サザノノ 性分帖。 > 人との距離 > 犬猿の仲
犬猿の仲とは、顔を合わせればいがみ合ってしまう二人の関係のことです。張り合う理由は勝負とは限らず、性格や考え方が合わないこと自体が火種になります。仲の悪さの奥に何があるかで、喜劇にも、切ない話にもなります。
要点
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犬猿の仲の意味と語源
犬猿の仲は、「犬と猿のように、とても仲が悪い関係」を表す言葉です。辞書では「犬猿」だけで「仲の悪いもののたとえ」とされています。なぜ犬と猿なのかには諸説があり、狩りを手伝う犬と、縄張り意識の強い猿が山で出会うと小競り合いになったから、という説や、十二支を決める競走で犬と猿が丸木橋の上で喧嘩をした、という昔話が由来として語られます。
英語では、猿の代わりに犬と猫を使います。「fight like cats and dogs」は激しく言い合うこと、「lead a cat-and-dog life」は喧嘩の絶えない暮らしを指します。日本語の似た言葉には、性質がなじまない「水と油」があります。
キャラクター属性としての犬猿の仲は、性格ではなく、二人の間の距離を表す言葉です。そのため人との距離の群に入れています。勝ち負けを争うのではなく、相手のやり方や考え方そのものが気に障ること。それでも同じ場所にいなければならないこと。この2つが、関係を動かす火種になります。
犬猿の仲かどうかの見分け方
口げんかをしているだけでは、犬猿の仲とは言えません。犬猿の仲と呼べるのは、次の3つがそろった時です。
- 会えばいがみ合う:挨拶の代わりに嫌味が出て、同じ話題で必ずぶつかります。避けていても、顔を合わせた途端に空気が張りつめます
- 理由は勝ち負けより相性:同じ賞や同じ人を争っているからではなく、話し方、仕事の進め方、正しいと思うものが合わないこと自体が火種です
- 周りから見ても仲が悪い:本人たちだけの照れ隠しではなく、周りが席を離したり、間に入ったりするほど、仲の悪さが知られています
犬猿の仲とライバル・宿敵・腐れ縁の違い
犬猿の仲といちばん混ざりやすいのはライバル、重く言うと宿敵、続き方で比べられるのは腐れ縁、言い合う仲で似ているのは悪友です。並べると、何で決まる言葉なのかがはっきりします。
| 犬猿の仲 | ライバル | 宿敵 | 腐れ縁 | 悪友 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 何で決まる言葉か | 相性の悪さ | 同じ目標を争うこと | 倒すべき相手であること | 縁が切れないこと | 一緒に悪ノリすること |
| 相手への気持ち | 気に入らない、癇に障る | 負けたくない、認めている | 許せない、終わらせたい | うんざりしつつ、離れない | 気楽で、遠慮がない |
| 周りへの働き | 間に入る人が要る | 場が引き締まる | 物語の山場になる | 周りが慣れて見守る | 周りを巻きこむ |
| 崩れる瞬間 | 相手の弱っている姿を見た時 | 勝負がついた時 | 決着がついた時 | 本当に縁が切れそうな時 | どちらかが真面目になった時 |
ライバルは同じ目標があるので、勝負がつけば関係が変わります。犬猿の仲は目標がなくても続き、勝っても負けても相手が気に入らないままです。宿敵ほど重くはなく、命や運命までは賭けていません。腐れ縁は続き方の言葉なので、仲の悪さとは別に重ねられます。悪友は仲がいいからこそ言い合う二人で、本当に合わない二人とは違います。
「喧嘩友達」「水と油」「反りが合わない」との違い
犬猿の仲のそばには、似た言葉がいくつかあります。違いは、仲の悪さをどのくらい本気で見ているかです。
| 喧嘩友達 | 水と油 | 反りが合わない | 喧嘩するほど仲がいい | |
|---|---|---|---|---|
| どんな言葉か | 喧嘩しながらも友達でいる相手 | 性質がまったくなじまないこと | 考え方や性格がかみ合わないこと | よく喧嘩する二人は、実は仲がいいという言い方 |
| 仲の悪さ | 軽い。仲はいい | 根から合わない。ぶつかるとは限らない | ほどほど。表に出ないことも | 見かけだけ |
| 犬猿の仲との関係 | 犬猿の仲が和らいだ形 | いがみ合わずに離れていく形 | 犬猿の仲の火種になる相性 | 犬猿の仲の一部の型だけに当てはまる |
