サザノノ 性分帖。 > 好意の出し方 > デレデレ
デレデレキャラとは、好きな気持ちを隠さず、表情や態度までゆるんでしまうほど、好意を全身で表に出してしまうキャラクターのことです。
要点
- 「でれでれ」は、もとは締まりがなく、だらしないさまを表す言葉。特に、好きな異性の前で落ち着かない様子に使われてきました
- 見分ける条件は3つ。好意を隠さない・表情や態度までゆるむ・照れても止まらない
- ツンデレは好意を照れで隠す人、デレデレは隠せずにあふれる人。ツンデレは隠す、素直クールは言う、デレデレはあふれる
- キャラは「誰にデレデレするか」と「かわいいか、だらしないか」の紙一重をどう描くかで決まります
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デレデレの意味と語源
「でれでれ」は、様子を表す擬態語です。デジタル大辞泉では「態度や姿勢にしまりがなく、だらしないさま」とされ、「女性にでれでれする」のように、男性が女性の前でだらしない態度をとる様子にも使われます。日本国語大辞典では、特に心をひかれる異性の前で、落ち着かなかったり媚びたりするさまと説明されています。古い用例は明治の落語(1889年)にあり、惚れた相手の前でデレデレしている場面に使われています。
このように、もとの「デレデレ」には、ほめ言葉より、からかいや冷やかしの響きがありました。今でも日常では「孫にデレデレ」「推しにデレデレ」のように、好きなものの前で顔がゆるむ様子を、少し笑いながら言う時に使われます。かわいく見える場面もあれば、だらしなく見えて評価が下がる場面もある言葉です。
キャラクターの属性としては、2000年代に広まったツンデレが入り口です。ツンデレは「ツンツン」と「デレデレ」を合わせた言葉で、ここから「デレ」が好意を見せることを表す言葉として独り立ちし、クーデレやヤンデレなど多くの言葉が生まれました。デレデレは、その中でほかの何も混ざらない「デレだけの形」にあたります。この辞典では、好きな気持ちの出し方の属性として、好意の出し方の群に入れています。
デレデレキャラかどうかの見分け方
好きな人がいるキャラや、優しいキャラが、そのままデレデレになるわけではありません。デレデレと呼べるのは、次の3つがそろった時です。
- 好意を隠さない:好きな気持ちを、言葉でも態度でも隠そうとしない。隠そうとしても、隠しきれない
- 表情や態度までゆるむ:相手を見ただけで顔がほころぶ、声が高くなる、そわそわする。言葉より先に、体に出てしまう
- 照れても止まらない:恥ずかしくなっても、好意を引っこめない。照れながらも、もう一度「好き」を伝えにいく
ツンデレ・素直クール・甘えん坊・溺愛との違い
デレデレは、似た属性と「好意をどう出すか」で分かれます。こう覚えると見分けやすくなります。ツンデレは隠す、素直クールは言う、デレデレはあふれる。
| デレデレ | ツンデレ | 素直クール | 甘えん坊 | 溺愛 | |
|---|---|---|---|---|---|
| ふだんの態度 | 明るく、相手の前ではゆるむ | 強気・そっけない | 冷静・表情が少ない | 人なつこく、頼りたがる | 落ち着いていて包容力がある |
| 好意の出し方 | 顔にも態度にも全部出る | 照れで隠し、ときどき漏れる | 真顔で言葉にする | 甘えて、かまってもらう | 相手を甘やかし、与える |
| 照れるのは誰か | 本人(でも止まらない) | 本人(だから隠す) | 相手 | あまり照れない | 相手 |
| 崩れる瞬間 | 好意が届かないと分かった時 | 素直になるしかない時 | 言葉が見つからない時 | 甘えられる相手がいない時 | 相手に頼られなくなった時 |
