のらりくらりとしたキャラとは?意味・飄々との違い・役目を預ける人から返事だけはいい人まで型と台詞例|サザノノ 性分帖。

サザノノ 性分帖。 > 人との距離 > のらりくらり

のらりくらり のらりくらり
人との距離 飄々との違い はぐらかし上手との違い 責任からゆるく逃げる 男女どちらにも

のらりくらりとしたキャラとは、追及や約束、責任を、ゆるい態度でかわし続けるキャラクターのことです。断りもせず、引き受けもせず、気づけばいつもつかまらない。叱られても、本人はどこ吹く風です。

要点

  • 辞書では「態度がはっきりせず、とらえどころのないさま」「鋭い追及などをかわすさま」。ぬるりとすべってつかまらない様子を表す、古い言葉です
  • 見分ける条件は3つ。はっきり断らない・それでも動かない・ゆるさを崩さない
  • 飄々は人柄全体の「つかみどころのない空気」、のらりくらりは求められた時の「かわし方」です。はぐらかし上手は言葉の技で、のらりくらりは態度。口下手でも、のらりくらりな人はいます
  • 物語では、仕事を部下に預ける上司、怠けて見せて油断させる策士、縁談や家の話を流す人、勘定をうやむやにする人がよく描かれます
見出しの一覧
目次

のらりくらりの意味と語源

のらりくらりは、デジタル大辞泉で「ぬらりくらり」と同じとされ、態度などがはっきりせず、とらえどころのないさまと、しまりなく、漫然としているさまの2つの意味が載っています。日本国語大辞典には、もう一つ鋭い追及などをかわすさまという意味があり、とくに老獪な答弁に使うと説明されています。

古い用例は江戸時代からあります。日本国語大辞典では、談義本『化物判取牒』(1755年)の「のらりくらり」が初出とされ、小林一茶の『七番日記』(1816年)にも「日が長いなんのとのらりくらり哉」という句があります。同じ仲間の「ぬらりくらり」は、鯰(なまず)のようにぬるぬるすべってつかまえにくい様子から、態度のつかまらなさへ意味が広がった言葉です。つかもうとすると手の中からすべり出る感じが、言葉の芯にあります。

キャラクター属性としてののらりくらりは、このうち「追及や求めをかわす」意味で使います。叱る人、頼む人、答えを待つ人がいて、その手からゆるく抜け続ける。相手との間にいつも少しだけ隙間を残す態度なので、人との距離の群に入れています。

のらりくらりとしたキャラかどうかの見分け方

怠け者や、やる気のない人が、すべてのらりくらりになるわけではありません。のらりくらりと呼べるのは、次の3つがそろった時です。

  1. はっきり断らない:頼まれごとにも追及にも、「うん」「あとで」「そのうち」とやわらかく返します。正面からの拒否はしないので、相手は怒るきっかけを失います
  2. それでも動かない:返事はしても、手はつけません。期限を延ばす、人に預ける、話が出る前にいなくなる。気づけば話そのものが流れています
  3. ゆるさを崩さない:叱られても焦らず、言い返しもしません。追いかける側だけが疲れて、本人はいつもの調子のままです
こんな時判定
風のようにつかみどころがなく、本心を見せない空気をまとう飄々
冗談や質問返しで、問いの答えを渡さないはぐらかし上手
そもそも何かをする気力がない無気力
頼まれても、自分のペースでやると言い切るマイペース
呆れながらも、最後には付き合ってしまうやれやれ系
何を考えているか分からず、周りに怪しまれる胡散臭い
頼まれた仕事を、ため息まじりに全部片づける苦労人
はっきり断らず、それでも動かない。叱られても、ゆるさを崩さないのらりくらり

のらりくらりと飄々の違い・はぐらかし上手・無気力との違い

のらりくらりといちばん比べられるのは飄々、同じように答えを渡さないのがはぐらかし上手、怠けて見えるところで似ているのが無気力とマイペースです。何をかわしているのかで、違いが見えてきます。

のらりくらり飄々はぐらかし上手無気力マイペース
何についての言葉か求めのかわし方(態度)人柄全体の空気問いのかわし方(言葉)気力のなさ自分のペースの守り方
かわすもの追及・約束・責任何もかも、ふわりと質問・本音への問いかわさない。動けないだけかわさない。断るなら断る
頼まれた時「あとで」と言って、やらない気が向けば、あっさりやる話を別の方へ転がす動けず、そのままになる「自分の順番でやる」と言う
崩れる瞬間逃げ場がなくなった時本気を見せた時うまく返せない問いが来た時やりたいことが見つかった時ペースを乱す人が現れた時

