サザノノ 性分帖。 > ふだんの温度 > ポーカーフェイス
ポーカーフェイスなキャラとは、嬉しい時も困った時も、気持ちを顔や態度に出さないキャラクターのことです。顔は動かなくても、その奥にはちゃんと感情という手札があります。
要点
- もとは、トランプのポーカーで手札の強さを相手に悟られないよう、表情を変えずにいる顔のことです
- 見分ける条件は3つ。感情はある・顔や態度に出さない(出ない)・場面が変わっても崩れにくい
- 無表情は「表情が動かない」という見た目の言葉で、感情があるかは問いません。ポーカーフェイスは感情があるのに顔に出さないことを言います。穏やかな笑顔も、ポーカーフェイスになります
- 書く時は「何を隠しているか」と「顔以外のどこに出てしまうか」を決めると、冷たいだけのキャラになりません
見出しの一覧
ポーカーフェイスの意味と語源
ポーカーフェイスは、英語の poker face から来た言葉です。デジタル大辞泉では、ポーカーで手札を悟られないよう無表情を装うことから、「表情を変えないこと。無表情な顔つき」と説明されています。ポーカーは1830年前後のアメリカで今の形になったとされるカードゲームで、最初は「ブラフ(はったり)」と呼ばれていました。手札の強さを顔に出さないことがそのまま勝ち負けにつながるため、poker face という言い方が1870年代に生まれました。
実用日本語表現辞典では、喜怒哀楽を顔に表さないことで、良い意味では冷静でクール、悪い意味では冷徹で何を考えているか分からない、と説明されています。無表情でなくても、平静を保って内情を隠すふるまい全般も指し、接客や芸能の仕事では一種の技術として身につけられています。大事なのは、顔の奥に、見せていない手札(感情)があるという点です。
キャラクター属性としてのポーカーフェイスは、ふだんの温度の群に入れています。英語では、ほとんど感情を見せないキャラを The Stoic、その人がついに感情をあらわにする場面を Not So Stoic と呼びます。めったに崩れないからこそ、強く響く見せ場です。
ポーカーフェイスなキャラかどうかの見分け方
表情の少ないキャラが、すべてポーカーフェイスになるわけではありません。ポーカーフェイスと呼べるのは、次の3つがそろった時です。
- 感情はある:嬉しい、怖い、悔しい、照れくさい。顔に出ないだけで、心の中ではちゃんと動いている
- 顔や態度に出さない(出ない):わざと隠していても、もともと顔に出にくいだけでもよい。周りから見ると、気持ちが読み取れない
- 場面が変わっても崩れにくい:ピンチでも、褒められても、驚かされても、いつもの顔のまま。だからこそ、崩れた一瞬が見せ場になる
無表情・クール・無口・ミステリアスとの違い
ポーカーフェイスは「顔に何を出さないか」を言う言葉です。こう覚えると見分けやすくなります。無表情は顔の見た目、ポーカーフェイスは顔の奥にある手札まで含めた言葉。
| ポーカーフェイス | 無表情 | クール | 無口 | ミステリアス | |
|---|---|---|---|---|---|
| 何についての言葉か | その場の感情を顔に出さないこと | 表情が動かない見た目 | 落ち着いた人柄と距離感 | 言葉数の少なさ | 自分の情報を明かさないこと |
| 感情 | 奥に必ずある | 問わない | あるが静か | 問わない | 問わない |
| 笑顔の時も | ある(笑顔で隠す) | ない | ある | ある | ある |
| 崩れる瞬間 | 隠しきれない感情が顔に出た時 | 表情が動いた時 | 熱くなった時 | 言葉があふれた時 | 正体が明かされた時 |
