サザノノ 性分帖。 > 好意の出し方 > 小悪魔
小悪魔キャラとは、自分のかわいさや魅力を分かったうえで、思わせぶりな態度やからかいで相手の気持ちを振り回し、それでも憎めないキャラクターのことです。
要点
- 辞書の意味は「男性の心を翻弄する、魅力的な若い女性」。今は「小悪魔系男子」のように男性にも使われます
- 見分ける条件は3つ。自分の魅力を分かっている・近づいたりかわしたりして相手を振り回す・それでも憎めない
- 2000年代に「小悪魔ブーム」が起き、2020年ごろからは「あざとい」とほぼ並べて使われるようになりました。からかって気を引く「からかい型」も人気です
- 振り回すのは悪意ではなく、好意や照れの出し方。からかいが行き過ぎると、いじめや意地悪に見えてしまうので注意が必要です
見出しの一覧
小悪魔の意味
小悪魔は「こあくま」と読みます。辞書では二つの意味が載っています。一つは小さく力の弱い悪魔(「しょうあくま」とも読みます)、もう一つは男性の心を翻弄する、魅力的な若い女性です。キャラクター属性として使うのは、二つめの意味です。
「悪魔」ほど本当に悪いわけではなく、相手を少し困らせたり、どきどきさせたりする程度のいたずらっぽさ。それが「小」の字に込められています。思わせぶりな態度で相手を惹きつけ、近づいてくると軽くかわす。かわいいのに生意気。そんな人を指して使われてきました。
キャラクター属性としての小悪魔は、好意の出し方を表す属性です。まっすぐ「好き」と言う代わりに、からかったり、試したり、焦らしたりして相手の反応を楽しむ。その遠回りな好意の見せ方が魅力の中心です。
小悪魔キャラかどうかの見分け方
「かわいいキャラ」や「からかうキャラ」が全部小悪魔になるわけではありません。小悪魔と呼べるのは、次の3つがそろった時です。
- 自分の魅力を分かっている:かわいさ、笑顔、上目遣い、距離の近さ。それが相手に効くことを知っていて、使っている
- 近づいたりかわしたりして相手を振り回す:思わせぶりな一言のあとに、すっと引く。からかう、試す、焦らす。相手の気持ちが自分に向くように揺さぶる
- それでも憎めない:振り回された側も、まわりも、最後には「しょうがないな」と笑って許してしまう。悪意より、いたずら心や好意が見える
猫かぶり・腹黒・天然との違い
小悪魔は、自覚のあるかわいさを使う点で猫かぶりや腹黒と、相手をどきっとさせる点で天然と似ています。分ける軸は「何のために、どこまで自覚して振り回すか」です。
| 小悪魔 | 猫かぶり | 腹黒 | 天然 | |
|---|---|---|---|---|
| 自覚 | ある。かわいさを分かって使う | ある。素を隠している | ある。計算して動く | ない |
| ねらい | 相手の気を引く・反応を楽しむ | よく見られたい・素を守りたい | 自分の目的を果たす | 特にない |
| 見せ方 | 隠さない。わざとだと分かる時もある | 隠す | 笑顔の裏に隠す | そのまま |
| ばれたら | 「ばれた?」と笑う | 焦る | 開き直るか、さらに隠す | そもそも隠していない |
「あざとい」「からかい上手」「魔性」との違い
小悪魔のそばで、いちばんよく使われる言葉です。違いは、しぐさの言葉か、関わり方の言葉か、人生ごと巻きこむ大きさの言葉かです。
| 小悪魔 | あざとい | からかい上手 | 魔性 | |
|---|---|---|---|---|
| 何についての言葉か | 相手を振り回す人柄 | かわいく見せるしぐさ・ふるまい | 相手をからかって楽しむ関わり方 | 人を虜にして離さない、底の見えない魅力 |
| 相手との関係 | 押したり引いたりして振り回す | かわいいと思わせる | 照れさせる・困らせる | のめりこませる |