犬猿の仲の型
犬猿の仲は、何が合わないのかと、仲の悪さの奥に何があるのかで型が分かれます。口げんかが日課の二人から、最後まで分かり合えない二人まで、よく描かれる型を並べました。
会えば必ず言い合いが始まり、周りはもう止めもしない型です。言葉はきついのに、どちらも相手がいない日は少し調子が出ません。
規則を守る人と、規則より自分の筋を通す人のように、正しいと思うものがかみ合わない型です。どちらも悪人ではないぶん、話し合うほどこじれます。たとえば、石上優と伊井野ミコ(『かぐや様は告らせたい』)がこの型です。
家の考え方や寮、学校など、背負っているものがはじめから対立している型です。本人どうしが出会う前から、相手を嫌う理由が用意されています。
見た目や得意なことが似ていて、相手の中に自分の嫌なところを見てしまう型です。周りには「そっくり」と言われ、それがまた二人を怒らせます。たとえば、鬼灯と白澤(『鬼灯の冷徹』)がこの型です。
一方は相手を目の敵にしているのに、もう一方は言い返せるのに、あまり相手にしていない型です。相手にされないことが、突っかかる側をいちばん苛立たせます。
ふだんは口もききたくないのに、もっと厄介な相手が現れた時だけ並んで立つ型です。息が合ってしまうことが、二人にとっていちばん気まずい出来事です。
最初の印象が最悪で、会うたびに言い合ううちに、相手のことを誰より知ってしまう型です。嫌いだと言い続けた手前、気持ちの変化をなかなか認められません。
和解も友情もないまま、互いに合わないと認めて距離を取る型です。仲良くならなくても、相手の仕事や生き方だけは認めている、という終わり方もあります。
犬猿の仲キャラの作り方と台詞例
犬猿の仲は、二人の何が合わないのかを一つに絞ると作りやすくなります。何が火種かが決まると、周りの反応や、関係が崩れる瞬間も決めやすくなります。
台詞は「心の距離」の順に4段階で並べています。表の顔 → ほころび(素が一瞬見える)→ 信頼した相手だけ → 独りの時。犬猿の仲の二人は、表の顔では嫌味を言い合い、ほころびで相手を気にかけた自分に驚き、信頼した相手には仲の悪さの奥にある本音を話し、独りの時には、相手がいなくなった後の自分を想像しています。話し方は口振カルテで調整できます。
下に行くほど心の距離が近づきます。同じ人物の4つの顔として読んでください。
自分のキャラクターの顔を置くと、下の台詞をその子が話しているように読めます。
性分帖の台詞は、自分で作ったキャラクターにどんな口調や性格が合うかを確かめるためのものです。画像と名前はこの端末にだけ保存され、ほかの属性のページでも同じ子が出ます。
ドラッグで位置を動かせます
女性の犬猿の仲
女性の犬猿の仲は、同じクラスで何かと張り合う二人、価値観の合わない先輩と後輩、正反対の性格の仲間どうしとして描かれます。きつい言葉の応酬と、相手がいない時にふと見える寂しさの落差が好まれています。
- よくある形
- 服の趣味から昼食の選び方まで合わない同級生/規則に厳しい委員とゆるい子/同じ部で方針がぶつかる二人/仲間の中でいつも言い合う二人
- 外すなら
- いがみ合う二人が、同じ人を励ます時だけ、言葉がそろってしまう形にする。または、嫌い合っている二人が、互いのいちばんの理解者だと周りだけが知っている形にする
- 気をつけたいこと
- 女性どうしの不仲を、陰口や足の引っぱり合いだけで描かないこと。面と向かって言い合う潔さを一つ入れると、仲の悪さが嫌な話になりません
1表の顔人前・ふだん
「その髪留め、昨日のほうがましだったわね。今日のは、あなたに負けてる」
朝の昇降口で、すれ違いざまに
2ほころび素が一瞬見える
「休みだったでしょ。プリント、机に入れといた。……静かで、かえって疲れたけど」
欠席明けの相手の机を、指で軽くたたいて
3信頼した相手だけ見せると決めた本音
「あの子に嫌われてるのは平気なの。あの子に認められたいって思ってる自分が、いちばん嫌い」
親友と並んで、自販機の前で
4独りの時誰にも見せない本音
「集めたノート、あの子だけ私と同じところに線を引いてた。見なかったことにしたい」
回収係で預かったノートの束を、膝の上で閉じて
男性の犬猿の仲
男性の犬猿の仲は、仕事の進め方が合わない同期、部の方針でぶつかる二人、似た者どうしで反発する大人として描かれます。言い合いながらも、相手の力だけは認めている形が愛されます。