いちばん比べられるのはツンデレです。ツンデレとデレデレは、どちらも「デレ」、つまり好意を持っている点は同じです。違うのは、その好意を隠すかどうかです。ツンデレは、照れやプライドから好意を隠そうとして、冷たい態度をとってしまいます。デレデレは、隠そうとしない、または隠そうとしても全部顔に出てしまいます。ツンデレから「ツン」を取ると、デレデレが残ると考えると分かりやすくなります。
素直クールとは、好意の出る場所が違います。素直クールは、好意を言葉でまっすぐ伝えますが、表情や態度は冷静なままで、照れるのは言われた相手のほうです。デレデレは、言葉より先に顔や体に好意が出てしまい、本人がいちばん照れています。
甘えん坊と溺愛は、好意の向きで分けられます。甘えん坊は「甘えたい・頼りたい」という気持ちが前に出る人。溺愛は、相手を甘やかし、何でも与えたくなる人です。デレデレは、相手がそばにいるだけで自分がとろけてしまう人で、甘えるとも甘やかすとも限りません。
デレデレと近い言葉
デレデレのそばには、好きな気持ちで顔や態度がゆるむ様子を表す言葉が並びます。
| デレる | メロメロ | 鼻の下を伸ばす | イチャイチャ | |
|---|---|---|---|---|
| どんな意味か | ふだん見せない好意を、ある瞬間に見せる | すっかり心を奪われて、骨抜きになっている | 異性に見とれて、だらしない顔になる | 二人で甘え合ったり、じゃれ合ったりする |
| デレデレとの関係 | 一瞬のデレ。それがずっと続くとデレデレ | 心の状態。デレデレはそれが表に出た姿 | デレデレのだらしない側の言い方 | 二人の行動。デレデレは一人でもなる |
デレデレキャラの型
デレデレキャラは「誰にデレデレするか」と「いつからデレデレか」で型が分かれます。
出会った時から好意を全開にして、ためらわずに押していく型です。気持ちの大きさが、そのまま物語を動かす力になります。たとえば、ラム(『うる星やつら』)がこの型です。甘露寺蜜璃(『鬼滅の刃』)もこの型です。
ふだんはしっかり者で頼られる人なのに、好きな人の前でだけ顔がゆるんでしまう型です。周りは「あの人がこんな顔をするなんて」と驚きます。ふだんとの落差が、そのまま魅力になります。
好きな子や、かわいい子を前にすると、とたんに締まりのない顔になる男子の型です。笑いの役になりやすい一方、好きな人のために見せる本気が見せ場です。たとえば、我妻善逸(『鬼滅の刃』)がこの型です。
ツンデレのように好意を隠そうとするのに、まったく隠しきれない型です。冷たく言ったつもりの台詞が、声も顔も嬉しそうで台無しになる。本人だけが隠せていると思っています。
付き合う前は普通、あるいは少し距離があったのに、恋人になったとたん甘くなる型です。両想いになってからの物語で、ふたりの日常の甘さを描く時の中心になります。周りが「前と違いすぎる」とあきれる場面も定番です。
恋の相手ではなく、子どもや孫、推しのアイドル、飼っている猫などの前で顔がゆるむ型です。ふだん怖い人や堅い人ほど、重ねると親しみやすさが増します。恋愛のない物語でも使えるデレデレです。
デレデレキャラの作り方と台詞例
同じデレデレキャラでも、キャラの性別や、誰に向けた作品かで「心が動くポイント」が変わります。4つの向きごとに、よくある形と、外し方、台詞例をまとめました。
台詞は「心の距離」の順に4段階で並べています。表の顔 → ほころび(素が一瞬見える)→ 信頼した相手だけ → 独りの時。デレデレキャラは、表の顔ではすでに好意があふれているぶん、ほころびでは「好きすぎて不安になる」一瞬を、信頼した相手には好きでいる理由を、独りの時にはあふれた気持ちの置き場所を見せています。話し方は口振カルテで調整できます。
