サザノノ 性分帖。 > 芯 > 負けず嫌い
負けず嫌いキャラとは、誰かに負けることがとにかく悔しく、勝ち負けが生まれた瞬間に目の色が変わるキャラクターのことです。表の性格というより、クールにも、ツンデレにも、おっとりした人にもひそませられる「芯」の要素として描かれることがほとんどです。
要点
- 辞書の意味は「他人に負けることを嫌う、勝ち気な性質」。「負けず」なのに「負けるのが嫌い」という意味になるのは、「負け嫌い」と「負けじ魂」が混ざってできた言葉だから、という説があります
- 見分ける条件は3つ。勝ち負けが生まれると本気になる・負けるとすぐには認められない・悔しさが次の行動になる
- 負けず嫌いだけで一人のキャラを作ることは少なく、無口、ツンデレ、熱血などの表の性格に重ねて使います。「静かな人が勝負の時だけ燃える」のような差が魅力になります
- 書く時は「誰に・何で負けたくないのか」と「負けた時にどうするか」を決めるのが近道です
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負けず嫌いの意味
負けず嫌いは「まけずぎらい」と読みます。デジタル大辞泉では「他人に負けることを嫌う勝気な性質」、日本国語大辞典では、他人に負けることを特にきらう勝ち気な性格、またそのさまやそのような人と説明されています。どちらも「まけぎらい」と同じ意味だとしています。
よく言われるのが、「負けず」は「負けない」なのだから、「負けず嫌い」は「負けないのが嫌い」になってしまうのでは、という疑問です。日本国語大辞典は、この言葉を「負け嫌い」と「負けじ魂」などが混ざってできた形ではないか、としています。否定を強めるために「ず」が入った、という説もあります。どちらにしても、「とにかく負けたくない」気持ちの強さを表す言葉です。
キャラクター属性としては芯の群に入れています。芯は、そのキャラを内側から動かしているものです。負けず嫌いは、持続的な性格というより、外からの刺激で突発的に現れる感情に近いものです。創作でも同じで、ふだんは静かな人が、ライバルの一言で急に本気になる。負けず嫌いは、表の性格の下にひそみ、勝ち負けの場面でだけ顔を出す要素として描くと生きてきます。
負けず嫌いキャラかどうかの見分け方
勝負に強いキャラや、向上心のあるキャラがすべて負けず嫌いになるわけではありません。負けず嫌いと呼べるのは、次の3つがそろった時です。
- 勝ち負けが生まれると本気になる:試合、試験、料理の腕比べ、じゃんけん。勝ち負けがつく場面になった途端、ふだんとは目の色が変わる
- 負けるとすぐには認められない:悔しがる、言い訳をする、もう一回と言う、黙り込む。負けを笑って流すことができない
- 悔しさが次の行動になる:夜中まで練習する、次の勝負を申し込む、相手を研究する。悔しさが、そのキャラを前に進ませる力になっている
熱血・強がり・俺様との違い
負けず嫌いは、燃える点で熱血と、意地を張る点で強がりと、自分が一番でいたい点で俺様と並べられます。分ける軸は「何に向かって燃えているか」です。
| 負けず嫌い | 熱血 | 強がり | 俺様 | 戦闘狂 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 燃えている先 | 目の前の相手に勝つこと | 目標や仲間 | 弱さを隠すこと | 自分が上でいること | 強い相手と戦うこと |
| 負けた時 | 悔しがり、もう一回と言う | 泣いて、すぐ立ち上がる | 平気なふりをする | 負けを想定していない | 楽しめたなら負けても笑う |
| ふだんの顔 | 静かなことも多い | 目標への熱がいつも続く | しっかり者に見える | いつも自信満々 | 強者を見ると目が輝く |
負けず嫌いのいちばんの特徴は、ふだんの顔が何でもよいことです。熱血は目標への熱がいつも続き、俺様はいつも自信満々ですが、負けず嫌いは無口でも、おっとりしていても成り立ちます。勝ち負けの場面でだけスイッチが入るので、表の性格との差がそのまま見せ場になります。
