主従キャラとは?意味・執事との違い・従者のほうが一枚上手な主従から忠義を貫く従者まで型と台詞例|サザノノ 性分帖。

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主従 しゅじゅう
立ち位置 執事・騎士との違い 主人側も従者側も 主従逆転 男女どちらにも

主従キャラとは、主人と従者として結ばれた二人の関係の中で描かれるキャラクターのことです。執事や騎士のような役職ではなく、二人のあいだの上下と結びつきを表す言葉で、主人の側にも従者の側にも立てます。

要点

  • 辞書では「主人と従者。主君と家来」。「しゅうじゅう」とも読みます。鎌倉時代の初めには、すでに使われていた言葉です
  • 見分ける条件は3つ。二人に上下がある・決まった相手どうしで結ばれている・役目だけでは割り切れない縁がある
  • 執事・騎士・右腕・副官は従う側の役職で、一人でも成り立ちます。主従は二人の関係そのもので、相手がいて初めて成り立ちます
  • 物語では、従者のほうが一枚上手な主従、天の定めや盟約で始まる主従、幼なじみが主従に分かれる形、上下を残したまま対等に近い主従がよく描かれます
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目次

主従の意味と語源

主従は、辞書では「主となるものと従となるもの」、そして「主人と従者。主君と家来」とされています。「しゅうじゅう」とも読み、中世から二つの読み方が使われてきました。主人と家来の意味では、鎌倉時代初めの説話集『発心集』に「主従ながら月日を過しける」という用例があります。「親は一世、夫婦は二世、主従は三世」ということわざもあり、主従の縁は前世から来世まで続く深いものと考えられていました。

武士の世の主従は、「御恩と奉公」で結ばれていました。主人が領地などを与え(御恩)、従者が主人のために戦う(奉公)。一方が尽くすだけではない、お互いさまの関係です。源頼朝が鎌倉殿となってから本格的に形づくられ、明治維新まで武家社会の土台になりました。

キャラクター属性としての主従は、性格ではなく、二人の立ち位置を表す言葉です。そのため立ち位置の群に入れています。執事やメイドや騎士は「仕える側が何をする人か」の言葉ですが、主従は「誰と誰が、どんな線で結ばれているか」の言葉です。主人の側を主役にしても、従者の側を主役にしても書けます。上下の線があるからこそ、その線をどう守り、いつ越えるかが物語になります。

主従キャラかどうかの見分け方

仕事で誰かの下についているだけでは、主従とは言えません。主従と呼べるのは、次の3つがそろった時です。

  1. 二人に上下がある:呼び方、言葉づかい、立つ位置、決める権利。どこかに「主」と「従」の差があり、二人ともそれを知っています
  2. 決まった相手どうしで結ばれている:誰にでも仕えるのではなく、「この人」と決まっています。家、盟約、誓い、恩。結ばれたきっかけが、二人の物語の始まりです
  3. 役目だけでは割り切れない縁がある:給料や命令だけなら、辞めれば終わります。それでも離れない理由が、どちらかの胸の中にあります
こんな時判定
主人の暮らしを預かる使用人という役職が中心執事
家事を受け持つ使用人という役職が中心メイド
剣と誓いで、主を危険から守る騎士
組織のトップを、仕事の上で支える右腕・副官
雇われて、相手の身の安全を守る護衛・ボディーガード
上下なく、お互いに背中を預ける相棒・バディ
好きな相手のために、何でもしてあげたい尽くす
教える側と教わる側の関係師匠
二人に上下があり、決まった相手どうしで結ばれていて、役目だけでは割り切れない縁がある主従

主従と執事の違い・騎士・右腕・副官との違い

主従といちばん並べられるのは執事、混ざりやすいのは騎士と右腕・副官、守る役目で似ているのは護衛・ボディーガードです。ほかの4つは仕える側の役職、主従は二人の関係です。

主従執事騎士右腕・副官護衛・ボディーガード
何についての言葉か二人の関係主人の暮らしを預かる役職誓いを立てて主を守る身分トップを支える組織の役職身の安全を守る仕事
一人で成り立つか成り立たない。相手が要る役職としては成り立つ騎士の身分は成り立つ役職としては成り立つ仕事としては成り立つ
結びつけるもの家・盟約・誓い・恩など雇われた家と主人忠誠の誓い組織と仕事契約と依頼
崩れる瞬間上下の線を、どちらかが越えた時主人に本心を問われた時主と自分の心がぶつかった時トップと考えが割れた時守る相手に情が移った時