いちばん混ざりやすいのは無表情です。無表情は「表情がない」という見た目だけを言う言葉で、その奥に感情があるかどうかは決まっていません。ポーカーフェイスは、感情があることが前提です。言い換えれば、ポーカーフェイスは「心の動きを隠して作った無表情な顔つき」です。また、無表情でなくても、いつも同じ穏やかな笑顔で本心を読ませない人も、ポーカーフェイスと言えます。
「真顔」「作り笑い」「デッドパン」「顔に出やすい」との違い
ポーカーフェイスのそばでよく使われる言葉です。違いは、その顔がいつもなのか一時的なのか、そして感情を隠すためかどうかです。
| ポーカーフェイス | 真顔 | 作り笑い | デッドパン | 顔に出やすい | |
|---|---|---|---|---|---|
| 何についての言葉か | 感情を顔に出さない性質 | その時のまじめな顔つき | 本心と違う笑顔 | 真顔のまま冗談を言うこと | 感情がすぐ顔に出ること |
| いつもか | いつも | 一時的 | 一時的 | 話す時 | いつも |
デッドパンは英語で、特に冗談を言う時も無表情なことを言います。真顔でとんでもないことを言うポーカーフェイスなキャラは、デッドパンの笑いと相性がよい組み合わせです。顔に出やすいキャラは、ポーカーフェイスの正反対です。
ポーカーフェイスなキャラの型
ポーカーフェイスは「なぜ顔に出さないのか」と「どんな顔で隠すのか」で型が分かれます。
駆け引きに勝つために、感情を顔から消している型です。賭けの卓の勝負師、交渉人、スパイ。顔に出した瞬間に負ける世界で、表情を武器として使っています。
役目のために、私情を顔に出さない型です。執事、医師、護衛、受付。どんな相手にも同じ顔で接することが、その人の誠実さになっています。
無表情ではなく、いつも同じ穏やかな笑顔で本心を読ませない型です。笑っているのに何を考えているか分からない。優しさにも、怖さにも振れる形です。たとえば、蘇枋隼飛(『WIND BREAKER』)がこの型です。
隠すつもりはなく、もともと顔に出にくい型です。表情は変わらなくても、心の中はにぎやかです。たとえば、柏田さん(『顔に出ない柏田さんと顔に出る太田君』)がこの型です。ヌヴィレット(『原神』)もこの型です。
仲間を不安にさせないために、恐れや痛みを顔に出さない型です。隊長や長男、看病する人。平然とした顔の裏で、誰よりも気を張っています。
感情の出し方をまだ知らない者が、少しずつ覚えていく型です。顔は動かなくても、ほかの何かで気持ちが伝わる工夫が個性になります。たとえば、秦こころ(『東方心綺楼』)がこの型です。
ポーカーフェイスなキャラの作り方と台詞例
同じポーカーフェイスなキャラでも、キャラの性別や、誰に向けた作品かで「心が動くポイント」が変わります。4つの向きごとに、よくある形と、外し方、台詞例をまとめました。
台詞は「心の距離」の順に4段階で並べています。表の顔 → ほころび(素が一瞬見える)→ 信頼した相手だけ → 独りの時。ポーカーフェイスなキャラは顔に出ない分、場面の一行で、耳や手や声など顔以外に出てしまう感情を補っています。奥へ進むほど、隠していた手札が見えてきます。話し方は口振カルテで調整できます。
下に行くほど心の距離が近づきます。同じ人物の4つの顔として読んでください。
自分のキャラクターの顔を置くと、下の台詞をその子が話しているように読めます。
性分帖の台詞は、自分で作ったキャラクターにどんな口調や性格が合うかを確かめるためのものです。画像と名前はこの端末にだけ保存され、ほかの属性のページでも同じ子が出ます。
ドラッグで位置を動かせます
女性のポーカーフェイスなキャラ
女性のポーカーフェイスなキャラは、仕事や役目を任された場面で光ります。トラブルが起きても顔色を変えずに指示を出す。その落ち着きに周りが救われている一方で、本人は誰より緊張している。その差に気づく人が一人いると、彼女の物語が動き出します。
- よくある形