間違えやすいのが戦闘狂です。戦うこと自体が好きなキャラは英語では「Blood Knight」と呼ばれ、勝ち負けはあまり問題ではありません。ヒソカ(『HUNTER×HUNTER』)や、バトル好きのライバルとして知られるネモ(『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』)がこちらです。負けず嫌いは「負けるのが悔しい」、戦闘狂は「戦うのが楽しい」。両方を重ねたキャラも多くいます。
「負け嫌い」「負けじ魂」「負けん気」「勝ち気」
| 言葉 | 意味のちがい |
|---|---|
| 負け嫌い | 負けず嫌いと同じ意味。辞書ではこちらが元の形とされる |
| 負けじ魂 | 負けてはならないと奮い立つ心。負けず嫌いより、立ち向かう気概に重心がある |
| 負けん気 | 負けまいとする気持ち。「負けん気が強い」と、気の強さとあわせて使われやすい |
| 勝ち気 | 人に勝とうとする気質。負けず嫌いとほぼ同じだが、強気な性格全体を指すことが多い |
負けず嫌いキャラの型と重ね方
表の性格に重ねると、こう変わる
負けず嫌いは、ほかの属性に重ねて使うのが基本です。同じ「負けたくない」でも、表の性格によって出方がまったく変わります。
| 表の性格 | 負けず嫌いの出方 | 例 |
|---|---|---|
| 無口・クール | 表情を変えないまま、勝負の時だけ本気を出す | 無口で無表情だが、息子に負けたとは認めない父親・藤原文太(『頭文字D』) |
| ツンデレ | 負けを認めず、意地を張り、あとでこっそり努力する | プライドが高く、負けず嫌いで意地っ張りなハクア(『神のみぞ知るセカイ』) |
| 熱血・自信家 | 何でも勝負にして、大声で張り合う。笑いになりやすい | 「宇宙一負けず嫌いなヒーロー」勝利マン(『とっても!ラッキーマン』) |
| 仲良しの仲間 | いつも張り合って喧嘩をしているが、本当は仲がいい | 誰の丼が一番かで喧嘩ばかりのどんぶりまんトリオ(『それいけ!アンパンマン』) |
特定の誰かにだけは負けたくない型です。相手を認めているからこそ燃え、「あいつを倒すのは自分だ」と言い張ります。たとえば、高橋啓介(『頭文字D』)がこの型です。嘴平伊之助(『鬼滅の刃』)もこの型です。
同じ相手に勝てず、1位を敵視し続ける型です。越えるか、認めるかが物語になります。たとえば、華園光(『S・A(スペシャル・エー)』)がこの型です。
ふだんは無口でおとなしいのに、勝負になると誰より本気になる型です。表に出さない分、こぼれた一言や握った拳が強く響きます。
負けを認められず、「今のは本気じゃない」と言い張る型です。ツンデレと重なりやすく、見えないところで努力している姿がばれた時がいちばんの見せ場です。
負けるたびに本気で悔し泣きし、そのぶん努力する型です。まっすぐな悔しさが、応援したくなる力になります。たとえば、榛原七香(『神のみぞ知るセカイ』)がこの型です。
じゃんけんでも早食いでも、勝ち負けがつくものは全部本気になる型です。たいていは笑いとして描かれ、張り合う相手との掛け合いが楽しい形です。たとえば、花海咲季(『学園アイドルマスター』)がこの型です。
負けず嫌いキャラの作り方と台詞例
同じ負けず嫌いでも、キャラの性別や、誰に向けた作品かで「心が動くポイント」が変わります。4つの向きごとに、よくある形と、外し方、台詞例をまとめました。
台詞は「心の距離」の順に4段階で並べています。表の顔 → ほころび(素が一瞬見える)→ 信頼した相手だけ → 独りの時。負けず嫌いでは、表の顔で勝ち負けへのこだわりを見せ、ほころびで悔しさや相手を認める気持ちがのぞき、信頼した相手に負けたくない理由を明かし、独りの時に悔しさとどう向き合っているかが見えるようにしています。話し方は口振カルテで調整できます。