下に行くほど心の距離が近づきます。同じ人物の4つの顔として読んでください。
自分のキャラクターの顔を置くと、下の台詞をその子が話しているように読めます。
性分帖の台詞は、自分で作ったキャラクターにどんな口調や性格が合うかを確かめるためのものです。画像と名前はこの端末にだけ保存され、ほかの属性のページでも同じ子が出ます。
ドラッグで位置を動かせます
女性のデレデレキャラ
女性のデレデレキャラは、好きなものの話になると顔がぱっと明るくなり、止まらなくなる姿で描かれます。相手は恋の人に限りません。親友、推し、飼い猫。好きなものに全力でいる姿そのものが、周りを笑顔にします。
- よくある形
- 彼氏の話になると止まらない友人/推しのライブ前日に眠れない会社員/弟の話ばかりする姉/猫の写真を一日中見せてくる先輩
- 外すなら
- デレデレの相手が人ではなく、好きな仕事や趣味である形にする。または、誰にでもデレデレな彼女が、本当に好きな人の前でだけ、急に言葉が出なくなる形にする
- 気をつけたいこと
- 好意を隠さない女の子を、軽い人や、すぐ落ちる人として描かないこと。なぜその人やものが好きなのか、理由を一つ持たせると、まっすぐな気持ちとして伝わります
1表の顔人前・ふだん
「見て見て、昨日ね、彼がお弁当の卵焼き、二つも食べてくれたの」
昼休みの屋上で、スマホの写真を友人たちの前に差し出して
2ほころび素が一瞬見える
「……私ばっかり好きなのかなって、たまに思うけどね」
友人に「のろけすぎ」と笑われたあと、写真をしまいながら小さく
3信頼した相手だけ見せると決めた本音
「おばあちゃんに『好き』って言えないまま終わったから。……卵焼きの話くらい、うるさくてもいいでしょ」
帰り道、ずっと話を聞いてくれる親友にだけ
4独りの時誰にも見せない本音
「明日は甘い卵焼きにしてみよう。三つ目も食べてくれるかな」
夜の台所で、卵を一つ多く冷蔵庫から出しながら
男性のデレデレキャラ
男性のデレデレキャラは、好きな相手や家族の前でだけ、別人のように顔がゆるむ姿で描かれます。強面の上司が娘の写真を見せる時、無口な職人が飼い犬を呼ぶ時。ふだんの顔との差が大きいほど、見ている側の頬もゆるみます。
- よくある形
- 娘の話になると止まらない強面の父/彼女からの連絡で顔がほころぶ同僚/好きな子の前で声が裏返る男子/愛犬にだけ赤ちゃん言葉になる警備員
- 外すなら
- デレデレぶりを周りに隠しているつもりの彼が、実は職場中に知られている形にする。または、デレデレされる側が困っていて、彼がそれに気づいて距離の取り方を学んでいく形にする
- 気をつけたいこと
- だらしなさを笑いにするのはよいですが、相手が嫌がっているのに近づき続ける姿を「デレデレだから」で済ませないこと。相手の反応を見て一歩引ける場面があると、好感が増します
1表の顔人前・ふだん
「これ、娘が描いた俺。似てるだろ? 似てるよな?」
現場の休憩所で、作業着の胸ポケットから折りたたんだ絵を取り出して
2ほころび素が一瞬見える
「……いつまで描いてくれるんだろうな、こういうの」
若い同僚たちが笑って仕事に戻ったあと、絵をていねいにたたみ直して
3信頼した相手だけ見せると決めた本音
「親父に褒められたのは、三十年で一回。……だから娘には、一日で三十回だ」
仕事帰りの屋台で、長年の相棒と並んで座って
4独りの時誰にも見せない本音
「次の誕生日は、早く帰る。絶対に」
夜、娘の寝顔を見てから、壁のカレンダーに太い丸をつけて
女性向け作品の男性デレデレキャラ
女性向けでは、ふだんはクールで頼れる人が、主人公の前でだけ締まりのない顔になる姿が人気です。仕事中は完璧なのに、主人公からの一言で頬がゆるみ、それを隠そうとして隠しきれない。主人公だけが知っている甘い顔に、ときめきが生まれます。
