サザノノ 性分帖。 > 立ち位置 > ツッコミ役
ツッコミ役キャラとは、周りのボケや、おかしな言動を口に出して指摘し、その面白さを見ている人に分かりやすく伝える役回りのキャラクターのことです。
要点
- 語源は「突っ込む」。漫才で、ボケの間違いを指摘して笑いを生む役から広まった言葉です
- 見分ける条件は3つ。ずれを口に出す・相手のボケを受けて返す・その一言で笑いや話のテンポが生まれる
- 常識人とは重なりやすい別の言葉です。常識人は「おかしい」と感じる人、ツッコミ役はそれを言葉にする人。自分もずれているのにツッコむ人もいます
- 叫ぶ、心の中でつぶやく、淡々と一言で切る。ツッコミの形そのものが、キャラの個性になります
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ツッコミ役の意味と語源
ツッコミは、動詞の「突っ込む」から来た言葉です。もとは「勢いよく入りこむ」「深く立ち入る」という意味で、そこから、相手の話のおかしな所に鋭く切りこむ、という使い方が生まれました。漫才では、ボケ(わざと間違えたり、とぼけたりする役)に対して、その間違いを指摘する役をツッコミと呼びます。明治から大正の漫才では「シン」と呼ばれていたとも言われています。
お笑いの世界では、ツッコミの役割は「ボケの面白さを、見ている人に分かりやすく伝えること」です。ボケだけでは、客は笑っていいのか分からない。ツッコミが「なんでやねん」と言うことで、そこが笑う所だと伝わります。地味に見えて、言葉の数と、間の取り方と、言い方の加減が要る役です。
キャラクターの言葉としてのツッコミ役は、ギャグの多い作品で、周りのボケを受けて返す人を言います。ギャグ作品はボケが多くツッコミが少なくなりがちで、ツッコミがいないと話が進まず、読者が置いていかれます。性格ではなく、会話の中での役目を言う言葉なので、この辞典では立ち位置の群に入れています。
ツッコミ役キャラかどうかの見分け方
口数が多いキャラや、よく怒るキャラが、そのままツッコミ役になるわけではありません。ツッコミ役と呼べるのは、次の3つがそろった時です。
- ずれを口に出す:おかしいと思ったことを、黙って流さずに言葉にする(心の中の声も含む)
- 相手のボケを受けて返す:自分から笑わせにいくのではなく、相手の言動を受けて反応する
- その一言で笑いやテンポが生まれる:指摘したことで場が締まり、会話が次に進む
常識人・天然・苦労人・やれやれ系との違い
ツッコミ役は、似た属性と「ずれにどう反応するか」で分かれます。こう覚えると見分けやすくなります。常識人は感じる人、ツッコミ役は言う人、天然は言われる人。
| ツッコミ役 | 常識人 | 天然 | 苦労人 | やれやれ系 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 何についての言葉か | 会話の中の役目 | 感じ方と判断 | 自覚のないずれ | 苦労の引き受け方 | 巻き込まれた時の態度 |
| ずれを見た時 | すぐ言葉にして指摘する | おかしいと感じる(言うとは限らない) | ずれている本人 | 呆れながら片づける | 呆れて距離をとる |
| 笑いとの関係 | 笑う所を伝える | 読者の物差しになる | 笑いの元になる | 苦労そのものが笑いになる | 冷めた一言が笑いになる |
| 自分もずれているか | ずれていてもツッコめる | 基本はずれていない | ずれている | まともなことが多い | まともなことが多い |
いちばん混同されやすいのは常識人です。二つはよく一人のキャラに重なりますが、常識人は中身の言葉、ツッコミ役は行動の言葉です。昔の漫才では、ボケが「愚かな役」、ツッコミが「賢い役」で、常識人の賢い役が合いの手を入れる形がほとんどでした。ただ、今の作品では、ツッコミ役が自分もずれていることは珍しくありません。いつもボケている人が、もっと変な人の前でだけツッコミに回ることもあります。