下に行くほど心の距離が近づきます。同じ人物の4つの顔として読んでください。
自分のキャラクターの顔を置くと、下の台詞をその子が話しているように読めます。
性分帖の台詞は、自分で作ったキャラクターにどんな口調や性格が合うかを確かめるためのものです。画像と名前はこの端末にだけ保存され、ほかの属性のページでも同じ子が出ます。
ドラッグで位置を動かせます
女性の負けず嫌いキャラ
女性の負けず嫌いキャラは、学年一位を争う優等生、同じ部の同期と張り合うエース、何をするにも幼なじみと競ってしまう少女として描かれます。ふだんはおっとりしていたり、しっかり者だったりするのに、勝負の場面でだけ目つきが変わる。負けた夜にこっそり悔し泣きして、翌朝には何もなかった顔で練習に来る。その切り替えの強さが魅力です。
- よくある形
- 学年一位を争う優等生/同期と張り合う部のエース/幼なじみと何でも競う少女
- 外すなら
- 勝負ごとにはまったく興味がないのに、料理や編み物など一つのことでだけ異様に負けず嫌いになる形にする
- 気をつけたいこと
- 「女の子なのに負けず嫌い」のように、性別で意外さを作らないこと。何に負けたくないのかを、彼女自身の夢や誇りから描くと自然になります
1表の顔人前・ふだん
「二位? ふうん。……次の試験、範囲どこまでだったかしら」
廊下に貼り出された順位表の前で、表情を変えずに手帳を開いて
2ほころび素が一瞬見える
「別に悔しくないわよ。……ただ、あの人の名前が上にあるのが気に入らないだけ」
友達に「顔が怖いよ」と言われ、ぷいと横を向いて
3信頼した相手だけ見せると決めた本音
「あの人の名前、三回なぞったら紙が破れた。……あなたの前だから言うけど、昨日、泣いたの」
放課後の図書室で、向かいの席の幼なじみにだけ
4独りの時誰にも見せない本音
「……あと三点。あと三点だったのに」
夜の自室で、返ってきた答案を握りしめ、少し泣いてから問題集を開いて
男性の負けず嫌いキャラ
男性の負けず嫌いキャラは、主人公に何度も勝負を挑むライバル、兄や父を超えたい弟や息子、勝ち負けがつくと何でも本気になるお調子者として描かれます。少年漫画では、負けた悔しさから強くなる姿がそのまま物語の推進力になります。クールな顔の下で闘志を燃やす形も、何でも張り合って笑いを生む形も、どちらも定番です。
- よくある形
- 主人公に何度も挑むライバル/兄や父を超えたい弟や息子/何でも勝負にするお調子者
- 外すなら
- 本気で勝ちたい相手が、実は自分自身の過去の記録だった形にする。または、いつも勝つ側の天才が初めて負け、負けず嫌いに目覚める形にする
- 気をつけたいこと
- 負けた腹いせに物に当たったり、相手を傷つけたりするのを、かっこよさとして描かないこと。悔しさを次の努力に変える姿のほうが、ずっと応援されます
1表の顔人前・ふだん
「もう一回だ。今のは足が滑っただけだからな」
練習試合で負けた直後、汗をぬぐいもせずにラケットを構え直して
2ほころび素が一瞬見える
「……さっきのお前の返し、悪くなかった。次は絶対取るけどな」
片づけの途中、ボールを拾いながら、相手の顔を見ないで
3信頼した相手だけ見せると決めた本音
「兄貴に勝ったことが一回もないんだ。だから、勝てる相手に負けるのが許せない」
帰りのコンビニの前で、アイスをかじりながら、相棒にだけ
4独りの時誰にも見せない本音
「悔しい。……悔しいって思えるうちは、まだやれる」
誰もいない夜のコートで、壁に向かって何百本もボールを打ちながら
女性向け作品の男性の負けず嫌いキャラ
女性向けでは、ふだんはクールで余裕のある青年が、ライバルや主人公との勝負になると子どものように本気になる、という形がよく描かれます。「負けた」と認めた時のふてくされた顔や、次の勝負を自分から申し込む不器用さに、ときめきが生まれます。主人公にだけ悔しさを打ち明け、背中を押してもらう関係も人気です。
- よくある形
- 余裕のある顔の下で闘志を燃やす先輩/ライバルにだけ子どもっぽくなる王子様系/主人公とのゲームで本気になる幼なじみ
