サザノノ 性分帖。 > ふだんの温度 > やれやれ系
やれやれ系とは、騒動や周りの盛り上がりに巻き込まれると、呆れて肩をすくめ、なるべく関わらないようにしながらも、はっきりとは拒まないキャラクターのことです。
要点
- 「やれやれ」は、ほっとした時にも、呆れた時にも使う古い感動詞。やれやれ系は、その中の呆れながらも受け入れてしまう気持ちから名づけられました
- 見分ける条件は3つ。自分からは始めない・呆れて距離をとる・それでも完全には見捨てない
- 苦労人も巻き込まれてため息をつきますが、最後には後始末まで引き受けます。呆れて距離をとるのがやれやれ系、呆れながら動くのが苦労人です
- 口ぐせが「やれやれ」でも、自分の目的のために動く人はやれやれ系とは呼ばれにくく、反対に一度も言わなくても、受け身で冷めた人はやれやれ系と呼ばれます
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やれやれ系の意味と語源
「やれやれ」は、「やれ」を重ねた感動詞です。辞書には、困りごとが片づいてほっとした時、思わぬ困難や疲れでがっかりした時、他人の不幸に同情した時など、いくつもの意味が並んでいます。あきれた時の「やれやれ」は、室町時代の終わりごろの狂言にもう用例があり、とても古い言い方です。
キャラクターの「やれやれ系」は、このうち「思いどおりではないけれど、仕方なく受け入れる」気持ちから名づけられました。周りが盛り上がっている時に、うんざりした様子で肩をすくめる。けれど、はっきり「嫌だ」とは言わずに、結局その場にいる。呆れと付き合いのよさが同居しているのが、やれやれ系の中身です。
「やれやれ系主人公」という形で、とくにライトノベルの語り手や主人公に使われることが多い言葉です。決め手は口ぐせではなく態度で、物事に消極的で、巻き込まれる側に立ち、冷めた目で状況を眺めているかどうかで判断されます。このページでは、気持ちの温度が低めに見えることを表す言葉として、ふだんの温度の群に入れています。
やれやれ系キャラかどうかの見分け方
ため息をつくキャラが、すべてやれやれ系になるわけではありません。やれやれ系と呼べるのは、次の3つがそろった時です。
- 自分からは始めない:騒動は向こうからやってくる。誘われる、頼まれる、たまたま居合わせる、のどれかで巻き込まれる
- 呆れて距離をとる:盛り上がる周りを冷めた目で見て、肩をすくめる。できれば関わらずに済ませたいと思っている
- それでも完全には見捨てない:口では嫌がっても、はっきり断らずにその場に残る。いざという時は、少しだけ手を貸す
苦労人・クール・ダウナーとの違い
やれやれ系は、低めの温度で騒動を眺める属性とよく混ざります。こう覚えると見分けやすくなります。やれやれ系は呆れて距離をとる人、苦労人は呆れながら動く人、クールは関心を持ったうえで落ち着く人、ダウナーはもともと低いテンションでいる人。
| やれやれ系 | 苦労人 | クール | ダウナー | |
|---|---|---|---|---|
| 騒動への向き合い方 | 呆れて、なるべく関わらない | 望まないが、引き受けて動く | 落ち着いて、必要なら動く | 自分のペースのまま眺める |
| 周りへの関心 | あるのに、ないふりをする | ある(放っておけない) | ある(出さないだけ) | あるが、熱くはならない |
| よく出る仕草 | 肩をすくめる・ため息 | 頭を抱える・ツッコミ | 表情を変えない | 気だるげにあくび |
| 崩れる瞬間 | 見捨てられない相手が危ない時 | 限界が来て怒る時 | 大切なものが危ない時 | 好きなことの話になった時 |
いちばん混ざりやすいのは苦労人です。どちらも巻き込まれてため息をつきますが、苦労人のページで書いたとおり、苦労人は最後に腰を上げて後始末まで引き受けます。やれやれ系は、呆れて終わるか、ほんの少し手を貸すところで止まります。ただ、やれやれと言いながら結局付き合ってしまうキャラは多く、関わる量が増えるほど苦労人に近づきます。この二つは、同じキャラの中で行ったり来たりする言葉だと考えると書きやすくなります。
クールとの違いは、態度の理由です。クールの落ち着きは周りをよく見たうえでの余裕ですが、やれやれ系の冷めた態度は「関わりたくない」という気持ちから来ています。