苦労人とは、ツッコミの「あと」で分かれます。ツッコんで笑いが生まれたら、そこで役目が終わるのがツッコミ役。ツッコんだうえに、壊れた物の弁償や謝りに行くところまで引き受けるのが苦労人です。
ツッコミの種類
同じツッコミ役でも、どうツッコむかで印象が大きく変わります。お笑いの言葉で、よく使われる種類をまとめました。
| どつき | 例えツッコミ | ノリツッコミ | 心の中のツッコミ | 無視・ボケ殺し | |
|---|---|---|---|---|---|
| どんな形か | はたく、ハリセンで叩くなど、体の動きを添える | 「〇〇か!」と、ずれを別のものに例えて返す | 一度ボケに乗ってから、我に返って返す | 口には出さず、語りや独り言でツッコむ | あえて反応しない、ボケを流す |
| キャラでの響き | 勢いがある。強すぎると乱暴に見える | 頭の回転が速い、言葉のセンスがある | 実はノリがいい、付き合いがいい | 冷静、内心はにぎやか | 冷たい、または上級者の余裕 |
ツッコミ役キャラの型
ツッコミ役キャラは「どんな声で、どこでツッコむか」で型が分かれます。
おかしな言動のたびに、声を張って全力でツッコむ王道の型です。たとえば、志村新八(『銀魂』)がこの型です。朝倉シン(『SAKAMOTO DAYS』)もこの型です。
声には出さず、語りや独り言の中でツッコむ型です。たとえば、斉木楠雄(『斉木楠雄のΨ難』)がこの型です。
お笑いの経験があり、ツッコミの技そのものが身についている型です。あがり症のような弱点があると、技とのギャップになります。たとえば、躑躅森盧笙(『ヒプノシスマイク』)がこの型です。
声を荒らげず、静かな口調で短く的確に返す型です。冷静な顔のままの一言が、かえって大きな笑いを生みます。たとえば、ザイン(『葬送のフリーレン』)がこの型です。
一度は相手のボケに乗って話を合わせ、途中で我に返ってツッコむ型です。ツッコミ役なのに、実は誰よりノリがいい。その付き合いのよさが、仲間からの好かれ方につながります。
ふだんは自分もボケているのに、もっと変な人が現れるとツッコミに回る型です。逆に、いつもツッコんでいる人が、ある話題でだけボケに回ることもあります。大人数の作品では、相手によって役が変わるのが自然な形です。
ツッコミ役キャラの作り方と台詞例
同じツッコミ役キャラでも、キャラの性別や、誰に向けた作品かで「心が動くポイント」が変わります。4つの向きごとに、よくある形と、外し方、台詞例をまとめました。
台詞は「心の距離」の順に4段階で並べています。表の顔 → ほころび(素が一瞬見える)→ 信頼した相手だけ → 独りの時。ツッコミ役キャラは、表の顔でテンポよくツッコみ、ほころびで実は相手のボケを楽しんでいる気持ちをのぞかせ、信頼した相手にはツッコミ続ける理由を、独りの時にはツッコミ役でいることへの迷いや誇りを見せています。話し方は口振カルテで調整できます。
下に行くほど心の距離が近づきます。同じ人物の4つの顔として読んでください。
自分のキャラクターの顔を置くと、下の台詞をその子が話しているように読めます。
性分帖の台詞は、自分で作ったキャラクターにどんな口調や性格が合うかを確かめるためのものです。画像と名前はこの端末にだけ保存され、ほかの属性のページでも同じ子が出ます。
ドラッグで位置を動かせます
女性のツッコミ役キャラ
女性のツッコミ役キャラは、自由すぎる友人の隣で、言葉のキレで笑いを取る子として描かれます。かわいく怒るのではなく、例えや言い回しの面白さで勝負する。友人のボケを一番うまく拾えるのは自分だ、という小さな自負が魅力になります。
- よくある形
