ぶりっ子キャラとは?意味・あざといとの違い・好きな人の前でだけ声が上がる人からかわいさで身を守る人まで型と台詞例|サザノノ 性分帖。

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ぶりっ子 ぶりっこ
好意の出し方 あざといとの違い かわいく見せる わざとが見える 男女どちらにも

ぶりっ子キャラとは、声や仕草、言葉づかいで自分をかわいく見せようとし、そのわざとらしさが周りにも分かる形で出ているキャラクターのことです。からかいや悪口として使われてきた言葉ですが、キャラクターとしては、なぜそこまでかわいく見せたいのかが魅力の中心になります。

要点

  • 「かわい子ぶる」の「ぶる(振る)」から来た言葉。1980年ごろに漫画から生まれたとされ、からかいや悪口として使われてきた面もあります
  • 見分ける条件は3つ。かわいく見せる言動をする・わざとだと周りに分かる・分かられてもやめない
  • あざといは計算が目立たずに効く人、ぶりっ子は計算が見えている人です。養殖は抜けたふり、小悪魔はからかって相手を振り回す人。ぶりっ子が前に出しているのは、かわいさそのものです
  • 物語では、好きな人の前でだけ声が上がる人、二人きりで素が出る人、かわいさを夢として作る人、年下らしさを使いこなす男子などがよく描かれます
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目次

ぶりっ子の意味と語源

ぶりっ子は、「かわい子ぶる」「いい子ぶる」の「ぶる」に「子」がついた言葉です。「ぶる」は「振る」から来ていて、それらしいふりをすることを表します。辞書では、かわいらしさや良い子らしさを、わざとらしく演じる女の子のことと説明されています。

始まりは、1980年ごろの漫画『すすめ!!パイレーツ』(江口寿史)に出てくる「かわいこぶりっこ」とされ、1981年ごろにお笑いのギャグをきっかけに流行語になりました。それより前は、知っているのに知らないふりをする人を「かまとと」と呼んでいました。近年は、特定の相手の前でかわいく振る舞う男性を「ぶりっ子男子」「男ぶりっ子」と呼ぶこともあります。

ぶりっ子は、同性から反発される人、からかわれる人を指す悪口として使われてきた言葉でもあります。性分帖では、かわいく見せる言動を、わざとだと周りに分かる形でする人をぶりっ子とし、「好かれたい」という気持ちの出し方の一つとして好意の出し方の群に入れています。かわいく見せることを自分で選んでいる強さと、その奥にある「好かれたい」「ここにいたい」という気持ち。この2つが魅力の中心です。

ぶりっ子キャラかどうかの見分け方

かわいい仕草をするだけでは、ぶりっ子とは言えません。ぶりっ子と呼べるのは、次の3つがそろった時です。

  1. かわいく見せる言動をする:高い声、上目づかい、自分を名前で呼ぶ、語尾をのばす。かわいいと思われる話し方や仕草を、自分から選んで使います
  2. わざとだと周りに分かる:計算が隠れていません。周りの人は「今、かわいくしたな」と気づいていて、本人もそれを半ば承知しています
  3. 分かられてもやめない:白い目で見られても、からかわれても、そのふるまいを続けます。続ける理由が、そのまま人物の芯になります
こんな時判定
かわいく見せる計算が目立たず、見抜かれても許されているあざとい
かわいさではなく、抜けている自分を装っている養殖
かわいさに加えて、からかいで相手を振り回す小悪魔
おとなしく上品なふりをして、本性を隠している猫かぶり
見せ方は考えず、好きな人にそのまま甘えている甘えん坊
自覚のないまま、ずれた言動で周りを和ませている天然
相手によって態度を変え、誰にでもいい顔をする八方美人
かわいく見せる言動をして、わざとだと周りに分かる。分かられてもやめないぶりっ子

ぶりっ子とあざといの違い・養殖・小悪魔との違い

ぶりっ子といちばん比べられるのはあざとい、混ざりやすいのは養殖と小悪魔です。何を前に出しているのか、計算が見えているのかで分かれます。

ぶりっ子あざとい養殖小悪魔
前に出すものかわいさ・幼さかわいさ・気配り抜けている自分思わせぶりな態度
計算の見え方見えている見えにくい。見えても許される隠している見せたり隠したり
周りの受け止め方「またやってる」と笑う「分かっていてもかわいい」「おっとりした人」「振り回された」
崩れる瞬間素の声が出た時本命の前で計算が飛ぶ時思わず本気を出した時からかう相手に本気で迫られた時