飄々は、何を言われても受け流す人柄の印象で、責任ある場面ではきちんと仕事をする人もいます。のらりくらりは、求められた時に逃げる態度そのものです。はぐらかし上手は言葉で答えをずらしますが、のらりくらりな人は返事だけはして、手を動かさないまま話を流します。無気力は逃げる気力もない人、マイペースは断る時ははっきり断る人で、どちらも「宙ぶらりんにする」ことはしません。

「煮え切らない」「言い逃れ」「昼行灯」との違い

のらりくらりのそばには、似た言葉がいくつかあります。違いは、わざとかどうかと、何を避けているかです。

煮え切らない言い逃れ昼行灯柳に風
どんな言葉か迷って決められない様子言葉で責任を逃れることぼんやりして役に立たなそうな人逆らわずに受け流すこと
わざとかわざとではないわざと見た目の印象わざとのことが多い
のらりくらりとの関係迷いからの先延ばし。のらりくらりは迷っていない言葉の面。のらりくらりは態度の面中に何かを隠す人によく重なる受け流す姿勢が近い。責任を逃げるとは限らない

のらりくらりとしたキャラの型

のらりくらりとしたキャラは、何からかわしているのかと、かわした先で何をしているのかで型が分かれます。仕事を人に預ける上司から、恋の返事を先延ばしにする人まで、よく描かれる型を並べました。

役目を部下に預ける型

上の立場にいるのに、仕事は部下や仲間に預けて、自分は酒や昼寝に逃げる型です。叱る役のしっかり者がそばにいて、その掛け合いごと愛されます。たとえば、京楽春水(『BLEACH』)がこの型です。

怠けて見せて油断させる型

やる気のない顔で周りの警戒をゆるめ、ここぞという時にだけ手の内を見せる型です。本当に怠けているだけの日もあるので、周りはいつまでも見抜けません。たとえば、セイウンスカイ(『ウマ娘 プリティーダービー』)がこの型です。

守る時だけ前に出る型

ふだんは昼寝や遊びを選んで仲間に叱られているのに、仲間が危ない場面では誰より先に前へ出る型です。そのゆるさと速さの落差が見せ場になります。たとえば、小鳥遊ホシノ(『ブルーアーカイブ』)がこの型です。

縁談や家の話を流す型

親や家から勧められる縁談、就職、跡継ぎの話に、はっきり断らず応じもしない型です。暮らしは気ままでも、家との間にはいつも話の続きが残っています。たとえば、長井代助(夏目漱石『それから』)がこの型です。

勘定をうやむやにする型

払うべきもの、返すべきものを、愛嬌と居座りで先延ばしにする型です。催促する側がいつのまにか笑わされていて、強く出られなくなります。たとえば、佐平次(落語『居残り佐平次』)がこの型です。

返事だけはいい型

頼まれると「やるやる」と気持ちよく引き受けるのに、いつまでも手をつけない型です。悪気がないので、頼んだ側も怒りどころに迷います。

本題の前に姿を消す型

大事な話が始まりそうな気配を察すると、用事を作って先にいなくなる型です。逃げ足の速さだけは、周りの誰よりも確かです。

恋の返事を先延ばす型

告白や、二人の関係に名前をつける話から、笑ってかわし続ける型です。離れていくわけではないので、相手は待つことも諦めることもできません。

のらりくらりキャラの作り方と台詞例

のらりくらりとしたキャラは、何から逃げているのかと、誰が追いかけてくるのかを決めると作りやすくなります。逃げ場がなくなった一場面で、その人がどうするかが、いちばんの見せ場です。

台詞は「心の距離」の順に4段階で並べています。表の顔 → ほころび(素が一瞬見える)→ 信頼した相手だけ → 独りの時。のらりくらりとしたキャラは、表の顔ではゆるく返事をして話を流し、ほころびで流した先の誰かの困り顔にふと気づき、信頼した相手にはつかまりたくない理由を話し、独りの時には逃げ続けた先に何が残るかを見つめています。話し方は口振カルテで調整できます。

1表の顔人前・ふだん
2ほころび素が一瞬見える
3信頼した相手だけ見せると決めた本音
4独りの時誰にも見せない本音

下に行くほど心の距離が近づきます。同じ人物の4つの顔として読んでください。

自分のキャラクターの顔を置くと、下の台詞をその子が話しているように読めます。

性分帖の台詞は、自分で作ったキャラクターにどんな口調や性格が合うかを確かめるためのものです。画像と名前はこの端末にだけ保存され、ほかの属性のページでも同じ子が出ます。

