猫系とは?意味・犬系や猫かぶりとの違い・懐かない野良猫から甘える家猫まで型と台詞例|サザノノ 性分帖。

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猫系 ねこけい
人との距離 マイペース 気まぐれ 甘え下手 男女どちらにも

猫系キャラとは、猫のように自分のペースを大事にし、近づくか離れるかを自分で決めて、心を許した相手にだけ気まぐれに甘えるキャラクターのことです。

要点

  • 辞書に載った言葉ではなく、性格を猫にたとえた言い方です。反対のタイプは「犬系」で、二つはいつも並べて語られます
  • 見分ける条件は3つ。自分のペースを大事にする・距離を自分で決める・心を許した相手にだけ甘える
  • 猫をかぶる「猫かぶり」とは別の言葉です。猫系は本性を隠しているのではなく、そっけなさも甘えも、どちらも素の姿です
  • 気まぐれは魅力ですが、相手を不安にさせ続けると「冷たい」「振り回す人」になります。そっけなさの理由と、好意が見える行動を一つずつ持たせるのが今の描き方です
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目次

猫系の意味

猫系は「ねこけい」と読みます。辞書に載っている言葉ではなく、人の性格を猫にたとえた言い方です。「猫系男子」「猫系女子」「猫系彼女」のように使われ、カタカナで「ネコ系」と書かれることもあります。反対のタイプとしていつも「犬系」と並べられます。犬系・猫系は若者の間で広まった性格の分け方で、猫系はツンデレなタイプや、マイペースで気まぐれなタイプを指します。

たとえの元になっているのは、昔から語られてきた猫のイメージです。犬の恩義を説くことわざ「犬は三日飼えば三年恩を忘れぬ」には、反対の意味で「猫は三年の恩を三日で忘れる」という言い方が対になっています。人に尽くす犬に対して、猫は人に合わせない、気ままな動物として見られてきました。呼んでも来ないのに、自分の気が向いた時だけ膝に乗ってくる。その姿が、マイペース・気まぐれ・自分から距離を決めるという性格に重ねられています。猫のイメージと言えば「気まぐれ」「自由」「わがまま」で、自分を猫派と考える人にも、内向的で繊細、人に合わせない傾向があります。物語でも、猫は自立していて人によそよそしいことから「冷たい」「何か企んでいる」役にされやすく、忠実な犬と対にされてきました。

キャラクター属性としての猫系は、人との距離の群に入れています。猫系の中心は、相手との距離の主導権を自分が持っていることです。ただし、ずっと離れているわけではありません。自分の時間を大事にする一方で、甘えることも好き。それが猫系です。

猫系キャラかどうかの見分け方

「クールなキャラ」や「そっけないキャラ」がすべて猫系になるわけではありません。猫系と呼べるのは、次の3つがそろった時です。

  1. 自分のペースを大事にする:一人の時間や自分の好きなことを優先する。詮索されたり、予定を決めつけられたり、縛られたりすることを嫌う
  2. 距離を自分で決める:呼ばれてもすぐには来ないのに、気が向くと自分から寄ってくる。近づくのも離れるのも、相手ではなく自分のタイミング
  3. 心を許した相手にだけ甘える:誰にでもそっけないわけではなく、決めた相手の前でだけ、ふっと甘える顔を見せる
こんな時判定
人懐っこく、自分からまっすぐ近づき、気持ちを隠さない犬系
本当の性格を隠して、よく見られるように振る舞っている猫かぶり
好きなのに照れくさくて、つい冷たい態度をとってしまうツンデレ
群れることを嫌い、誰にも甘えず一人で生きている一匹狼
自分の魅力を分かったうえで、気まぐれな態度で相手を振り回して楽しむ小悪魔
自分のペースを大事にし、距離を自分で決め、心を許した相手にだけ気まぐれに甘える猫系

犬系・ツンデレ・一匹狼との違い

猫系は、動物にたとえる点で犬系と、そっけなさの奥に甘えがある点でツンデレと、一人を好む点で一匹狼と似ています。分ける軸は「なぜ距離をとるのか、甘える相手はいるのか」です。