- よくある形
- 会議で必ず反対し合う同期/顔を見るなり嫌味を言う同業者/方針の違う部長と副部長/周りに「そっくり」と言われて怒る二人
- 外すなら
- いがみ合う二人が、外の相手に仲間を悪く言われた時だけ、同じ側に立つ形にする。または、どちらかがいなくなって初めて、張り合いを失う形にする
- 気をつけたいこと
- いがみ合いを、殴り合いや嫌がらせで見せないこと。言葉や仕事の上でぶつかる形にすると、仲の悪さが二人の誇りの話になります
1表の顔人前・ふだん
「その案なら三年前に俺が出して、三年前に却下された。資料くらい読んでから来い」
会議の席で、相手の発表をさえぎって
2ほころび素が一瞬見える
「さっきの指摘、正しかった。……二度は言わないから、覚えておけ」
会議のあとの廊下で、目を合わせないまま
3信頼した相手だけ見せると決めた本音
「あいつとは一生わかり合えないと思う。なのに、あいつの仕事だけは誰より信用してる」
同期と飲んだ帰りに、ネクタイをゆるめて
4独りの時誰にも見せない本音
「あいつが辞めると聞いて、ほっとするはずだった。次の会議で、誰に反対すればいい」
誰もいない会議室で、向かいの空いた椅子を見て
女性向け作品の犬猿の仲
女性向け作品の犬猿の仲は、主人公と会えば言い合いになる生徒会の相手、最初の印象が最悪だった同僚、主人公の考えにいつも反対する人として描かれます。きつい言葉の裏で、主人公をいちばんよく見ている形が好まれています。
- よくある形
- 主人公の発言にすぐ反対する生徒会役員/初対面で失礼なことを言った同僚/主人公の仲間と犬猿の仲の人/言い合いのたびに距離が縮まる相手
- 外すなら
- 主人公と犬猿の仲の人が、主人公以外の人には穏やかで礼儀正しい形にする。または、言い合いの相手が、主人公の弱っている時だけは口をきかずに隣にいる形にする
- 気をつけたいこと
- 見下す言葉や、主人公の外見をけなす言葉で仲の悪さを描かないこと。考え方の違いでぶつかる形にすると、言い合いが対等なやり取りになります
1表の顔人前・ふだん
「君の意見には反対だ。理由? 君が言ったから、で足りるだろう」
生徒会の会議で、主人公の発言のすぐあとに手を挙げて
2ほころび素が一瞬見える
「熱があるなら帰れ。今日の君に勝っても、数に入らない」
討論の途中で主人公の顔色に気づき、ペンを置いて
3信頼した相手だけ見せると決めた本音
「君とは考え方が何ひとつ合わない。なのに、君にだけは嘘をつけない」
二人きりで残った資料室で、背を向けたまま
4独りの時誰にも見せない本音
「あいつと言い合っている時だけ、自分の声がちゃんと自分のものに聞こえる」
一人の帰り道で、イヤホンを外して
男性向け作品の犬猿の仲
男性向け作品の犬猿の仲は、主人公にいつも突っかかる隣の席の子、部活で方針のぶつかる同級生、口を開けば言い合いになる幼い頃からの相手として描かれます。強い言葉と、ふとした時の弱さの落差が魅力になります。
- よくある形
- 主人公の寝ぐせや遅刻にすぐ文句を言う子/部の練習方針でぶつかるマネージャー/主人公の友達とだけは仲の悪い子/言い合いの最後に必ず捨て台詞を残す子
- 外すなら
- 主人公にだけきつい子が、主人公の前でだけ泣き言を言える形にする。または、いがみ合う相手が、主人公の頑張りをいちばん早く見抜いている形にする
- 気をつけたいこと
- 突っかかる姿を、ただのうるさい子や暴力をふるう子として描かないこと。なぜこの相手にだけ強く出るのかを一つ決めると、ヒロインとして奥行きが出ます
1表の顔人前・ふだん
「また寝ぐせのまま来たの? 隣の席の身にもなってよ」
朝の教室で、主人公の机に鞄を置きながら
2ほころび素が一瞬見える
「……拾ってくれて、ありがと。でも借りじゃないから。すぐ返す」
落としたプリントを、主人公の手から引き取って
3信頼した相手だけ見せると決めた本音
「あんたの前では、大丈夫って顔をしなくていいの。嫌われてるくらいが、ちょうど楽」
保健室のベッドの端に座って、主人公から目をそらして
4独りの時誰にも見せない本音
「明日もあいつと喧嘩できるように、今日のうちに泣いておく」
自分の部屋で、枕に顔を押しつけて
犬猿の仲キャラを書く時のコツと避けたいこと
コツ
- 合わないものを一つに絞る:話し方、時間の守り方、正しさの基準、家の考え方。火種が一つに決まると、二人がぶつかる場面が自然に浮かびます