- 天然な幼なじみの相方/ボケ担当ばかりの部活の部員/漫才コンビを組む女子高生/姉妹の中のツッコミ担当
- 外すなら
- いつもツッコむ彼女が、ある日相方より大きなボケをして、相方にツッコまれる形にする。または、ツッコミの例えがやけに古風で、それ自体がボケになっている形にする
- 気をつけたいこと
- きつい言葉で相方を下げるだけにしないこと。ツッコんだあとに笑い合う、相方のボケを一番楽しみにしているなど、二人の仲のよさが見える場面を入れます
1表の顔人前・ふだん
「傘を三本も持ってくるのは、用心深いじゃなくて傘屋さん」
雨の朝の昇降口で、両手いっぱいに傘を抱えて現れた友人に
2ほころび素が一瞬見える
「……今のは、ちょっと面白かった。悔しいけど」
友人に一本借りた傘が子ども用だったと気づき、こらえきれずに吹き出して
3信頼した相手だけ見せると決めた本音
「あの子のボケ、拾えるのは私だけだと思ってる。だから、ほかの子と組まれると、ちょっと面白くない」
放課後の教室で、文化祭の出し物の組み分け表を見ながら、いちばん信頼している友人に
4独りの時誰にも見せない本音
「明日の返し、もう少し短くしよう。そのほうが、あの子の顔がよく見える」
夜、今日の会話を思い出しながら、ノートに書いた言葉を一つ消して
男性のツッコミ役キャラ
男性のツッコミ役キャラは、ボケの多い仲間たちの真ん中で、ひたすら声を張る形がいちばんの定番です。ツッコミが冴えるほど仲間はますます自由になり、彼の声はますます大きくなる。その忙しさと、それでも輪から抜けない付き合いのよさが、愛される理由になります。
- よくある形
- 変わり者ばかりの何でも屋の店員/ボケ担当の兄弟に囲まれた次男/能天気な主人公の相棒/漫才師を目指す二人組の片方
- 外すなら
- 声を張るツッコミ役が、本気の場面でだけ一言も発さず、黙って仲間の前に立つ形にする。または、ツッコミの的確さが、事件や試合の決め手になる形にする
- 気をつけたいこと
- 叩く・蹴るといった体のツッコミを、笑いのためでも強くしすぎないこと。言葉で十分に面白いツッコミのほうが、今は好まれます
1表の顔人前・ふだん
「なんで修学旅行のしおりに、自分の似顔絵しか描いてないんだよ!日程はどこだ!」
班の集まりで、表紙から裏表紙まで似顔絵で埋まったしおりを渡されて
2ほころび素が一瞬見える
「……いや、似顔絵はうまいな。そこは認める」
怒りながらも、しおりを一枚ずつめくる手が止まって
3信頼した相手だけ見せると決めた本音
「正直、ツッコんでる時がいちばん楽しいんだ。あいつらが変なことしてくれないと、俺、何していいか分かんないかもな」
旅行の夜、宿の自販機の前で、同じく巻き込まれている友人と並んで
4独りの時誰にも見せない本音
「日程表、俺が作っとくか。似顔絵は、表紙にだけ残しておいてやろう」
みんなが寝静まった部屋で、スマホの明かりで予定を書き写しながら
女性向け作品の男性ツッコミ役キャラ
女性向けでは、個性の強いメンバーにツッコミを入れながら、主人公にだけは少しやわらかい返しをする男性が描かれます。仲間には遠慮のないツッコミ、主人公の小さなボケには思わず笑ってしまう。その差に、特別扱いがにじみます。ツッコミの技がある大人の男性が、照れた時だけ言葉に詰まる、という形もあります。
- よくある形
- 個性派ユニットのツッコミ担当/元芸人の先生や先輩/騒がしい兄弟の中のしっかり者/自由な上司に毎回ツッコむ部下
- 外すなら
- ツッコミの名手が、主人公の天然な一言にだけは毎回ツッコミが間に合わず、固まってしまう形にする。または、主人公のほうが彼にツッコむ側に回る形にする
- 気をつけたいこと
- 主人公をからかって下げるツッコミにしないこと。ツッコミは相手のボケを生かすためのもの、という向きを守ると、優しさのある掛け合いになります
1表の顔人前・ふだん
「リハ中に新しい振り付けを足すな。せめて昨日言え」