- トラブルにも顔色を変えない生徒会の書記/患者の前では表情を崩さない看護師/盤上の形勢を顔に出さない棋士/何があっても声の調子が変わらない秘書
- 外すなら
- 完璧なポーカーフェイスの彼女が、トランプのババ抜きだけは極端に弱い形にする。または、顔は動かないのに、好きなものの話になると早口になって、全部ばれてしまう形にする
- 気をつけたいこと
- 顔に出ないことを「冷たい女」「愛想がない」と周りが責める話だけで終わらせないこと。顔以外のどこかに気持ちが出ていることを、読者にだけでも見せておくと、彼女の味方になってもらえます
1表の顔人前・ふだん
「問題ありません。予備の機材で、予定どおり進めます」
文化祭の前日、音響が壊れたと聞いても、手帳から顔を上げずに
2ほころび素が一瞬見える
「大丈夫です。指が冷たいのは、寒いからです」
片づけのあと、副会長に手を取られて、指先が震えているのを見つかって
3信頼した相手だけ見せると決めた本音
「顔に出ないだけで、昨日はずっと怖かったんです。あなたが隣で笑っていてくれて、助かりました」
文化祭が終わった夜、二人きりの生徒会室で、窓の外を見たまま
4独りの時誰にも見せない本音
「よかった。本当に、よかった」
家に帰ってドアを閉めた途端、その場に座りこんで、やっと笑って
男性のポーカーフェイスなキャラ
男性のポーカーフェイスなキャラは、勝負の場面や、相棒と並ぶ場面で光ります。何を賭けても顔色ひとつ変えない勝負師、仲間が倒れても指示を止めない隊長。その強さの奥で、どれだけ感情を押さえているかが見えた時、彼は「怖い人」から「信じられる人」に変わります。
- よくある形
- 大勝負でも眉ひとつ動かさない勝負師/部下が倒れても声を荒らげない隊長/相手の嘘を顔色を変えずに聞き流す刑事/弟の前でだけ平気な顔をする兄
- 外すなら
- 無敵のポーカーフェイスの彼が、相棒の前だけでは全部顔に出てしまう形にする。または、隠していた感情が、勝負の最後の一手にだけ表れる形を山場にする
- 気をつけたいこと
- 無表情のまま相手を威圧したり、脅したりする場面を、かっこよさの中心にしないこと。顔に出さないのは、自分の感情を守るためか、誰かを守るためか。理由が見えると、怖さが頼もしさに変わります
1表の顔人前・ふだん
「降りない。続けよう」
賭けの卓で、相手が賭け金を倍に上げても、手札から目を上げずに
2ほころび素が一瞬見える
「何でもない。続けてくれ」
相棒が「負けは自分が引き受ける」と言い出した時、ほんの一瞬だけ眉が動いて
3信頼した相手だけ見せると決めた本音
「顔に出したら負けだと教わってきた。でも、お前の前でまで隠すのは、もう疲れた」
勝負のあと、明け方の屋上で、手すりにもたれながら
4独りの時誰にも見せない本音
「勝ったんだな、俺たち」
一人きりの部屋で、握りしめていた最後のカードを見て、ようやく口元をゆるめて
女性向け作品の男性ポーカーフェイスなキャラ
女性向けでは、いつも表情の変わらない彼の、ほんのわずかな変化を見つける楽しさが中心です。主人公にだけ目をそらす、耳が赤い、声が少しだけ遅れる。顔に出ない分、言葉ではっきり伝えてくれる、という形もときめきになります。主人公が彼の変化に最初に気づく人であることが大切です。
- よくある形
- どんな頼みにも表情を変えない執事/会議では一度も笑わない上司/主人公の護衛を務める寡黙な騎士/患者の前では穏やかな顔を崩さない医師
- 外すなら
- ポーカーフェイスなのは主人公のほうで、彼が表情の読めない彼女に振り回される形にする。または、彼の無表情を崩せるのは主人公ではなく、意外な小動物だった、という形で笑いにする
- 気をつけたいこと
- 何を考えているか分からない彼に、主人公が一方的に不安にさせられ続ける話にしないこと。顔に出ない代わりに、言葉や行動で大事にしていることが伝わる場面を入れると、安心してときめけます
