サザノノ 性分帖。 > 立ち位置 > おもしれー女・おもしれー男
おもしれー女・おもしれー男とは、周りの予想を裏切るふるまいで、思いがけず相手の興味を引いてしまうキャラクターのことです。少女漫画や乙女ゲームで、俺様な相手が型破りなヒロインにつぶやくお約束の台詞から生まれた言葉で、今は半分ネタとしても使われます。
要点
- 少女漫画や乙女ゲームで、モテる俺様な相手が、自分になびかないヒロインにつぶやく「おもしれー女」から生まれたネットミームです。男性版の「おもしれー男」は、そのパロディとして広まりました
- 見分ける条件は3つ。相手の予想を裏切る・本人は狙っていない・それで誰かの興味を引いてしまう
- 変人は本人の物差しが世間とずれていること、おもしれー女・男は誰かの「普通はこう」を外して、その人に見つかることです。変わり者でなくても、言い返しただけ、なびかなかっただけで、なれます
- 物語では、なびかずに言い返す人、本人はふつうのつもりの人、何が起きても動じない人、悪役のつもりが好かれてしまう人がよく描かれます
見出しの一覧
おもしれー女・おもしれー男の意味と元ネタ
「おもしれー女」は、少女漫画や乙女ゲーム、ライトノベルの恋の始まりによく出てくる場面から生まれた言葉です。女性にモテることに慣れた俺様な相手や御曹司が、自分の誘いになびかず、言い返してきた女の子の背中を見送りながら「おもしれー女」とつぶやく。そこから、相手の常識をこわして興味を引いてしまう女性キャラを指すようになりました。「面白い女」ではなく「おもしれー」とくだけているのは、俺様な人ならそう言いそう、という見え方からだとされます。
特定の作品の名台詞ではなく、多くの作品に共通するお約束が一言にまとまったもので、どの作品のどの場面かは特定しにくいとされます。広まるきっかけになったのは、2019年に放送されたアニメ『女子高生の無駄づかい』です。第1話で、主人公の妄想の中のイケメンたちが次々に「おもしれー女」と言う場面が繰り返され、笑いとして広く知られました。そのため今は、真顔の決め台詞というより、半分ネタとして使われます。言った側に「そっちこそおもしれー男では」と返すのも、よくある使い方です。男性版の「おもしれー男」も、こうしたパロディから広まった言い方です。
性分帖では、この言葉を「誰かの予想を裏切って、思いがけず興味を引いてしまう人」の側の属性として扱います。一人では成り立たず、見つける相手がいて初めてそうなる、関係の中の役回りなので、立ち位置の群に入れています。言う側の俺様や御曹司は、その相手役です。
おもしれー女・おもしれー男かどうかの見分け方
変わっている、明るい、というだけでは、おもしれー女・おもしれー男とは言えません。そう呼べるのは、次の3つがそろった時です。
- 相手の予想を裏切る:相手が「普通はこうする」と思っていることを、言い返す、なびかない、とんでもない方へ動く、のどれかで外します
- 本人は狙っていない:気を引こうとしたのではなく、自分にとって当たり前のことをしただけです。狙って外すと、あざとさの方に寄ります
- 誰かの興味を引いてしまう:その一回で、相手の目がこちらに向きます。見つける相手がいて初めて成り立つのが、この属性の大事なところです
おもしれー女・おもしれー男と変人・天然・不思議ちゃんの違い
いちばん比べられるのは変人、混ざりやすいのは天然と不思議ちゃんです。そこに、言う側の俺様を並べると、この属性が「関係の中で決まる役回り」だと分かります。
| おもしれー女・おもしれー男 | 変人 | 天然 | 不思議ちゃん | 俺様 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 何についての言葉か | 相手の予想を外して興味を引く役回り | 感覚や行動のずれ | 悪気のないずれ | 独自の世界観 | 人の上に立つ態度 |
| 相手がいなくても成り立つか | 成り立たない。見つける人が要る | 成り立つ | 成り立つ | 成り立つ | 従わせる相手が要る |