あざといとぶりっ子は、どちらもかわいく見せる計算を持っています。分かれ目は、その計算が周りにどう見えているかです。同じ人でも、うまく効いている時はあざとい、わざとらしさが目についた時はぶりっ子と呼ばれやすくなります。養殖が装うのは「しっかりしていない自分」で、計算を隠すのが前提です。小悪魔は、かわいさを入り口にして、からかいや押し引きで相手を振り回す人です。

「かまとと」「猫なで声」「いい子ぶる」との違い

ぶりっ子のそばには、ふりをすることを表す言葉がいくつかあります。違いは、何のふりをするかです。

かまとと猫なで声いい子ぶるキャラを作る
どんな言葉か知っているのに知らないふりをすること機嫌を取るための甘い声行儀のよさを装うこと人前での自分の見せ方を決めること
ふりをするものうぶさ・知らなさ甘えまじめさ・素直さ場に合わせた人柄
ぶりっ子との関係ぶりっ子より前からある言葉ぶりっ子がよく使う声ぶりっ子のもう一つの意味かわいさに寄せて作ればぶりっ子

ぶりっ子キャラの型

ぶりっ子キャラは、誰の前でかわいくするかと、なぜかわいく見せたいのかで型が分かれます。好きな人の前でだけ声が上がる人から、かわいさで自分を守っている人まで、よく描かれる型を並べました。

好きな人の前でだけ声が上がる型

ふだんは普通に話すのに、好きな人が来た瞬間に声が一段高くなる型です。友達には丸見えで、そのわかりやすさが、恋の一生懸命さとして描かれます。

二人きりで素が出る型

人前ではかわいらしい美少女を装い、昔なじみや因縁の相手と二人になると、言葉づかいも態度もがらりと変わる型です。落差の大きさが笑いにも、関係の近さの証拠にもなります。たとえば、ラン(『うる星やつら』)がこの型です。

かわいさを夢として作る型

なりたい自分のために、かわいい話し方や名乗りを自分で作り、貫く型です。わざとらしいと言われても、その作り込みには本気の夢がかかっています。たとえば、矢澤にこ(『ラブライブ!』)がこの型です。

年下らしさを使いこなす男子型

弟や後輩という立場を使って、甘えた声や仕草で場をとる男性の型です。かわいいだけでなく、口の悪さや抜け目のなさが顔を出すと、ぐっと人間らしくなります。たとえば、松野トド松(『おそ松さん』)がこの型です。

かわいさで身を守る型

かわいく、弱そうに見せていれば、責められずに済む。そう覚えて、ぶりっ子を自分を守るよろいにしている型です。よろいを外せる相手が現れた時が、物語の見せ場になります。

見抜かれても貫く型

わざとらしいと笑われても、「だってかわいいでしょ」と堂々と続ける型です。開き直った明るさがあって、周りもいつのまにか味方になっています。

ぶりっ子と呼ばれて傷つく型

かわいいものが好きで、それが声や仕草に出ているだけなのに、周りに「ぶりっ子」と決めつけられてしまう型です。本人にとっては素のままなので、この言葉の重さがいちばん伝わります。

ぶりっ子キャラの作り方と台詞例

ぶりっ子キャラは、誰の前でかわいくするのかと、かわいく見せることで何を手に入れたいのかを決めると作りやすくなります。素の声がこぼれる一場面が、いちばんの見せ場です。

台詞は「心の距離」の順に4段階で並べています。表の顔 → ほころび(素が一瞬見える)→ 信頼した相手だけ → 独りの時。ぶりっ子キャラは、表の顔ではかわいさを全開にし、ほころびで素の声がこぼれ、信頼した相手にはかわいくする理由を話し、独りの時にはかわいくない自分と向き合っています。話し方は口振カルテで調整できます。

1表の顔人前・ふだん
2ほころび素が一瞬見える
3信頼した相手だけ見せると決めた本音
4独りの時誰にも見せない本音

下に行くほど心の距離が近づきます。同じ人物の4つの顔として読んでください。

自分のキャラクターの顔を置くと、下の台詞をその子が話しているように読めます。

性分帖の台詞は、自分で作ったキャラクターにどんな口調や性格が合うかを確かめるためのものです。画像と名前はこの端末にだけ保存され、ほかの属性のページでも同じ子が出ます。

女性のぶりっ子キャラ

女性のぶりっ子キャラは、好きな人の前で声が高くなる子、自分を名前で呼ぶ子、かわいいものに囲まれた子として描かれます。わざとらしさを笑われながらも、その一生懸命さが愛される形が好まれています。