無気力・冷笑・ツッコミ役、言葉の違い
やれやれ系の型
やれやれ系は「何に巻き込まれるか」と「どこまで手を貸すか」で型が分かれます。
騒動の中心にいる誰かを、隣で呆れながら語る型です。仲間の中で一人だけ普通の人として、騒動に巻き込まれ続けます。たとえば、キョン(『涼宮ハルヒの憂鬱』)がこの型です。
無駄な力は使わない、と決めている型です。それでも好奇心の強い誰かに引っぱられて、結局は動いてしまいます。たとえば、折木奉太郎(『氷菓』)がこの型です。
受け身で面倒くさがりなのに、力は圧倒的という型です。本人は巻き込まれただけのつもりでも、周りが勝手に驚いていく。異世界ものの主人公によく見られます。
文句を言いながらも、結局は手を貸してしまう型です。手を貸す量が増えるほど苦労人に近づきます。いちばん好かれやすいやれやれ系です。
先生や上司、保護者役の大人が、若者の勢いに振り回される型です。呆れた顔の奥に、見守る余裕と経験がある。年上の落ち着きが魅力になります。
思いつきで突っ走る相方に、呆れながら毎回付き合う型です。男女どちらでも書けて、幼なじみや親友の形が多い。二人の温度差が、そのまま掛け合いになります。
やれやれ系キャラの作り方と台詞例
同じやれやれ系でも、キャラの性別や、誰に向けた作品かで「心が動くポイント」が変わります。4つの向きごとに、よくある形と、外し方、台詞例をまとめました。
台詞は「心の距離」の順に4段階で並べています。表の顔 → ほころび(素が一瞬見える)→ 信頼した相手だけ → 独りの時。やれやれ系は、表の顔で呆れてみせ、ほころびで隠していた関心をのぞかせ、信頼した相手には付き合う本当の理由を、独りの時には関わらずにいられない自分への戸惑いを見せています。話し方は口振カルテで調整できます。
下に行くほど心の距離が近づきます。同じ人物の4つの顔として読んでください。
自分のキャラクターの顔を置くと、下の台詞をその子が話しているように読めます。
性分帖の台詞は、自分で作ったキャラクターにどんな口調や性格が合うかを確かめるためのものです。画像と名前はこの端末にだけ保存され、ほかの属性のページでも同じ子が出ます。
ドラッグで位置を動かせます
女性のやれやれ系キャラ
女性のやれやれ系は、思いつきで突っ走る親友や幼なじみの隣で、呆れ顔のまま付き合う相棒として光ります。文句は言うのに、誘われると断らない。その付き合いのよさに、二人の長い関係が見えるタイプです。
- よくある形
- 騒がしい親友の幼なじみ/部活で唯一の常識人/わがままな姉や妹に振り回される姉妹/暴走する上司を見守る部下
- 外すなら
- いつも呆れている彼女が、ある日だけ自分から騒ぎを始める形にする。または、相方が来なくなった日に、誰より落ち着かなくなる形にする
- 気をつけたいこと
- 相方を下げるための引き立て役だけにしないこと。呆れながらも付き合い続ける理由を一つ決めておくと、彼女自身の物語が見えてきます
1表の顔人前・ふだん
「また? ……はいはい、付き合えばいいんでしょ」
放課後、親友が今週三つ目の思いつきを言い出して
2ほころび素が一瞬見える
「笑ってない。……笑ったけど、あれはあんたの転び方が悪い」
騒ぎのあと、声を出して笑っていたのを指摘されて
3信頼した相手だけ見せると決めた本音
「あんたの無茶を止められるの、たぶん私だけ。だから、一人で勝手に行かないで」
夕方の帰り道、珍しく相手の顔を見て
4独りの時誰にも見せない本音
「断ればよかったのに。……でも、来週もきっと付き合ってる」
自分の部屋で、明日の約束のメッセージを見返しながら
男性のやれやれ系キャラ
男性のやれやれ系は、騒動に巻き込まれる主人公や語り手として描かれることが多いタイプです。面倒ごとは嫌いだと言いながら、気づけば騒ぎの真ん中にいる。冷めた語りの中に、仲間を大事に思う気持ちがにじむのが魅力です。
- よくある形
- 変わった部活に入れられた高校生/好奇心の強い仲間に引っぱられる省エネ派/騒がしいクラスの語り手/異世界に呼ばれてしまった青年
- 外すなら
- 関わりたくない理由が、昔、本気で関わって傷ついたことだと分かる形にする。または、呆れているふりをしていただけで、実は誰より騒ぎを楽しんでいたと明かす形にする
- 気をつけたいこと