- 周りの反応を決める:止める人、面白がる人、間に入って疲れる人。仲の悪さが周りにどう知られているかで、二人の立ち位置が見えます
- 同じことを言ってしまう場面を置く:いがみ合う二人が、同じ答えや同じ文句を口にする瞬間。似ているところが一つ見えると、関係に奥行きが出ます
- 相手の弱った姿を見た時の反応を決める:いつも言い返してくる相手が黙った時に、どう動くか。そこで仲の悪さの奥にあるものが見えます
仲の悪さの奥にあるもので変わる見え方
| 奥にあるもの | どう見えるか | 揺らす出来事 |
|---|---|---|
| 認めてほしい気持ち | 意地っ張り、負けず嫌い | 相手に褒められる |
| 本当の相性の悪さ | 大人げない、頑固 | 同じ仕事を任される |
| 自分に似ている嫌悪 | 鏡を見ているよう | 周りに「そっくり」と言われる |
| 言えない好意 | 分かりやすい、もどかしい | 相手に恋人ができる |
避けたいこと
- いがみ合いを、殴る、物を壊す、嫌がらせをするといった形で、楽しい場面として描くこと
- 片方が一方的に傷つけられる関係を、犬猿の仲と呼ぶこと。それはいじめに近く、言い合いが対等でなければ成り立ちません
- 仲の悪い二人を、最後に必ず仲直りさせること。合わないまま認め合う終わり方も、十分に物語になります
- 「喧嘩するほど仲がいい」の一言で、本当に傷ついている気持ちを片づけること
犬猿の仲に合う口調・組み合わせやすい属性
合う口振(口振カルテへ)
犬猿の仲は、二人の関係の属性なので、口振は「相手にだけ出る言葉のとげ」で選びます。皮肉で返すのか、強く言い切るのか、照れ隠しでとがるのか。ほかの人には丁寧なのに、相手にだけ口振が変わる、という作り方もできます。
組み合わせやすい属性
犬猿の仲に負けず嫌いを重ねると、どんな小さなことでも先に引けない二人になり、意地っ張りを重ねると、仲直りの機会を自分から何度も逃す人になります。皮肉屋を重ねれば嫌味の応酬が会話の形に、口が悪いを重ねればまっすぐな言い合いになります。ツンデレを重ねると、嫌いと言いながら目で追ってしまう人になり、真面目を重ねれば、相手のいい加減さがどうしても許せない人になります。
ぶつかりやすい属性(あえて使うと面白い)
八方美人や誰とでも友達のような、誰とでもうまくやる属性は、犬猿の仲とぶつかりやすい属性です。一人に重ねると「誰とでも仲良くできるのに、この相手とだけはどうしても合わない人」というねじれになり、その一人が特別な相手として浮かび上がります。
「犬猿の仲」の二人の歴史
顔を合わせればいがみ合う二人は、古くから喜劇や物語の中心にいました。ここでは、主な出来事をまとめます。
年表を開く
シェイクスピアの喜劇『から騒ぎ』が書かれたとされます。会うたびに言い合う男女が登場し、その応酬は作中で「陽気な戦争」と呼ばれました。
ジェイン・オースティンの小説『高慢と偏見』が刊行されます。初対面の失礼な一言から、互いに反発し合う男女が描かれました。
『美少女戦士セーラームーン』の連載とテレビアニメが始まります。衝突をくり返しながら並んで戦う仲間どうしが描かれました。
小説『ハリー・ポッターと賢者の石』が刊行されます。寮や家の考え方ごと対立する、同学年の二人が描かれました。
『鬼灯の冷徹』の連載が始まります。見た目も背丈も似ているのに、会えばにらみ合う二人が人気を集めました。
『かぐや様は告らせたい』の連載が始まります。のちに、正しさの基準が合わずに嫌い合う同級生の二人が描かれました。
今の犬猿の仲のイメージ
- 仲の悪さの奥を読む:いがみ合う二人の間に、認めてほしい気持ちや、言えない好意を読み取る楽しみ方が広まっています。言葉と本心の差が、関係の見どころになります
- 分かり合えないまま認める:仲の悪さを恋や友情の前ぶれにせず、合わない二人のまま描く作品も増えています。いがみ合いが、二人それぞれの信念の見せ方になります
- 所属どうしの不仲から始まる話:学校や家どうしがいがみ合う中で、そこに属する二人が出会う話も多く描かれています
- 2025〜2026年に人気の作品では:2025年に放送されたアニメ『薫る花は凛と咲く』では、隣り合う男子校とお嬢様校の仲が悪い中で出会う二人が描かれました
よくある質問
犬猿の仲とはどういう意味ですか?