よくある形
好きな先輩の前でだけ声が一段上がる子/自分を名前で呼ぶ子/持ち物が全部パステルの子/泣き顔の角度まで決めている子
外すなら
かわいさを全開にしている子が、本当に好きな人の前でだけ声を作れなくなる形にする。または、ぶりっ子を笑う同性の友達と、実はいちばん仲がいい形にする
気をつけたいこと
ぶりっ子を、同性に嫌われる役、笑われる役だけにしないこと。かわいく見せる努力や、その理由を一つ見せると、からかいではなく人柄として読めます
1表の顔人前・ふだん

「先輩、コピー機がまた紙を食べちゃいました。機械って、わたしのこと嫌いなんですよぉ」

事務室で、くしゃくしゃの紙を両手で持って

2ほころび素が一瞬見える

「あ、今の、地声だった。……聞かなかったことにしてくれる?」

友達とふざけていて低い声で笑ってしまい、口元を押さえて

3信頼した相手だけ見せると決めた本音

「かわいくしてないと、誰もわたしの話を最後まで聞いてくれなかったの。小さい頃から」

夜のファミレスで、ストローの袋を細く折りながら

4独りの時誰にも見せない本音

「ほんとの声で好きって言ったら、あの人、どんな顔するんだろう」

寝る前に、外したつけまつげをケースに並べながら

男性のぶりっ子キャラ

男性のぶりっ子キャラは、甘えた声で兄や先輩にねだる弟分、かわいい仕草で場をとる後輩、自分のかわいさを分かって使う男子として描かれます。かわいさの中にのぞく抜け目のなさや口の悪さが、人間らしさになります。

よくある形
兄たちに甘えた声でおねだりする末っ子/首をかしげて先輩を見上げる後輩/かわいい自撮りを毎日上げる男子/怒られる前に泣きまねをする弟分
外すなら
かわいさで場をとる男子が、本気で頼りたい相手にだけは甘えられない形にする。または、かわいい仕草の下に、誰より冷めた目を持っている形にする
気をつけたいこと
男性のぶりっ子を、「男らしくない」と笑う材料にしないこと。かわいく振る舞うことを本人が楽しんでいる、あるいは選んでいる姿を描くと、からかいではなく個性になります
1表の顔人前・ふだん

「兄さん、それ一口ちょうだい? ね、ぼく今日がんばったでしょ」

台所で、兄の皿をのぞきこんで首をかしげて

2ほころび素が一瞬見える

「は? ……あ、ううん、えへへ。今のなし、ね?」

先輩に図星をつかれて素の声が出て、慌てて笑顔に戻して

3信頼した相手だけ見せると決めた本音

「かわいい弟でいれば、この家にいていい気がするんだ。おまえにしか言わないけど」

屋上で、友達と缶ジュースを分けながら

4独りの時誰にも見せない本音

「兄さんたちがみんな家を出たら、ぼく、誰に甘えた声を出すんだろ」

誰もいない居間で、並んだ湯のみを一つずつ片づけながら

女性向け作品のぶりっ子キャラ

女性向け作品のぶりっ子キャラは、主人公に甘えた声でじゃれつく年下、かわいい仕草で周りを和ませるアイドル、自分のかわいさを武器だと言い切る後輩として描かれます。わざとらしさが見え見えなのに、ふと見せる真顔との差が主人公を揺らします。

よくある形
主人公を「おねえさん」と呼んでじゃれつく年下/ライブで投げキスを欠かさないアイドル/かわいい差し入れを狙って持ってくる後輩/甘えた声で主人公の予定を聞き出す人
外すなら
いつも甘えた声の人が、主人公を守る場面でだけ低い声で話す形にする。または、かわいさを作る人が、主人公にだけ作り方を見せてしまう形にする
気をつけたいこと
ぶりっ子を、主人公を落とすための演技だけにしないこと。本人がかわいくいたい理由を一つ持たせると、駆け引きではなく人物として立ちます
1表の顔人前・ふだん

「ねえ、おねえさん。今日のぼく、いつもよりかわいくない? 前髪、三ミリ切ったんだよ」

楽屋の前で、主人公の顔をのぞきこんで

2ほころび素が一瞬見える

「あれ、今の顔、見てた? だめ、忘れて。……かわいくなかったでしょ」

主人公に呼ばれて振り向き、真顔のままだったと気づいて

3信頼した相手だけ見せると決めた本音

「かわいいって言われるたび、ちょっとだけ自分を許せるんだ。君に言われるのが、いちばん効く」

帰り道の歩道橋で、手すりに頬杖をついて

4独りの時誰にも見せない本音

「かわいくなくなったら、君はいなくなるのかな。考えても仕方ないのに」

楽屋の鏡の前で、ステージ用の笑顔を何度も作り直して

男性向け作品のぶりっ子キャラ

男性向け作品のぶりっ子キャラは、主人公の前で声が変わる後輩、二人きりになると口調ががらりと変わるヒロイン、アイドルらしさを自分で作りこむ子として描かれます。かわいさの演技と、こぼれる素顔の落差が魅力になります。

