サザノノ 性分帖。 > 好意の出し方 > 女たらし・男たらし
女たらし・男たらしとは、自分の魅力や口説き方を分かったうえで、恋の相手を次々と口説き、落としていくキャラクターのことです。「誑す(たらす)」は、うまいことを言ってだますという意味の言葉です。キャラクターとしては、なぜ一人に決めないのかが人物の芯になります。
要点
- 「誑す(たらす)」は、うまいことを言ってだますという意味。女性を次々と落とす男性を女たらし、男性を次々と落とす人を男たらしと呼びます
- 見分ける条件は3つ。分かっていて口説く・恋の相手が次々と替わる・実際に落としてしまう
- チャラ男は態度や見た目が軽い人で、本気で誰かを落とそうとしているとは限りません。天然たらし・人たらしは無自覚に好かれる人。たらしは、分かっていて、恋の相手として口説く人です
- 物語では、息をするように口説く人、振り向かれると次へ行く人、本気になるのが怖い人、本命の前で口説けなくなる人などがよく描かれます
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女たらし・男たらしの意味と語源
たらしは、漢字では「誑し」と書きます。「誑す(たらす)」は、うまいことを言ってだます、という意味の言葉です。デジタル大辞泉では、女たらしは「女を誘惑してもてあそぶこと。また、それに巧みな男」と説明されています。同じように、男性を次々と口説き落とす人は「男たらし」と呼ばれます。
恋の相手を次々と替える人物は、昔から物語の中心にいました。平安時代の『源氏物語』の光源氏は、さまざまな女性と恋を重ねる「色好み」の人物として描かれ、ヨーロッパでは、1630年の戯曲に登場したドン・ファンが、女たらしの代名詞になりました。
性分帖では、分かったうえで恋の相手を口説き、次々と落としていく人を女たらし・男たらしとしています。好意の出し方そのものが属性になっているので、好意の出し方の群に入れています。ただし、相手をだますことや浮気を、美しいこととして描く言葉ではありません。口説く言葉のうまさと、その奥でなぜ一人に決められないのか。この2つが、キャラクターとしての魅力の中心です。
女たらし・男たらしかどうかの見分け方
モテる、口がうまいというだけでは、たらしとは言えません。女たらし・男たらしと呼べるのは、次の3つがそろった時です。
- 分かっていて口説く:自分の魅力も、相手が喜ぶ言葉も分かったうえで、恋の相手として近づきます。無自覚に好かれているのではありません
- 恋の相手が次々と替わる:一人と長く続かず、気づけば次の相手を口説いています。その繰り返しが、周りにも知られています
- 実際に落としてしまう:口説くだけで空回りするのではなく、相手が本当に心を寄せてしまいます。その分、傷つく人も出ます
女たらし・男たらしとチャラ男の違い・天然たらし・魔性との違い
たらしといちばん比べられるのはチャラ男、混ざりやすいのは天然たらし・人たらしと魔性の女・魔性の男です。わざとかどうかと、何をしているかで分かれます。
| 女たらし・男たらし | チャラ男 | 天然たらし・人たらし | 魔性の女・魔性の男 | |
|---|---|---|---|---|
| 何についての言葉か | 恋の相手の口説き方 | 態度や見た目の軽さ | 無自覚に好かれる人柄 | 人を惑わせる魅力 |
| 自覚 | ある | 人による | ない | 問わない |
| 相手は | 口説かれて、恋をする | 気軽に話しかけられる | 嬉しくなる、仲間になる | 自分を見失う |
| 崩れる瞬間 | 本気になってしまった時 | 本命の前で軽口が出ない時 | 好意を向けられていると気づいた時 | 惑わされない人に出会った時 |
チャラ男とたらしは、よく同じ人に重なりますが、チャラ男は軽さの言葉、たらしは口説き落とすことの言葉です。軽い口調でも誰も口説かないチャラ男もいれば、物静かで丁寧なのに、次々と相手を落としていくたらしもいます。天然たらしは自覚のない人、たらしは分かっている人です。魔性は口説かなくても人を惑わせてしまう人で、たらしは、口説くことで相手の心を手に入れる人です。
「プレイボーイ」「浮気者」「惚れっぽい」との違い
たらしのそばには、似た言葉がいくつかあります。違いは、何をしている人かと、相手への向き方です。