スタジオで、突然くるりと回り出したメンバーに、台本で軽く空を切りながら
2ほころび素が一瞬見える
「……あんたまで回らなくていいから。いや、ちょっと面白かったけど」
つられて一緒に回ってしまった主人公を見て、口元を手で隠しながら
3信頼した相手だけ見せると決めた本音
「さっき回ってたやつ、動画で三回見た。ツッコミのネタ探してたんだよ。……三回も見る必要ないのに」
練習後の廊下で、二人きりになって、壁にもたれたまま目をそらして
4独りの時誰にも見せない本音
「次は、ちゃんと返そう。笑ってる場合じゃない」
帰りの電車で、今日の主人公の一言を思い出して、また少し笑ってしまって
男性向け作品の女性ツッコミ役キャラ
男性向けでは、主人公の天然な言動や、ヒロインたちの騒ぎに、遠慮なくツッコむ女の子が描かれます。主人公にいちばん遠慮がないのは、いちばん近くにいるから。掛け合いのテンポのよさが、そのまま二人の距離の近さとして伝わります。
- よくある形
- 主人公の幼なじみ/ボケだらけの部活のツッコミ担当/生徒会の書記/主人公の妹
- 外すなら
- ふだんツッコんでばかりの彼女が、主人公の真剣な一言にだけはツッコめず、黙ってしまう形にする。または、彼女のツッコミがキレすぎて、ほかのヒロインたちから弟子入りを頼まれる形にする
- 気をつけたいこと
- 殴る、蹴るなど、体で強くツッコむ形を「照れ隠し」として繰り返さないこと。今は理不尽な暴力は嫌われやすいので、言葉のキレで見せるほうが好かれます
1表の顔人前・ふだん
「テスト前に部屋の模様替えをするのは、勉強じゃなくて逃避だからね」
主人公の部屋の扉を開けると、机の位置が三回目の移動中で
2ほころび素が一瞬見える
「……でも、窓のそばのほうが、たしかに日が当たっていいね」
文句を言いながら、机を運ぶのを手伝ってしまって
3信頼した相手だけ見せると決めた本音
「あんたの机の位置、三回目で私も覚えちゃった。……この部屋のこと本人より詳しくなるの、嫌じゃないんだよね」
片づけ終わった部屋で、並んで床に座り、新しい机の位置を眺めながら
4独りの時誰にも見せない本音
「明日も何かやらかすんだろうな。……ちょっと楽しみにしてるの、絶対に言わない」
自分の部屋の窓から、向かいの家の明かりがまだついているのを見て
ツッコミ役キャラを書く時のコツと避けたいこと
コツ
- ツッコむ相手を決める:ツッコミ役はボケがいて初めて成り立ちます。誰のどんなボケを受ける人なのかを先に決めると、掛け合いの形が決まります
- ツッコミの形を一つ決める:叫ぶ、例える、心の中で言う、淡々と切る。形に一貫性があると、台詞を見ただけで誰か分かるキャラになります
- 短く、遅れずに:ツッコミは長くなるほど笑いが薄れます。ボケのすぐあとに、一言で返すのが基本です。説明したくなったら、半分に削ります
- ツッコめない一瞬を作る:本気の場面、好きな人の一言、自分の弱いところ。いつもツッコむ人が言葉に詰まる一瞬が、いちばんの見せ場になります
避けたいこと
- 叩く、蹴る、ハリセンで強く打つなど、体のツッコミを暴力として描くこと。初期の作品には、現実では危ないツッコミも見られました
- 相手を見下したり、人の見た目や特性をからかったりする言葉をツッコミにすること。ツッコむのは言動のずれで、人そのものではありません
- 「関西弁だからツッコミ役」と決めつけること。ツッコミの技は方言ではなく、相手の話をよく聞いていることから生まれます
ツッコミ役キャラに合う口調・組み合わせやすい属性
合う口振(口振カルテへ)
ツッコミ役は立ち位置の属性なので、口振は「どんな声でツッコむか」で選びます。関西弁でテンポよく返すのか、淡々と切るのか、皮肉を添えるのか、敬語のまま的確に刺すのかで、同じツッコミ役でも印象が変わります。
組み合わせやすい属性