| 周りの反応 | もっと知りたくなる | 遠巻きに面白がる | 和む、ツッコむ | 分からなくて距離を置く | 従う、反発する |
| この属性との関係 | 本人 | おもしれー女・男のことも多い | 天然な人がそうなる形がある | 分からなさが興味に変わればなる | 「おもしれー」と言う側 |
変人は本人のずれ、天然は自覚のないずれ、不思議ちゃんはまとっている世界の言葉で、どれも一人で成り立ちます。おもしれー女・おもしれー男は、そのずれや意地を、誰かが見つけた時に生まれます。そのため、ふつうの真面目な人でも、俺様な相手に正論で言い返した一回で、おもしれー女になれます。言う側の俺様は、思い通りにならない相手に初めて出会う人で、二人で一組の役回りです。
「変わり者」「型破り」「面白い人」との違い
近い日常語は、ずれの大きさと、誰が見つけるかで分かれます。
| 変わり者 | 型破り | 面白い人 | 規格外 | |
|---|---|---|---|---|
| どんな言葉か | ふつうと違う人。距離を置く響きも | 決まりや型を気にせず破る | 笑わせる、話して楽しい人 | ものさしで測れないほど大きい |
| 誰の目で言うか | 世間の目 | その場の決まりから見て | 周りのみんな | 能力や器を比べた時 |
| この属性との関係 | ずれの面。見つける相手がいるとこちらになる | 行動の面。外し方の一つ | 笑わせるとは限らない。予想外なのが大事 | 強さの言葉。興味を引くかは別 |
おもしれー女・おもしれー男の型
おもしれー女・おもしれー男は、どうやって予想を外すかと、それを誰が見つけるかで型が分かれます。正面から言い返す人から、外すつもりがまったくない人まで、よく描かれる型を並べました。
身分やモテに慣れた相手に、ひるまず正面から言い返す型です。相手にとって、初めて思い通りにならなかった人になり、そこから目を離せなくなります。たとえば、牧野つくし(『花より男子』)がこの型です。
自分では当たり前に過ごしているのに、周りの常識から外れていて、目を引いてしまう型です。本人が気づいていないぶん、見つけた側ばかりが振り回されます。たとえば、カタリナ・クラエス(『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』)がこの型です。
婚約破棄や突然の申し出のような大事件にも、あっさりと、度胸で返す型です。慌てるはずの場面で落ち着いていることが、相手の予想をいちばん外します。たとえば、リーシェ(『ループ7回目の悪役令嬢は、元敵国で自由気ままな花嫁生活を満喫する』)がこの型です。
嫌われよう、悪役らしくしようとしているのに、その言動がなぜか好意的に受け取られる型です。本人の思惑と周りの受け止め方のずれが、そのまま笑いと恋の種になります。たとえば、グレイス・オーヴェルヌ(『悪役令嬢転生おじさん』)がこの型です。
得意な知識や技で、相手の「普通はこう」をくつがえす型です。かわいげより先に、本気の腕前で一目置かれるところから関係が始まります。
お嬢様や女王様、近寄りがたい年上の女性の予想を、まっすぐな一言や突飛な行動で外す男性の型です。言う側が女性になると、「面白い男ね」と口調まで変わるのが見どころです。
自分から「おもしれー」と言われたくて、わざと外してみせては空回る型です。お約束そのものを笑いにする、パロディとしての描かれ方です。たとえば、田中望(『女子高生の無駄づかい』)がこの型です。
「おもしれー」とつぶやいた側の方が、周りから見るとよほど面白い型です。見つけた側と見つかった側が、似た者どうしとして並びます。
おもしれー女・おもしれー男キャラの作り方と台詞例
おもしれー女・おもしれー男は、何で予想を外すかと、それを誰に見つけられるかを決めると作りやすくなります。見つけられたあと、面白くない日の自分をどう見せるかが、いちばんの見せ場です。
