悪魔キャラとは?意味・小悪魔との違い・契約で人を誘う悪魔から人間の子を溺愛する大悪魔まで型と台詞例|サザノノ 性分帖。

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悪魔 あくま
立ち位置 小悪魔との違い 悪魔の契約 優しい悪魔 男女どちらにも

悪魔キャラとは、魔界や地獄の側に属し、人を誘う、人と契約を結ぶ、魂を求めるといった役目を背負ったキャラクターのことです。こわい悪役だけでなく、面倒見のいい悪魔や落ちこぼれの悪魔のように、役目と本人の性分のずれが魅力になります。

要点

  • 悪魔は、もとは仏教の言葉で修行を妨げる悪神のことです。キリシタンの時代から、キリスト教で神に背き、人を悪に誘う者の訳語にもなりました
  • 見分ける条件は3つ。魔界の側に属している・誘う、契約するなどの役目がある・役目と性分のずれで人柄が見える
  • 小悪魔との違いは、種族かどうかです。小悪魔は思わせぶりに人を振り回す人間の性格、悪魔は魔界の側に属する存在。悪魔でも性格は優しかったり真面目だったりします
  • 人と契約して相棒になる、人間の子を溺愛する、人の世で暮らす。悪魔が人のすぐ隣にいる形が、今の定番です
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目次

悪魔の意味と語源

悪魔は、辞書(デジタル大辞泉)では、人に災いをもたらし悪に誘う悪霊のことで、仏道修行を妨げる悪神や、キリスト教で神の創った世界を壊すもの(サタン)も指します。日本語では、10世紀後半の物語に仏教の言葉として現れ、1600年の文書ではキリスト教の悪魔の意味でも使われています。

英語の devil はギリシャ語の「中傷する者」、サタンはヘブライ語の「敵対する者」に由来します。キリスト教では、悪魔は神に背いて堕ちた天使だとされ、神と並ぶ力を持つものではありません。デビルはサタンにつながる悪魔、デーモンはもっと広く悪霊を指す言葉として、使い分けられることもあります。

属性としては、魔界の側からどんな役目を背負い、その役目とどうずれているのかで見え方が決まるので、立ち位置の群に入れています。人間の性格としての思わせぶりは小悪魔、天の側の存在は天使、天から落ちた天使は堕天使、夢に入って人を惑わす夢魔はサキュバス・インキュバスのページで扱っています。

悪魔キャラかどうかの見分け方

角や黒い羽がある、意地悪、というだけでは悪魔キャラとは言えません。悪魔と呼べるのは、次の3つがそろった時です。

  1. 魔界の側に属している:魔界や地獄に生まれ、帰る場所や上の存在がいます。人間界にいても、自分は魔の側の者だという意識があります
  2. 誘う、契約するなどの役目がある:人を誘惑する、願いを叶える代わりに代償を求める、魂を集める。役目が、人と出会うきっかけになります
  3. 役目と性分のずれで人柄が見える:優しすぎる、真面目すぎる、仕事ができない、取引に情がわく。役目からのずれ方が、そのキャラの個性になります
こんな時判定
人間で、思わせぶりな態度で相手を振り回す小悪魔
魔の者たちを率いる王の立場が中心魔王
もとは天使で、神に背いて天から落とされた堕天使
人間で、本当は優しいのにわざと悪ぶっている偽悪的
悪魔を名乗っているが、自分で作った設定中二病
魔界の側に属し、誘う・契約するなどの役目と性分のずれで人柄が見える悪魔

悪魔と小悪魔の違い・魔王・堕天使との違い

こう覚えると見分けやすくなります。悪魔は魔界の側に属する存在、小悪魔は人を振り回す人間の性格、魔王は魔の者を率いる王の肩書き、堕天使は天から落ちた天使。悪魔の女の子が思わせぶりなら、「小悪魔な悪魔」として重ねることもできます。

悪魔小悪魔魔王堕天使
何を言う言葉か魔界の側の存在人を翻弄する人間の性格魔の者を率いる王天から落ちた天使
人との関係誘う、契約する、仕える好意で振り回す支配する、敵として立つ人の世で暮らす、天を憎む
性格問わない。役目とのずれが個性思わせぶり、自分の魅力を知っている問わない。王としてふるまう天使だった過去が芯になる
崩れる瞬間取引の相手に情がわいた時本気の好意を向けられた時王でいられなくなった時天に戻れると言われた時