猫系犬系ツンデレ一匹狼
距離をとる理由自分のペースが大事だからとらない(自分から近づく)照れくさいから群れたくないから
甘える相手心を許した一人懐いた相手に全力で好きな相手に、隠しきれずにいない(作らない)
そっけなさは素の姿の一つほとんどない本心と逆の態度誰にでも同じ
甘える時は気が向いた時、自分からいつでもばれないように、少しだけめったにない

ツンデレとの違いは、そっけなさが「うそ」かどうかです。ツンデレの冷たい態度は本心の裏返しですが、猫系のそっけなさは、本当にその時は一人でいたいという素直な気持ちです。猫系を「ツンデレタイプ」と呼ぶことも多く、二つはよく重ねて使われます。

「猫かぶり」「気分屋」「クール」との違い

名前が似ている言葉や、猫系の説明でよく使われる言葉と比べました。違いは、隠しているものがあるか、まわりを巻きこむかです。

猫系猫かぶり気分屋クール
何についての言葉か距離の取り方と甘え方本性を隠しておとなしく見せること機嫌がころころ変わること落ち着いていて、感情を表に出さないこと
隠しているものない(そっけなさも甘えも素)本当の性格ないないことが多い
まわりへの影響少し振り回すばれると驚かせるまわりが機嫌に合わせることになる落ち着かせる

「猫かぶり」は、猫がおとなしく見えることから来た慣用句で、本性を隠してよく見せることです。猫系は猫のたとえでも、隠しているものはありません。また、猫系が気まぐれでも、機嫌の悪さをまわりにぶつけるなら、猫系というより「気分屋」の色が濃くなります。

猫系キャラの型

同じ猫系でも、どんな猫にたとえるか、どこで甘えるかで印象が変わります。

黒猫型

物静かで、何を考えているか分からない、ミステリアスな型です。自分のことをあまり話さず、詮索されるのを嫌います。心を許した相手にだけ、意外なほど無防備な顔を見せます。

野良猫型

警戒心が強く、近づくとすっと逃げる型です。懐くまでに長い時間がかかりますが、一度懐くと、決まった時間に決まった場所へ顔を出すようになります。過去に何かあった猫系を描きたい時に向いています。

家猫型

外ではそっけないのに、家や二人きりの場所ではべったり甘える型です。人前と二人きりの落差がいちばん大きい形です。

気まぐれ型

やりたいことを優先し、ふらっといなくなっては、ふらっと戻ってくる自由な型です。自由さに振り回されつつ、戻ってくる場所が自分だと分かった時に、相手は安心します。たとえば、猫猫(『薬屋のひとりごと』)がこの型です。

子猫型

本当は甘えたいのに、甘え方が分からない型です。そばに来ては離れ、構ってほしいのに素直に言えない。甘え下手なところが、いちばん守りたくなる形です。

猫系キャラの作り方と台詞例

同じ猫系でも、キャラの性別や、誰に向けた作品かで「心が動くポイント」が変わります。4つの向きごとに、よくある形と、外し方、台詞例をまとめました。

台詞は「心の距離」の順に4段階で並べています。表の顔 → ほころび(素が一瞬見える)→ 信頼した相手だけ → 独りの時。猫系では、表の顔のそっけなさから、奥の段に進むほど「自分から近づいていく」流れにしています。猫系は相手に呼ばれて来るのではなく、自分で来ると決めた時にいちばん愛おしくなります。話し方は口振カルテで調整できます。

1表の顔人前・ふだん
2ほころび素が一瞬見える
3信頼した相手だけ見せると決めた本音
4独りの時誰にも見せない本音

下に行くほど心の距離が近づきます。同じ人物の4つの顔として読んでください。

自分のキャラクターの顔を置くと、下の台詞をその子が話しているように読めます。

性分帖の台詞は、自分で作ったキャラクターにどんな口調や性格が合うかを確かめるためのものです。画像と名前はこの端末にだけ保存され、ほかの属性のページでも同じ子が出ます。

女性の猫系キャラ

猫系の女性は、恋愛記事では「気分屋」「甘え上手」「サバサバしている」「自由奔放」「ミステリアス」などと紹介されます。一方で「甘え下手で気まぐれ」とする記事もあり、甘え方には幅があります。2018年の調査では、自分を猫っぽいと思う女性のうち75.9%が「恋人に甘えたい」と答えていました。そっけなく見えて、甘えたい気持ちは強い。その落差が猫系女子の中心です。

