膏を塗り、微笑んでいなさるがよい。
わからないかね。
寂しさを、人にわかって貰わなくても、
どこか眼に見えないところにいるお前の誠の父だけが、
わかっていて下さったなら、それでよいではないか。そうではないかね。
寂しさは、誰にだって在るのだよ」
そうおっしゃってくれて、
私はそれを聞いてなぜだか声出して泣きたくなり、
いいえ、私は天の父にわかって戴かなくても、
また世間の者に知られなくても、
ただ、あなたお一人さえ、おわかりになっていて下さったら、
それでもう、よいのです。
私はあなたを愛しています。
ほかの弟子たちが、
どんなに深くあなたを愛していたって、
それとは較べものにならないほどに
愛しています。
誰よりも愛しています。
で、「ロウワー」は
此処の考察研究が
詳しく書いてくれていて、
かなり、究極に最高だった
黄色=ユダの印象の話
あ。話を戻さねーと
そんな感じで、
黄色が少ないと
「ユダ…?」みたいになるのが
超個人的な意見。
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反対に
ユダらしいデザインにしたい
タロット絵師は
黄色を取り入れて
吊るされた男を
描くと良いかもしれない
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他の説を否定するのは
性に合わないから
脚の形について「卍説が多い印象」
脚が逆五芳星形に
なっていることを
伝えておくよ
ほら
それ、
逆ではないな…?
普通の星型
今から目玉抉るから
見なかったことに
してくれる?
抉られる気はねーけど、
見なかったことには出来る
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星型が
魔術的な要素を含んでいる、
特に逆形は悪魔的な意味もある、
みたいなのは。
↓で伝えたかな
足は卍を意味
ウエイト版だと
星ってより、
卍であることは
伝えておく
その他 イエス説
文献ないから、
あまり触れないけど
イエス・キリスト説の
占い師もいるから
伝えてはおく
カードの絵柄で注目して欲しい場所(ウエイト版作者いわく)
ウエイトが、
此処に注目してほしいと
書いてあるから
挙げておく。
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成長している木であること、
という点で
「処刑の為の吊るされ」ではない
という暗喩になっている
そういえば、
マルセイユ版は
後光がさしているのか
金髪の色なのか分からないけど
ウエイト版では
完全に後光がさしているね
表情も穏やかだしな、
それが
2つ目の注目ポイントだ
……穏やか…?
マルセイユ版も
ウエイト版も
わりと真顔じゃない?
けど、
「悲痛」って
顔ではないよな
吊るされて喜んでいるの
端から見ると
複雑ではあるけどねぇ
感覚的な読み方
「試練」、「静止」、「奉仕」
恋愛に関して
正位置→尽くす恋、時間が必要
逆位置→つらい恋、執着している
正位置
一人で考えてみる、尽くす、時間を掛けて実らす、自分の方が負担が大きい、進展がない
逆位置
片想い、終わりが見えない恋、恋の試練が訪れる、執着している、つらい恋、自己中心的
仕事に関して
正位置→許容範囲を越える、身を削る
逆位置→努力が報われない
正位置
一人で抱え込んでいる、試練の時、身を削って働いている、耐えの時期、ストイック
逆位置
努力が報われない可能性、仕事の方向性の変更、見返りを気にする、権利にこだわる
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対人トラブルに関して
正位置→もどかしさ、辛抱
逆位置→投げやり、自己犠牲
正位置
考えを整理する、一人になりたい時期、孤立してしまう、耐える、手も足も出ない
逆位置
自分の中の限界、平気なフリを装う、先が見えない、悪あがき、騒ぎを起こす、自己犠牲
未来、最終結果はどうなる
正位置→克服する、新しい自分
逆位置→もどかしい状態、こらえきれない状況
正位置
克服する、悩みを越える、サポートをする、我慢をしなければならない、自分と向き合う
逆位置
もどかしい状態、苦しみが増す、抵抗する、焦りを覚える、自虐的、受け入れられない
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アドバイス、どうすれば良いか?
正位置→じっくり考える、受け入れる
逆位置→焦り過ぎない、不安にならない
正位置
受け入れる、周りの声を一度閉ざしてみる、自分の中でじっくり考える、ひらめきを待つ
逆位置
焦り過ぎない、無力感にとらわれ過ぎない、弱点を受け入れる、足掻くよりも和解を
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参考書籍やURLクレジット
書籍
The Key To The Tarot: What Tarot Is – And How To Consult It (English Edition)
ウェイト版タロット図解と記載の原文
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論文やホームページ
クール・ド・ジェブラン「タロット・ゲームについて」…伊藤博明著
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…その他については各ページに別途記載
大アルカナ資料ページ一覧
タロットカード大アルカナ目次記事。タロットカードの小アルカナと大アルカナについても紹介。
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