- 周りを見下す冷笑にしないこと。呆れているのは相手の勢いであって、相手そのものではない、と伝わる場面を入れると、付き合いのいい人に見えてきます
1表の顔人前・ふだん
「面倒ごとはごめんだ。俺は見てるだけにする」
部室で、また始まった騒ぎから目をそらして
2ほころび素が一瞬見える
「……その道は通れない。さっき見てきたから」
関わらないと言った直後に、つい口をはさんで
3信頼した相手だけ見せると決めた本音
「巻き込まれるのも、案外悪くないと思ってる。あいつには言うなよ、調子に乗るから」
騒ぎの中心の友人がいない屋上で、古い友人にだけ
4独りの時誰にも見せない本音
「何もしないほうが楽なのは分かってる。なのに、気づいたら走ってた」
夜、すりむいた膝に絆創膏を貼りながら
女性向け作品の男性のやれやれ系
女性向けでは、面倒くさそうにため息をつくのに、困っている時には必ず手を貸してくれる人として描かれます。「面倒」と言いながら、主人公のことだけは一度も面倒がらない。その差が、ときめきの中心です。気だるげな先輩や、無愛想な幼なじみの形でよく見られます。
- よくある形
- やる気のなさそうな先輩/面倒くさがりの幼なじみ/ため息ばかりの同僚/呆れながら世話を焼く年上の隣人
- 外すなら
- いつも呆れている彼が、主人公に振り回されることだけは楽しみにしていると分かる形にする。または、立場が逆になって、主人公のほうが彼に呆れる形にする
- 気をつけたいこと
- ため息や「面倒」が、主人公を下に見る言葉に聞こえないようにすること。呆れた顔のあとに、必ず手を貸す行動をつけておくと、安心してときめけるキャラになります
1表の顔人前・ふだん
「頼む相手、間違えてない? ……まあ、いいけど」
重い段ボールを前に声をかけられて、ため息まじりに
2ほころび素が一瞬見える
「心配してない。たまたま通りかかっただけ」
遅くまで残っている主人公の机に、温かい缶を置いて
3信頼した相手だけ見せると決めた本音
「迷惑って言うなよ。頼まれなかった日のほうが、よっぽど落ち着かないんだから」
「迷惑かけてごめん」と謝られて、少し困った顔で
4独りの時誰にも見せない本音
「あいつが困る前に気づけるように、ずっと見てた。面倒なのは、たぶん俺のほうだ」
家に帰って、上着を脱ぎながら
男性向け作品の女性のやれやれ系
男性向けでは、騒ぎを起こす主人公に呆れながら、毎回きちんと付き合ってくれる後輩や同級生として描かれます。冷めた口ぶりなのに、呼べば必ず来てくれる。呆れ顔の奥にある付き合いのよさが、つい構いたくなる隙になります。
- よくある形
- 主人公の部活の冷静な後輩/騒がしい兄に呆れる妹/何にでも首をつっこむ主人公の幼なじみ/ため息まじりの生徒会役員
- 外すなら
- 呆れていたのは照れ隠しで、実は誘われるのを毎回待っていたと分かる形にする。または、彼女のほうが騒ぎを起こし、主人公が呆れる側に回る回を作る
- 気をつけたいこと
- 主人公を冷たくあしらうだけの子にしないこと。呆れながらも手当てや段取りを引き受ける場面を入れると、そっけなさが信頼に見えてきます
1表の顔人前・ふだん
「先輩、また変なことに首をつっこんでますね。……で、私は何をすればいいんですか」
部室の扉を開けた瞬間、状況を見て察して
2ほころび素が一瞬見える
「……息が切れてるのは、階段のせいです。先輩、いいから手を出してください」
救急箱を抱えて、息を切らしながら駆けつけて
3信頼した相手だけ見せると決めた本音
「先輩の騒ぎに付き合うの、嫌いじゃないです。一人で巻き込まれるより、ずっといい」
片付けの終わった部室で、窓の外を見ながら
4独りの時誰にも見せない本音
「明日もどうせ巻き込まれる。楽しみにしてるなんて、絶対に言わない」
寝る前に、明日の予定を確かめながら
やれやれ系を書く時のコツと避けたいこと
コツ
- 関わりたくない理由を決める:面倒くさがり、力を温存したい、昔の失敗、照れ隠し。理由によって、同じ呆れ顔でも見え方が変わります
- それでも動く一線を決める:この人が困ったら、この場面になったら、さすがに動く。一線がはっきりしているほど、動いた時の場面が光ります
- 呆れの中に観察を混ぜる:興味がないと言いながら、誰より状況をよく見ている。小さな気づきを一つ言わせるだけで、冷めた態度に奥行きが出ます