| プレイボーイ | 浮気者 | 惚れっぽい | ナンパ好き | |
|---|---|---|---|---|
| どんな言葉か | 恋の遊びを楽しむ人 | 決まった相手がいるのに、ほかに心を移す人 | すぐに人を好きになる人 | 知らない人に声をかけるのが好きな人 |
| 口説くか | 口説く | 口説くとは限らない | 好きになる側 | 声はかけるが、落とすとは限らない |
| たらしとの関係 | 近い意味で使われる | たらしが恋人を持つと、こう呼ばれやすい | 好きになる側で、口説き落とす側ではない | 落とす力があると、たらしに近づく |
女たらし・男たらしキャラの型
女たらし・男たらしのキャラは、なぜ口説くのかと、落としたあとどうするのかで型が分かれます。息をするように口説く人から、本命の前で何も言えなくなる人まで、よく描かれる型を並べました。
褒め言葉も誘い文句も、あいさつと同じくらい自然に出てくる型です。本人はその場その場では本気のつもりで、そこがいちばん厄介です。
追いかけている間がいちばん楽しく、相手が振り向くと、次の相手へ移ってしまう型です。面倒なことからするりと逃げる癖と、根っこは同じです。たとえば、ハウル(ダイアナ・ウィン・ジョーンズ『魔法使いハウルと火の悪魔』)がこの型です。
家柄も才も美しさもそろい、多くの相手と恋を重ねていく型です。古典では、恋の多さそのものが人物の華やかさとして描かれてきました。たとえば、光源氏(『源氏物語』)がこの型です。
何人もの相手を同時に惹きつけ、誰にも決めないまま、自分を取り合わせる型です。気の強さと計算高さがそろっていて、取り巻きの多さを誇りにしています。たとえば、スカーレット・オハラ(マーガレット・ミッチェル『風と共に去りぬ』)がこの型です。
一人に深入りして失うのが怖くて、次々と相手を替える型です。軽い言葉の数だけ、本当の気持ちを言わずに済ませています。
接客や駆け引きの場で、口説くことを仕事として使いこなす型です。言葉は本物そっくりでも、どこまでが仕事でどこからが本心か、本人にも分からなくなっていきます。
誰でも落とせるはずの人が、本気で好きになった相手にだけ言葉が出なくなる型です。いつもの口説き文句が使えないことが、そのまま本気の証拠になります。
たらしだった自分を悔やみ、傷つけた相手に一人ずつ向き合っていく型です。言い訳をしないかどうかで、読む人がこの人を許せるかが決まります。
女たらし・男たらしキャラの作り方と台詞例
女たらし・男たらしのキャラは、なぜ一人に決めないのかと、口説き文句が通じない相手を決めると作りやすくなります。うまい言葉が出てこない一場面が、いちばんの見せ場です。
台詞は「心の距離」の順に4段階で並べています。表の顔 → ほころび(素が一瞬見える)→ 信頼した相手だけ → 独りの時。女たらし・男たらしのキャラは、表の顔では軽やかに口説き、ほころびで口説き文句の空しさにふと気づき、信頼した相手には一人に決められない理由を話し、独りの時には誰の名前も呼べない自分と向き合っています。話し方は口振カルテで調整できます。
下に行くほど心の距離が近づきます。同じ人物の4つの顔として読んでください。
自分のキャラクターの顔を置くと、下の台詞をその子が話しているように読めます。
性分帖の台詞は、自分で作ったキャラクターにどんな口調や性格が合うかを確かめるためのものです。画像と名前はこの端末にだけ保存され、ほかの属性のページでも同じ子が出ます。
ドラッグで位置を動かせます
女性のたらしキャラ
女性のたらしキャラは、男性を次々と夢中にさせる華やかな人、取り巻きに囲まれて誰にも決めない人、恋を駆け引きとして楽しむ人として描かれます。気の強さや計算の奥に、一人に決められない理由が見える形が好まれています。
- よくある形
- 舞踏会で次々と申しこまれる令嬢/取り巻きの名前を全員覚えている人/別れ話をいつも自分から切り出す人/恋の相談相手としていちばん頼られる人
- 外すなら
- 誰でも落とせる人が、自分を口説かない幼なじみにだけ調子を狂わされる形にする。または、恋の駆け引きで生きてきた人が、友情だけは駆け引きなしで守っている形にする
- 気をつけたいこと
- 男たらしを、女性を下げる言葉として使わないこと。相手を選ぶ基準や、譲れないものを一つ持たせると、軽さではなく生き方として読めます