いちばん混ざりやすいのは小悪魔です。辞書の小悪魔には「小さく力の弱い悪魔」と「男性の心を翻弄する魅力的な若い女性」の二つの意味があり、性格の属性としての小悪魔は二つ目です。悪魔キャラは種族と役目の言葉なので、性格はおっとりでも真面目でもかまいません。

魔王は肩書きで、悪魔の中にも見習いや学生、家臣、執事がいます。堕天使は、辞書では悪魔とほぼ同じ意味ですが、創作では天使だった過去を背負う存在として、生まれつきの悪魔とは分けて描かれます。

悪魔と近い言葉

デビルとデーモン悪魔と契約する人間悪魔憑き半魔
どんな言葉かデビルはサタン系、デーモンは悪霊全般悪魔と取引をして力や願いを得た人人間に悪魔が取り憑いた状態悪魔と人間のあいだに生まれた者
悪魔との関係作品によって上下や呼び方が違う主役は人間。悪魔の側は相棒や従者になる主体は人間。祓う側との物語になる人と悪魔の両方の側に立つ。悪魔を狩る側になることも多い

悪魔キャラの型

悪魔キャラは、役目にどれだけ忠実かと、人とどう結ばれるかで型が分かれます。契約を持ちかけて人を誘う古典の悪魔から、人間の子を溺愛する大悪魔まで、よく描かれる型を並べました。

契約を持ちかけ、人を誘う悪魔の型

人の願いを叶える代わりに、魂などの代償を求めて契約を結ぶ型です。契約の言葉には忠実で嘘はつかないのに、言葉巧みに相手を思う方向へ動かします。たとえば、メフィストフェレス(『ファウスト』)がこの型です。

しぶしぶ付き合ううちに、親友になる型

人間に呼び出され、最初は文句ばかりで協力もしないのに、一緒に騒ぎを乗りこえるうちに、いちばんの友達になっていく型です。プライドが高く直情的な所が、そのまま憎めなさになります。たとえば、メフィスト二世(『悪魔くん』)がこの型です。

悪魔なのに、面倒見がよすぎる型

悪いことをするのが悪魔の役目なのに、根が真面目で優しく、まわりの世話を焼いてしまう型です。悪魔らしくしようとしても、困っている人を放っておけません。たとえば、ヴィーネ(『ガヴリールドロップアウト』)がこの型です。

人間と組んで働く、見習い悪魔の型

まだ一人前ではない悪魔が、人間とうっかり契約を結び、二人で仕事に挑む型です。悪魔らしさより人の良さが先に立ち、組んだ人間のほうが振り回されます。たとえば、エルシィ(『神のみぞ知るセカイ』)がこの型です。

魂を取れない、落ちこぼれの型

人の魂を奪うのが仕事なのに、一度も成功したことがなく、泣き虫で調子に乗りやすい型です。それでも仲間が本当に危ない時には、自分の身を投げ出して助けます。たとえば、メムメム(『悪魔のメムメムちゃん』)がこの型です。

忠誠と野心をあわせ持つ、家臣の型

魔界の王族や主に仕えながら、口では平気で主をからかい、自分の得や自由もしっかり狙っている型です。それでいて、本当に大事な忠誠だけは手放しません。たとえば、エトナ(『魔界戦記ディスガイア』)がこの型です。

人間の子を溺愛する、大悪魔の型

魔界でも指折りの力を持つ大悪魔が、人間の子を家族に迎え、ふだんは甘いおじいちゃんのようにかわいがる型です。恐れられる力と、子どもへの甘さの差が笑いにも安心にもなります。たとえば、サリバン(『魔入りました!入間くん』)がこの型です。

人間と命を預け合う、相棒の型

人間と代償つきの契約を結び、主従ではなく相棒として同じ暮らしを生きる型です。契約は取引のはずなのに、二人のあいだには取引以上のものが生まれます。たとえば、ポチタ(『チェンソーマン』)がこの型です。

悪魔の血を引き、祓う側を目指す型

自分の中に悪魔の力を抱え、周りから恐れられながら、あえて悪魔と戦う側の道を選ぶ型です。自分は何者かという問いと、仲間を守りたい気持ちが物語の芯になります。たとえば、奥村燐(『青の祓魔師』)がこの型です。