よくある形
群れずに一人で行動するクラスメイト/気が向いた時だけ遊びに来る友達/自分の趣味の世界を持つ大人の女性/そっけないのに、なぜか一人だけには懐いている子
外すなら
自由に見えて、実は仲間のことを誰よりよく見ている形にする。または、甘え上手に見えて、本当に大事な人の前では甘え方が分からなくなる形にする
気をつけたいこと
気まぐれで人を振り回すことを、「猫系だから」で全部許される設定にしないこと。約束は守る、大事な場面には来る、という芯を一つ持たせると、自由さが身勝手に見えません
1表の顔人前・ふだん

「今日はいい。一人で帰りたい気分だから。また明日ね」

誘いに軽く手を振って、イヤホンをつけながら

2ほころび素が一瞬見える

「その本、私が好きって言ったやつ。覚えてたんだ。ふうん」

興味のないふりで目をそらしながら、指先で表紙をなぞって

3信頼した相手だけ見せると決めた本音

「ずっと一緒は苦手。でも、あなたの隣は、いてもいい場所って決めてるの」

公園のベンチで、自分から隣に座り直して

4独りの時誰にも見せない本音

「呼ばれたらすぐ行く子には、なれないんだよね。本当は、呼ばれるのを待ってるのに」

鳴らないスマホを、ベッドの上で指先で転がして

男性の猫系キャラ

猫系の男性は、「マイペースで気まぐれ」「自分の時間や空間を大事にする」「命令や上からの物言いを嫌い、対等な関係を好む」と紹介されます。恋愛以外では、群れないけれど腕の立つ仲間や、気まぐれな協力者として光ります。2018年の調査では、自分を猫っぽいと思う男性の55.2%が「自分から告白する」と答えていて、そっけなく見えて、決めたら自分から動く一面もうかがえます。

よくある形
集団行動が苦手な天才肌の同級生/気が向いた時だけ手を貸す協力者/部屋にこもって自分の世界を持つ芸術家/仲間とつるまないのに、なぜか頼られている先輩
外すなら
気まぐれなのに、本当に大事な場面には必ず来る形にする。または、誰にも懐かない彼が、一人だけの前でだけ自分から寄っていく形にする
気をつけたいこと
冷たい態度で相手を不安にさせ続けることを、「猫だから」で魅力として片付けないこと。そっけなくても、相手のことは覚えている、通り道に寄る、といった小さな行動で好意を見せると、冷たい人ではなく不器用な人になります
1表の顔人前・ふだん

「誘ってくれるのはうれしいけど、今日は家で本を読む日なんだ。悪いな」

片手を上げて、振り返らずに帰っていく

2ほころび素が一瞬見える

「寝てろよ。これ、玄関に置いとく。食えるやつだけ食え」

熱を出した仲間の家の前に、コンビニの袋を提げて立って

3信頼した相手だけ見せると決めた本音

「俺、自分から誰かのとこに行くの、お前が初めてなんだけど。分かってる?」

相手の部屋のソファに、遠慮なく寝転がって

4独りの時誰にも見せない本音

「一人が好きなのは本当。でも、帰る場所がある一人は、もっと好きなんだよな」

夜道で、明かりのついた窓を見上げて

女性向け作品の男性猫系キャラ

女性向けでは、ふだんはクールでそっけないのに、二人きりになると甘えてくる男性がよく描かれます。恋愛記事でも、猫系男子は「連絡が少なかったりそっけなかったりする一方で、会うと甘えてくる」と紹介されています。自分にだけ寄ってくる特別感と、対等に向き合ってくれる距離感がときめきになります。

よくある形
学校では誰ともつるまない美形の同級生/気まぐれにしか連絡をくれない年上の恋人/主人公の部屋にふらっと来て勝手にくつろぐ幼なじみ/何を考えているか分からない天才
外すなら
そっけない彼が、主人公が落ちこんでいる日にだけ、何も言わずにそばにいる形にする。または、主人公のほうが猫系で、追いかける側に回る彼が振り回される形にする
気をつけたいこと
返事をしない、約束を忘れるなどで主人公を不安にさせ続けることを、駆け引きとして美化しないこと。そっけなくても大事な約束は守る、主人公の気持ちには気づいている、という線を守ると、安心して振り回されることを楽しめます
1表の顔人前・ふだん