1表の顔人前・ふだん
「ありがとう、でも次の曲は先約があるの。その次なら、あなたのために空けておくわ」
舞踏会の広間で、扇をゆっくり閉じて
2ほころび素が一瞬見える
「この人の名前、なんだったかしら。……ひどいわね、わたし」
手紙の束を整理していて、一通の差出人に手が止まって
3信頼した相手だけ見せると決めた本音
「選ばれる側でいるほうが楽なの。選んだら、選び間違えたって分かってしまうでしょう」
雨宿りの軒下で、隣の友人にだけ聞こえる声で
4独りの時誰にも見せない本音
「誰のものにもならないって決めたの、いつだったかしら。思い出せないくらい前ね」
夜、鏡台の前で、イヤリングを片方ずつ外しながら
男性のたらしキャラ
男性のたらしキャラは、褒め言葉が息をするように出てくる人、会うたびに隣の相手が違う人、振り向かれた途端に冷めてしまう人として描かれます。口のうまさと、本気になれない理由の差が魅力になります。
- よくある形
- 会う人ごとに違う褒め方をする人/恋人の名前を一度も呼び間違えない人/本命の話になると話題を変える人/別れた相手とも妙に仲がいい人
- 外すなら
- 誰でも口説ける人が、自分を褒め返してくる相手にだけ何も言えなくなる形にする。または、口説き文句を全部、昔一人に言えなかった言葉から作っている形にする
- 気をつけたいこと
- たらしを、相手を傷つけても許される「モテる男」として描かないこと。本人がその軽さで何を失っているかを一つ描くと、憧れではなく人物として読めます
1表の顔人前・ふだん
「その色、似合うね。誰が選んだの? いや、君が自分で選んだんだろうな」
喫茶店のカウンターで、隣の席の人の新しいマフラーに目を留めて
2ほころび素が一瞬見える
「待って、今なんて呼んだ? 俺、君の名前……ごめん、もう一回」
相手の名前を呼びかけて、別の名前が出かかって
3信頼した相手だけ見せると決めた本音
「一人に決めたら、そいつがいなくなった時、俺には何も残らない。だから全部浅くしてる」
夜の河原で、親友と並んで缶コーヒーを飲みながら
4独りの時誰にも見せない本音
「俺の口から出た好きのうち、一つでも本物だったら、今ここに誰かいるはずなんだけどな」
終電の窓に映る顔を、ぼんやり眺めて
女性向け作品のたらしキャラ
女性向け作品のたらしキャラは、主人公にも周りの女性にも同じように甘い言葉をかける人、噂が絶えないのに主人公にだけ本気を見せる人、口説き文句が通じない主人公に調子を狂わされる人として描かれます。軽さを信じきれない主人公との駆け引きが、物語を動かします。
- よくある形
- 女性たちの噂の中心にいる貴族/主人公の前でも別の相手に手を振る人/口説き文句を主人公に笑い飛ばされる人/「君だけ」を何度も言ってきた人
- 外すなら
- いつも甘い言葉を言う人が、主人公にだけは一度も口説き文句を言わない形にする。または、主人公が、彼の昔の恋人たちと友達になっていく形にする
- 気をつけたいこと
- たらしの本気を、主人公だけが特別という結末のための道具にしないこと。昔の相手を軽く扱わない場面を一つ入れると、本気の言葉に重さが出ます
1表の顔人前・ふだん
「今日の君、いつもより早足だね。誰かに会いに行くの? 俺じゃないのが悔しいな」
街角で主人公の横に並び、歩幅を合わせて
2ほころび素が一瞬見える
「その目、信じてないって顔だ。……うん、正しいよ。俺でも信じない」
口説き文句を主人公に笑われて、肩をすくめて
3信頼した相手だけ見せると決めた本音
「君に言う言葉が、全部、前に誰かに言った言葉みたいで嫌なんだ。だから今日は黙らせて」
夜の公園のベンチで、主人公の隣に少し間をあけて座って
4独りの時誰にも見せない本音
「傷つけた順に名前を並べたら、最後に自分の名前が来る気がする」
明け方の部屋で、窓を開けて冷たい空気を吸いこんで
男性向け作品のたらしキャラ
男性向け作品のたらしキャラは、主人公をからかいながら次々と男子を夢中にさせる先輩、恋の噂が絶えない同級生、恋愛を勝ち負けで語る人として描かれます。百戦錬磨に見える人の、不器用な一面が魅力になります。
- よくある形
- 告白された回数を数えていない先輩/元恋人がクラスに三人いる同級生/主人公に恋の手ほどきをしたがる人/別れても相手から恨まれない人
- 外すなら