よくある形
主人公の前でだけ一人称が名前になる後輩/二人きりになると口が悪くなる転校生/アイドルらしい名乗りを毎日練習する子/鏡の前で上目づかいを練習している子
外すなら
ぶりっ子の演技がうまい子が、主人公に褒められた時だけ素で照れて黙る形にする。または、主人公にだけ素を見せていた子が、ある日から主人公にもかわいく振る舞い始める形にする
気をつけたいこと
ぶりっ子を、男性に媚びる女の子として描かないこと。かわいく見せるのは誰のためか、自分のためかを決めておくと、ヒロインに芯が通ります
1表の顔人前・ふだん

「せーんぱいっ。お弁当、作りすぎちゃったんです。卵焼き、ハートにしてみました」

昼休みの廊下で、包みを両手で差し出して

2ほころび素が一瞬見える

「ちょっと、今の録音してないでしょうね。……してない? なら、いいです」

二人きりの教室で地声で怒鳴ってしまい、咳払いして

3信頼した相手だけ見せると決めた本音

「先輩の前だと、どっちの声で話せばいいか分からなくなるんです。困ってるんですよ、これでも」

夕方の駅で、定期券を握りしめて

4独りの時誰にも見せない本音

「明日の朝も、あの子の声から始めなきゃ。おやすみ、わたし」

夜、ベッドの上で、ほどいたリボンを指に巻きつけて

この属性から作る性分診断(キャラクター作成診断)を、「ぶりっ子」の札を置いたところから始めます

ぶりっ子キャラを書く時のコツと避けたいこと

コツ

  1. かわいくする相手を決める:好きな人、目上の人、全員、カメラの前。相手が決まると、ぶりっ子のスイッチが入る瞬間が決まります
  2. 素の声を一つ用意する:低い声、口の悪さ、方言、早口。かわいい声との差がはっきりしているほど、素がこぼれた場面が生きます
  3. かわいく見せる理由を一つ持たせる:好かれたい、夢のため、身を守るため、ただ楽しいから。理由が決まると、わざとらしさが人柄に変わります
  4. 誰が見抜いているかを描き分ける:呆れる友達、まったく気づかない相手、見抜いて笑う人。見抜いている人の数で、場面の温度が変わります

かわいさを誰に向けるかで変わる見え方

向ける相手どう見えるか揺らす出来事
好きな人一生懸命、分かりやすい好きな人に素の声を聞かれる
目上の人世渡り上手、したたか同期に見抜かれて指摘される
ファンや観客プロ、夢に本気作ったかわいさを否定される
誰にでも徹底している、強いかわいくしても通じない相手が現れる

避けたいこと

  • ぶりっ子を、笑う側の目線だけで書くこと。悪口として使われてきた言葉なので、からかいを中心にすると、読む人を傷つけます
  • 「女の子はみんな計算している」のような、女性を下げる書き方。ぶりっ子は、一人の人物が選んだふるまいとして描きます
  • かわいく振る舞う男性を、男らしさが足りない人として扱うこと
  • ぶりっ子を、人をだまして得をするための道具にすること。だますことが中心になると、腹黒や計算高いキャラになります

ぶりっ子に合う口調・組み合わせやすい属性

合う口振(口振カルテへ)

ぶりっ子は、話し方そのものが見せ場になる属性です。口振は「かわいい声の時」と「素の声の時」で別々に選ぶと、落差がはっきりします。

組み合わせやすい属性

ぶりっ子にあざといを重ねると、わざとらしさまで計算に入れて笑いに変える人になり、甘えん坊を重ねると、かわいく見せることと甘えることの境目がなくなる人になります。アイドルを重ねれば、かわいさを仕事として作りこむプロに、末っ子を重ねれば、家族の中で甘えた声を使いこなす人に。二面性を重ねると、人前と二人きりで声も口調も変わる人になり、猫かぶりを重ねれば、かわいさの下にもう一枚、別の顔を隠している人になります。

ぶつかりやすい属性(あえて使うと面白い)