| 相手に残るもの | どきどき、もやもや | 「あざといなあ」と分かっていてもかわいい | 悔しいけど楽しい | 抜け出せない |
| 悪さの大きさ | 小さい(憎めない) | ほとんどない | 小さい(行き過ぎると意地悪) | 大きいこともある |
「あざとい」は2020年ごろから「計算ずくで愛らしくふるまうさま」という意味で広く使われるようになり、小悪魔とほぼ並べて使われる言葉です。あざといがしぐさの言葉なのに対して、小悪魔は相手を振り回す関わり方まで含めた人柄の言葉、と考えると使い分けやすくなります。あざとさだけで相手を振り回さないなら、小悪魔より「あざとかわいい」キャラです。
小悪魔キャラの型
同じ小悪魔でも、何で振り回すのか、本気の相手にどうなるのかで印象が変わります。
上目遣い、甘えた声、さりげないボディタッチなど、かわいく見せるしぐさで相手をどきっとさせる型です。わざとだと分かっていても許してしまう、という受け止められ方が魅力になります。
相手をからかって照れさせ、その反応を楽しむ型です。からかいの奥に好意が見えるほど、かわいらしくなります。
近づいたと思ったらそっけなくなり、離れると寄ってくる。押したり引いたりで相手の気持ちをつかんで離さない型です。何を考えているか分からない、というミステリアスさが加わります。
人懐っこく、年上にも物おじせずにいじったり頼ったりする型です。「しょうがないな」と思わせる無邪気さで、男性キャラにも多い「小悪魔系男子」の定番の形です。
誰のことも上手に転がせるのに、本気で好きな相手の前でだけは余裕がなくなる型です。いつもの小悪魔ぶりが崩れる瞬間に、いちばん大きなギャップが生まれます。
小悪魔キャラの作り方と台詞例
同じ小悪魔でも、キャラの性別や、誰に向けた作品かで「心が動くポイント」が変わります。4つの向きごとに、よくある形と、外し方、台詞例をまとめました。
台詞は「心の距離」の順に4段階で並べています。表の顔 → ほころび(素が一瞬見える)→ 信頼した相手だけ → 独りの時。小悪魔では、表の顔の余裕が、奥の段に進むほど崩れていくようにしています。振り回しているつもりが、実は振り回されているのは自分、という気持ちが見えると、小悪魔は一気に愛おしくなります。話し方は口振カルテで調整できます。
下に行くほど心の距離が近づきます。同じ人物の4つの顔として読んでください。
自分のキャラクターの顔を置くと、下の台詞をその子が話しているように読めます。
性分帖の台詞は、自分で作ったキャラクターにどんな口調や性格が合うかを確かめるためのものです。画像と名前はこの端末にだけ保存され、ほかの属性のページでも同じ子が出ます。
ドラッグで位置を動かせます
女性の小悪魔キャラ
小悪魔は、もともと女性に向けて使われてきた言葉です。恋愛上手で、相手の気持ちを読み、甘え上手。その一方で、同性からは「計算高い」と敬遠されやすい、とも言われます。キャラクターとして描く時は、振り回す楽しさの裏にある本音や、同性の友達との関係も描くと、ただのモテ役ではなくなります。
- よくある形
- 男子を手のひらで転がす学校の人気者/職場で上司に甘え上手な後輩/恋の駆け引きを楽しむ大人の女性/主人公の恋を引っかき回すライバル
- 外すなら
- 誰でも振り回せる彼女が、駆け引きの通じない相手に出会って調子を崩す形にする。または、小悪魔だと思われている彼女が、実は同性の友達をいちばん大事にしている形にする
- 気をつけたいこと
- 小悪魔の女性を、「同性に嫌われる計算高い女」としてだけ描かないこと。振り回すのは、自信のなさや、確かめたい気持ちの裏返しでもあります。その揺れを描くと、同性にも好かれるキャラになります
1表の顔人前・ふだん
「ねえ、今の、ちょっとどきっとした? ふふ、顔に書いてある」
相手の顔をのぞきこんで、いたずらっぽく首をかしげて
2ほころび素が一瞬見える
「え、本気にした? ……ちょっと、そんな真面目な顔されると困るんだけど」