1表の顔人前・ふだん
「承知しました。お嬢様のお望みどおりに」
主人公の無茶なお願いにも、表情ひとつ変えずに一礼して
2ほころび素が一瞬見える
「その髪型は、初めて拝見しました。いえ、職務とは関係のない感想です」
舞踏会の前、支度を終えた主人公を見た瞬間、わずかに目をそらして
3信頼した相手だけ見せると決めた本音
「お嬢様。私は笑うのが下手ですので、代わりに申し上げます。今夜のあなたを見て、何度も息を忘れました」
舞踏会のあと、誰もいない回廊で、立ち止まって
4独りの時誰にも見せない本音
「声は震えなかった。今日はそれで十分だ」
自室に戻り、白手袋を外した手がまだ少し震えているのを眺めて
男性向け作品の女性ポーカーフェイスなキャラ
男性向けでは、表情の読めない彼女の、顔以外にこぼれる感情を見つけるかわいさが中心です。真顔のまま拍手する、無表情で手作りのお菓子を差し出す、なのに耳だけ赤い。主人公が彼女を笑わせようとして失敗し続ける、という関係もよく描かれます。
- よくある形
- 真顔で冗談を言う隣の席の子/無表情でお菓子をくれる後輩/何を言っても顔色を変えない生徒会長/感情の出し方を覚えていく人工の少女
- 外すなら
- 彼女を笑わせようとしていた主人公のほうが、彼女の一言で真っ赤になる形にする。または、彼女の笑顔を一度も描かず、読者にだけ「今、笑った」と分かる仕草で見せる形にする
- 気をつけたいこと
- 無表情を「何も考えていない」「感情のない人形」として描かないこと。彼女なりの喜びや戸惑いがちゃんとあると分かるからこそ、わずかな変化が宝物になります
1表の顔人前・ふだん
「先輩、それは面白い冗談ですね」
主人公の渾身の冗談に、真顔のまま小さく拍手を三回して
2ほころび素が一瞬見える
「見ないでください。今は、見ないで」
主人公からお守りを受け取った瞬間、耳まで赤くなって顔をそむけて
3信頼した相手だけ見せると決めた本音
「お守り、鞄の内側に縫いつけました。……顔に出ないだけで、三日前からずっとこの調子です」
帰り道、立ち止まって、主人公の目をまっすぐ見て
4独りの時誰にも見せない本音
「鏡の前だと、ちゃんと笑えるのにな」
家の洗面所で、明日の練習のように口の端を上げてみて
ポーカーフェイスなキャラを書く時のコツと避けたいこと
コツ
- 隠している手札を一つ決める:喜び、恐れ、好意、悔しさ。何を顔に出さないのかが決まると、どの場面で崩れそうになるかが見えてきます
- 顔以外に出る場所を決める:耳が赤くなる、手が震える、声が遅れる、食べる量が減る。読者だけが気づける「出口」を一つ用意すると、感情が伝わります
- 崩れる瞬間はとっておく:めったに崩れないから、崩れた時に響きます。大事な人の危機、再会、不意の好意など、山場の一回に使うと効果的です
- 読み取れる人を一人置く:周りが誰も気づかない変化に、一人だけ気づく相手。その人がいると、ポーカーフェイスが孤独ではなく、関係の物語になります
避けたいこと
- 表情が出にくい人を「感情がない」「冷たい人」と決めつけて描くこと。現実には、緊張や気質で表情が出にくい人もいます
- 無表情を、相手を威圧したり怖がらせたりする道具としてだけ使うこと
- 崩れる場面を何度も使って、ポーカーフェイスの意味をなくしてしまうこと
- 笑顔で隠す型で、つらさを一人で隠し続けることを、美しいだけのものとして描くこと
ポーカーフェイスなキャラに合う口調・組み合わせやすい属性
合う口振(口振カルテへ)
ポーカーフェイスはふだんの温度の属性なので、口振は「顔に出さない代わりに、どんな声で話すか」で選びます。淡々と話すのか、ていねいな言葉で隠すのか、軽く受け流すのか、そっけなく返すのかで、同じポーカーフェイスでも印象が変わります。
組み合わせやすい属性