執事が主人に仕えていれば、その二人は主従です。けれど主従は、役職がなくても成り立ちます。幼なじみが家の事情で主人と従者に分かれる、盟約で使い魔になる、命を救われた恩で仕える。どの形でも、主人の側の気持ちまで描けるのが主従の書き方です。右腕・副官はトップが替われば相手も替わりますが、主従はふつう、相手が替わりません。

「君臣」「師弟」「雇い主と使用人」との違い

主従のそばには、上下のある関係を表す言葉がいくつかあります。違いは、何で結ばれているかと、どこで終わるかです。

君臣師弟雇い主と使用人上下関係
どんな言葉か君主と臣下。国や政の上下教える人と教わる人お金と契約で結ばれた関係組織や集団の序列一般
何で結ばれるか国と身分教えと学び給料と仕事年次や役職
主従との関係公の場の主従。主従は私的な縁も含む目的は弟子の成長。主従は仕えること辞めれば終わる。主従は契約を越えた縁を持つ集団の話。主従は特定の二人の話

主従キャラの型

主従キャラは、どちらの側に立つかと、何で結ばれたかで型が分かれます。従者のほうが上手な主従から、主人の器に悩む主人まで、よく描かれる型を並べました。

従者のほうが一枚上手な型

立場は従者でも、知恵や判断では主人より上で、気づけば主人の手綱を握っている型です。主人が困るたびに、主人の知らない段取りで窮地から救い出します。たとえば、ジーヴス(『ジーヴス』シリーズ)がこの型です。

天の定めで結ばれた主従型

本人たちが選んだのではなく、天意や血筋で主従が決まってしまう型です。出会ったその日に跪かれ、ぎこちないまま関係が始まります。たとえば、景麒(『十二国記』)がこの型です。

主の器に悩む主人型

主人の座についたものの、自分にその資格があるのか迷い続ける型です。仕えてくれる人に見合う主になろうとして、自分の足で国や家の問題に向き合います。たとえば、中嶋陽子(『十二国記』)がこの型です。

盟約で結ばれた使い魔型

魔法や古い盟約によって、主人と使い魔として結ばれる型です。守る役目を大事にするほど、自分の気持ちをしまいこんでしまいます。たとえば、乙木守仁(『ウィッチウォッチ』)がこの型です。

主に大事にされたい従者型

主人に愛され、必要とされることが、仕える理由の真ん中にある型です。主人の目がほかへ向くと、隠しきれずに揺れてしまいます。

幼なじみから主従になった型

対等に遊んでいた二人が、家や身分の事情で主人と従者に分かれる型です。呼び方が変わった日から、二人だけの昔の呼び名が特別になります。

従者を守りたい主人型

守られる側のはずの主人が、従者の身や人生を気にかける型です。従者を危険から遠ざけようとして、かえってぶつかることもあります。

上下を残した対等な主従型

呼び方や立場は主従のまま、口げんかも相談も遠慮なくできる型です。線があると分かっているからこそ、気安さが心地よく見えます。

忠義を貫く古風な従者型

主人のためなら身を投げ出す覚悟を持つ、古典の忠臣に近い型です。主人が道を誤った時、止めるのか従うのかが試されます。

主従キャラの作り方と台詞例

主従キャラは、二人が何で結ばれたかと、どちらが線を引いているかを決めると作りやすくなります。上下の線を、二人がそれぞれどう感じているか。その差がいちばんの見せ場です。

台詞は「心の距離」の順に4段階で並べています。表の顔 → ほころび(素が一瞬見える)→ 信頼した相手だけ → 独りの時。主従キャラは、表の顔では立場どおりに振る舞い、ほころびで線の向こうの素顔がのぞき、信頼した相手には相手のそばにいる理由を話し、独りの時には立場ではしまいきれない思いを抱えています。話し方は口振カルテで調整できます。

1表の顔人前・ふだん
2ほころび素が一瞬見える
3信頼した相手だけ見せると決めた本音
4独りの時誰にも見せない本音

下に行くほど心の距離が近づきます。同じ人物の4つの顔として読んでください。

自分のキャラクターの顔を置くと、下の台詞をその子が話しているように読めます。

性分帖の台詞は、自分で作ったキャラクターにどんな口調や性格が合うかを確かめるためのものです。画像と名前はこの端末にだけ保存され、ほかの属性のページでも同じ子が出ます。