顔を合わせればいがみ合ってしまう、とても仲の悪い二人の関係のことです。「犬猿」は辞書でも、仲の悪いもののたとえとされています。キャラクターでは、勝ち負けより相性の悪さが火種になっている関係を指します。
犬猿の仲とライバルの違いは何ですか?
ライバルは同じ目標を争う相手で、競ううちに相手の力を認め合うことが多い関係です。犬猿の仲は、力を認めていても、やり方や考え方そのものが気に入りません。同じ大会を目指す二人が、性格まで合わなければ、両方を重ねた形になります。
犬猿の仲と腐れ縁の違いは何ですか?
腐れ縁は、離れたくても縁が切れずに続いていることを表します。犬猿の仲は仲の悪さを表し、続くかどうかは含みません。いがみ合う二人が進路も職場も同じになり続けるなら、犬猿の仲で腐れ縁でもあります。
犬猿の仲と喧嘩友達の違いは何ですか?
喧嘩友達は、喧嘩をしながらも友達でいる相手で、根の仲はいい関係です。犬猿の仲は、本当に合わない二人も含みます。犬猿の仲の二人が、ある出来事のあとで喧嘩友達に変わることもあります。
なぜ「犬と猿」なのですか?
由来には諸説があり、狩りに連れられた犬と縄張り意識の強い猿が出会うと争った、という説や、十二支の競走で犬と猿が喧嘩をしたという昔話が知られています。どちらも確かな由来ではなく、言い伝えとして楽しまれています。
犬猿の仲を、いじめのように見せないコツは?
二人を対等にすることです。どちらも言い返せる、どちらにも言い分がある、周りから見ても力の差がない。片方だけが傷つく関係にしなければ、言い合いは二人の個性のぶつかり合いとして読めます。
犬猿の仲の二人は、最後に仲良くさせるべきですか?
決める必要はありません。仲直りする話も、合わないまま距離を取る話もあります。決め手は、二人の何を描きたいかです。相性の悪さを描くなら離れたままでよく、相手を知る話なら、少しずつ言い合いの中身を変えていくと自然です。
次に読む
参考にした資料
- コトバンク「犬猿」(デジタル大辞泉・精選版日本国語大辞典:犬と猿。仲の悪いもののたとえ)
- ピクシブ百科事典「犬猿の仲」(由来は犬と猿の縄張り争いとする説。英語では cat and dog)
- 和樂web「十二支」(十二支の昔話で、犬と猿が丸木橋の上で喧嘩をする)
- Weblio英会話コラム「fight like cats and dogs」(激しく言い合う。lead a cat-and-dog life は喧嘩の絶えない暮らし)
- Oggi.jp「犬猿の仲」(類語に「水と油」)
- Wikipedia(英語版)「Much Ado About Nothing」(1598〜1599年ごろの作。ベアトリスとベネディックの「merry war」)
- Wikipedia(英語版)「Pride and Prejudice」(1813年刊行)
- Wikipedia(日本語版)「美少女戦士セーラームーン」(1992年連載開始・テレビアニメ放送開始)
- Wikipedia(英語版)「Harry Potter and the Philosopher’s Stone」(1997年6月26日刊行)
- Wikipedia(日本語版)「鬼灯の冷徹」(2011年連載開始。鬼灯と白澤は不仲)
- ピクシブ百科事典「白澤(鬼灯の冷徹)」(鬼灯と見た目や背丈が似ていて、会えばにらみ合う)
- Wikipedia(日本語版)「かぐや様は告らせたい」(2015年連載開始)
- ピクシブ百科事典「伊井野ミコ」(風紀に厳しいミコと石上優は仲が悪い)
- 週刊アスキー「薫る花は凛と咲く」(2025年7月放送開始。千鳥は桔梗女子に嫌われている)