- 外すなら
- 主人公のほうがもっと負けず嫌いで、彼が振り回される形にする。または、彼が勝ちたい理由が主人公との約束だった形にする
- 気をつけたいこと
- 負けた悔しさを恋人への八つ当たりや束縛に向けないこと。悔しさを自分の努力に向ける姿のほうが、安心してときめけます
1表の顔人前・ふだん
「へえ、俺に勝つつもり? いいよ、何でも受けて立つ」
談話室で、主人公にカードゲームを持ちかけられ、余裕の笑みで
2ほころび素が一瞬見える
「……もう一回。今のなし。いや、なしにはしないけど、もう一回」
三連敗したあと、カードを集め直す手が少し早くなって
3信頼した相手だけ見せると決めた本音
「三連敗した夜、ルール本を二回読んだ。……笑うなよ。君の前でだけ、言える」
試合前夜のベランダで、主人公にだけ肩の力を抜いて
4独りの時誰にも見せない本音
「あいつの前でだけは、かっこ悪く負けたくないんだよな」
ゲームの戦績を書いたメモを見返しながら、小さく笑って
男性向け作品の女性の負けず嫌いキャラ
男性向けでは、主人公に何かと勝負を挑んでくる勝ち気な少女がよく描かれます。負けると顔を真っ赤にして「もう一回!」と言い、勝つと全力で得意げになる。その素直な感情の出し方が、かわいさと笑いの両方を生みます。張り合っているうちに、勝負そのものより主人公と過ごす時間が大事になっていく流れも定番です。
- よくある形
- 主人公に毎日勝負を挑むクラスメイト/ゲームで負けると拗ねる後輩/首席を争うライバルの少女
- 外すなら
- 彼女がいつも勝っていて、主人公のほうが負けず嫌いになっていく形にする。または、勝負の内容が毎回とんでもなくささいなものになる形にする
- 気をつけたいこと
- 負けた彼女を、主人公が勝ち誇るための「かわいい負け役」としてだけ描かないこと。彼女が本気で勝つ回があると、張り合いが生きてきます
1表の顔人前・ふだん
「今日こそ勝負よ! 負けたほうがジュースおごりね!」
昼休み、主人公の机にトランプを叩きつけて
2ほころび素が一瞬見える
「な、なんで手加減したのよ! そういうのがいちばん悔しいんだから!」
わざと負けた主人公に気づき、勝ったのに真っ赤になって怒って
3信頼した相手だけ見せると決めた本音
「あんたと勝負してる時がいちばん楽しいの。……勝てないのは、悔しいけど」
夕方の帰り道、自販機の前で二本目のジュースを渡しながら
4独りの時誰にも見せない本音
「明日の勝負、何にしよう。……勝ったら、何て言ってやろうかな」
ベッドの上で、勝負のネタを書きためたノートをめくりながら
負けず嫌いキャラを書く時のコツと避けたいこと
コツ
- 表の性格を先に決める:負けず嫌いは芯の要素です。無口、ツンデレ、おっとりなど、表の性格を決めてから重ねると、差が見せ場になります
- 「誰に・何で」負けたくないかを決める:誰にでも負けたくないのか、特定のライバルにだけなのか。料理だけ、テストだけ、と範囲をしぼるのも効果的です
- 負けた時の反応を決める:悔し泣き、もう一回、黙って練習、言い訳。負け方にこそ人柄が出ます
- 見えない努力を一度だけ見せる:夜の練習や書き込みだらけのノート。ばれた瞬間に、負けず嫌いが愛される性分に変わります
- 潔く負けを認める場面を作る:負けを認めて勝者をたたえる人と、負けを受け入れられない人は、はっきり分けて見られます。認める一度があると、成長が伝わります
避けたいこと
- 負けた腹いせの八つ当たりや暴力を、かっこよさとして描くこと
- 勝てる相手にだけ張り合い、勝てない相手からは逃げる姿を、魅力として描くこと。読み手には、感じの悪い人として映ります
- 勝つためにずるをすることを、笑いだけで流すこと
- 負けず嫌いのキャラを、ほかのキャラを見下すための道具にすること
負けず嫌いキャラに合う口調・組み合わせやすい属性
合う口振(口振カルテへ)