- ぼやきは短く:長い愚痴より、ため息と一言。呆れを説明しすぎないほうが、やれやれ系らしい軽さが出ます
避けたいこと
- 周りを見下し、「自分だけが分かっている」という態度を、かっこよさとして描くこと。やれやれ系がいちばん嫌われやすい形です
- 何もしないまま、周りが勝手にほめて好いてくれる形だけで物語を進めること。本人が選んで動く場面を、どこかに一つ入れたいところです
- 向けられた好意に気づかないふりを繰り返して、相手を傷つけたままにすること
- 心が疲れて動けない状態を、ただの面倒くさがりとして笑いにすること
やれやれ系に合う口調・組み合わせやすい属性
合う口振(口振カルテへ)
やれやれ系は、「どんなふうに呆れるか」で口振を選ぶと書きやすくなります。気だるげにぼやくのか、皮肉をひとこと添えるのか、つかみどころなく流すのか、素っ気なく返すのかで、同じため息でも印象が変わります。
組み合わせやすい属性
やれやれ系に苦労人を重ねると、文句を言いながら後始末まで引き受ける、好かれやすい形に。クールを重ねると落ち着いた観察者に、ダウナーを重ねると気だるげな空気をまとった人になります。ツンデレを重ねれば「仕方ないから付き合ってやる」が照れ隠しの人に、一般人を重ねれば変わった人たちに囲まれた普通の語り手に。天才肌を重ねると、やる気はないのに力は飛び抜けている実は最強型になります。
ぶつかりやすい属性(あえて使うと面白い)
熱血は、何にでも全力でぶつかる属性で、やれやれ系とは温度が正反対です。一人に重ねるのは難しいものの、関係性で並べると、突っ走る熱血と、呆れながら付いていくやれやれ系という定番のふたりになります。元気キャラも同じで、思いつきで周りを巻き込む元気な子と、その隣でため息をつくやれやれ系は、物語を回す名コンビです。
やれやれ系の歴史
「やれやれ」は古い言葉ですが、「やれやれ系」はキャラクターを表す言い方として、比較的新しく広まったものです。ここでは、主な出来事をまとめます。
年表を開く
狂言の中に、あきれた時やがっかりした時の「やれやれ」が見えます。感動詞としてのやれやれは、とても古い言い方です。
作家の村上春樹がデビューします。その小説では語り手の「僕」がよく「やれやれ」と口にすることで知られています。冷めた語り口と結びついたやれやれの、古い例です。
口ぐせが「やれやれだぜ」の主人公が登場する、『ジョジョの奇妙な冒険』第3部の連載が始まります。ただしこの主人公は、目的のために自分から戦うため、やれやれ系とは別の形として語られることが多いキャラです。
ライトノベルで、消極的で冷めた主人公が増えていきます。2000年代のライトノベルブームのころには、熱血でも真面目でもない「やれやれ系主人公」が目立つ形になりました。
騒動に巻き込まれる普通の男子高校生が語り手のライトノベルが刊行され、2006年にアニメになります。「やれやれ系」という言葉が広まるきっかけになった作品です。
小説投稿サイトの異世界ものの主人公に、受け身で圧倒的に強いやれやれ系が多く見られるようになります。
女性向けのウェブメディアが、若者言葉の一つとして「やれやれ系」の意味を紹介します。物事に常に消極的で、盛り上がっている周りに呆れる人、と説明されました。
今のやれやれ系のイメージ
- 好かれる形と嫌われる形がはっきりある:周りを見下す、何もしていないのに達観している、好意に気づかないといった形は嫌われやすく、ぼやきながら結局助ける、頼りなさそうで実は頼れる、という形は好かれます
- 口ぐせより態度で決まる:「やれやれ」と言うかどうかではなく、受け身で冷めた態度かどうかでやれやれ系と呼ばれます。一度も言わないやれやれ系もいます
- 巻き込まれ役の語り手として定番に:変わった人たちの騒ぎを、普通の目線で呆れながら語る役は、読み手と同じ立場に立てる便利な形として、今も多く使われています
- 「何もせず最強」から「動いて変わる」へ:何もしなくても勝てる主人公の型は減り、努力や挫折を経験する主人公が増えています。やれやれ系も、最後には自分で選んで動く形のほうが受け入れられやすくなっています
- ほかの属性と重なりやすい:苦労人、ツッコミ役、鈍感、ダウナーと重ねて使われることが多く、やれやれ系だけで人物を作るより、別の属性の味付けとして使われる場面が増えています
よくある質問
やれやれ系とはどういう意味ですか?
