サザノノ 性分帖。 > ふだんの温度 > ゲラ(笑い上戸)
ゲラとは、笑いのツボが浅く、ちょっとしたことですぐ笑ってしまう人のことです。関西などで使われる方言・言い方で、辞書の言葉では「笑い上戸」がこれに当たります。一度笑い出すと止まらないことも多く、その笑い声が周りの空気までゆるめます。
要点
見出しの一覧
ゲラ・笑い上戸の意味と語源
「笑い上戸(わらいじょうご)」は、辞書(デジタル大辞泉)では「酒に酔うとやたらに笑う癖があること」と「何事にもよく笑うこと」の二つの意味を持つ言葉です。「上戸」はもともと酒をたくさん飲める人のことで、そこから「笑い上戸」「泣き上戸」のように、酔った時に出る癖を表すようになりました。江戸時代の狂歌にも「笑ひ上戸」の用例があり、古くからある言葉です。それが今では、お酒に関係なく、ふだんからよく笑う人にも使われています。
「ゲラ」は、笑い声の「ゲラゲラ」から来たとされる、関西などで使われる方言・言い方です。山形や四国などにも同じ言い方があり、地域によって「おげら」「げらすけ」とも言うとされます。印刷の「ゲラ(ゲラ刷り)」は英語から来た別の言葉です。
キャラクター属性としてのゲラは、笑いがどれだけ外に出やすいかを表す、ふだんの気持ちの出方の属性です。そのため、感情豊かや涙もろい・泣き虫と同じふだんの温度の群に入れています。小さなことで吹き出し、止めようとしても止まらない姿。そして、その笑いがいつも明るさだけでできているとは限らないこと。この二つが魅力の中心です。
ゲラキャラかどうかの見分け方
明るい、笑顔が多いというだけでは、ゲラとは言えません。ゲラと呼べるのは、次の3つがそろった時です。
- 笑いのツボが浅い:周りが聞き流すような言い間違いや、ちょっとした物音でも、おかしくなってしまう人です
- 笑いが声や体に出てこらえきれない:ほほえむだけで終わらず、吹き出す、肩が震える、涙が出るところまで行きます。止めようとしても止まりません
- 本人に笑わせるつもりはない:場を明るくしようとして笑っているのではなく、おかしいから笑っています。人をばかにして笑うのとも違います
ゲラと感情豊か・ムードメーカー・天然との違い
ゲラといちばん比べられるのは感情豊か、混ざりやすいのはムードメーカーです。辞書で「泣き上戸」と並ぶ涙もろい・泣き虫と、周りを笑わせる側の天然も並べると、何についての言葉なのかがはっきりします。
| ゲラ(笑い上戸) | 感情豊か | ムードメーカー | 涙もろい・泣き虫 | 天然 | |
|---|---|---|---|---|---|
| 何についての言葉か | 笑いの出やすさ | 喜怒哀楽ぜんぶの出やすさ | 場の空気への効き目 | 涙の出やすさ | 言動のずれ |
| 何に反応するか | おかしいこと | 人の気持ちや出来事 | 場の重さ | 心が動いたこと | (本人は反応していないことが多い) |
| 笑っているのは | 本人 | 本人(ほかの感情も) | 周りの人 | (笑いより涙) | 周りの人 |
| 崩れる瞬間 | 笑ってはいけない場面 | 感情を隠したい時 | 自分が落ちこんだ時 | 泣いてはいけない場面 | ずれを指摘された時 |
ゲラと感情豊かの違いは、外に出る気持ちの幅です。感情豊かは怒りも悲しみも顔に出ますが、ゲラは笑い以外を隠していることもあります。ゲラの笑い声で場がゆるみ、結果としてムードメーカーになることはありますが、真剣な場面で笑ってしまい、空気を壊すこともあります。涙もろいとは「こらえきれない」ところが同じで、天然とは、笑う側と笑われる側として並べると、そのままいい組み合わせになります。
「ツボが浅い」「箸が転んでもおかしい」「朗らか」との違い
ゲラのそばには、似た言い回しがいくつかあります。違いは、笑いの量の言葉か、気質の言葉かです。
| 笑いのツボが浅い | 箸が転んでもおかしい | 朗らか | にこにこ | |
|---|---|---|---|---|
| どんな言葉か | 人が笑わない小さなことでも笑う様子 | 何を見てもおかしい年頃 | 明るく、こだわりのない気質 | 声を立てずに笑顔でいる様子 |