女性ののらりくらりとしたキャラ

女性ののらりくらりとしたキャラは、締め切りをいつも先へ送る子、頼まれごとを笑顔で受けて寝かせておく子、叱られても眠そうに手を振る子として描かれます。しっかり者の友達に世話を焼かれながら、どこか憎めない形が好まれています。

よくある形
委員会の書類を机の奥に寝かせる子/「明日やる」が口ぐせの部員/図書室の奥でいつも寝ている子/叱る友達の隣でお菓子を食べている子
外すなら
何でも先送りにする子が、一つの約束だけは一度も破らない形にする。または、ゆるく逃げ続ける子が、自分を追いかけてくれる人がいなくなるのを怖がっている形にする
気をつけたいこと
のらりくらりを、ただのだらしなさとして描かないこと。誰かにしわ寄せがいく場面と、それに本人が気づく場面を一つずつ入れると、人物に重みが出ます
1表の顔人前・ふだん

「その件ね、うん、覚えてる覚えてる。来週の私がきっとやるよ」

締め切りを聞かれ、机に頬をつけたまま

2ほころび素が一瞬見える

「……あれ。今の、本気で困ってた顔だった?」

寝かせておいた書類を、友達が一人で片づけているのを見て

3信頼した相手だけ見せると決めた本音

「決めたら、そこから動けなくなるでしょ。動けない場所って、昔から息が詰まるの」

屋上で、膝を抱えて友達にだけ

4独りの時誰にも見せない本音

「待っててくれる人がいるうちは、このままでいたいなんて、ずるいよね」

自室で、未読の通知を開かないまま

男性ののらりくらりとしたキャラ

男性ののらりくらりとしたキャラは、仕事を部下に預けて昼寝をする上司、追及をのんびりした返事でかわす年長者、縁談や家の話から逃げ続ける次男として描かれます。叱る役との掛け合いと、いざという時の顔の差が魅力になります。

よくある形
書類を部下の机へそっと移す隊長/会議の時間だけいなくなる先輩/酒を片手に昼から縁側にいる人/家からの手紙を開けずに積んでおく次男
外すなら
何でも人に預ける人が、誰にも預けない仕事を一つだけ抱えている形にする。または、追及をかわし続ける人が、ある問いにだけは逃げずに答える形にする
気をつけたいこと
逃げる姿を、かっこよさだけで描かないこと。預けられた側の苦労をきちんと見せると、その人がなぜ許されているのかが伝わります
1表の顔人前・ふだん

「会議? あー、俺が出るより君が出たほうが話が早いって」

書類の束を、部下の机へそっと移しながら

2ほころび素が一瞬見える

「怒るなって。分かった、判子だけは今押す。判子だけな」

部下ににらまれ、引き出しを三つ開けて判子を探して

3信頼した相手だけ見せると決めた本音

「俺が全部やれる顔をしたら、俺がいなくなった時、お前らが困るだろ」

夜の詰所で、残っていた部下に酒を注ぎながら

4独りの時誰にも見せない本音

「誰の名前も背負わずに済む日が、一日くらいあってもいいだろうに」

独り縁側で、空になった徳利を傾けて

女性向け作品ののらりくらりとしたキャラ

女性向け作品ののらりくらりとしたキャラは、待ち合わせにいつも少し遅れてくる人、主人公の問いをゆるい笑顔で流す人、関係に名前をつける話からだけは逃げる人として描かれます。つかまらない人がつかまる瞬間が、恋の見せ場になります。

よくある形
約束の時間を「だいたい」で覚えている人/主人公の家の縁側で勝手に昼寝している人/大事な話の前にふらっと消える人/家の跡継ぎの話を笑って流す人
外すなら
何でも先延ばしにする人が、主人公との約束にだけは早く来る形にする。または、関係の名前から逃げる人が、主人公が離れようとした時にだけ自分から追いかける形にする
気をつけたいこと
主人公を待たせ続けることを、魅力だけで描かないこと。待たされた側の気持ちを受け止める場面を入れると、逃げていた人の誠実さが見えてきます
1表の顔人前・ふだん