悪魔の血を引き、軽口で悪魔を狩る型

人と悪魔のあいだに生まれ、その力を使って悪魔退治を稼業にしている型です。悩むより先に冗談を言い、敵を挑発しながら戦う軽さが魅力で、背負ったものはめったに口にしません。たとえば、ダンテ(『デビル メイ クライ』)がこの型です。

冷酷なのに、一人だけを溺愛する型

冷酷だと恐れられ、誰にも心を許さない悪魔が、ある人間にだけはひたすら甘くなる型です。異世界の恋愛ものでは、悪魔の侯爵や伯爵に嫁ぐ話、悪魔に溺愛される話が多くあります。恐ろしさと甘さの差が、ときめきの中心になります。

人を誘う側なのに、恋にはうぶな型

人を惑わせるのが役目の悪魔なのに、いざ好意を向けられると真っ赤になって逃げ出してしまう型です。誘惑の決まり文句は言えても、本気の一言には弱い所が、そのまま魅力になります。

悪魔キャラの作り方と台詞例

悪魔キャラは、背負っている役目を一つ決め、そこから本人がどうずれているかを決めると作りやすくなります。誘うはずが優しすぎる、魂を取るはずが取れない、取引のはずの契約に情がわく。ずれがはっきりすると、人と出会った時の反応が自然に決まります。

台詞は「心の距離」の順に4段階で並べています。表の顔 → ほころび(素が一瞬見える)→ 信頼した相手だけ → 独りの時。悪魔キャラは、表の顔では悪魔らしく取引や誘惑の言葉を使い、ほころびで役目からはみ出す気持ちがのぞき、信頼した相手には魔界の決まりより大事なものを打ち明け、独りの時には人の世に残る自分のことを考えています。話し方は口振カルテで調整できます。

1表の顔人前・ふだん
2ほころび素が一瞬見える
3信頼した相手だけ見せると決めた本音
4独りの時誰にも見せない本音

下に行くほど心の距離が近づきます。同じ人物の4つの顔として読んでください。

自分のキャラクターの顔を置くと、下の台詞をその子が話しているように読めます。

性分帖の台詞は、自分で作ったキャラクターにどんな口調や性格が合うかを確かめるためのものです。画像と名前はこの端末にだけ保存され、ほかの属性のページでも同じ子が出ます。

女性の悪魔キャラ

女性の悪魔キャラは、人間界の学校に通う面倒見のいい悪魔、主をからかう野心家の家臣、魂を取れない落ちこぼれとして描かれます。天使の友達との掛け合いや、悪魔らしくなれない所を笑いにする形が、恋愛がなくてもしっかり立ちます。

よくある形
悪魔なのにお人好しな常識人/主を平気でからかう野心家の家臣/魂を一度も取れたことのない落ちこぼれ/天使の友達と同居している悪魔
外すなら
悪魔らしくなりたくて毎日悪事の計画を立てるのに、計画がどれも人助けになってしまう形にする。または、天使の友達のほうが口が悪く、悪魔のほうが礼儀正しい二人組にする
気をつけたいこと
悪魔の女の子を、色っぽさや誘惑だけで描かないこと。役目と性分のずれを一つ決めると、角や黒い羽に頼らない個性が出ます
1表の顔人前・ふだん

「今日の悪事は、宿題を写させないこと。ほら、自分でやりなさい。わからない所は教えるから」

教室で、ノートをせがむ同級生から自分のノートを引っこめながら

2ほころび素が一瞬見える

「悪魔が人の心配をしちゃいけないなんて、どこにも書いてなかったと思う」

熱を出した友達の家に、頼まれてもいないのに鍋を持って現れて

3信頼した相手だけ見せると決めた本音

「魔界の成績、下から二番目。一番下じゃないのは、あなたを泣かせた点が入ったから」

天使の友達と並んで、屋上で夕焼けを眺めながら

4独りの時誰にも見せない本音

「人の魂なんて、もう取れなくていい。あの子たちの笑う顔が見られれば」

魔界から届いた成績の通知を、引き出しの奥にしまいながら

男性の悪魔キャラ

男性の悪魔キャラは、人間と契約して相棒になる悪魔、呼び出されてしぶしぶ付き合ううちに親友になる悪魔、悪魔の血を抱えて人を守る少年として描かれます。魔界の決まりと、人を守りたい気持ちのあいだで揺れる姿が、相棒やライバルの物語として光ります。