ツッコミ役に常識人を重ねるのは定番で、感じたずれをそのまま言葉にする人になります。苦労人を重ねれば、ツッコんだうえに後始末まで引き受ける人に、一般人を重ねれば、読者の目線でツッコむ語り手になります。真面目を重ねると、ボケを本気で正そうとしてしまう、まじめすぎるツッコミに。ダウナーなら、低い声のままぼそっと刺す一言ツッコミに。ツンデレを重ねると、好きな人へのツッコミにだけ照れが混ざる人になります。
ぶつかりやすい属性(あえて使うと面白い)
天然やマイペースは、ツッコミを受けても調子が変わらない属性です。一人に重ねるより、関係性で並べると引き立ちます。どれだけツッコんでも、天然の相方はにこにこと次のボケを繰り出す。マイペースな相手は、ツッコミを聞き流して自分の速さで進む。ツッコミが効かない相手ほど、ツッコミ役の声は大きくなり、そのやり取り自体が笑いになります。
ツッコミ役の歴史
ツッコミは漫才の言葉として生まれ、テレビを通して日常の言葉になり、アニメや漫画のキャラクターの役回りとしても使われるようになりました。主な出来事をまとめます。
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漫才の前身にあたる掛け合いの芸で、のちのツッコミにあたる役は「シン」と呼ばれていました。昔の掛け合いでは、とぼける役が「愚かな役」、合いの手を入れる役が「賢い役」とされていました。
言葉の掛け合いだけで笑わせる「しゃべくり漫才」が生まれ、大人気になります。1933年には、それまでばらばらだった表記が「漫才」に統一されました。
テレビの演芸ブームの中で、ボケとツッコミの掛け合いの型ができあがります。ボケとツッコミの組み合わせが、漫才の基本として定着していきました。
テレビの漫才ブームが全国に広がります。これ以降、ボケとツッコミの形はますます多様になり、1990年代には「ツッコミ」が日常会話でも使われる言葉として広く知られるようになりました。
漫才の大会M-1グランプリが始まります。ボケとツッコミの掛け合いを競う漫才が、あらためて大きな注目を集めました。
心の声で読者に語りかけながら、周りの変人たちにツッコみ続ける主人公のギャグ漫画の連載が始まります。作者は、ボケ役よりツッコミ役の主人公のほうが話を作りやすいと語っています。
ランキングサイトで「アニメ史上最強のツッコミ役キャラ」の投票が行われ、変わり者ばかりの仲間の中でツッコみ続けるメガネの少年が、2位に大差をつけて1位になりました。
漫画の投票サイトで「ツッコミポジキャラといえば?」の投票が行われ、766票が集まりました。上位はほとんどが男性キャラで、メガネのキャラが目立ちます。2017年と同じ少年が、ここでも1位でした。
今のツッコミ役キャラのイメージ
- ギャグ作品に欠かせない役:ボケばかりでは話が進まない、という考えが広く共有されていて、ツッコミ役は作品のテンポを作る大事な役回りとして見られています
- メガネ、まじめ、常識人:メガネをかけたまじめなキャラが、ツッコミ役の定番の見た目です。ツッコミ役のそばには、常識人やまじめといった言葉がよく並びます
- 心の中のツッコミ:語りや独り言でツッコむ主人公が人気です。声に出さないぶん、読者だけがツッコミを聞いている、という特別感が生まれます
- 言葉のキレで勝負:叩く、殴るといった体のツッコミより、例えや言い回しの面白さで見せるツッコミが好まれるようになっています
- 「おかしい」と言える勇気:ツッコミの力を、間違ったことに「それはおかしい」と言える強さとして描く作品もあります。ギャグの役回りが、そのまま人柄の良さにつながる形です
- 2025〜2026年に人気の作品では:朝倉シン(『SAKAMOTO DAYS』)のように、ボケだらけの仲間に全力でツッコむ役が主人公の相棒として人気です
よくある質問
ツッコミ役キャラとはどういう意味ですか?