負けず嫌いは芯の属性なので、口振は表の性格に合わせて選びます。強気に挑むのか、熱く叫ぶのか、まじめに食い下がるのか、そっけなく見せて燃えているのかで、同じ負けず嫌いでも印象が変わります。
組み合わせやすい属性
負けず嫌いにツンデレを重ねると、負けを認めずにこっそり努力する、王道の形に。無口やクールを重ねれば、表情を変えないまま勝負の時だけ燃える人になります。天然を重ねると、勝負のルールを勘違いしたまま全力で張り合う人に、犬系を重ねると、「もう一回!」と何度でも尻尾を振って挑んでくる人になります。
ぶつかりやすい属性(あえて使うと面白い)
おっとりとダウナーは、勝ち負けにこだわらない属性です。一人に重ねると、ふだんは勝負に興味がないのに、ある一つのことでだけ譲らない人になります。関係性で並べるなら、勝負を挑み続ける負けず嫌いと、まったく相手にしないおっとりやダウナー。張り合ってもらえない悔しさが、笑いと関係の芽になります。
負けず嫌いの歴史
ここでは、主な出来事をまとめます。
年表を開く
日本国語大辞典は、「負けず嫌い」を「負け嫌い」「負けじ魂」などが混ざってできた形ではないか、としています。元の形とされる「負け嫌い」も、今も辞書に載っています。
アニメのテレビシリーズと映画第1作で、誰の丼が一番かでいつも喧嘩しているどんぶりまんトリオがそろって登場します。張り合ってばかりいるのに本当は仲がいい、という負けず嫌い同士の関係の、長く親しまれている例です。
無口で無表情なのに、息子に超えられたとは認めない父親や、兄にも負けてほしくないのに最初に倒すのは自分だと言うライバルが登場する漫画の連載が始まります。表の性格がそれぞれ違う負けず嫌いが、一つの作品に並んでいます。
題名に「負けず嫌い」を入れた漫画『デビィ・ザ・コルシファは負けず嫌い』の連載がウェブで始まります(2024年まで)。のちにショートアニメのPVも作られました。
Oggiが「負けず嫌い」な人の特徴として、一気に力を発揮する瞬発力、努力家であること、敵も多いが味方も多いこと、勝てる相手にしか負けず嫌いを発揮しない人がいることなどを紹介します。
心理カウンセラーが監修したOggiの記事が、負けず嫌いは持続的な性格というより、外からの刺激で突発的に現れる感情だと説明します。同じ年、Preciousが「負けず」の「ず」の謎を、日本国語大辞典の説明とともに紹介しています。
Smartlogが負けず嫌いな人の心理として「人よりも優れていることを証明したい」「負けて悔しい思いをしたくない」などを、DIMEが「負けん気が強い」人の特徴として闘争心の強さを紹介します。
今の負けず嫌いキャラのイメージ
- 単独より「重ねる要素」:負けず嫌いだけで説明されるキャラは少なく、無口、ツンデレ、熱血、自信家などの性格とあわせて紹介されるのがふつうです
- ライバル関係を作る:負けず嫌い同士の張り合いは、ライバル関係や、喧嘩するほど仲がいい関係を自然に生みます
- 「万年2位」という定番:「万年2位」は、何度もあと一歩で優勝を逃す選手を指す言葉としても使われ、創作では1位を敵視する負けず嫌いの定番の立ち位置になっています。「いつも2番手」の役は、恨みからライバルが敵に回る展開にもつながりやすい立ち位置です
- 努力家とセット:負けたくないから努力する、という流れで、見えない努力の場面とよく結びつけられます
- 長所にも短所にもなる:強い信念と努力の力になる一方、周りが見えなくなったり、敵味方がはっきり分かれたりする、と両面が語られます
- 2025〜2026年に人気の作品では:花海咲季(『学園アイドルマスター』)のように、「勝負が好き」と言い切る負けず嫌いが主人公格として人気です
よくある質問
負けず嫌いとはどういう意味ですか?
他人に負けることを嫌う、勝ち気な性質のことです。キャラクター属性としては、勝ち負けが生まれると本気になり、負けを認められず、悔しさを次の行動に変えるキャラクターを指します。
「負けず」なのに、なぜ「負けるのが嫌い」という意味なのですか?