台詞は「心の距離」の順に4段階で並べています。表の顔 → ほころび(素が一瞬見える)→ 信頼した相手だけ → 独りの時。おもしれー女・おもしれー男は、表の顔ではいつもどおり当たり前に予想を外し、ほころびで笑われた理由が分からずに戸惑い、信頼した相手には珍しがられてきた寂しさを話し、独りの時には、面白くない自分でも見ていてもらえるかを考えています。話し方は口振カルテで調整できます。
下に行くほど心の距離が近づきます。同じ人物の4つの顔として読んでください。
自分のキャラクターの顔を置くと、下の台詞をその子が話しているように読めます。
性分帖の台詞は、自分で作ったキャラクターにどんな口調や性格が合うかを確かめるためのものです。画像と名前はこの端末にだけ保存され、ほかの属性のページでも同じ子が出ます。
ドラッグで位置を動かせます
女性のおもしれー女
女性のおもしれー女は、相手が誰でも言うべきことを言う子、本人は大真面目なのに周りが吹き出す子、慌てる場面で一人だけ落ち着いている子として描かれます。相手の興味を引いたことに、本人だけが気づいていない形が好まれます。
- よくある形
- 身分の高い相手にも順番を守らせる子/突拍子もない特技を持つ子/告白より先に別の話を始める子/なぜ笑われたのか首をかしげる子
- 外すなら
- 興味を持たれたことに気づいて、わざと面白くふるまおうとして失敗する形にする。または、言う側の俺様より先に、本人が相手を「変な人」と面白がる形にする
- 気をつけたいこと
- 「ほかの女の子とは違う」を見せるために、周りの女の子をつまらない人や意地悪な人にしないこと。本人の外し方そのものを魅力にします
1表の顔人前・ふだん
「順番は守ってください。どこの誰でも、パンは一人一個です」
購買の列に割りこんだ上級生に、振り向いて
2ほころび素が一瞬見える
「え、そんなに変なこと言いました? 規則どおりなんですけど」
吹き出した相手を見上げて、首をかしげて
3信頼した相手だけ見せると決めた本音
「珍しがられるのは慣れてるの。あなたは、珍しくなくなっても隣にいてくれそう」
二人きりの図書室で、本を閉じて
4独りの時誰にも見せない本音
「変わった子でいるのは得意。誰かのふつうになる方法だけ、まだ知らない」
布団の中で、スマホの画面を伏せて
男性のおもしれー男
男性のおもしれー男は、大事な場面でずれたことを真顔で言う人、空気より自分の筋を通す人、勝ち負けより別のことを気にしている人として描かれます。周りに一歩引かれていた人が、面白がってくれる誰かに見つかる形が愛されます。
- よくある形
- 勝負の前に腹ごしらえを始める人/誰にでも同じ調子で話す人/真顔で冗談のようなことを言う人/笑われても次の日また同じことを言う人
- 外すなら
- ふだんは常識的な人が、ある一つのことだけ譲らずに相手を驚かせる形にする。または、見つけた側の方が、本人よりよほど変わっている形にする
- 気をつけたいこと
- おもしれー男を、ただの笑われ役にしないこと。外し方の奥に本人の筋や優しさが一つ見えると、相手が興味を持つ理由に説得力が出ます
1表の顔人前・ふだん
「決闘の前に、弁当食っていい? 腹が減ってると負けるから」
昼休み、勝負を申しこまれて、包みをほどきながら
2ほころび素が一瞬見える
「そんなに笑う? じゃあ明日も同じこと言うわ」
笑いをこらえる相手に、真顔で
3信頼した相手だけ見せると決めた本音
「変わってるって言われるたび、一歩引かれてた。お前だけ、一歩寄ってくるんだな」
屋上で、柵にもたれて
4独りの時誰にも見せない本音
「俺がふつうのことを言ったら、あいつはがっかりするのかな」
独り、送れないままの文を消して
女性向け作品のおもしれー男
女性向け作品のおもしれー男は、王子や御曹司なのに型破りな趣味を持つ人、主人公の予想を毎回外してくる人、近寄りがたい立場なのに妙に庶民的な人として描かれます。主人公の方が「面白い人」と見つける側に回るのが、この形の楽しさです。
- よくある形
- 夜会を抜けて厨房にいる王子/主人公を驚かせることに本気な人/身分に似合わない特技を持つ人/呆れられるほど嬉しそうな人