ポーカーフェイスにクーデレを重ねると、好意だけがわずかに漏れる王道の形に。素直クールを重ねると、顔は動かないのに言葉はまっすぐな、どきりとするキャラになります。無口を重ねれば感情がとても読みにくい人に、ミステリアスを重ねれば正体も感情も見えない人に。腹黒を重ねると、笑顔の下で企みを隠す策士に、明るいのに闇深いを重ねると、明るい笑顔そのものがポーカーフェイスになっている人になります。
ぶつかりやすい属性(あえて使うと面白い)
二面性は、場面によってまったく違う顔を見せる属性です。いつも同じ顔を保つポーカーフェイスとは、一人に重ねるより、関係性で並べると引き立ちます。元気キャラのように、感情がすぐ顔に出る相手と並べると、顔に出ない人と出る人の正反対の二人になり、相手の表情を変えようとする小さな勝負が、そのまま物語になります。
ポーカーフェイスの歴史
ここでは、主な出来事をまとめます。
年表を開く
アメリカで、今の形のポーカーが生まれたとされます。最初は「ブラフ(はったり)」と呼ばれ、ミシシッピ川の船の上の賭博師たちの間で遊ばれていました。
英語の poker face が使われ始めます。トランプの遊び方の本に「良いポーカーフェイスを持つことは有利だ」と書かれ、書評で取り上げられました。
永井荷風『あめりか物語』に、ポーカーを「ポカ」と書いた用例が出てきます。日本国語大辞典がポーカーの最初の用例に挙げている作品です。
浜崎あゆみのデビュー曲「Poker face」、レディー・ガガの「Poker Face」が出ます。曲の題名としても、気持ちを隠す顔の意味で広く知られるようになりました。
ハーバード大学などの研究者が、ポーカーの対戦相手の表情を調べ、無表情の相手より穏やかに微笑む相手のほうが、手の内を読みにくく、負けやすいという結果を発表します。笑顔もポーカーフェイスになる、という見方の裏づけです。
アニメの読者アンケート「無口なキャラといえば?」で、1位のキャラに「ポーカーフェイスであまり感情を表に出さないところが好き」というコメントが寄せられます。同じ年、顔に出ない女子中学生と、すぐ顔に出る男子を描くウェブ漫画の連載が始まりました。
女性誌のウェブサイトが「怖い人」の特徴の一つにポーカーフェイスを挙げます。何を考えているか分からない、嫌われているのかと不安になる、という受け止め方です。
アニメの読者アンケート「“笑顔”キャラといえば?」で、穏やかな笑顔のまま激しく戦う、笑顔の裏に危うさを持つキャラが上位に並びます。
2018年に始まった、顔に出ない女の子のウェブ漫画がテレビアニメになります。キャッチコピーは「表情はなくても、想いはきっと届く。」でした。
今のポーカーフェイスなキャラのイメージ
- 怖さと魅力の両面:何を考えているか分からない怖さは、現実の職場では短所として語られます。キャラクターでは、その分からなさが、知りたくなる魅力に変わります
- 崩れる一瞬が最大の見せ場:「基本的に無表情だけど、たまに笑うと可愛い」という形は、現実でも好かれます。めったに見られない表情ほど、特別なものとして受け取られます
- 顔に出ないだけで、心はにぎやか:表情は変わらなくても、心の中では喜んだり慌てたりしている。その内側を読者にだけ見せる作品が人気を集め、「顔に出ない=感情がない」ではない、という見方が広がっています
- 笑顔のポーカーフェイス:無表情だけでなく、いつも笑っていて本心が読めないキャラも好まれています。笑顔のまま戦う、笑顔の裏に怒りや悲しみを隠す、といった落差が、読者の心をつかんでいます
- 2025〜2026年に人気の作品では:ヌヴィレット(『原神』)や蘇枋隼飛(『WIND BREAKER』)のように、表情に出ないだけで情は深い、という形が好まれています
よくある質問
ポーカーフェイスなキャラとはどういう意味ですか?