- 恋の経験が多い人が、主人公とのはじめての友達付き合いにだけ戸惑う形にする。または、落としてきた相手の誕生日を、一人も忘れていない形にする
- 気をつけたいこと
- 恋の多い女性を、だらしない、軽いと下げる見せ方にしないこと。恋を選ぶ基準や、本人なりの線引きを描くと、主人公と対等な人物になります
1表の顔人前・ふだん
「後輩くん、恋愛相談なら一回五百円。わたしを好きにならないって約束するなら、初回は無料」
放課後の部室で、机に腰かけて足を揺らしながら
2ほころび素が一瞬見える
「元カレ? 四人。……五人だったかな。数えないようにしてるの」
主人公に聞かれて、指を折りかけてやめて
3信頼した相手だけ見せると決めた本音
「落とすのは得意。でも、落ちたあとの相手の目が怖いの。期待されるのが」
夕方の帰り道で、自販機の明かりの前で立ち止まって
4独りの時誰にも見せない本音
「誰にも追いかけられない日曜日って、こんなに長かったっけ」
部屋で、鳴らないスマートフォンを枕元に伏せて
女たらし・男たらしキャラを書く時のコツと避けたいこと
コツ
- 一人に決めない理由を決める:怖いから、退屈だから、仕事だから、誰かを忘れたいから。理由が決まると、口説き方の温度が決まります
- 口説き文句を、その人だけの言葉にする:褒めるところ、誘い方、別れ際の一言。決まり文句ではなく、相手をよく見ている言葉にすると、落ちる側の気持ちに説得力が出ます
- 通じない相手を一人置く:口説いても笑われる、褒めても褒め返される。言葉が効かない相手との関係が、たらしの素顔を引き出します
- 口説かない時間を描く:一人で食事をする時、眠る前、家族といる時。口説いていない時の顔があると、口説く場面が生きます
落としたあとの態度で変わる見え方
| 落としたあと | どう見えるか | 揺らす出来事 |
|---|---|---|
| すぐ次へ行く | 気まぐれ、冷たい | 自分が置いていかれる側になる |
| 友達として続く | 器用、憎めない | 昔の相手が本気で泣く |
| 自分から離れる | 臆病、優しい | 離れられない相手が現れる |
| 覚えていない | 軽い、危うい | 名前を呼べなかった相手に再会する |
避けたいこと
- 浮気や、だまして気を引くことを、かっこいいこと、モテる証として描くこと
- 傷つけた相手を、物語から簡単に消すこと。誰かが泣いた事実を残すと、たらしの人物に重さが出ます
- 女たらし・男たらしを、性別ごと下げる言葉として使うこと。「女はすぐ落ちる」「男は単純」のような決めつけを入れません
- 恋の場面を、性的な描写で見せること。口説く言葉と、相手の表情の変化で描くと、この属性の魅力が伝わります
女たらし・男たらしに合う口調・組み合わせやすい属性
合う口振(口振カルテへ)
たらしのキャラは、口説く時の言葉づかいがそのまま人物になります。口振は「口説く時の声の出し方」で選びます。軽く笑わせるのか、丁寧に持ち上げるのか、強引に引っぱるのか。
組み合わせやすい属性
たらしにチャラ男を重ねると、軽いノリで次々と相手を落とす人になり、王子様を重ねると、丁寧な言葉と気品で口説く人になります。ナルシストを重ねれば、落とした数を自分の価値だと思っている人に、寂しがりを重ねれば、一人の夜が怖くて次の相手を探してしまう人に。一途を重ねると、たらしだった人が一人に出会って変わっていく物語になり、腹黒を重ねれば、口説くことを目的のための手段にする人になります。
ぶつかりやすい属性(あえて使うと面白い)
堅物や真面目のような、恋に慎重な属性は、たらしとぶつかりやすい属性です。一人に重ねると「次々と口説いてきたのに、本命の前でだけ堅物になる人」というねじれになり、並べると、軽く口説く人と、一つずつ確かめて進む人の対比で、どちらも引き立ちます。
「女たらし」という言葉の歴史
恋の相手を次々と替える人物は、古い物語から描かれてきました。それを「たらし」と呼ぶ言い方は、「誑す」という古い言葉から来ています。ここでは、主な出来事をまとめます。
年表を開く
『源氏物語』が書かれます。1008年には、すでに読まれていたことが記録に残っています。さまざまな女性と恋を重ねる光源氏は、「色好み」の人物として描かれました。
スペインの戯曲『セビリャの色事師と石の招客』(ティルソ・デ・モリーナ)に、ドン・ファンが登場します。数多くの女性を誘惑しては捨てる人物で、のちに女たらしの代名詞になりました。