| 使われ方 | 誰にでも | 主に十代の娘について使われてきた | 性格を表す | 表情を表す |
| ゲラとの関係 | ゲラの中身をそのまま言った言い方 | 一時期のゲラ。ゲラは年齢を問わない | 気質の面。ゲラは笑いの量の面 | 声を立てて吹き出すのがゲラ |
ゲラキャラの型
ゲラキャラは、何に笑うのかと、その笑いが何を運んでいるのかで型が分かれます。ツボが浅いだけの人から、笑いの奥に別の気持ちを隠している人まで、よく描かれる型を並べました。
言い間違い、看板の誤字、くしゃみの音まで、一日中どこかで笑っている型です。周りは「また笑ってる」とあきれながら、その声がないと物足りなくなります。
人前ではしとやかで落ち着いているのに、気を許した相手の前でツボに入ると、一人で笑い続けてしまう型です。ふだんとの差が、そのまま見どころになります。たとえば、天城雪子(『ペルソナ4』)がこの型です。
みんなが笑うところでは笑わず、誰も笑わないところで吹き出す型です。特定の言葉や物に毎回弱く、周りにはその理由が分かりません。
笑い始めると、涙が出ても息が切れても止まらない型です。周りは落ち着くまで待つしかなく、待っているうちにつられて笑い出します。
ピンチも失敗も、大きな笑い声ですませてしまう型です。その笑いが楽天的な強さや器の大きさに見え、周りの肩の力まで抜けていきます。たとえば、坂本辰馬(『銀魂』)がこの型です。
叱られている時や静かな式の最中ほど、笑いがこみ上げてしまう型です。本人は必死にこらえているので、隣の人までつられて危うくなります。
話の中身より、笑い声そのものがおかしくて、周りまでつられてしまう型です。張りつめた場が、その声ひとつでほどけます。
ふだんは真面目なのに、酔うと何でもおかしくなる、もともとの意味の笑い上戸の型です。翌朝の気まずさまで含めて描ける型です。
悲しい時や困った時ほど、笑ってしまう型です。明るい人に見えるぶん、笑いが止まった瞬間が物語の見せ場になります。
ゲラ(笑い上戸)キャラの作り方と台詞例
ゲラキャラは、笑い出してから止まるまでの流れを決めると作りやすくなります。吹き出してすぐ収まるのか、涙が出るまで続くのか、つられた周りが先に止まるのか。その長さで、場面の中での笑いの重さが変わります。
台詞は「心の距離」の順に4段階で並べています。表の顔 → ほころび(素が一瞬見える)→ 信頼した相手だけ → 独りの時。ゲラキャラは、表の顔ではすぐ吹き出し、ほころびで笑いが一拍遅れ、信頼した相手には笑いの奥にあるものを話し、独りの時には笑い声の消えた部屋で自分と向き合っています。話し方は口振カルテで調整できます。
下に行くほど心の距離が近づきます。同じ人物の4つの顔として読んでください。
自分のキャラクターの顔を置くと、下の台詞をその子が話しているように読めます。
性分帖の台詞は、自分で作ったキャラクターにどんな口調や性格が合うかを確かめるためのものです。画像と名前はこの端末にだけ保存され、ほかの属性のページでも同じ子が出ます。
ドラッグで位置を動かせます
女性のゲラキャラ
女性のゲラキャラは、友達の一言で机に突っ伏して笑う子、しとやかなのにツボに入ると崩れる子、笑い声でクラスをゆるめる子として描かれます。笑いのそばにいると楽しい、という形が好まれています。
- よくある形
- 授業中に肩を震わせている子/友達の言い間違いを一週間覚えている子/笑いすぎて涙をふく子/落ち着いた見た目なのに笑い声が大きい子
- 外すなら
- いつも笑っている子が、ある人の前でだけ笑えなくなる形にする。または、何でも笑う子が、一つだけ絶対に笑わないものを持っている形にする
- 気をつけたいこと
- ゲラの子を、ほかの子の話の聞き役だけにしないこと。自分で話して自分で吹き出す場面を入れると、輪の中で生きた人になります
1表の顔人前・ふだん
「待って、今の『ふとん』の言い方、もう一回だけ。お願い、もう一回」
友達の言い間違いに、机に突っ伏して肩を震わせながら
2ほころび素が一瞬見える
「あれ、なんで今笑えなかったんだろ。ごめん、もう一回言って。次はちゃんと笑うから」
友達の冗談に一拍遅れて、口元だけ笑って
3信頼した相手だけ見せると決めた本音