からかったつもりが、まっすぐ見つめ返されて、自分のほうが目をそらして
3信頼した相手だけ見せると決めた本音
「今日、三回どきっとさせた。……でも、見つめ返されたのは一回だけ。あれが本命」
帰り道、いつもの笑顔をやめて、小さな声で
4独りの時誰にも見せない本音
「振り回してるつもりだったのに。返事が来ないだけで、こんなに落ち着かないなんて」
既読のつかない画面を、何度もつけたり消したりして
男性の小悪魔キャラ
男性の小悪魔は「小悪魔系男子」とも呼ばれ、人懐っこく、年上をあだ名で呼んだりいじったりしても、なぜか生意気に感じさせないタイプとして紹介されています。素直に頼る、無邪気に喜ぶ、ふだん無口なのに突然うれしい一言をこぼす、といったギャップで相手を惹きつけます。
- よくある形
- 先輩をからかってばかりの後輩/誰にでも懐くのに本音は見せない同級生/甘え上手な弟分/笑顔で相手の反応を楽しむいたずら好き
- 外すなら
- いつもからかう側の彼が、からかい返されて真っ赤になる形にする。または、人懐っこさの裏で、誰にも本気で頼れない寂しさを抱えている形にする
- 気をつけたいこと
- からかいを、相手が本当に嫌がっていることや、人前で恥をかかせることにしないこと。相手が笑える範囲でとめる、困った顔を見たらすぐ引く、という線を守ると、憎めない小悪魔になります
1表の顔人前・ふだん
「先輩、それ一人で運ぶの無理でしょ。手伝ったら、帰りにジュースね」
返事を待たずに荷物を半分持って、にっと笑って
2ほころび素が一瞬見える
「……え、今の、褒めてくれたんですか。いや、別に。嬉しくないとかじゃなくて」
いつもの軽口が出てこなくて、耳まで赤くなって
3信頼した相手だけ見せると決めた本音
「ジュース、ほんとは要らなかったんです。先輩、三回おごってくれたけど、全部飲んでない」
夕方の部室で、ボールを指先で回しながら、目は合わせずに
4独りの時誰にも見せない本音
「からかってるうちは、近くにいられる。本気って言ったら、終わりかもしれない」
ベッドに寝転んで、天井を見つめたまま
女性向け作品の男性小悪魔キャラ
女性向けでは、年下や後輩の男性が、甘えたり、からかったり、思わせぶりな一言を言ったりして主人公をどきどきさせる形がよく描かれます。かわいい顔で甘えてくるのに、ふとした瞬間に大人びた表情を見せる。その落差に、主人公も読み手も振り回されます。主人公の気持ちを尊重する線を守りつつ、余裕たっぷりに見えた彼が本気になる瞬間を描くと、ときめきが大きくなります。
- よくある形
- 主人公を「先輩」と呼んでからかう年下の後輩/甘えた声でお願いしてくる同居人/距離の近さで翻弄する幼なじみの弟/余裕の笑顔で主人公を試すアイドル
- 外すなら
- 翻弄していたつもりの彼が、主人公に先に本音を言われて固まる形にする。または、主人公のほうが一枚うわてで、彼の小悪魔ぶりが空回りする形にする
- 気をつけたいこと
- 思わせぶりで主人公を不安にさせ続け、傷つけることを、駆け引きとして美化しすぎないこと。からかいの奥に誠実さや好意が見えるように描くと、安心して振り回されることを楽しめます
1表の顔人前・ふだん
「先輩、今日なんか可愛いですね。あ、いつもか。今日は特に、ってことで」
すれ違いざまに、主人公の耳元で小さく笑って
2ほころび素が一瞬見える
「……先輩、その人と仲いいんですか。いや、聞いてみただけです」
ほかの男性と話す主人公を見て、いつもの笑顔が少しだけ遅れて
3信頼した相手だけ見せると決めた本音
「冗談っぽく言わないと、先輩、逃げるでしょう。だから今日は、冗談にしません」
いつもの軽い口調をやめて、主人公の前にまっすぐ立って
4独りの時誰にも見せない本音
「年下扱いでも隣にいられればいい、って思ってた。……嘘だな。いつ男として見てくれるのか、ずっと待ってる」