日本国語大辞典は、「負け嫌い」と「負けじ魂」などが混ざってできた形ではないか、としています。否定を強めるために「ず」が入ったという説もあります。
負けず嫌いだけでキャラを作ってもいいですか?
作れますが、負けず嫌いは表の性格の下にひそむ「芯」として使うほうが生きてきます。無口、ツンデレ、おっとりなど、表の性格を先に決めて重ねると、勝負の場面でのスイッチが見せ場になります。
負けず嫌いと熱血の違いは何ですか?
熱血は目標や仲間のためにいつも燃えている性格です。負けず嫌いは、目の前の相手に勝ち負けがついた時に燃える性分で、ふだんの顔は静かでも成り立ちます。
戦闘狂は負けず嫌いですか?
近いけれど別の性分です。負けず嫌いは負けるのが悔しくて燃え、戦闘狂は強い相手と戦うこと自体が楽しくて燃えます。戦闘狂は、楽しい勝負ができたなら負けても満足することがあります。両方を重ねたキャラもいます。
負けず嫌いキャラを魅力的に書くにはどうすればいいですか?
「誰に・何で負けたくないか」と「負けた時にどうするか」を決めるのが基本です。見えない努力を一度だけ見せ、潔く負けを認める場面を作ると、ただの意地っ張りではない、応援したくなる人になります。
次に読む
参考にした資料
- コトバンク「負けず嫌い」(デジタル大辞泉の語釈、「負け嫌い」「負けじ魂」などとの混同から生じた形という注記)
- Weblio「負けず嫌い」(デジタル大辞泉の語釈、類語)
- Precious「負けず嫌い」の「ず」についての記事(2023年12月14日、日本国語大辞典の語釈と混態説、否定の強調説)
- Oggi 心理カウンセラー監修の負けず嫌いの記事(2023年9月7日、突発的に現れる感情という説明、長所と短所)
- Oggi「負けず嫌い」な人の特徴の記事(2021年5月29日)
- Smartlog 負けず嫌いな人の心理と特徴の記事(2024年5月8日)
- DIME「負けん気が強い」人の特徴の記事(2024年9月17日)
- TV Tropes「Sore Loser」(負けを受け入れられない人と、潔く負けを認める人の対比)
- TV Tropes「Competition Freak」(何でも勝負にする人、笑いとして描かれることが多いこと)
- TV Tropes「Blood Knight」(戦うこと自体が好きなキャラ、勝ち負けはあまり問題ではないこと、ヒソカの例)
- みんなのランキング「戦闘狂キャラ」(投票参加者693人、2026年10月30日更新、1位ヒソカ)
- インサイド ネモのバトル好きを紹介する記事(2022年11月27日)
- TV Tropes「Always Second Best」(いつも2番手のキャラ、恨みやライバルの敵対につながりやすいこと、メロなどの例)
- Wikipedia(日本語版)「無冠の帝王」(「万年2位」「シルバーコレクター」の意味)
- マイナビニュース『S・A(スペシャル・エー)』アニメ化の記事(2008年、打倒・滝島に燃える万年学年2位の主人公)
- Wikipedia(英語版)「List of Death Note characters」(Lの後継の座をニアと争って育ち、ニアを超えることに執着するメロ)
- Wikipedia(日本語版)「頭文字Dの登場人物」(無口で無表情だが負けず嫌いな父親、兄にも負けてほしくないライバル)
- Wikipedia(日本語版)「神のみぞ知るセカイの登場人物」(負けず嫌いで意地っ張りなツンデレ的性格、悔し泣きする将棋少女)
- Wikipedia(日本語版)「とっても! ラッキーマンの登場人物」(宇宙一負けず嫌いなヒーロー)
- Wikipedia(日本語版)「アンパンマンの登場人物一覧」(3人とも負けず嫌いで、喧嘩ばかりだが仲がいい丼のトリオ、1989年初登場)
- Wikipedia(英語版)「Debby the Corsifa wa Makezugirai」(題名に「負けず嫌い」を入れた漫画、2020年〜2024年)