「おばあちゃんのお葬式でね、私だけ泣けなかったの。ずっと、笑いそうなのをこらえてた」
放課後の教室で、いちばんの友達にだけ言って
4独りの時誰にも見せない本音
「笑ってるうちに、何が悲しかったのか分からなくなる。それに助けられる日と、怖くなる日がある」
明かりを消した部屋で、布団を肩まで引き上げて
男性のゲラキャラ
男性のゲラキャラは、仲間の話で椅子から落ちそうになる人、ピンチも笑い飛ばす楽天家、真面目な顔で立っているのに笑いをこらえている人として描かれます。笑い声の大きさが、そのまま人の好さに見える形が愛されます。
- よくある形
- 仲間の話で床にしゃがみこむ人/怒られている最中に肩が震えている人/失敗しても豪快に笑う人/無口なのに笑い出すと止まらない人
- 外すなら
- いつも笑っている人が、本気で怒った時だけ一度も笑わない形にする。または、クールな人が、相棒の前でだけ笑いをこらえきれない形にする
- 気をつけたいこと
- 笑い声の大きさを、そのまま豪快さや鈍さとして描かないこと。人の話を最後まで聞いてから笑う場面を一つ入れると、笑いが相手への好意として伝わります
1表の顔人前・ふだん
「待て、その話まだ続くのか? 腹が、腹がもたない」
仲間の話の途中で、椅子からずり落ちながら
2ほころび素が一瞬見える
「すみません、真面目に聞いてます。顔が勝手に、すみません」
監督に叱られながら、唇をかんで下を向いて
3信頼した相手だけ見せると決めた本音
「みんなが笑ってると、俺の笑いもまぎれる。お前と二人だと、まぎれないから、ちょっと怖い」
二人きりの部室で、笑いかけた口を閉じて
4独りの時誰にも見せない本音
「一人で笑っても、すぐ終わるんだな。笑い声って、返ってくる声がないと続かないのか」
夜の部屋で、つけっぱなしの深夜番組を消して
女性向け作品のゲラキャラ
女性向け作品のゲラキャラは、主人公の一言でいつまでも笑っている人、落ち着いた大人なのにツボに入ると崩れる人、何があっても笑ってみせる人として描かれます。その笑いが、主人公の前でだけ止まる瞬間が見せ場になります。
- よくある形
- 主人公の何気ない一言で吹き出す人/クールな顔で笑いをこらえる人/ステージの上で笑い声が漏れる人/困った時ほど明るく笑う人
- 外すなら
- いつも笑っている人が、主人公の前でだけ笑わずに黙る形にする。または、クールな人が、主人公の言葉にだけ毎回笑ってしまう形にする
- 気をつけたいこと
- ゲラを、主人公を明るくする係だけにしないこと。本人が笑えない日や、笑いで隠しているものを一つ置くと、人物として立ちます
1表の顔人前・ふだん
「ははっ、ごめん、君の寝ぐせ見たら朝から元気出た。いや、似合ってる、ほんとに」
待ち合わせの駅前で、口元を手で隠して
2ほころび素が一瞬見える
「今の、笑ってごまかしたように見えた? ……見えたか。君はよく見てるな」
主人公に「大丈夫?」と聞かれ、笑い声をふっと止めて
3信頼した相手だけ見せると決めた本音
「君の前で一回くらい、笑わずに黙ってみたい。何の顔になるか、俺にも分からないけど」
二人きりのベンチで、主人公の方を見ずに
4独りの時誰にも見せない本音
「君が笑ったのは三回。俺が笑ったのは数えきれない。本気だったのは、君の三回分だけだ」
別れたあとの帰り道で、今日一日を思い返して
男性向け作品のゲラキャラ
男性向け作品のゲラキャラは、主人公の冗談に全部笑ってくれる後輩、しとやかなのにツボに入ると止まらないヒロイン、笑い声で場を明るくする同級生として描かれます。笑ってくれる安心感と、ふと笑わない時の落差が魅力になります。
- よくある形
- 主人公の冗談に毎回吹き出す後輩/笑うと声が裏返る子/お嬢様なのにツボに入ると崩れる子/笑いすぎて主人公の肩をたたく子
- 外すなら
- いつも笑ってくれる子が、主人公の前でだけ笑わなくていい時間を欲しがる形にする。または、主人公の冗談に笑わない子が、別のところで一人で吹き出している形にする
- 気をつけたいこと
- ゲラを、主人公の話を盛り上げるための反応役だけにしないこと。本人が何に笑うのか、何に笑えないのかを決めると、ヒロインとして奥行きが出ます