主人公から届いた「おつかれさま」の一言を、何度も読み返して
男性向け作品の女性小悪魔キャラ
男性向けでは、主人公をからかって照れさせるヒロインや、思わせぶりな後輩、気まぐれな先輩がよく描かれます。からかう本人は余裕たっぷりですが、読者には彼女が主人公を好きなことが見えている、という形が定番です。主人公が反撃しても、なかなか敵わない関係が甘酸っぱさになります。
- よくある形
- 隣の席で毎日からかってくる同級生/主人公をおちょくる生意気な後輩/余裕の笑みで主人公を翻弄する先輩/わざと思わせぶりなことを言う幼なじみ
- 外すなら
- いつもからかう彼女が、主人公の不意打ちの一言で真っ赤になり、立場が入れかわる形にする。または、からかいの裏に、言えない理由があった形にする
- 気をつけたいこと
- からかいを、主人公を傷つける意地悪や、人前で恥をかかせることにしないこと。からかいが行き過ぎると、いじめに見えてしまいます。相手が笑える範囲で、好きだから構いたい気持ちが伝わる内容にすると、かわいらしさが残ります
1表の顔人前・ふだん
「宿題、見せてあげてもいいよ? その代わり、今日の帰りはコンビニ付き合ってね」
ノートをひらひらさせながら、主人公の机に頬杖をついて
2ほころび素が一瞬見える
「……ずるい。今のは、からかい返しでしょ。そういうことにしといてあげる」
主人公の不意打ちの一言に、頬を赤くしてそっぽを向いて
3信頼した相手だけ見せると決めた本音
「からかうのはね、あなたの困った顔がいちばん好きだから。気づいてなかったでしょ」
放課後の誰もいない教室で、窓の外を見たまま
4独りの時誰にも見せない本音
「明日はなんて言ってからかおうかな。……早く、明日にならないかな」
ベッドの上で、枕を抱えてごろごろ転がって
小悪魔キャラを書く時のコツと避けたいこと
コツ
- 好意を読み手にだけ見せる:相手は振り回されて気づかなくても、読み手には「この子、本当は好きなんだな」と分かるようにすると、小悪魔ぶりがかわいさに変わります
- 余裕が崩れる瞬間を作る:からかい返される、本気で見つめ返される、ほかの人に取られそうになる。いつもの余裕がなくなる一瞬が、いちばんのギャップになります
- 振り回す理由を決める:確かめたい、照れくさい、本気になるのが怖い。理由があると、小悪魔は「計算高い人」ではなく、不器用な人になります
- からかいの中身に気をつかう:相手が笑える小さないたずら、困るけれど嫌ではない一言。からかいの内容を選ぶことで、好意と意地悪の差がはっきりします
- 「わざと」を隠さない:小悪魔は猫かぶりと違い、わざとだと分かっていても許される属性です。「ばれた?」と笑える余裕があると、小悪魔らしくなります
避けたいこと
- からかいを、相手が本当に嫌がることや、人前で恥をかかせる行動にすること。行き過ぎたからかいは、いじめや意地悪に見えます
- 思わせぶりな態度で相手を傷つけ続けることを、恋の駆け引きとして美化しすぎること
- 小悪魔の女性を「同性に嫌われる計算高い女」という見方だけで描き、本人の気持ちを描かないこと
- 見た目の幼さと色っぽい振る舞いを組み合わせて、子どもを性的に見せる描き方をすること
小悪魔キャラに合う口調・組み合わせやすい属性
合う口振(口振カルテへ)
小悪魔は好意の出し方なので、口振は「どんな言葉で相手を揺さぶるか」で選びます。無邪気にじゃれるのか、余裕でかわすのか、軽いノリで距離を詰めるのか、笑顔で試すのかで、同じ小悪魔でも印象が変わります。
組み合わせやすい属性
小悪魔にツンデレを重ねると、からかうくせに好意を向けられると照れて冷たくなる、忙しくてかわいいキャラになります。人懐っこく甘えるなら犬系、何を考えているか分からない余裕ならミステリアスの要素が加わります。溺愛は、相手役として並べるのが定番です。小悪魔に振り回されながら全部受け止める溺愛キャラ、という甘い二人になります。