- 外すなら
- 主人公を驚かせてばかりの人が、主人公に一度だけ驚かされて言葉に詰まる形にする。または、型破りなふるまいが、実は立場の重さから逃げる息抜きになっている形にする
- 気をつけたいこと
- 型破りを、主人公を困らせる強引さにしないこと。驚かせたあとに、主人公の顔をちゃんと見ている場面を入れると、愛される人になります
1表の顔人前・ふだん
「夜会は抜けてきた。ほら、このタルト、僕が焼いたんだ」
庭の噴水の前で、包みを差し出して
2ほころび素が一瞬見える
「君が驚くと、つい次の手を考えてしまう。……悪い癖だね」
主人公に呆れられて、肩をすくめて
3信頼した相手だけ見せると決めた本音
「変な王子だと呆れられるのは平気だ。君に退屈な人だと思われるのだけが、怖い」
月の出たバルコニーで、手すりを握って
4独りの時誰にも見せない本音
「誰かを驚かせる準備をしている間だけ、自分の肩書きを忘れていられる」
独り、執務室の書類の山を前にして
男性向け作品のおもしれー女
男性向け作品のおもしれー女は、主人公の予想を毎回外してくる後輩、告白の場面でも自分のペースを崩さないヒロイン、お約束を自分で笑いにする同級生として描かれます。ふざけているように見えて、その奥に一つだけ本気を隠している形が好まれます。
- よくある形
- 大事な話の前に変な質問をはさむ子/主人公の反応を見て楽しむ子/お約束の台詞を自分から言わせようとする子/予想外の趣味に全力な子
- 外すなら
- いつも予想を外してくる子が、一度だけまっすぐな言葉を言う形にする。または、主人公の方が先に彼女の予想を外して、彼女が言葉に詰まる形にする
- 気をつけたいこと
- 主人公を驚かせるための仕掛け役だけにしないこと。外し続ける理由を一つ持たせると、ヒロインとして奥行きが出ます
1表の顔人前・ふだん
「先輩、返事の前に一個だけ。カブトムシ、好きですか?」
放課後の昇降口で、虫かごを抱えて
2ほころび素が一瞬見える
「あ、今の顔。『おもしれー女』って思ったでしょ。いいですよ、言っても」
吹き出した主人公の顔を指さして
3信頼した相手だけ見せると決めた本音
「変なことを言ってる間は、断られても冗談にできたんです。今日は、ふつうに言います」
夕方の河川敷で、虫かごを足もとに置いて
4独りの時誰にも見せない本音
「笑ってもらえた。ほんとは、声が震えないようにするので必死だった」
帰ってすぐ、玄関に座りこんで
おもしれー女・おもしれー男キャラを書く時のコツと避けたいこと
コツ
- 何で予想を外すかを一つ決める:言い返す、動じない、とんでもない特技、真顔のずれ。外し方が一つ決まると、その人が見つかる場面が決まります
- 見つける相手を決める:おもしれー女・おもしれー男は、見つける人がいて初めて成り立ちます。俺様、御曹司、無関心なクール、同じくらい変わった人。誰が見つけるかで、話の色が変わります
- 面白くない日を一つ持たせる:いつも予想を外す人が、ふつうに落ちこむ日、外せない日。そこで相手がどうするかで、興味が気持ちに変わるかが分かります
- 外し方の奥に、本人の筋を置く:なぜ言い返したのか、なぜ動じないのか。理由が一つ見えると、ただの珍しさではなく、その人自身に惹かれたのだと伝わります
誰に見つけられるかで変わる見え方
| 見つける相手 | どう見えるか | 揺らす出来事 |
|---|---|---|
| 俺様・御曹司 | 思い通りにならない初めての人 | 相手の思い通りに動いてしまう |
| 無関心なクール | 退屈を壊してくれる人 | 面白いことが起きない日 |
| 同じくらい変わった人 | 似た者どうし、相棒 | どちらかがふつうになろうとする |
| お嬢様・女王様 | 「面白い男ね」と言われる人 | 身分の差が表に出る |
避けたいこと
- おもしれー女を見せるために、周りの女の子をつまらない人、意地悪な人として並べること