「ん、連絡? 見てた。返すの忘れてただけ」

待ち合わせの場所に、悪びれずにふらりと現れて

2ほころび素が一瞬見える

「そっち、寒いだろ。こっち来れば」

ベンチの自分の隣を、目を合わせないまま軽くたたいて

3信頼した相手だけ見せると決めた本音

「肩、借りる。……五分な。五分で帰る。……帰れたことないけど」

主人公の肩に、断りもなく頭をのせて

4独りの時誰にも見せない本音

「会えない日のほうが、あいつのこと考えてる。おかしいよな、こういうの」

返しそびれたメッセージの画面を、眺めたまま

男性向け作品の女性猫系キャラ

男性向けでは、クールで何を考えているか分からないヒロインが、主人公にだけ少しずつ懐いていく形がよく描かれます。男性向けの恋愛記事でも、猫系彼女とうまく付き合うには「束縛しない」「連絡を多くしすぎない」「その日の様子を見て距離を変える」ことが大切だとされています。追いかけすぎず、待っていると向こうから来る。その関係の変化が見どころです。

よくある形
図書室の窓際でいつも本を読んでいる同級生/気が向いた時だけ部室に来る先輩/主人公の家に勝手に上がりこむ幼なじみ/誰にも懐かない孤高の剣士
外すなら
懐かないと思われていた彼女が、主人公の前でだけ子どもみたいにはしゃぐ形にする。または、主人公が犬系で、追いかけてくる主人公に彼女のほうが振り回される形にする
気をつけたいこと
「懐かない女の子を手なずける」話にしないこと。彼女が自分の意思で近づいてくるまで待つ、という形にすると、猫系の自由さが魅力のまま残ります
1表の顔人前・ふだん

「何か用? 用がないなら、まあ、別にいてもいいけど」

図書室の窓際で、本から目を上げないまま

2ほころび素が一瞬見える

「あの猫、あなたにしか懐かないのね。変なの。……ちょっと分かるけど」

校舎裏で野良猫をなでる主人公を、少し離れたところから見て

3信頼した相手だけ見せると決めた本音

「放っておいてくれるところが好き。ちゃんと戻ってくるから、信じて待ってて」

卒業前の屋上で、風に髪を押さえながら

4独りの時誰にも見せない本音

「明日は、私から話しかけてみようかな。気が向いたら、だけど」

部屋の窓辺で、主人公の家の方角をぼんやり見て

この属性から作る性分診断(キャラクター作成診断)を、「猫系」の札を置いたところから始めます

猫系キャラを書く時のコツと避けたいこと

コツ

  1. 距離の主導権を猫系に持たせる:近づくのも離れるのも、猫系が自分で決める。相手に呼ばれて来るのではなく、自分から来た、という場面がいちばんの見せ場になります
  2. 甘える相手を一人に絞る:誰にでもそっけない猫系が、一人の前でだけ甘える。その特別さが、猫系の魅力の中心です
  3. そっけなさに理由を持たせる:一人の時間が好き、縛られるのが苦手、昔近づきすぎて傷ついた。理由があると、そっけなさが冷たさではなく、その人らしさになります
  4. 好意は行動で見せる:好きと言う代わりに、隣に座る、通り道に寄る、言ったことを覚えている。言葉が少ないぶん、小さな行動が効きます
  5. 自由と身勝手を分ける:予定はその日の気分で決めても、大事な約束は守る。自由さに一本の芯があると、振り回されても信じていられるキャラになります

避けたいこと

  • 返事をしない、約束を忘れるなどで相手を不安にさせ続けることを、「猫系だから」で魅力として片付けること
  • 「懐かない相手を手なずける」「飼いならす」という形で、相手の意思を変えさせる話を美化すること
  • 「女性は猫っぽい」「男性は犬っぽい」のように、性別で性格を決めつけること
  • 猫系を、ただ冷たいだけ、無愛想なだけの人にすること。甘える相手がいないなら、猫系ではなく別の属性です

猫系キャラに合う口調・組み合わせやすい属性

合う口振(口振カルテへ)