- よくある形
- 部下の前では厳しい上司/試合中は無表情なエース/みんなの前では大人びた幼なじみ/恋人になってから甘くなった先輩
- 外すなら
- デレデレぶりを、主人公ではなく周りの人が先に見てしまい、主人公だけが知らない形にする。または、主人公のほうがデレデレで、彼がその甘さに慣れずに慌てる形にする
- 気をつけたいこと
- 甘さを、主人公の予定や交友関係に口を出す理由にしないこと。それは独占欲や束縛の書き方になります。主人公の自由を喜べる甘さとして描くと、安心してときめけます
1表の顔人前・ふだん
「……今の、もう一回言って。いや、なんでもない。仕事に戻る」
会議室を出たところで、主人公に小さく「お疲れさま」と言われて
2ほころび素が一瞬見える
「顔、戻らないんだけど。どうしてくれる」
給湯室で二人きりになり、手で口元を隠しながら
3信頼した相手だけ見せると決めた本音
「半分でいいって言ったのに、大きいほうを渡してきた。……そういうところだ。顔、戻らない」
休日の公園で、主人公の買ってきたクレープを半分もらいながら
4独りの時誰にも見せない本音
「お疲れさま、か。録音しておけばよかった」
夜の部屋で、ネクタイをゆるめながら、誰もいないのに口元を押さえて
男性向け作品の女性デレデレキャラ
男性向けでは、主人公への好意を少しも隠さず、まっすぐ向けてくるヒロインが描かれます。「好き」を言葉でも態度でも伝え、照れながらも引かない。その一途さと、時々見せる不安げな顔の差が、大きな魅力になります。
- よくある形
- 毎朝迎えに来る幼なじみ/主人公の話を何でも嬉しそうに聞く後輩/押しかけてきた異世界の姫/付き合ってから甘くなった同級生
- 外すなら
- 好意全開の彼女が、主人公から好意を返されたとたん、どうしていいか分からず逃げ出す形にする。または、デレデレの相手が主人公ではなく、主人公の飼っている犬だった形にする
- 気をつけたいこと
- 主人公にとって都合のいいだけの子にしないこと。嫉妬して手を上げる、相手の気持ちを確かめずに押し続ける、といった書き方は今は好まれにくくなっています。彼女自身の好きなものや生活も見せると、一人の人として好きになれます
1表の顔人前・ふだん
「おはよ! 今日も会えた。それだけで、今日いい日決定」
朝の通学路、角を曲がったところで待っていて、主人公を見つけるなり駆け寄って
2ほころび素が一瞬見える
「……ねえ、迷惑だったら言ってね。ちゃんとやめるから」
主人公があくびをしたのを、退屈そうな顔と勘違いして
3信頼した相手だけ見せると決めた本音
「会いたいのは本当。でもね、あの角、あなた一人だと下向いて歩くの。見たくなくて」
放課後の図書室で、主人公に「なんで毎朝?」と聞かれて
4独りの時誰にも見せない本音
「迷惑じゃない、って。……明日の分の『おはよう』、もう考えちゃってる」
夜、自分の部屋で、枕に顔をうずめて足をばたつかせながら
デレデレキャラを書く時のコツと避けたいこと
コツ
- 好意は体に出す:顔がほころぶ、声が高くなる、足取りが軽くなる。言葉で「好き」と言わせる前に、体の変化で見せると、デレデレらしさがぐっと出ます
- 好きな理由を一つ決める:なぜその人なのか。理由が見えると、デレデレがただの騒がしさではなく、まっすぐな気持ちとして伝わります
- 不安の一瞬を入れる:好意を全部出すぶん、届かなかった時の痛みも大きい。「迷惑だったら言ってね」の一言で、デレデレに奥行きが生まれます
- 周りの反応を入れる:あきれる友人、からかう同僚、困った顔の相手。デレデレは、見ている人の反応と一緒に描くと、かわいさが伝わりやすくなります