- 「おもしれー女」「おもしれー男」の台詞を、真顔の決め台詞として何度も言わせること。お約束を笑う言葉として広まったので、言わせるなら一度きりか、からかいとして使います
- 言う側を、相手を値踏みする上からの目線だけで描くこと。見つけた側も揺さぶられている、と分かると、二人の関係が対等に見えます
- 外し方を、毎回同じ驚かせ方にすること。見つけられたあとの、ふつうの顔や弱い顔が一つあると、人物が生きてきます
おもしれー女・おもしれー男に合う口調・組み合わせやすい属性
合う口振(口振カルテへ)
おもしれー女・おもしれー男は、立ち位置の属性なので、口振は「予想を外す時の言い方」で選びます。正面から言い返すのか、ずれたまま真顔で話すのか、冗談にしてかわすのか。言い方で、外し方の種類が決まります。
組み合わせやすい属性
おもしれー女・おもしれー男に天然を重ねると、外していることに本人だけが気づかない人になり、鈍感を重ねると、相手の興味が好意に変わっても気づかない人になります。負けず嫌いを重ねれば、言い返さずにいられない人に、強がりを重ねれば、動じないふりで予想を外す人に。一般人を重ねると、特別な世界でふつうの感覚を通すことが、そのまま外し方になり、トラブルメーカーを重ねれば、見つけた側がずっと振り回される関係になります。
ぶつかりやすい属性(あえて使うと面白い)
高嶺の花や優等生のような、周りの期待どおりにふるまう属性は、おもしれー女・おもしれー男とぶつかりやすい属性です。一人に重ねると「完璧に見える人が、ある一人の前でだけ予想を外す」というねじれになり、言う側として並べると、期待どおりに生きてきた人が初めて揺さぶられる関係になります。
「おもしれー女」という言葉の歴史
思い通りにならない相手に心を動かされる恋は、少女漫画のお約束として長く描かれてきました。それを「おもしれー女」の一言で呼ぶのは、ネットで生まれた新しい言い方です。ここでは、主な出来事をまとめます。
年表を開く
『花より男子』の連載が『マーガレット』で始まります。学園を仕切る御曹司に正面から立ち向かうヒロインが、相手にとって初めて思い通りにならない人として描かれました。
のちにアニメ化される『女子高生の無駄づかい』が、ニコニコ静画で連載を始めます。同じ年、『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』の連載が小説家になろうで始まり、悪役令嬢ものの流れが広がっていきます。
アニメ『女子高生の無駄づかい』が放送されます。第1話で、妄想の中のイケメンたちが次々に「おもしれー女」と言う場面が繰り返され、この言葉が広まるきっかけになったと考えられています。
『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…』がアニメ化されます。本人はふつうのつもりで周りを惹きつけるヒロインが、広く知られました。
『ループ7回目の悪役令嬢は、元敵国で自由気ままな花嫁生活を満喫する』がアニメ化されます。婚約破棄にも動じないヒロインが、相手の予想を外していく物語です。
『悪役令嬢転生おじさん』がアニメ化されます。悪役らしくふるまおうとする言動が好意的に受け取られる主人公が、お約束をひっくり返す笑いとして描かれました。
今のおもしれー女・おもしれー男のイメージ
- 半分ネタの言葉:真顔の決め台詞としてより、お約束を笑う言葉として使われることが増えています。本人が自分から「今の、あれですよね」と茶化す形もよく見られます
- 悪役令嬢ものとの相性:悪役令嬢や転生ものでは、本人の思惑と周りの受け止め方のずれから、相手の興味を引いてしまうヒロインが多く描かれています
- 言う側との対等さ:見つける側が一方的に評価するのではなく、見つけた側も振り回され、揺さぶられる関係が好まれるようになっています
- 2025〜2026年に人気の作品では:『悪役令嬢転生おじさん』のグレイスのように、お約束を逆手に取る主人公が、笑いと温かさの両方で楽しまれています
よくある質問
おもしれー女とはどういう意味ですか?