よくある形
人間と契約して組む悪魔/呼び出されて文句ばかり言う悪魔の少年/悪魔の血を隠して人の側で戦う少年/軽口をたたきながら悪魔を狩る半魔
外すなら
人の魂を取る役目の悪魔が、契約した人間の願いが小さすぎて、いつまでも魂を取れずにそばにいる形にする。または、恐ろしい大悪魔が、人間の子どもにだけは何でも買い与えてしまう形にする
気をつけたいこと
悪魔だから人を傷つけてもいい、という描き方で終わらせないこと。悪魔の側にも守りたいものや越えない線を一つ置くと、こわさと情の両方が見えてきます
1表の顔人前・ふだん

「契約は契約だ。おまえの願いを一つ叶える。代わりに、おまえの明日を一つもらう」

路地裏の魔法陣の上で、呼び出した少年を見下ろしながら

2ほころび素が一瞬見える

「その願い、本当にそれでいいのか。……いや、悪魔が聞くことじゃなかったな」

少年の願いが「妹の熱が下がること」だと聞いて、言葉を止めて

3信頼した相手だけ見せると決めた本音

「代償はまだ取っていない。取らなくていい理由を、ずっと探してる」

契約から一年がたった夜、少年の部屋の窓辺に腰かけて

4独りの時誰にも見せない本音

「妹の熱は下がった。次は、あいつの夜更かしをどうにかしないとな」

眠る少年の家の屋根の上で、月を見上げながら

女性向けの男性の悪魔キャラ

女性向けの作品では、契約で主人公に仕える悪魔の執事、冷酷と恐れられる悪魔の貴族、主人公にだけ甘い悪魔として描かれます。ときめきの中心は、取引や代償で始まった関係が、主人公一人のための特別に変わっていく瞬間です。

よくある形
契約で主人公に仕える悪魔の執事/冷酷と言われる悪魔の侯爵との結婚/主人公の魂を狙って近づいたのに離れられなくなる悪魔/人間に化けて主人公の隣の席に座る悪魔
外すなら
魂を代償に仕えるはずの悪魔が、契約の期限を自分から延ばし続ける形にする。または、主人公のほうが悪魔の弱点を知っていて、悪魔のほうが主人公に頭が上がらない形にする
気をつけたいこと
契約や代償で主人公を縛ることを、そのまま愛の形として描かないこと。主人公が契約をやめられる、選び直せる場面を入れると、取引ではなく気持ちで結ばれた関係に見えます
1表の顔人前・ふだん

「おかえりなさいませ。今日はどなたの不幸をお望みです? 手袋と一緒に、承りますよ」

屋敷の玄関で、主人公の手袋を受け取りながら恭しく頭を下げて

2ほころび素が一瞬見える

「その方に笑いかけるのは、契約の範囲外です。……失礼、口がすべりました」

舞踏会で主人公がほかの人と踊り終えたあと、グラスを差し出しながら

3信頼した相手だけ見せると決めた本音

「あなたの魂は、もういりません。代わりに、隣にいる許しをください」

契約の満ちる日の夜明け、主人公の前で膝をついて

4独りの時誰にも見せない本音

「人の寿命を、こんなに短いと思ったことはなかった」

主人公の眠る部屋の扉の前で、懐中時計の針を見つめて

男性向けの女性の悪魔キャラ

男性向けの作品では、主人公と契約した見習い悪魔、主人公を誘惑しに来たのに失敗ばかりの悪魔、主人公の家に通いつめる落ちこぼれの悪魔が人気です。役目に一生懸命なのに空回りする姿と、主人公を本気で大切に思っていく過程が見せ場になります。

よくある形
主人公と契約してしまった見習い悪魔/主人公を堕落させに来たのに失敗する悪魔/魂を取りに来て、いつのまにか居ついた悪魔/人を誘う役目なのに照れて失敗する悪魔
外すなら
主人公を誘惑するはずの悪魔が、主人公の悩みを聞くうちに、すっかり相談相手になってしまう形にする。または、主人公の妹や友達のほうと先に仲良くなり、主人公がやきもちを焼く形にする
気をつけたいこと
悪魔の女の子を、誘惑や体を見せる場面のためだけの存在にしないこと。魔界に残してきたものや、悪魔としての夢を一つ持たせると、主人公にとって都合のいいだけの存在になりません
1表の顔人前・ふだん