ぶつかりやすい属性(あえて使うと面白い)
鈍感は、相手の好意や思わせぶりな態度に気づかない属性です。小悪魔がどれだけ揺さぶっても届かないので、一人に重ねにくい組み合わせです。ただし関係性で並べると、からかいがことごとく空振りして、小悪魔のほうがむきになっていく、という楽しい二人になります。
小悪魔の歴史
「小悪魔」は、もとは小さな悪魔を指す言葉です。ここでは、主な出来事をまとめます。
年表を開く
フランスの女優ブリジット・バルドーが、あどけなさと妖艶さが同居する存在として世界的な人気を集めます。日本では今も「元祖小悪魔女優」と紹介されることがあります。
銀座のホステスだった蝶々が『銀座小悪魔日記』でデビューします。その後の『小悪魔な女になる方法』は50万部を超え、「小悪魔ブーム」を巻き起こしたとされます。小悪魔は「目指したい恋愛上手な女性」の言葉にもなりました。
女性誌『小悪魔ageha』が生まれます(2005年に前身の雑誌が出て、2006年に月刊化)。創刊から2年ほどで毎月35万部を売るほどの人気になり、「小悪魔」はファッションの言葉としても広まりました。
ウェブメディアで「小悪魔系男子」の特徴が紹介されるなど、男性にも使われるようになります。同じ年、相手をからかって照れさせるヒロインの漫画『からかい上手の高木さん』が始まり、のちにアニメ化され、「からかい」で気を引く形が広く知られるようになりました。
マイナビニュースが女性400人に「小悪魔キャラといえば?」を調査。コメントでは、上目遣いや甘え上手、相手を手のひらで転がす、といった特徴が挙がっています。
テレビ番組「あざとくて何が悪いの?」が始まり、2020年には「あざとかわいい」がトレンドの言葉になります。辞書にも「計算ずくで愛らしくふるまうさま」という意味が加わり、小悪魔とあざといが並べて語られるようになりました。
女性誌では「小悪魔女子」が恋愛テクニックの言葉として紹介され続けています。2024年のOggiのアンケート(女性119人)では、周りに小悪魔女子がいると答えた人は16%、自分が小悪魔だと思う人は6.7%でした。
今の小悪魔のイメージ
- 「あざとい」とほぼセット:小悪魔女子の特徴と言えば、まず「あざとい」で、「あざとい恋愛テクニック」と一緒に語られます。しぐさの言葉としては「あざとい」、人柄の言葉としては「小悪魔」と使い分けられることが多くなっています
- 同性からの評価は分かれる:小悪魔女子には「女性に嫌われる」「女の人には好かれない可愛さ」という見方もつきまといます。一方で、自分を小悪魔だと思う人はごく少数で、多くの人にとっては「自分とは違う、少し憧れも混ざったタイプ」です
- からかいで気を引く形が人気:相手をからかって照れさせ、でも読者には好意が見えている、という形の作品がヒットし、からかいで気を引く小悪魔も広く知られるようになりました。からかいは、好きな子にちょっかいを出す形の逆で、行き過ぎるといじめに見えるため、内容のさじ加減が大切です
- 男性にも広がった:「小悪魔系男子」という言葉が定着し、人懐っこさや甘え上手、年上をいじっても許される無邪気さが特徴です。女性向けでは、年下や後輩の男性に多い形です
- 悪意は小さく、好意は大きく:小悪魔が好かれるのは、振り回しても最後には「しょうがないな」と笑える範囲にとどまるからです。本気で相手を傷つけたり、人生を狂わせたりする方向に進むと、「魔性」や「悪女」と呼ばれる別のキャラになります
よくある質問
小悪魔キャラとはどういう意味ですか?
自分のかわいさや魅力を分かったうえで、思わせぶりな態度やからかいで相手の気持ちを振り回し、それでも憎めないキャラクターのことです。辞書の意味は「男性の心を翻弄する、魅力的な若い女性」ですが、今は男性キャラにも使われます。
小悪魔とあざといの違いは何ですか?