1表の顔人前・ふだん
「先輩、それ校長先生の声まねですか? ふふっ、だめです、似てなさすぎて逆にだめです」
廊下で主人公の袖をつかみ、笑いをこらえきれずに
2ほころび素が一瞬見える
「笑いすぎて涙出てきた。……違います、これは笑ってる方の涙です」
主人公に顔をのぞきこまれ、目元をこすって
3信頼した相手だけ見せると決めた本音
「先輩、今日だけ私が笑わなくても、つまらない子だって思わないでくれますか」
放課後の屋上で、膝を抱えて
4独りの時誰にも見せない本音
「笑ってごまかした日の数だけ、本当に言いたかったことが喉に残ってる」
自室で、鏡に向かって口角を下ろしてみて
ゲラ(笑い上戸)キャラを書く時のコツと避けたいこと
コツ
- 何で笑うのかを一つ決める:言い間違い、特定の人のくせ、静かな場所、自分の失敗。ツボが決まると、その人の見ている世界が決まります
- 笑えなかった時を一つ持たせる:いつも笑っている人が、笑えなかった場面。それが誰の前なのか、何のあとなのかで、人物の奥が見えます
- 笑い方を具体的に決める:吹き出す、肩が震える、机をたたく、声が裏返る。笑い方を一つ決めると、台詞がなくてもその人だと分かります
- こらえる姿も描く:笑ってはいけない場面で、唇をかむ、下を向く。こらえている姿があると、場違いな笑いも憎めないものになります
何に笑うかで変わる見え方
| よく笑うもの | どう見えるか | 揺らす出来事 |
|---|---|---|
| 言葉の言い間違い | ほほえましい、かわいい | 笑った言い間違いが、相手の傷だった |
| 特定の一人のくせ | 分かりやすい、好意が透ける | その人が笑わなくなる |
| ピンチや失敗 | 頼もしい、器が大きい | 笑い飛ばせない失敗が起きる |
| 静かで真剣な場 | 人間くさい、憎めない | 本当に大事な場で笑ってしまう |
避けたいこと
- ゲラを、人の失敗や見た目をばかにして笑う人として描くこと。おかしくて笑うのと、人を笑いものにするのは別のものです
- 場違いな笑いを、性格が悪い、空気が読めないという見せ方だけにすること。緊張から笑いが出る人や、病気や障害のために意思と関係なく笑いが出る人もいるので、笑ってしまう本人を責めたり茶化したりする書き方は避けます
- お酒の笑い上戸を、未成年のキャラクターに当てはめること。お酒の型は大人のキャラクターに限ります
- 「箸が転んでもおかしい年頃」のように、若い女性だけの言葉として扱うこと。ゲラは男女どちらにも、年齢を問わず使えます
ゲラ(笑い上戸)に合う口調・組み合わせやすい属性
合う口振(口振カルテへ)
ゲラは、ふだんの温度の属性なので、口振は「笑いながら話す時の声の出方」で選びます。笑い声のまま早口になるのか、のんびり笑うのか、笑い飛ばすのか。土地の言葉と組み合わせると、ゲラという言い方そのものが似合う人になります。
組み合わせやすい属性
ゲラにクールを重ねると、ふだんは表情を崩さないのに、ツボに入った時だけ笑いが止まらない人になり、天然を重ねると、自分の言い間違いに自分でいちばん笑う人になります。ムードメーカーを重ねれば笑い声で場をほどく人に、涙もろいを重ねれば笑っても泣いても涙が出る人に。能天気を重ねると、困った時ほど笑って先へ進む人になり、ツッコミ役を重ねれば、ツッコミながら自分が先に吹き出す人になります。
ぶつかりやすい属性(あえて使うと面白い)
無表情やポーカーフェイスのような、表情を動かさない属性は、ゲラとぶつかりやすい属性です。一人に重ねると「表情は動かないのに、ツボに入ると肩だけが震えている人」というねじれになり、相棒として並べると、笑う人と笑わない人の対比で、どちらの表情も引き立ちます。
「笑い上戸」「ゲラ」という言葉の歴史
よく笑う人物は、物語の最初からいる役です。それを表す「笑い上戸」は、お酒の言葉として古くからあり、「ゲラ」は話し言葉として広まった言い方です。ここでは、主な出来事をまとめます。
年表を開く
歴史物語『大鏡』に、酒をよく飲む人を表す「上戸」の用例があります。のちに「笑い上戸」「泣き上戸」の「上戸」になる言葉です。