「待ち合わせは三時? うん、三時くらい。だいたい三時」

電話越しに、まだ布団の中から

2ほころび素が一瞬見える

「え、怒ってる? それは、ちょっと困るな。君にだけは」

遅れて着き、主人公の顔を見て笑みを引っこめて

3信頼した相手だけ見せると決めた本音

「付き合おうって言われたら、うんって言えない。言ったら、いつか終わる話が始まるから」

夜の公園のベンチで、主人公の手元を見たまま

4独りの時誰にも見せない本音

「君の前でだけは、ちゃんとつかまってみたかったんだけどな」

帰りの電車で、窓に額をつけて

男性向け作品ののらりくらりとしたキャラ

男性向け作品ののらりくらりとしたキャラは、部活をさぼって昼寝をする後輩、主人公に仕事を押しつけて笑う先輩、やる気のない顔で実は全部見ている策士として描かれます。ゆるい顔と、ふいに見せる真剣な顔の落差が魅力になります。

よくある形
部室のソファで寝ている先輩/「先輩が先に行ってくれたら行きます」が口ぐせの後輩/釣りや昼寝で姿を消す子/叱られても眠そうに笑う委員長
外すなら
いつも逃げている子が、主人公が困った時だけ誰より先に駆けつける形にする。または、怠けて見せている子が、本当に疲れている日だけは主人公にそれを隠せない形にする
気をつけたいこと
ゆるさを、主人公に面倒を見させる係だけにしないこと。本人が逃げているものを一つ決めておくと、ヒロインとして奥行きが出ます
1表の顔人前・ふだん

「部活? 行きます行きます。先輩が先に行ってくれたら、あとから」

放課後の教室で、机に伏せたまま手だけ振って

2ほころび素が一瞬見える

「えー、本当に置いてくんですか。じゃあ、半分だけ起きます」

主人公に鞄を持っていかれ、のろのろ顔を上げて

3信頼した相手だけ見せると決めた本音

「頑張ってる人の隣は、まぶしくて目が開けてられないんです。先輩の隣だけは、ちょっと平気」

夕方の河原で、主人公と並んで座って

4独りの時誰にも見せない本音

「みんなが本気になる日が来たら、私、どこにいればいいんだろう」

独りの帰り道で、遠くの部室の明かりを見ながら

この属性から作る性分診断(キャラクター作成診断)を、「のらりくらり」の札を置いたところから始めます

のらりくらりキャラを書く時のコツと避けたいこと

コツ

  1. 逃げている先を一つ決める:昼寝、酒、釣り、冗談、急な用事。逃げ込む先が決まると、その人の一日と居場所が見えてきます
  2. 追いかける人を置く:叱る部下、待つ恋人、催促する店の人。追う側がいると、ゆるさが掛け合いになり、場面が動きます
  3. 逃げない一つを持たせる:何でもかわす人が、これだけは引き受ける、これだけは答える。その一つが、人物の芯になります
  4. かわし方を言葉より動きで見せる:書類を人の机へ移す、話の前に立ち上がる、通知を開かない。動きで逃げると、台詞に頼らずのらりくらりが伝わります

何からかわすかで変わる見え方

かわすものどう見えるか揺らす出来事
仕事・役目憎めない怠け者代わりに背負っていた人が倒れる
家・縁談気ままな自由人家の人が本気で頭を下げてくる
お金・借り愛嬌のある困った人笑ってくれていた人が笑わなくなる
恋の答えずるくて目が離せない人相手が待つのをやめる

避けたいこと

  • のらりくらりを、だらしなさや無責任さだけの見せ方にすること
  • しわ寄せを受ける人を、笑いの道具だけにすること
  • 逃げる理由を、毎回同じ言い訳で説明すること。理由は語らせずに、逃げない一場面で見せるほうが伝わります
  • 怠けや先延ばしを、実在の病気や困りごとと重ねて笑いにすること

のらりくらりに合う口調・組み合わせやすい属性

合う口振(口振カルテへ)

のらりくらりは、人との距離の属性なので、口振は「求められた時の返し方」で選びます。ゆるく受け流すのか、おおらかに構えるのか、冗談で場をそらすのか。返事の温度を決めると、かわし方の色が決まります。

組み合わせやすい属性

のらりくらりに飄々を重ねると、逃げ方まで風のようで誰にもつかめない人になり、はぐらかし上手を重ねると、態度でも言葉でも答えを渡さない人になります。策士・参謀を重ねれば怠けた顔そのものが作戦になる人に、最強を重ねれば本気を見せないまま場を収めてしまう人に。おっとりを重ねると叱られても怒る気になれない人になり、兄貴分を重ねれば、仕事は預けても後輩の窮地には必ず顔を出す人になります。

ぶつかりやすい属性(あえて使うと面白い)