猫系は人との距離の属性なので、口振は「どんな言葉で距離をとるか、どう甘えるか」で選びます。短くそっけなく返すのか、ひらりとかわすのか、何を考えているか分からせないのか、甘える時の言葉を持っているのかで、同じ猫系でも黒猫にも子猫にもなります。

組み合わせやすい属性

猫系にツンデレを重ねると、そっけない態度の一部が照れ隠しになり、甘える瞬間がさらに貴重になります。クールを重ねれば物静かな黒猫に、ミステリアスを重ねれば何を考えているか分からない猫に。飄々を重ねると、つかまえようとするとするりと逃げる、軽やかな猫系になります。マイペースは猫系の土台そのものです。

ぶつかりやすい属性(あえて使うと面白い)

犬系と世話焼きは、相手に近づいて構いたい属性です。距離を自分で決めたい猫系とは正反対なので、一人に重ねるより、関係性で並べると引き立ちます。しっぽを振って寄ってくる犬系に、迷惑そうな顔をしながら、いつのまにか隣を許している猫系。英語圏でも「黒猫とゴールデンレトリバー」として人気の組み合わせです。

猫系の歴史

ここでは、主な出来事をまとめます。

年表を開く
古くから

歌舞伎に由来することわざ「犬は三日飼えば三年恩を忘れぬ」に対して、「猫は三年の恩を三日で忘れる」という言い方がありました。恩に厚い犬と、人に合わせない猫、という対比は古くからのものです。

1886年

歌舞伎のせりふに「猫をかぶって」という言い方が見られます。猫がおとなしく見えることから、本性を隠す意味の慣用句になったと言われています。名前は似ていますが、性格のたとえとしての「猫系」とは別の言葉です。

1996年

この年の漫画『臍下の快楽』に、つまらなそうな「イヌ系」と、子猫のような「ネコ系」を比べるせりふが出てきます。同じ年の週刊誌にも、女性のタイプとして犬系・猫系を分ける記事がありました。言葉の始まりははっきりしませんが、1990年代半ばにはすでに使われていました。

2010年

アメリカの心理学者が約4,500人を調べ、自分を「猫派」と考える人は「犬派」より、外向性が低く、新しい経験への開かれ方が高い傾向があると発表します。昔からの「犬派と猫派は性格が違う」というイメージを、調査で確かめようとした研究です。2014年にも別の大学が約600人を調べ、猫好きは内向的で、開かれた考えを持ち、繊細だという結果を発表しました。

2010〜2012年

目尻を上げる「ネコ目メイク」や猫耳ヘアが流行します。「猫っぽさ」は性格だけでなく、見た目の流行の言葉にもなりました。

2015〜2017年

日本で「猫ブーム」が起き、2015年の猫ブームの経済効果は「ネコノミクス」として2兆3,162億円と試算されました。2017年には、ペットフード協会の調査で初めて猫の飼育数が犬を上回り、猫は身近な存在になります。

2018年

調査会社が20〜69歳の1,000人に聞いた調査で、犬派46.9%に対して猫派は33.6%でしたが、男性より女性のほうが猫派が多いという結果でした。猫のイメージには「気まぐれ」「自由」「わがまま」が挙がっています。同じ年、結婚相談所が25〜39歳の独身男女1,950人に「犬と猫」について調査し、女性誌で紹介されます。女性は自分を「猫っぽい」と思う人が多く、猫系女子の75.9%が恋人に甘えたいと答えていました。

2021〜2024年

アニメ!アニメ!の読者アンケート「“猫”キャラといえば?」は毎年行われ、回答者は女性が6〜7割です。本物の猫のキャラが中心ですが、「人なのにどこか猫っぽい」キャラも上位に入ります。2021年版では語尾が「にゃ」のキャラや「猫のように気まぐれな性格」のキャラ、2022年版では猫にだけ心を許すキャラ、2024年版では好奇心が強く、相手に少しずつ懐いていく様子が「猫らしい」と言われるキャラが2位に入りました。

2022〜2023年

恋愛記事で、猫系男子が「クールな態度と甘えモードの切り替えが大きいツンデレタイプ」「気まぐれで、基本的に相手に合わせない人」として紹介されます。

2023〜2024年

英語圏のTikTokで、物静かで自立した「黒猫彼女」と、明るい「ゴールデンレトリバー彼氏」の組み合わせが話題になります。2024年の記事では、「Black Cat Energy」のハッシュタグの再生回数が約7,170万回と紹介されました。