嬉しい時も困った時も、気持ちを顔や態度に出さないキャラクターのことです。顔は動かなくても、その奥には感情があり、それが崩れる一瞬が見せ場になります。
ポーカーフェイスと無表情の違いは何ですか?
無表情は「表情が動かない」という見た目だけを言う言葉で、感情があるかどうかは問いません。ポーカーフェイスは、感情があるのに顔に出さないことを言います。穏やかな笑顔で本心を隠す場合も、ポーカーフェイスと言えます。
ポーカーフェイスとクールの違いは何ですか?
クールは、落ち着いた人柄や人との距離の取り方を言う言葉です。ポーカーフェイスは、その場の感情を顔に出さないことを言います。明るく話す人でも、本心を顔に出さなければポーカーフェイスです。
笑顔でもポーカーフェイスと言えますか?
言えます。ポーカーフェイスで大事なのは、感情を読ませないことです。いつも同じ穏やかな笑顔で本心を見せない人は、無表情よりもかえって読みにくいことがあります。実際のポーカーでも、微笑む相手のほうが手の内を読みにくいものです。
ポーカーフェイスは英語で何と言いますか?
英語でも poker face と言い、形容詞では poker-faced と言います。ほかに、硬い無表情は stone-faced、冗談を言う時も真顔なことは deadpan と表します。
ポーカーフェイスなキャラの感情はどう見せればいいですか?
顔以外の場所に出すのが基本です。耳が赤くなる、手が震える、声が遅れる、言葉ではっきり伝える。読者だけが気づける変化を一つ決めておくと、冷たいだけのキャラにならず、感情がちゃんと伝わります。
次に読む
参考にした資料
- Weblio「ポーカーフェイス」(デジタル大辞泉・実用日本語表現辞典・ウィキペディア小見出し辞書の語釈)
- コトバンク「ポーカー」(精選版 日本国語大辞典の1908年の用例、世界大百科事典のゲームの起こり)
- Online Etymology Dictionary「poker」(1834年のゲーム名、poker face は1874年)
- ピクシブ百科事典「ポーカーフェイス」(意味、平静を保って内情を隠す技術、関連の楽曲)
- Wikipedia(日本語版)「ポーカーフェイス」(意味と同名の楽曲・作品の年)
- Wikipedia(英語版)「Poker face」(同名作品の一覧)
- ピクシブ百科事典「秦こころ」(「表情豊かなポーカーフェイス」、面で感情を表すこと)
- Wikipedia(日本語版)「顔に出ない柏田さんと顔に出る太田君」(2018年の連載開始、感情は乏しくないこと)
- 電撃オンライン『顔に出ない柏田さんと顔に出る太田君』アニメ化の記事(2025年3月、キャッチコピー)
- アニメ!アニメ!(PR TIMES)同作の第1話の記事(2025年10月4日放送開始)
- ライフハッカー・ジャパン 微笑みとポーカーの研究についての記事(2010年8月19日、ハーバード大学・カリフォルニア工科大学・MIT)
- アニメ!アニメ!「無口なキャラといえば?」2018年(264人、ポーカーフェイスについてのコメント)
- アニメ!アニメ!「“笑顔”キャラといえば?」2023年(817人、笑顔の裏に危うさを持つキャラが上位)
- Oggi.jp「怖い人」の特徴についての記事(2021年8月17日)
- マイナビニュース 職場でモテる人についての女性500名調査(2018年5月24日)
- Smartlog 無表情な人の心理についての記事(2026年3月24日、表情が出にくい理由)
- Weblio英和辞典「deadpan」(冗談を言う時も無表情な)
- TV Tropes「The Stoic」(感情をほとんど見せないキャラの型と、その理由)
- TV Tropes「Not So Stoic」(めったに崩れないキャラが感情をあらわにする見せ場)