モリエールの喜劇『ドン・ジュアン』が書かれます。ドン・ファンの物語は、国を越えて書きつがれていきました。
モーツァルトのオペラ『ドン・ジョヴァンニ』が作られます。同じ人物が、音楽の世界でも描かれました。
ダイアナ・ウィン・ジョーンズの小説『魔法使いハウルと火の悪魔』が刊行されます。恋の相手を次々と替え、面倒からするりと逃げる魔法使いハウルが描かれました。
「人たらし」が、多くの人に好かれるという褒め言葉に近い意味で使われる一方で、「女たらし」「男たらし」は、恋の相手を次々と口説く人を指す言葉として使われ続けています。
今の女たらし・男たらしキャラのイメージ
- 軽さの奥にあるもの:口説きのうまさだけでなく、一人に決められない理由まで描かれることで、人物として受け止められるようになっています
- 本命との出会い:たらしだった人が本気の恋に出会い、口説き文句が使えなくなる流れが、恋愛ものの大きな見せ場になっています
- 男たらしの描かれ方:恋の多い女性キャラは、軽い人ではなく、駆け引きを楽しむ大人や、自分の線を持つ人として描かれることがあります
- 傷ついた側の視点:口説かれた側、待たされた側の気持ちも描く作品があり、たらしを手放しでかっこよく描かない書き方が選ばれています
よくある質問
女たらしとはどういう意味ですか?
自分の魅力や口説き方を分かったうえで、女性を次々と口説き、落としていく男性のことです。辞書には「女を誘惑してもてあそぶこと。また、それに巧みな男」とあり、もともとはほめ言葉ではありません。
男たらしとはどういう意味ですか?
男性を次々と口説き、夢中にさせる人のことです。キャラクターでは、取り巻きを集めて誰にも決めない人や、恋を駆け引きとして楽しむ人として描かれることが多くなっています。
女たらしとチャラ男の違いは何ですか?
チャラ男は、態度や見た目、話し方が軽い人のことで、本気で誰かを落とそうとしているとは限りません。たらしは、分かっていて恋の相手を口説き、実際に落としていく人です。軽いノリで声をかけるだけで終わるならチャラ男、相手が本気で心を寄せて離れられなくなるならたらし、と考えると分けやすくなります。
女たらしと天然たらし・人たらしの違いは何ですか?
天然たらしは、口説くつもりがないのに人を惹きつけてしまう人、人たらしは、恋に限らず多くの人に好かれる人です。女たらし・男たらしは、恋の相手として、分かっていて口説く人です。自覚があるかどうかで見分けます。
女たらしと魔性の男の違いは何ですか?
たらしは、口説く言葉や行動で相手を落とします。魔性は、口説かなくても、本人のつもりとは関係なく人を惑わせてしまいます。たらしに口説かれた人は恋をし、魔性に惹かれた人は自分を見失っていきます。
たらしのキャラを嫌な人にしないコツは?
一人に決められない理由と、傷つけた人への向き合い方を一つずつ描くことです。昔の相手から届いた手紙を捨てられない、謝る時に言い訳をしない。そうした場面があると、軽さが人物の影として読めます。
たらしのキャラが本命に出会う話を書く時の注意は?
本命との恋を、たらしだった過去を帳消しにする出来事にしないことです。本命に出会っても癖がすぐには抜けない、昔の相手に謝りに行く。変わるまでの時間を描くと、本命への言葉が信じられるものになります。
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参考にした資料
- Weblio辞書「女たらし」(デジタル大辞泉:女を誘惑してもてあそぶこと。また、それに巧みな男)
- Wikipedia(日本語版)「ドン・ファン」(1630年ティルソ・デ・モリーナ、1665年モリエール、1787年『ドン・ジョヴァンニ』。女たらしの代名詞)
- Wikipedia(日本語版)「光源氏」(女性遍歴を繰り返す人物造形。美貌と多才)
- Wikipedia(日本語版)「源氏物語」(平安時代中期に成立。文献初出は1008年)
- Wikipedia(英語版)「Howl’s Moving Castle (novel)」(1986年刊行。移り気で、恋の相手を次々と替えるハウル)
- Wikipedia(日本語版)「スカーレット・オハラ」(多くの男性を虜にしていた。頑固で強情)