今の猫系キャラのイメージ

  • 犬系とセットの定番:猫系は、ほぼ必ず犬系と比べて語られます。いちばんの違いは感情の表し方で、犬系は気持ちと態度が一致し、猫系は恥ずかしさから本心と違う態度を取りやすくなります
  • ツンデレと重ねられやすい:猫系男子も猫系女子も、「人前ではそっけないのに二人きりだと甘える」ツンデレタイプと見られがちな属性です。キャラクターを作る時は、そっけなさが照れ隠しなのか、本当に一人が好きなのかを決めておくと、ツンデレとの書き分けができます
  • 人間のキャラも「猫っぽさ」で選ばれる:気まぐれさ、好奇心、威嚇する顔、少しずつ懐いていく様子などから、人間のキャラが猫にたとえられることもよくあります。猫系は、恋愛の言葉としてだけでなく、キャラクターの性格を表すたとえとしても定着しています
  • 自由を尊重される側:猫系との付き合い方の基本は、束縛しない、連絡を多くしすぎない、詮索しないことです。今の猫系は、自由を大事にする対等な関係の象徴として描かれています
  • 黒猫は「物静かで自立した人」:英語圏の「黒猫彼女」は、内向的でミステリアスだが、冷たいわけではない人のことです。猫系の「そっけないけれど悪い人ではない」という見方は、海外でも通じるものになりました
  • 性別で決めつけない流れ:自分を猫っぽいと思う人は女性にやや多めですが、猫系男子も定番です。英語圏の黒猫とゴールデンレトリバーの組み合わせにも、性別で役割を決めつけすぎるという批判があります。猫が女性の悪いイメージと結びつけられてきた歴史もあり、猫好きの女性を指す「キャットレディ」が悪口として使われることもあります
  • 2025〜2026年に人気の作品では:猫猫(『薬屋のひとりごと』)のように、気ままで、好きなものにだけ夢中になる形が好まれています

よくある質問

猫系キャラとはどういう意味ですか?

猫のように自分のペースを大事にし、近づくか離れるかを自分で決めて、心を許した相手にだけ気まぐれに甘えるキャラクターのことです。辞書に載った言葉ではなく、性格を猫にたとえた言い方で、反対のタイプは犬系です。

猫系と犬系の違いは何ですか?

犬系は自分からまっすぐ相手に近づき、好意をそのまま伝えます。猫系は自分のペースを大事にし、気が向いた時だけ近づき、気持ちと違う態度を取ることもあります。距離の詰め方と、気持ちの出し方が正反対です。

猫系と猫かぶりは同じ意味ですか?

違います。猫かぶりは、本当の性格を隠しておとなしく見せることを指す慣用句です。猫系は、そっけなさも甘えもどちらも素の姿で、何かを隠しているわけではありません。

猫系とツンデレの違いは何ですか?

ツンデレの冷たい態度は、照れくささから来る本心の裏返しです。猫系のそっけなさは、本当にその時は一人でいたいという素直な気持ちです。ただ、二つを重ねたキャラもよく描かれます。そっけなさが照れ隠しならツンデレ寄り、本当に一人が好きなら猫系寄りです。

猫系キャラが冷たく見えないようにするには?

そっけなさに理由を持たせ、好意を小さな行動で見せることです。言ったことを覚えている、通り道に寄る、困った時には来る。甘える相手を一人に決めておくと、冷たい人ではなく、心を許す相手を選んでいる人になります。

「黒猫彼女」とは何ですか?

英語圏のTikTokで広まった言い方で、物静かで自立していて、ミステリアスだけれど冷たいわけではない恋人を、黒猫にたとえたものです。明るく人懐っこい「ゴールデンレトリバー彼氏」との組み合わせとして語られます。日本語の猫系、とくに黒猫型に近い意味です。

参考にした資料

最終更新:2026年10月31日 / サザノノ 性分帖。(しょうぶんちょう・キャラ属性辞典)

この属性から作る性分診断(キャラクター作成診断)を、「猫系」の札を置いたところから始めます
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