無口やクールのような、表に出すものが少ない属性は、ぶりっ子とぶつかりやすい属性です。一人に重ねると「好きな人の前でだけ、慣れないかわいさを必死に出す人」というねじれになり、並べると、かわいく見せる人と、何も見せない人の対比で、どちらも引き立ちます。

「ぶりっ子」という言葉の歴史

自分をかわいらしく、うぶに見せる人物は昔から描かれてきました。それを「ぶりっ子」と呼ぶ言い方は、1980年ごろに生まれたものです。ここでは、主な出来事をまとめます。

年表を開く
江戸時代の終わりごろ

知っているのに知らないふりをする人を指す「かまとと」が、上方で使われ始めたとされます。うぶさを装う人を呼ぶ、ぶりっ子より前の言葉です。

1980年ごろ

漫画『すすめ!!パイレーツ』(江口寿史)に「かわいこぶりっこ」という言い方が出てきます。これが「ぶりっ子」の始まりとされます。

1981年

お笑いのギャグをきっかけに「ぶりっ子」が流行語になります。子どもや若者の言葉から、大人も使う言葉になっていきました。

2015年

テレビアニメ『おそ松さん』が始まります。甘え上手で、弟らしいかわいさを利用する六男トド松が描かれました。

2020年

「あざとかわいい」が若い世代の流行語として注目されます。かわいく見せる計算を技術として受け止める見方が広がり、ぶりっ子との使い分けも語られるようになりました。

2022年

新しいテレビアニメ『うる星やつら』が始まります。ふだんはぶりっ子の美少女を装うランも、改めて描かれました。

今のぶりっ子キャラのイメージ

  • 選んだかわいさ:からかいの言葉だった一方で、かわいく見せることを自分で選ぶ人として、前向きに描かれることもあります
  • かわいさの理由:なぜそこまでかわいく見せたいのかまで描かれ、わざとらしさそのものが人物の芯として読まれるようになっています
  • 男性のぶりっ子:弟分や後輩、アイドルなど、かわいく振る舞う男性キャラが「ぶりっ子男子」として親しまれています
  • 2025〜2026年に人気の作品では:『おそ松さん』のトド松のように、甘え上手で少し憎たらしいけれど愛される末っ子が、男性のぶりっ子の形として親しまれ続けています

よくある質問

ぶりっ子キャラとはどういう意味ですか?

声や仕草、言葉づかいで自分をかわいく見せようとし、そのわざとらしさが周りにも分かるキャラクターのことです。「かわい子ぶる」から来た言葉で、からかいや悪口として使われてきた面もあります。

ぶりっ子とあざといの違いは何ですか?

どちらもかわいく見せる計算を持っています。あざといは計算が目立たずに効き、見抜かれても「かわいい」と許される人です。ぶりっ子は、わざとらしさが周りに見えている人です。同じ仕草でも、相手がどきっとすればあざとい、周りが「またやってる」と笑えばぶりっ子と呼ばれやすくなります。

ぶりっ子と養殖の違いは何ですか?

装うものが違います。ぶりっ子はかわいさや幼さを前に出し、養殖はしっかりしている自分を隠して、抜けている人を装います。養殖は計算を隠すのが前提ですが、ぶりっ子の計算は周りに見えています。

ぶりっ子と小悪魔の違いは何ですか?

小悪魔は、かわいさに加えて、思わせぶりな態度やからかいで相手を振り回す人です。ぶりっ子は、かわいく見せること自体が目的で、相手を振り回すとは限りません。相手の反応を見て楽しみ始めたら、小悪魔に近づきます。

男性のぶりっ子キャラもいますか?

います。甘えた声で兄や先輩にねだる弟分、首をかしげて上目づかいをする後輩、かわいさを売りにするアイドルなどが「ぶりっ子男子」として描かれます。本人がかわいさを選んでいる形にすると、からかいではなく魅力になります。

ぶりっ子キャラを嫌われ役にしないコツは?

素の声を聞いても態度を変えない友達を、一人置くことです。かわいい声も素の声も同じように受け止める人がいると、ぶりっ子は笑われる人ではなく、受け入れられている人として読めます。

ぶりっ子は悪口ですか?

もともとは、わざとらしさをからかう言葉として広まりました。今も、実在の人に向けると悪口として受け取られることがあります。キャラクターを作る時は、ぶりっ子を笑う目線ではなく、その人がかわいさを選ぶ理由のほうから描くのがおすすめです。

参考にした資料

最終更新:2026年11月7日 / サザノノ 性分帖。(しょうぶんちょう・キャラ属性辞典)

この属性から作る性分診断(キャラクター作成診断)を、「ぶりっ子」の札を置いたところから始めます
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