- デレデレの相手を一つ決める:誰にでもデレデレか、たった一人にだけか。相手が絞られているほど、そのゆるんだ顔が特別に見えます
デレデレの相手で変わる見せ方
| デレデレする相手 | どう見えるか | 見せ場 |
|---|---|---|
| 恋の相手 | 甘くて、少しくすぐったい | 好意が返ってきて、どうしていいか分からなくなる |
| 家族・子ども | 温かく、親しみやすい | 家族のために、ふだん見せない本気を出す |
| 推し・好きなもの | 明るく、見ていて楽しい | 好きなものを否定されて、それでも好きだと言う |
| 動物 | ギャップがかわいい | 強面の人が、誰も見ていないと思って話しかける |
避けたいこと
- 相手が嫌がっているのに近づき続けることを、「デレデレだから」で済ませること
- 嫉妬して相手やライバルに手を上げる場面を、愛情表現として笑いにすること
- デレデレする側を、相手に都合よく尽くすだけの人にすること。その人自身の好きなものや生活も見せましょう
デレデレキャラに合う口調・組み合わせやすい属性
合う口振(口振カルテへ)
口振は「好意をどう声にするか」で選びます。屈託なくはしゃぐのか、まっすぐ伝えるのか、甘えて寄っていくのか、おどけて照れを隠すのかで、同じデレデレでも印象が変わります。
組み合わせやすい属性
デレデレに一途を重ねると、たった一人だけに好意をあふれさせる人に。犬系なら、しっぽを振るように全身で好きを表す人に、元気キャラなら、好きな気持ちで周りまで明るくする人になります。甘えん坊を重ねると、甘え上手でとろけるような恋人に。クーデレやポーカーフェイスとは「ふだんは隠している、恋人の前ではデレデレ」と時間差で重ねると、大きなギャップが生まれます。
ぶつかりやすい属性(あえて使うと面白い)
ツンデレや一匹狼のように、好意や人との距離を隠す属性とは、関係性で並べると引き立ちます。好意を全開にするデレデレと、素直になれないツンデレ。毎日まっすぐ好意を向けられて、一匹狼が少しずつ居場所を見つけていく。あふれる人と隠す人が隣にいると、どちらの気持ちも際立ちます。
デレデレの歴史
ここでは、言葉の成り立ちと、主な出来事をまとめます。
年表を開く
明治の落語に、惚れた相手の前でデレデレする様子を表す用例があります。異性の前で締まりのない態度を、からかい気味に言う言葉でした。
「デレデレに酔って」という用例があり、恋愛に限らず、だらしなくゆるんだ様子全般にも使われていました。
宇宙から来たヒロインが、主人公を「ダーリン」と呼んで好意を全開にするアニメが始まります。好意を隠さないヒロインの代表として、のちの作品にも長く影響を残しました。
ネットの掲示板で「ツンデレ」が生まれます。「ツンツン」と「デレデレ」を合わせた言葉で、ここから「デレ」が、好意を見せることを表す言葉として広まりました。
デレデレを読み替えた素直クールやクーデレ、病むほどデレるヤンデレなど、「〜デレ」の言葉が次々と生まれます。ツンデレは2006年の流行語大賞の候補にもなりました。
英語圏のファンの間でも、キャラの好意の出し方を「dere(デレ)」で分ける一覧が広まり、その中で何も混ざらない型として deredere が挙げられるようになります。
今のデレデレキャラのイメージ
- かわいいか、だらしないかの紙一重:もとの意味が「締まりがない」なので、デレデレは今もからかいの響きを残しています。かわいく見えるか、だらしなく見えるかは、相手を大事にしているかどうかで分かれます
- いちばん健やかな「デレ」:数あるデレの中で、deredere は嫉妬や独占欲がいちばん少ない、バランスのとれた型です。好意をそのまま出せることが、安心感として好まれています