女性の主従キャラ

女性の主従キャラは、若い主人を支える有能な侍女や従者、家を継いだ若い女主人、主人公に仕えると決めた戦う従者として描かれます。主人より一枚上手な従者が、ふと素の顔を見せる形が好まれています。

よくある形
若様の身支度から予定まで握っている侍女/家を継いだばかりの若い女当主/主人の無茶にため息をつきながら付き合う従者/主人のためなら剣も取る付き人
外すなら
いつも主人を叱っている従者が、主人に初めて頼られて言葉に詰まる形にする。または、主人のほうが年上で、従者を妹のように甘やかしてしまう形にする
気をつけたいこと
従者を、主人の都合で動くだけの人にしないこと。仕事の外に、本人だけの好きなものや、行きたい場所を一つ持たせると、人として立ちます
1表の顔人前・ふだん

「若様、その上着は今日の会食には派手すぎます。替えは右の扉に三着、どれでもどうぞ」

朝の廊下で、主人の襟元に目をやって

2ほころび素が一瞬見える

「笑わないでください。若様が初めて自分で結べたのが、うれしかっただけです」

主人が自分でネクタイを結べたのを見て、口元を隠して

3信頼した相手だけ見せると決めた本音

「仕える家なら、ほかにもありました。あなたが、私の名前を最初に覚えた人だったから」

主人になぜ残るのかと聞かれ、書類から目を上げずに

4独りの時誰にも見せない本音

「若様が寝たあとの十分だけ、私は誰にも仕えていない。その十分の使い方が、まだ分からない」

灯りを落とした使用人部屋で、エプロンの紐をほどいて

男性の主従キャラ

男性の主従キャラは、家を継いだ若い当主と古くから仕える従者、主君に忠義を尽くす家臣、主人を窮地から救う有能な従者として描かれます。主人の側が従者を気づかう形にすると、上下のある関係がやわらかく見えます。

よくある形
父の代からの老従者に頭が上がらない若当主/主君に命を預けた家臣/主人より頭の切れる従者/主人と口げんかばかりの付き人
外すなら
主人が従者に暇を出そうとして、従者のほうが断る形にする。または、従者が主人を選び直す機会があったのに、あえて同じ人を選ぶ形にする
気をつけたいこと
忠義を、主人が何をしても黙って従うことだと描かないこと。主人が道を誤った時に止める場面を一つ置くと、忠義に重みが出ます
1表の顔人前・ふだん

「爺、客人は僕が迎える。座っていろ、今日だけでいいから」

玄関へ向かう老いた従者を、手で制して

2ほころび素が一瞬見える

「先回りされた。お前の膝が痛む日くらい、僕にも分かるんだぞ」

結局先に玄関に立っていた従者の背中を見て、小声で

3信頼した相手だけ見せると決めた本音

「お前が仕えてきたのは父だ。僕はまだ、お前に仕えてもらえるほどの主人じゃない」

二人きりの書斎で、従者が淹れた茶に手をつけずに

4独りの時誰にも見せない本音

「暇を出す書類は、三年前に書いてある。渡せないまま、引き出しの奥だ」

夜の書斎で、鍵のかかった引き出しに手を置いて

女性向け作品の主従キャラ

女性向け作品の主従キャラは、主人公に仕える従者や使い魔、幼なじみから従者になった青年、主人公を主と呼んで慕う人として描かれます。立場の線を守ろうとする誠実さと、線の向こうにある気持ちの揺れが、ときめきになります。

よくある形
家の事情で主人公の従者になった幼なじみ/盟約で主人公の使い魔になった青年/主人公を「主」と呼んで甘えてくる従者/主人公にだけ膝をつく従者
外すなら
主人公のほうが従者で、相手役が不慣れな主人として戸惑う形にする。または、従者が主人公に「命令してほしい」と頼み、主人公が「お願い」で返す形にする
気をつけたいこと
立場の差を、主人公の行き先や気持ちを決める理由にしないこと。線を越えるかどうかを、二人がそれぞれ自分で選ぶ形にすると、安心してときめけます
1表の顔人前・ふだん