真面目や委員長のような、決まりや約束を守る属性は、のらりくらりとぶつかりやすい属性です。一人に重ねると「逃げてばかりなのに、決まりの重さをいちばん知っている人」というねじれになり、相棒として並べると、追う人と逃げる人の掛け合いで、どちらも引き立ちます。

「のらりくらり」という言葉の歴史

つかまえようとしてもすり抜ける人は、江戸時代の言葉にも、落語や小説にも出てきます。ここでは、言葉と人物像の主な出来事をまとめます。

年表を開く
1680年

仮名草子『杉楊枝』に「ぬらりくらり」の用例があり、日本国語大辞典ではこれが早い例として挙げられています。

1755年

談義本『化物判取牒』に「のらりくらり」が出てきます。日本国語大辞典では、これが「のらりくらり」の初出とされています。

1816年

小林一茶の『七番日記』に「日が長いなんのとのらりくらり哉」の句があります。だらだらと日を送る様子に使われています。

1909年

夏目漱石『それから』が新聞に連載されます。働かず、父の勧める縁談にも応じない高等遊民・長井代助が描かれました。

1957年

映画『幕末太陽傳』が公開されます。勘定を払わずに居残る男が主人公で、初代春風亭柳枝の作とされる落語『居残り佐平次』から人物を借りています。

1966年

遠藤周作『沈黙』に「役人の質問にのらりくらりと返事をしました」という一文があり、日本国語大辞典で「追及をかわす」意味の用例として引かれています。

今ののらりくらりとしたキャラのイメージ

  • ゆるさの奥の顔:ただ怠けているだけではなく、いざという時にだけ見せる顔がある人として読まれることが多くなっています。その一場面を待つのが、楽しみ方の一つです
  • 叱る人とのセット:真面目な部下、しっかり者の後輩、世話焼きの友達。のらりくらりとした人は、追いかける人と並んだ時にいちばん生きます
  • 隣にいて楽な人:何も求めてこない、急かさないゆるさが、癒やしとして受け取られることもあります。頑張りすぎる人の隣に置かれる役として好まれています
  • 2025〜2026年に人気の作品では:『ブルーアーカイブ』の小鳥遊ホシノのように、昼寝や怠けた顔のまま、仲間の危機には誰より先に動く人物が好まれています

よくある質問

のらりくらりとしたキャラとはどういう意味ですか?

追及や約束、責任を、はっきり断らずにゆるくかわし続けるキャラクターのことです。返事はしても動かず、叱られても調子を崩しません。逃げ足だけは確か、という人物です。

のらりくらりと飄々の違いは何ですか?

飄々は人柄全体の「つかみどころのない空気」で、責任のある場面ではきちんと動く人もいます。のらりくらりは、求められた時に逃げる態度のことです。仕事を任された時に、あっさり片づけるなら飄々、「あとで」と言って片づけないならのらりくらりです。

のらりくらりとはぐらかし上手の違いは何ですか?

はぐらかし上手は言葉の技で、質問返しや冗談で答えを渡しません。のらりくらりは態度で、「うん、やる」と答えたうえで動かない、その場からいなくなる、という形をとります。口下手でも、のらりくらりな人はいます。

のらりくらりと無気力の違いは何ですか?

無気力は、何かをする気力そのものがない状態です。のらりくらりな人は、逃げることには手間も知恵もかけます。好きなことには元気なのに、頼まれごとからだけ逃げるなら、のらりくらりです。

のらりくらりは悪い意味の言葉ですか?

辞書では「老獪な答弁」に使うとあるように、責める時に使われやすい言葉です。キャラクターでは、憎めなさや、隠した本気とセットにすると魅力になります。昼行灯のように、ゆるさが隠れ蓑になる人物にも使えます。

のらりくらりとしたキャラを嫌われにくくするコツは?

逃げた分を、誰かが拾っていると本人が知っていることです。礼を言う、あとで埋め合わせる、叱る人にだけは頭が上がらない。しわ寄せに気づいている人なら、ゆるさが甘えではなく人柄として読めます。

「ぬらりくらり」「のらくら」とは同じ意味ですか?

どれも近い言葉です。ぬらりくらりは、ぬるぬるすべってつかまえにくい様子から来た、のらりくらりとほぼ同じ意味の言葉です。のらくらは、怠けて遊んでいることや、その人を指す使い方が強い言葉です。

参考にした資料

最終更新:2026年11月7日 / サザノノ 性分帖。(しょうぶんちょう・キャラ属性辞典)

この属性から作る性分診断(キャラクター作成診断)を、「のらりくらり」の札を置いたところから始めます
多くの方に教えてくださると、喜びます!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次