仮名草子『身の鏡』に、酒を飲むと裸になって水に飛びこむ人を「上戸」と呼ぶ用例があります。酒に酔った時の癖を表す使い方です。
狂歌集『後撰夷曲集』に「笑ひ上戸」の用例があります。酔って笑う人を表す言葉として、江戸時代には使われていました。
伊藤整の小説『感傷夫人』に「箸がころんでもをかしい」という言い回しの用例があります。ちょっとしたことでも笑う年頃を表す言葉です。
『銀魂』の連載が始まります。ピンチも大きな笑い声で笑い飛ばす坂本辰馬のように、笑いが器の大きさに見える人物が描かれました。
『ペルソナ4』が発売されます。しとやかなのに、気を許した仲間の前ではツボに入ると笑いが止まらない天城雪子のように、ギャップとしてのゲラが描かれました。
今のゲラキャラのイメージ
- ギャップとしてのゲラ:クールな人、しとやかな人が実はゲラ、という組み合わせが、ギャップの見せ方としてよく使われています。笑いが止まらない姿で、一気に親しみやすくなります
- 一緒にいて楽しい人:ゲラは、明るく話しやすい、一緒にいて楽しい人という意味で受け止められやすい言葉です。笑ってくれる相手がいることが、話す側の安心にもなります
- 笑いの奥にあるもの:笑いすぎると本音が見えにくい、と受け止められることもあります。だからこそ、笑いが止まる瞬間や、笑いで隠しているものが物語の見せ場になります
- 2025〜2026年の作品では:リメイク『ペルソナ4 リバイバル』の発表で、ツボに入ると笑いが止まらない天城雪子が、改めて目にふれる機会が増えています
よくある質問
ゲラとはどういう意味ですか?
笑いのツボが浅く、ちょっとしたことですぐ笑ってしまう人のことです。「ゲラゲラ笑う」から来た、関西などで使われる方言・言い方で、辞書の言葉では「笑い上戸」に当たります。
ゲラは関西弁ですか?
関西でよく使われますが、山形や四国などにも同じ言い方があるとされ、関西だけの言葉とは言い切れません。地域によって「おげら」「げらすけ」とも言うとされます。
笑い上戸の「上戸」とは何ですか?
もとは、お酒をたくさん飲める人のことです。そこから、酔った時に出る癖を「笑い上戸」「泣き上戸」と言うようになり、今はお酒に関係なく、よく笑う人にも使います。反対の「下戸」はお酒が飲めない人のことです。
ゲラと感情豊かの違いは何ですか?
感情豊かは、喜びも怒りも悲しみも顔に出る人です。ゲラは笑いだけがあふれやすい人で、怒りや悲しみは隠していることもあります。笑う時以外は表情が動かない人でも、ゲラにはなれます。
ゲラとムードメーカーの違いは何ですか?
ムードメーカーは場の空気を明るく変える役目の言葉で、ゲラは本人の笑いやすさの言葉です。冗談で周りを笑わせる人と、その冗談でいちばん先に吹き出す人、と分けると見分けやすくなります。
ゲラを感じの悪い人に見せないコツは?
笑ったあとに、相手の言葉をほめる一言を足すことです。「今のよかった、もう一回」と言えば、笑いものにしているのではなく、一緒に面白がっていることが伝わります。
クールなキャラをゲラにしてもいいですか?
合います。ふだん表情を崩さない人が、特定の言葉や相手の前でだけ笑いが止まらなくなる形は、ギャップとして使いやすい組み合わせです。何がツボなのかを一つ決めると、その人らしさが出ます。
次に読む
参考にした資料
- コトバンク「笑い上戸」(デジタル大辞泉・日本国語大辞典。酒に酔うと笑う癖/何事にもよく笑うこと。1672年の用例)
- コトバンク「上戸」(酒をたくさん飲める人。酔った時の癖を表す。『大鏡』『身の鏡』の用例)
- コトバンク「箸が転んでもおかしい年頃」(ちょっとしたことでも笑う年頃。伊藤整『感傷夫人』の用例)
- Wikipedia(日本語版)「ゲラ」(主に関西などの方言で、笑いのツボが浅いこと。笑い上戸)
- Precious.jp「笑い上戸」(「ゲラゲラ」から。山形・兵庫・奈良・徳島・香川などの方言)
- ピクシブ百科事典「天城雪子」(『ペルソナ4』。笑いのツボにはまると一人笑い続ける)
- ピクシブ百科事典「坂本辰馬」(『銀魂』。何があっても笑って対応する楽天家)
- AUTOMATON「ペルソナ4 リバイバル」発表(2025年6月発表のリメイク)