あざといは、かわいく見せるしぐさやふるまいを表す言葉です。小悪魔は、そうしたしぐさに加えて、押したり引いたりして相手を振り回す関わり方まで含めた人柄の言葉です。あざとさだけで相手を振り回さないキャラは、小悪魔より「あざとかわいい」キャラと言えます。
小悪魔と猫かぶりの違いは何ですか?
猫かぶりは、本当の自分を隠して、よく見られようとする属性で、素がばれると焦ります。小悪魔は、かわいさをわざと見せて相手を振り回す属性で、わざとだとばれても「ばれた?」と笑えるところが違います。
男性にも小悪魔と言いますか?
言います。辞書では若い女性を指す言葉ですが、近年は「小悪魔系男子」「小悪魔男子」として、人懐っこく、甘え上手で、年上をいじっても許されるような男性にも使われています。女性向け作品では、年下や後輩の男性に多い形です。
小悪魔と魔性の女の違いは何ですか?
小悪魔は、相手を少し困らせたり、どきどきさせたりする程度の、憎めないいたずらっぽさが中心です。魔性は、多くの人を虜にして離さず、相手の人生まで巻きこんでしまうような、底の見えない魅力を指します。悪さの大きさと、相手を巻きこむ深さが違います。
からかい上手なキャラは小悪魔ですか?
からかいで相手を照れさせ、その反応を楽しみ、その奥に好意が見えるなら、小悪魔の「からかい型」と言えます。ただし、相手が本当に嫌がることを続けたり、人前で恥をかかせたりすると、小悪魔ではなく意地悪に見えてしまいます。
次に読む
参考にした資料
- コトバンク「小悪魔」(デジタル大辞泉の語釈:小さく力の弱い悪魔/男性の心を翻弄する、魅力的な若い女性)
- ピクシブ百科事典「小悪魔」(性格としての説明、思わせぶりと焦らし、小悪魔系男子、近い言葉との区別)
- コトバンク「バルドー」(世界大百科事典、妖婦と幼児・背徳と無邪気が背中合わせのイメージ)
- ブリジット・バルドーの言葉を集めた書籍の紹介(2014年刊、「元祖小悪魔女優」という紹介)
- 国立国会図書館サーチ 蝶々の著書(著者紹介)(2002年『銀座小悪魔日記』でデビュー、『小悪魔な女になる方法』50万部、小悪魔ブーム)
- Fujisan.co.jp「小悪魔ageha」編集長インタビュー(2005年の前身誌、2006年の改名と月刊化)
- imidas「『小悪魔ageha』は宙を舞う」(創刊から2年で毎月35万部)
- モデルプレス「職場で女性を虜にする“小悪魔系男子”5の特徴」(2013年7月3日、人懐っこさ・素直に頼る・ギャップの一言)
- 『からかい上手の高木さん』の作品紹介(2013年連載開始、2018年アニメ化)
- ぴあ(リアルサウンド)『からかい上手の高木さん』についての記事(2020年5月27日、からかいは好きな子へのちょっかいの逆、行き過ぎるといじめになるバランス)
- マイナビニュース「『小悪魔キャラ』といえば誰を連想しますか?」(2014年4月21日、女性400人、上目遣い・甘え上手・手のひらで転がす)
- Oggi.jp「『あざとい』とは?」(デジタル大辞泉の補説「計算ずくで愛らしくふるまうさま」)
- 現代ビジネス「あざとかわいい」ブームについての記事(2020年のトレンドランキング)
- TheTVDB「あざとくて何が悪いの?」(2019年の特番、2020年のレギュラー化)
- Oggi.jp「【100人に聞いた】『小悪魔』女子ってどんな人?」(2024年10月10日、女性119人、周りにいる16%・自分が6.7%、あざとい・女性に嫌われる)
- Smartlog「男にモテる『小悪魔女子』の特徴とは」(2026年4月4日、あざとい恋愛テクニックとして紹介)
- アニメ!アニメ!「魔性の悪女キャラといえば?」(2019年、魔性・悪女の受け止められ方)