- ツンより「最初からデレ」:ツンデレの冷たい態度より、最初から好意がまっすぐな関係を楽しむ作品も増えています。じれったさの代わりに、ふたりの甘い日常そのものを描く形です
- 推しにデレデレ:日常では「推しにデレデレ」「孫にデレデレ」のように、恋愛以外にも広く使われています。キャラでも、恋の相手以外にデレデレする姿が、親しみやすさの見せ場になっています
- ギャップとしてのデレデレ:クールな人、強面の人が、特定の相手の前でだけデレデレになる形は、今もよく使われる見せ方です
- 押しの強さには気をつける:好意を全開にして押し続けるヒロインは定番ですが、嫉妬で手を上げる描き方は、今は笑いより引っかかりとして受け取られやすくなっています
- 2025〜2026年に人気の作品では:甘露寺蜜璃(『鬼滅の刃』)のように、誰にでも「キュン」とする形が明るいデレデレとして愛されています
よくある質問
デレデレキャラとはどういう意味ですか?
好きな気持ちを隠さず、表情や態度までゆるんでしまうほど、好意を全身で表に出してしまうキャラクターのことです。もとの「でれでれ」は、締まりがなく、だらしないさまを表す言葉です。
デレデレとツンデレの違いは何ですか?
どちらも好意を持っている点は同じですが、ツンデレは照れやプライドから好意を隠し、冷たい態度をとってしまいます。デレデレは、好意を隠さない、または隠しきれずに全部顔に出てしまいます。ツンデレから「ツン」を取った形がデレデレです。
デレデレと素直クールの違いは何ですか?
素直クールは、好意を言葉でまっすぐ伝えますが、表情は冷静なままで、照れるのは言われた相手です。デレデレは、好意が顔や態度に出てしまい、本人がいちばん照れています。
デレデレはいい意味ですか?悪い意味ですか?
辞書では「締まりがなく、だらしないさま」とされ、もともとはからかいの響きがある言葉です。キャラクターの属性としては、好意を隠さないかわいさを表す言葉として、好意的に使われることが多くなっています。
デレデレとデレるの違いは何ですか?
デレるは、ふだん見せない好意を、ある瞬間に見せることです。デレデレは、その好意がずっと表に出ている状態を言います。一瞬のデレが続くと、デレデレになります。
デレデレキャラを魅力的に書くには?
好意を言葉より先に、顔や体の変化で見せることです。そのうえで、好きな理由を一つ決め、好意が届かないかもしれない不安の一瞬を入れると、ただ騒がしいだけではない、奥行きのあるキャラになります。
デレデレは英語で何と言いますか?
lovey-dovey(甘々な)、lovestruck(恋に夢中な)、infatuated(のぼせ上がった)などと言います。アニメの話題では、そのまま deredere と言うこともあります。
次に読む
参考にした資料
- コトバンク「でれでれ」(デジタル大辞泉・日本国語大辞典の語釈、1889年・1931年の用例)
- Oggi.jp「デレデレ」についての記事(好意で態度がゆるむ状態、類語、ツンデレとの関係、2026年2月22日)
- Wikipedia(英語版)「Tsundere」(tsun tsun と dere dere、dere dere の英訳、2006年の流行語候補)
- Wikipedia(日本語版)「ヤンデレ」(「デレ」を使った言葉の広がり)
- CBR の dere の型についての記事(deredere を嫉妬の少ない型とする英語圏の整理、2024年1月29日更新)
- Wikipedia(日本語版)「ラム (うる星やつら)」(「ダーリン」、素直で一途な想い、1981年・2022年のアニメ)
- Wikipedia(日本語版)「我妻善逸」(女性への強い執着、顔芸と迷台詞)