「お嬢様。本日の付き添いは私が務めます。ご用の際は、手を一度お上げください」

屋敷の門の前で、少し距離を置いて一礼して

2ほころび素が一瞬見える

「昔みたいに呼ぶなって。……人が見てるところでは、呼ぶな」

主人公に昔のあだ名で呼ばれ、思わず昔の口調に戻って

3信頼した相手だけ見せると決めた本音

「お前が主になった日に、俺は呼び方を一つなくした。それで隣にいられるなら、安いと思った」

誰もいない裏庭で、子どものころ一緒に登った木を見上げて

4独りの時誰にも見せない本音

「お嬢様、と呼ぶ練習なら何百回もした。名前を呼ばない練習が、まだ終わらない」

自室の鏡の前で、ネクタイを締め直しながら

男性向け作品の主従キャラ

男性向け作品の主従キャラは、主人公を従者にした気の強いお嬢様や魔女、主人公に仕えると決めたヒロイン、主人公を主と呼ぶ人外の少女として描かれます。命じる側の強気と、ふと見せる心細さの落差が魅力になります。

よくある形
契約で主人公を従者にした魔女/主人公を振り回すお嬢様/主人公を主と呼んで仕える少女/主人公に助けられた恩で仕えに来た子
外すなら
命令ばかりの主人が、実は命令の形でしか頼みごとができない形にする。または、仕えるヒロインのほうが主人公より強く、主人公を守る側に回る形にする
気をつけたいこと
主従を、相手の意思を無視して従わせる関係として描かないこと。主人公がいつでも離れられるのに、自分で残っている形にすると、関係が対等に見えてきます
1表の顔人前・ふだん

「今日からあなたは私の従者。最初の命令は、私より先に倒れないこと。いいわね」

契約の印が残る手を、まっすぐ差し出して

2ほころび素が一瞬見える

「今のは命令じゃないわ。お願いの言い方を、知らないだけよ」

主人公に「それも命令か」と聞かれ、目をそらして

3信頼した相手だけ見せると決めた本音

「契約なんて、本当はいつでも切れるの。切らないのは、あなたに残ってほしいからよ」

夜の塔の上で、手の印を指でなぞりながら

4独りの時誰にも見せない本音

「命令を一つ考えておかないと、明日あの人を呼ぶ理由がない」

一人の部屋で、契約書の写しを灯りにかざして

この属性から作る性分診断(キャラクター作成診断)を、「主従」の札を置いたところから始めます

主従キャラを書く時のコツと避けたいこと

コツ

  1. 何で結ばれたかを一つ決める:家、盟約、誓い、恩、天の定め。始まりが決まると、二人が離れられない理由と、離れたくなる理由が見えてきます
  2. 線を引いているのはどちらかを決める:従者が一歩下がっているのか、主人が上に立とうとしているのか。線を守る側と越えたい側が分かれると、関係が動きます
  3. 呼び方で距離を見せる:「お嬢様」「主」「若」と、昔の呼び名。人前と二人きりで呼び方が変わるだけで、言葉にしない距離が伝わります
  4. 主人の側の気持ちも書く:従者がどう仕えるかだけでなく、主人が従者をどう思っているか。主人の側の迷いが一つあると、上下のある関係が温かくなります

何で結ばれたかで変わる見え方

結ばれたものどう見えるか揺らす出来事
家や血筋逃れられない、古風家の外に好きな人ができる
盟約や契約運命的、不思議契約を解く方法が見つかる
誓い気高い、まっすぐ主人が道を誤る
恩健気、ひたむき恩を返し終わる日が来る

避けたいこと

  • 主人が従者を傷つける、逃げられない場所に置く、人格を否定する関係を、忠誠や愛として美化すること
  • 従者を、主人の都合で動くだけの道具にすること。本人の意思や、仕事の外の時間を一つ持たせます
  • 人を買う、所有するという関係を、主従と呼んで描くこと。それは主従ではなく支配として書き分けます
  • 主君には何があっても従うことを、主従の正しい形として描くこと。止める、断る、離れるという選択肢があってこそ、残ることに意味が出ます

主従に合う口調・組み合わせやすい属性

合う口振(口振カルテへ)

主従は、立ち位置の属性なので、口振は「主人と従者のどちらの側で話すか」で選びます。仕える側の丁寧さなのか、丁寧な言葉で主人をやりこめるのか、命じる側の強気なのか。人前と二人きりで口振を変える作り方もできます。

組み合わせやすい属性

主従に執事を重ねると、暮らしの段取りで主人を支える従者になり、騎士を重ねれば、剣と誓いで主人を守る従者になります。幼なじみを重ねると、昔の呼び名をしまいこんだ二人に、お嬢様を重ねれば、気の強い主人と振り回される従者の組み合わせになります。過保護を重ねると、主人を守りすぎて自由を減らしてしまう従者に、一途を重ねれば、生涯ただ一人の主人に仕える人になります。