騒動や周りの盛り上がりに巻き込まれると、呆れて肩をすくめ、なるべく関わらないようにしながらも、はっきりとは拒まないキャラクターのことです。ライトノベルの主人公や語り手によく使われ、「やれやれ系主人公」とも呼ばれます。
やれやれ系と苦労人の違いは何ですか?
どちらも巻き込まれてため息をつきますが、やれやれ系は呆れて距離をとり、苦労人は呆れながらも後始末まで引き受けます。やれやれと言いながら結局付き合ってしまうキャラは、関わる量が増えるほど苦労人に近づきます。
やれやれ系とクールの違いは何ですか?
クールは、周りに関心を持ったうえで落ち着いている性格です。やれやれ系は、関心があるのに「関わりたくない」と冷めた態度を見せる形です。態度は似ていても、理由が違います。
「やれやれ系」の由来は何ですか?
感動詞の「やれやれ」のうち、思いどおりではないけれど仕方なく受け入れる、呆れの気持ちから名づけられました。騒動に巻き込まれる男子高校生が語り手のライトノベル(2003年)が、言葉の広まるきっかけになったとされています。
「やれやれ」が口ぐせなら、やれやれ系ですか?
そうとは限りません。口ぐせが「やれやれ」でも、自分の目的のために自分から動くキャラは、やれやれ系とは呼ばれにくくなります。反対に、一度も言わなくても、受け身で冷めた態度ならやれやれ系と呼ばれます。
やれやれ系キャラが嫌われないように書くには?
周りを見下さないこと、そして呆れた顔のあとに、少しでも手を貸す行動をつけることです。関わりたくない理由と、それでも動く一線を決めておくと、冷めた態度が付き合いのよさとして伝わります。
次に読む
参考にした資料
- コトバンク「やれやれ」(デジタル大辞泉・日本国語大辞典の語釈、狂言の用例)
- Oggi.jp「やれやれ系」についての記事(2021年7月9日、意味・由来・特徴・対義語)
- ピクシブ百科事典「やれやれ」(やれやれ系主人公の特徴、2000年代のライトノベルブーム、口ぐせと態度の関係)
- ニコニコ大百科「やれやれ」(村上春樹作品のやれやれ)
- AREA BLUE「やれやれ系主人公」(2019年、特徴、嫌われる理由、多い理由)
- 小説家になろう 掲載のエッセイ(2021年、ランキングにヤレヤレ系主人公が並ぶ理由の考察)
- 現代ビジネス「なろう系」についての記事(努力や挫折を経験する主人公が増えているという指摘)
- TV Tropes「Deadpan Snarker」(皮肉な合いの手を入れる冷めた役、英語圏での整理)
- Wikipedia「涼宮ハルヒシリーズ」(2003年刊行、2006年アニメ、キョンの立ち位置)
- Wikipedia「氷菓 (小説)」(2001年刊行、折木奉太郎の省エネ主義)
- マンガペディア 漫画の登場人物の口癖まとめ(「やれやれだぜ」の口ぐせ)