周りのボケや、おかしな言動を口に出して指摘し、その面白さを見ている人に分かりやすく伝える役回りのキャラクターのことです。ギャグの多い作品で、会話のテンポを作る役を担います。
ツッコミ役と常識人の違いは何ですか?
常識人は感じ方と判断が普通であることを言う中身の言葉、ツッコミ役はずれを口に出して指摘する行動の言葉です。よく一人に重なりますが、黙って呆れるだけの常識人もいれば、自分もずれているのにツッコむツッコミ役もいます。
ボケとツッコミの違いは何ですか?
ボケは、わざと間違えたり、とぼけたりして笑いの元を作る役です。ツッコミは、そのボケの間違いを指摘して、どこが笑う所かを伝える役です。役は固定ではなく、相手によって入れ替わることもあります。
ツッコミの種類にはどんなものがありますか?
体の動きを添える「どつき」、ずれを別のものに例えて返す「例えツッコミ」、一度ボケに乗ってから返す「ノリツッコミ」、語りや独り言でツッコむ「心の中のツッコミ」、あえて反応しない「無視・ボケ殺し」などがあります。
ツッコミ役キャラを面白く書くコツは?
ツッコむ相手と、ツッコミの形を一つずつ決めることです。ボケのすぐあとに短く返し、説明しすぎないようにします。いつもツッコむ人が言葉に詰まる一瞬を入れると、笑いだけでなく人柄も伝わります。
ツッコミは英語で何と言いますか?
英語では、相方の奇行に落ち着いて受け答えする役を「straight man」と言い、日本のツッコミにいちばん近い言葉です。ボケとツッコミの掛け合いそのものは、英語でも「Boke and Tsukkomi Routine」と日本語のまま呼ばれています。
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参考にした資料
- ピクシブ百科事典「ツッコミ」(語源、漫才での成り立ち、創作でのツッコミ役、初期作品の危ないツッコミ)
- ニコニコ大百科「ツッコミ」(ボケの面白さを伝える役、ツッコミの種類)
- Wikipedia(日本語版)「漫才」(ボケとツッコミ、「シン」という呼び名、1930年・1933年・1980年・2001年)
- 日高水穂「役割関係からみた<完成期>の東西漫才」(関西大学、2019年、愚役と賢役、1960〜70年代の型の確立)
- 日高水穂「発話方向からみたマンザイブーム期の東西漫才」(関西大学、2020年、漫才の時代区分)
- TV Tropes「Boke and Tsukkomi Routine」(ボケとツッコミの掛け合い、大人数での役の入れ替わり)
- Wikipedia(英語版)「Straight man」(英語圏の受け役、日本のツッコミ)
- Wikipedia(日本語版)「志村新八」(数少ないツッコミ役、語り手)
- Wikipedia(日本語版)「斉木楠雄のΨ難」(ツッコミ役の主人公、読者へのモノローグ、2012年の連載開始)
- アニメ!アニメ!の教師キャラのアンケート(リセマムに転載)(2023年、躑躅森盧笙は元お笑い芸人の高校教師)
- gooランキング「アニメ・マンガ史上最強のツッコミ役キャラ」(ニコニコニュースに転載)(2017年6月、1位 志村新八)
- スパコミ「ツッコミポジキャラといえば?」(2024年11月12日公開、766票)