ぶつかりやすい属性(あえて使うと面白い)

相棒・バディのような、上下のない関係の属性は、主従とぶつかりやすい属性です。一人に重ねると「立場は主従なのに、心は対等な相棒」というねじれになり、そのねじれが、上下を残した対等な主従の魅力になります。一匹狼と重ねると、誰にも仕えなかった人が、ただ一人にだけ膝をつく形になります。

「主従」という言葉の歴史

主人と従者の物語は、武士の世の軍記物から、今のゲームやアニメまで続いています。ここでは、主な出来事をまとめます。

年表を開く
鎌倉時代初め

説話集『発心集』に「主従ながら月日を過しける」という用例が見られます。武士の主従関係が形づくられていく時代です。

室町時代〜江戸時代

謡曲『巴』に「主従、三世の契り」という言葉があり、浄瑠璃にも「主従は三世」の言い回しが見られます。親子は一世、夫婦は二世、主従は三世ということわざとして広まりました。

1748年

人形浄瑠璃『仮名手本忠臣蔵』が大坂の竹本座で初演されます。家臣たちが主君の仇を討つ物語は、主従の忠義を描く作品の代表になりました。

1915年

英国のユーモア小説に、主人より頭の切れる従者ジーヴスが登場します。主人を窮地から救いながら手綱を握る従者の姿は、主従逆転の古典的な形になりました。

1992年

小説『十二国記』の第1作『月の影 影の海』が刊行されます。天意で王を選ぶ麒麟と、選ばれた王との主従が描かれました。

2015年

『刀剣乱舞-ONLINE-』の正式サービスが始まります。刀の付喪神たちが、遊ぶ人を「主」として仕える形が、多くの人に親しまれました。

今の主従キャラのイメージ

  • 役職がなくても主従:執事や騎士でなくても、幼なじみや使い魔、恩で結ばれた二人も主従として楽しまれています。関係の言葉として、使われる場面が広がっています
  • 主従逆転という楽しみ方:従者が主導権を握る、立場が入れ替わる形は「主従逆転」と呼ばれ、主従ものの楽しみ方の一つとして定着しています
  • 主人の側に立つ楽しみ:遊ぶ人自身が「主」と呼ばれるゲームが広まり、従者を見守る主人の側から関係を味わう楽しみ方も増えています
  • 2025〜2026年に人気の作品では:乙木守仁(『ウィッチウォッチ』)のように、2025年のアニメ化で、使い魔と主人の主従が笑いとときめきの両方で楽しまれています

よくある質問

主従キャラとはどういう意味ですか?

主人と従者として結ばれた二人の関係の中で描かれるキャラクターのことです。上下があり、決まった相手どうしで結ばれていて、役目だけでは割り切れない縁があります。主人の側にも、従者の側にも立てます。

主従と執事の違いは何ですか?

執事は、主人の暮らしを預かる使用人という役職の名前です。主従は、主人と従者という二人の関係の名前です。執事とその主人は主従ですが、執事が主人を替えれば、前の主人との主従は終わります。

主従と騎士の違いは何ですか?

騎士は、誓いを立てて剣で主を守る身分です。主従は守るかどうかを問いません。騎士と主君の関係は、誓いで結ばれた主従の一つの形と言えます。

主従と右腕・副官の違いは何ですか?

右腕・副官は、組織のトップを仕事で支える役職で、トップが替われば支える相手も替わります。主従は、組織よりもその人個人と結ばれています。主が組織を離れてもついていくなら、右腕に主従が重なった形です。

主従と相棒・バディの違いは何ですか?

相棒・バディは上下のない二人、主従は上下のある二人です。ただし、立場は主従のまま、心は相棒のように対等という主従もあります。上下の線が残っているかどうかで見分けます。

主従逆転とは何ですか?

主人と従者の立場が入れ替わること、または従者のほうが主導権を握っている関係のことです。肩書きは主人なのに、従者の段取りなしでは一日も回らない、という形がよく描かれます。

主従関係を、支配的に見せないコツは?

従者に「断る」「離れる」という選択肢を一つ持たせることです。主人の側が従者の意思を尋ねる場面を一つ置くと、上下のある関係が、二人で選んだ絆に見えます。

参考にした資料

最終更新:2026年11月7日 / サザノノ 性分帖。(しょうぶんちょう・キャラ属性辞典)

この属性から作る性分診断(キャラクター作成診断)を、「主従」の札を置いたところから始めます
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