「今日こそあなたを堕落させます! まずは、宿題をさぼって一緒にゲームをしましょう」

主人公の机の上に正座して、胸を張ってゲーム機を差し出して

2ほころび素が一瞬見える

「宿題、終わってからでいいです。あなたが怒られるのは、なんだか嫌なので」

主人公が困った顔をしたのを見て、ゲーム機をそっと引っこめて

3信頼した相手だけ見せると決めた本音

「成績表、見て。全部不合格。……あなたの字で『よくがんばりました』って書いてくれない?」

魔界からの成績表を握りしめて、主人公の隣に座りこんで

4独りの時誰にも見せない本音

「契約の最後の日、あの人の誕生日と一日違い。延長を申請する理由にならないかな」

ベランダで、契約書の残りの日付を指で数えながら

この属性から作る性分診断(キャラクター作成診断)を、「悪魔」の札を置いたところから始めます

悪魔キャラを書く時のコツと避けたいこと

コツ

  1. 背負っている役目を一つ決める:誘う、契約する、魂を集める、主に仕える。役目が決まると、人と出会う理由と、役目からずれる場面がはっきりします
  2. 役目とのずれを一つ決める:優しすぎる、真面目すぎる、仕事ができない、取引に情がわく。ずれが、角や黒い羽に頼らない個性になります
  3. 契約の中身を具体的にする:代償は何か、期限はいつか、破るとどうなるか。決まりがはっきりしているほど、それを越える場面が効きます
  4. 帰る場所を決める:魔界に家族や主、仲間がいるか。帰る場所があると、人の世に残るかどうかが物語の山場になります

人との結ばれ方で変わる見え方

人との結ばれ方どう見えるか揺らす出来事
誘う・取引するこわい、したたか取引の相手が、自分のために泣く
契約で組む主従、相棒、緊張感代償を取る日が近づく
同居・学校にぎやか、ほのぼの魔界に呼び戻される日が決まる
家族になる甘い、頼もしい家族が、悪魔であることをこわがる

避けたいこと

  • 悪魔だから悪、と陣営だけで性格まで決めて、ずれのないキャラにすること
  • 契約や代償で相手を縛ることを、恋や絆の深さとしてだけ描くこと
  • 現実の宗教や信仰を、笑いものにしたり、悪意をもって描いたりすること
  • 悪魔の女の子を、誘惑や体を見せる場面のためだけに出すこと

悪魔に合う口調・組み合わせやすい属性

合う口振(口振カルテへ)

悪魔は立ち位置の属性なので、口振は「役目を果たす時の話し方」と「素の話し方」の差で選びます。悪魔なのに言葉が丁寧、取引の時だけ芝居がかる、という悪魔のイメージとの差が、そのまま個性になります。

組み合わせやすい属性

偽悪的やお人好しを重ねると、悪魔らしくしようとしても優しさが隠せないキャラになります。小悪魔を重ねれば、思わせぶりで相手を翻弄する悪魔に、執事と重ねると、契約で仕える悪魔の執事になります。溺愛と重ねると、恐れられながら一人だけを甘やかす悪魔、ポンコツと重ねると、魂を取れない落ちこぼれの悪魔の形です。

ぶつかりやすい属性(あえて使うと面白い)

真面目な人や正義感が強い人は、契約を持ちかける悪魔とぶつかりやすい属性です。人間の側に重ねると「悪魔の誘いを、毎回正論で断り続ける人」「悪魔の悪事を止めるつもりが、いつのまにか手伝わされている人」というねじれになり、関係性で並べると引き立ちます。正しい人が初めて悪魔の手を借りた時、二人の関係がはっきり変わります。

悪魔キャラの歴史

悪魔は、宗教や古い物語の中で、人を誘い、契約を持ちかける存在として長く語られてきました。日本の漫画やアニメでは、恐ろしい存在から、人と組む相棒、学校に通う友達、家族へと、人との距離がどんどん近くなってきました。