周りの予想を裏切るふるまいで、思いがけず相手の興味を引いてしまう女性キャラのことです。少女漫画や乙女ゲームで、俺様な相手が自分になびかないヒロインにつぶやく台詞から生まれました。
「おもしれー女」の元ネタはどの作品ですか?
特定の一作の台詞ではなく、多くの作品に共通するお約束が一言にまとまったものとされます。広まったきっかけは、2019年のアニメ『女子高生の無駄づかい』第1話で、この台詞が何度も繰り返された場面だと考えられています。
おもしれー男とはどういう意味ですか?
おもしれー女の男性版で、型破りなふるまいで相手の興味を引いてしまう男性キャラのことです。パロディとして広まった言い方で、言う側がお嬢様口調なら「面白い男ね」のように言葉が変わります。
おもしれー女と変人の違いは何ですか?
変人は、相手がいなくても成り立つ、本人の生き方の言葉です。おもしれー女は、誰かの予想を外して、その人に見つかって初めて成り立ちます。変人が誰かに見つかると、おもしれー女になることはよくあります。
おもしれー女と天然の違いは何ですか?
天然は、悪気も自覚もなくずれる性格のことです。天然な人がおもしれー女になることは多いのですが、意地や度胸で言い返して予想を外す、天然ではない人もいます。天然は一人でも成り立ち、おもしれー女は見つける相手がいて成り立つところが違います。
おもしれー女キャラを嫌味なく作るコツは?
外したあとの顔を見せることです。笑われて戸惑う、気づかれて照れる。外しっぱなしにせず素の顔が一つ見えると、珍しさではなく人柄として好かれます。
台詞で「おもしれー女」と言わせてもいいですか?
言わせてかまいませんが、読む人はまず笑いとして受け取ります。恋の始まりの場面で一度だけ使うか、見つかった本人が「今の、あれですよね」と自分から茶化すなど、お約束だと分かったうえで使うと自然になります。
次に読む
参考にした資料
- ピクシブ百科事典「おもしれー女」(俺様系が興味を持つ時の台詞。おもしれー男はパロディ)
- ニコニコ大百科「おもしれー女」(ミーム化した概念。『女子高生の無駄づかい』が広まるきっかけ)
- 電撃オンライン「おもしれー女」記事(2019年7月20日)(アニメ第1話、原作3巻「かれし」)
- ニコニコ大百科「女子高生の無駄づかい」(2014年連載開始、2019年アニメ)
- Wikipedia(日本語版)「花より男子」(1992年連載開始。牧野つくし)
- Wikipedia(日本語版)「乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…」(2014年連載開始、2020年アニメ。カタリナ・クラエス)
- Wikipedia(日本語版)「ループ7回目の悪役令嬢は、元敵国で自由気ままな花嫁生活を満喫する」(2024年アニメ。リーシェ)
- バンダイチャンネル『悪役令嬢転生おじさん』(2025年アニメ。グレイス・オーヴェルヌ)