年表を開く
10世紀〜1600年

仏教の言葉としての「悪魔」が、10世紀後半の物語に見られます。1600年には、キリスト教の悪魔を指す訳語としても使われるようになりました。

1587〜1832年

魂と引き換えに望みを叶える契約を結ぶ悪魔の伝説本が出版され(1587年)、19世紀には同じ悪魔が登場する戯曲が書かれます(1808年・1832年)。契約する悪魔の古典です。

1963〜1972年

悪魔を呼び出して従わせる天才少年の漫画(1963年)や、悪魔と合体して悪魔の力と人の心で戦う主人公の漫画(1972年)が生まれ、悪魔が人と組む存在として描かれ始めます。

2001〜2009年

悪魔の血を引く便利屋が悪魔を狩るゲーム(2001年)、天使見習いと魔王の息子と家臣の悪魔が旅をするゲーム(2003年)、悪魔が少年当主の執事として仕える漫画(2006年)、新米の悪魔と人間が契約して組む漫画(2008年)、悪魔の王の血を引く少年が祓魔師を目指す漫画(2009年)が人気になります。

2013〜2018年

人間界の高校に通う天使と悪魔の漫画(2013年)、魂を取れない悪魔の漫画(2016年)、人間の少年が大悪魔の孫になって悪魔の学校に通う漫画(2017年)、人と悪魔が契約する世界の漫画(2018年)が続きます。

2021年

悪魔キャラについての読者アンケートで、契約で主人に仕える悪魔の執事が1位になります。本物の悪魔だけでなく、悪魔を自称するキャラも票を集めました。

2026年

小説家になろうでは、題名に「悪魔」が入る作品が5,439件あります。悪魔と契約して力を得る話、悪魔に溺愛される異世界恋愛、悪魔に転生する話などが見られます。

今の悪魔キャラのイメージ

  • 役目とのずれがかわいい:面倒見のいい悪魔、魂を取れない悪魔、取引に情がわく悪魔。悪魔らしくない所が、今の悪魔キャラの魅力になっています
  • 契約は相棒の始まり:悪魔と人間の契約は、恐ろしい取引というより、相棒や主従の関係の始まりとして描かれることが多くなっています
  • 家族や学校の中の悪魔:人間の子を溺愛する大悪魔、悪魔の学校、人間界の高校に通う悪魔など、悪魔が人の暮らしのすぐ隣にいる話が定番です
  • 悪魔の溺愛:女性向けでは、契約で仕える悪魔の執事や、恐れられる悪魔に溺愛される話が人気です

よくある質問

悪魔キャラとはどういう意味ですか?

魔界や地獄の側に属し、人を誘う、人と契約を結ぶ、魂を求めるといった役目を背負ったキャラクターのことです。こわい悪役だけでなく、役目と本人の性分のずれが魅力になります。

悪魔と小悪魔の違いは何ですか?

悪魔キャラは魔界の側に属する存在で、性格は優しくても真面目でもかまいません。小悪魔は、思わせぶりな態度で相手を振り回す人間の性格を言う言葉です。迷ったら、魔界の出身かどうかで分けます。人間なら小悪魔、魔界の側なら悪魔です。

悪魔の語源は何ですか?

日本語の悪魔は、もとは仏教の言葉で、修行を妨げる悪神のことです。英語の devil はギリシャ語の「中傷する者」、サタンはヘブライ語の「敵対する者」に由来します。

悪魔と堕天使は同じですか?

辞書では、堕天使は神に背いて天から落とされた天使で、キリスト教では悪魔とほぼ同じ意味です。創作では、生まれつき魔界の側にいる悪魔と、天使だった過去を背負う堕天使は、分けて描かれることが多くあります。

デビルとデーモンの違いは何ですか?

デビルはサタンにつながる悪魔、デーモンはもっと広く悪霊を指す言葉として使い分けられることがあります。ただ、作品によって呼び方や上下の関係はさまざまです。

悪魔キャラを魅力的に書くコツは?

背負っている役目と、そこからのずれを一つずつ決めることです。そのうえで、契約の中身と、魔界に帰る場所を具体的にすると、人の世に残るかどうか、決まりを越えるかどうかの場面が生きてきます。

参考にした資料

最終更新:2026年11月4日 / サザノノ 性分帖。(しょうぶんちょう・キャラ属性辞典)

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